< そろそろ帰ります。 >

私は 「ツグミ」 といいます。ツグミ科の大形ツグミ類です。

ロシアの北東部で生まれ育ち、日本に越冬にやってきます。

毎年群れをなして押しかけ、それぞれのお気に入りの場所へ散って行きます。

鳥屋さん(鳥を追いかけ、見つめている人たちの総称)たちは、私たちが毎年やって来るのを楽しみにしてくれています。

もちろんまた会えるからで、決して食べるためではありません。(以前は多くの仲間がカスミ網で捕獲され、焼き鳥になって食べられていました。銀座のガード下で!)

現在は鳥獣保護法によって、すべての野鳥捕獲は禁じられています。

そんなこんなで繰り返されてきたこの生態の為、そろそろ故郷へ帰ります。

本日早朝、越冬中はあまり枝先には姿を現わさない鳥ですが、帰る道を確認していたのか、樫の木の枝先に出て遠くを見つめ、

「クワツクワッ」 と特徴のある2音連続発生で鳴き、存在をアピールしていました。

「さようなら!!」 と言っていたのかもしれません。

デジカメしか手元に無く、距離があったのでこんな写真ですが、また来年の北風が吹くころまで会えないので、見てあげて下さい。

無事に帰ってね。

また冬に会いましょう。

夏に会える鳥を「夏鳥」、冬に会える鳥を「冬鳥」と呼んで区別しています。

要は渡り鳥です。海を挟んで行き来しています。故郷(繁殖地)も現住所(越冬地)もその両方が変わらずに自然環境を維持していなければ、渡り鳥たちは生きて行けません。

ツグミが去って、ツバメがやって来る。いつまでも命が繋がるように、そして繋げられるように維持していかねばなりません。

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 16:44

< お弁当、お弁当! > 

今日からうれしいお弁当。

年少さんもきちんと座って、「ハイ、お弁当にしましょう!」

とにかくみんなとても支度が上手で、例年大騒ぎになっていたお弁当の時間が、うそのように静かでいい子!

クラス人数が少なくなったので、先生のお話が子どもたちによく伝わり、一人にかけられる時間が多くなった分、クラス全体が非常に落ち着いて活動出来ています。

そして子どもたち自身の環境への適応力にもびっくりです。例年になく早く、リズムを掴んでいるようです。

外遊びも始まりました。

遊び帽子とスモックで体がすっぽり隠れてしまいそうな子もいましたが、待ちに待った外遊び。

とにかくうれしくてうれしくて、年中さん、年長さんに付いて行きました。

本格的な幼稚園デビューです。

これからお天気も安定し、外遊びの時間も多くなりますので、スモックや外靴が泥んこになって帰るでしょう。

1歩、1歩自分の足で進んで(経験して)行きます。

これからどのように進化していくか、楽しみな年少さんです。

もちろん年中さんや年長さんは勝手知ったる我が家ですから、パッパッとお弁当を食べて、外に出て行きました。

やかんも次々と返しに来て、その顔はどの子も自慢げでした。

子どもも大人も、自覚するって本当に大事ですね。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 17:11

< スーちゃん、安らかに >

深夜のニュースで知りました。

驚きと同時に、友達ではありませんがとても悲しくなりました。

「スー」と言う愛称で親しまれ、大変な人気歌手でした。

同年代の(私は4つ下です)若すぎる死は、友達のことのように胸が詰まります。ましてや原因が乳がんだなんて。

キャンディーズ というアイドルグループ(だった)をご存知でしょうか?

♪ 「もうすぐ春ーーーるですね、恋をしてみませんか!」

どこかで一度は聞いたことがありませんか?

3人組の超人気女の子アイドルグループでした。そのメンバーの一人です。現在はすばらしい女優さんとして活躍していました。

それぞれに親衛隊ができ、「追っかけ」 という言葉はこの頃から始まったと思います。

私は特に誰が好きだったわけではありませんが、ピンクレディーと共にとにかく振付を真似して学校でやっていました。

一度は中学3年生の時、生徒室(学食)のテーブルを集めてステージ代わりにし、友達2人と3人で、ランちゃん・みきちゃん・スーちゃん

のもの真似をしたことがあります。

その時私の担当がスーちゃんでした。( 亡くなった田中好子さんです。)

結構みんなに受けて大騒ぎになってしまい、結果、校長室へ呼び出しでした。

この他にも何度か校長室へ呼ばれたことがあったのです・・・・・。(成績も悪いのに、何かにつけてクラス代表になっていたので少々問題児でした。)

想い出深い青春の1ページが、『ストン』 と切り取られてしまったようで、ラジオから流れるこの話題にお布団の中で泣きました。

さぞかし一緒にステージに立って来たランちゃんとみきちゃんはショックを受けていることでしょう。

どうぞ安らかに眠って下さい。青春をありがとう。

そして朝、重苦しい気分で出勤してみると、なんとお山の様子が変わっていました。

今年度からお山の手入れを手伝ってくれる、H先生とW先生ですが、一生懸命さが裏目に出てしまいました。

毎年竹の子がたくさん出るお山ですが、より環境を整えようとしたのでしょう?子どもたちにもっと身近に 竹 を見てもらいたかったのでしょう。

気持ちは分かりますが、自然は複雑に絡み合っていて、ある部分だけを見ての作業はせっかくの自然を壊してしまいます。

「木を見て、森を見ず」です。

植物には植生リズムがあり(もちろん動物にも)、林や雑木林を構成する植層の状態や周りへの影響、伐採の方法や伐採個所など多くの情報を心得てから実行しないといけません。

今日は切らなくてもいい竹を切り、おまけにこの林を構成している重要なアオキの灌木まで何本か切り取ってしまい、これから貴重な野草が生える場所にその枝を積んでしまい、私から大目玉をもらいました。

それでなくても心が痛んでいたのに、Wパンチでした。

これからビオトープ環境の仕組みやあり方を勉強してもらいます。自然は手を入れ過ぎても、入れなさ過ぎてもダメなんです。

子ども環境管理士資格を取らせましょうか!

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 14:53

< 穀雨 >

今日は二十四節気の一つの 「穀雨」。 

春の雨が百穀に降り注ぎ、生育を促すというもの。

農家には田植えに向けての農作業を開始する目安の日としても重要だ。

しかし大津波で今年は2万3千haの田畑が被害に遭い、作付けできない農地は9千haにも上るという。

あの津波が見る見るうちに田畑を飲み込んでいくテレビの映像は、1ヶ月たった今でも私たちの目に焼き付いている。

放射能が土壌に降り注ぐ事もあり、塩害の被害とのダブルパンチで、震災前の日本の里山の風景に戻るには何年係るか分からない。

この大震災は本当に日本人の根源を根こそぎ傷つける結果となってしまった。

米は私たちの源である。広々と水をたたえた緑の田んぼや、金色に輝く稲穂のじゅうたんをまたいつ見ることが出来るのか。

農家の方々は命は助かっても、魂を抜かれてしまった面持ちであろう。

どこを見やっても心が痛い。

さて、丁度去年の今日(20日)、約7億8千万㍑(想像がつきませんが!)の原油が流失した、最悪の環境災害と指摘される、メキシコ湾の原油流失事故を覚えているでしょうか?

今回の放射能流失ももちろん長期的な対策が必要ですが、

流れ出た原油はいまでも海底にどっぷり溜まり、湿地帯では砂の中に入り込んでは生物を傷つけているという報告がある。

例年よりイルカの死骸が多く発見され、この湿地を利用する鳥たちは、ことごとく油の被害を受けているようだ。1年経った今でもである。

放射能に限らず多くの科学物質が環境を壊し、人々の生活を脅かしている昨今の世の中で、穀雨 という古来からの営みを大事にする渡したち日本人は、この未曽有の大災害を機に、人のくらし・環境・生き方を見直す時に立たされているのだろう。

お山は木々の芽吹き(黄緑)がまぶしく、思い切り春を告げている。

あと何年この風景を目に出来るのか。守らなければいけない。

< 震源地 >

深夜、未明の地震はドキッとしますね。

ましてや震源地が神奈川東部。まさに私たちが生活するその直下が震源なんて、

本当に地震はイヤですね。

地震・雷・火事・おやじ  とは良く言った物です。

変なおじさんも相当イヤですけどね・・・・・。

地球星(そういえば地球も星=惑星でした!)で起きている地殻変動を、人間なんてちっぽけな動物が止められるわけもなく、せいぜい英知を結集して地震を感知、予知することぐらいでしょうか。

最近導入された「緊急地震速報」は、それでも数十秒前に次の手を考えられるので、人間が1歩自然の脅威に近づいた証かもしれません。

日本は世界でも冠たる地震大国。4つのプレートの上に国が乗っているというのですから、

どのプレートが動いても大地震に繋がります。

研究者や研究機関には頑張ってもらって、出来るだけ被害を少なく出来る体制を整えて欲しいです。

これは政府がきちんと業務をするかに係っていますけどね!

費用も充てないといけませんし、税金が適正に使われるのはごく当たり前の事ですし。

とにかくもうそろそろ治まって欲しいです、地震。

お陰で昨晩は度々目が覚めてしまいました。

何だか寝付けなかったので、今日はこんな素敵な1枚をどうぞ。

これは秋の一コマではありませんよ。

今のポカポカ広場です。

赤い葉はカエデの新芽。下向きに下がっているのが立派なお花。(もみじもきちんと花を咲かせ、種を飛ばします。)

その枝の中に、春のさえずりを懸命に歌う、アオジ(ホオジロ科)のオス。

とても澄んだいい声でゆっくり鳴きます。

冬場は チッ、チッ、 と灌木の下の方でひっそりしています。

温かくなり、恋の季節ですから懸命に歌います。

地殻は大変な事になっているでしょうが、地上では春が溢れます。

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 12:28

< 信頼関係 >

さて、懇談会も終わり個人面談習慣になりました。

入園されて、または進級されて、新しいクラスや先生になりました。

まずはお互いを知る上でも短い時間ですが面談の時間を取っています。

お互いにその人の、「人となりを知る」 ことは大切でしょう。

もちろん人間ですから、「うーーーん、ちょっと苦手かも・・・・・」 という事もあるかもしれませんが

そこは信じて任せる事です。

幼稚園の子どもたちにとって自分のクラスの先生は絶対であり、大好きな存在です。

そこへ水を差すような保護者の方々の言動(うわさも含め)は、先生の出鼻をくじくばかりか、一切の自信を喪失させることに繋がりかねませんので、どうぞまずは様子を見て下さい。

ましてや新任の、またはクラス担任が初めての先生方はそれでなくても自分を奮い立たせて、クラス担任に成れた緊張につぶされまいと必死ですので、何卒よろしくお願いいたします。

そして先生方は保護者の皆様の、そして子どもたちの日常や性格を早くつかもうと日々格闘するわけですが、一つ一つの連絡ややり取りで信頼を積み重ねて行きます。1日を振り返り、次の日へ繋げる時間を設けて、自信を着実に身につけます。

しかし、何か注意力散漫だったり、明らかに対応に不備があったり、勉強不足だったりした時は、どうぞ厳しくご指摘ください。

先生方を指導する立場にある私も、共に反省し、学びたいと思います。

誰にでも初めの1歩があります。

おかあさん1年目同様、先生も初めての担任を手探りで始動中です。

どの先生も子どもが大好きで、張り切って仕事に就いている事は私が補償します。

お互いに信頼関係は作る、作られる努力をしてゆきましょう。

おまけ;

今日は素敵なお話を持ってきてくれた子がいます。

お家の玄関の前に小さなお花が咲いていたので、取って来た と言って見せてくれました。

「これ、なんて言うお花?」

早速ビニールに入れて、お花の名前と由来と、雑草にもお花が咲く事を見てくれたことに、うれしい気持ちを伝えました。

そのお花は「ホトケノザ」。 仏さまの座っているハスの葉に葉っぱが似ているので付けられました。

小さな赤紫の花をつけます。

似たようなお花で、空き地や街中のどこにでも咲く花でこんなお花があります。

ヒメオドリコソウ(シソ科)

花びらの形が花笠をかぶった踊り子さんに似ているから名付けられました。

ほとんど雑草ですが(帰化植物でもありますし・・・・)、春の花の一つです。

 

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 18:47

< 春、爛満 >

外遊びが始まりました。

年中さん、年長さんは思い切り遊びます。

春の暖かい、穏やかな日を浴びて、思い思いに駆けまわります。

いいですね。良かったですね。

あなたたちはどこにいても、不安なく、心配なく、飛び跳ねて欲しいです。子どもは思い切り、時間を生活を自然を謳歌しなければいけません。

元気に遊ぼうね!たくさん体を動かそうね!

これはみんなが揃う、外遊びが始まってすぐの朝の時間です。

満開の桜の下で、こんな広い運動場で、お友達と遊べることはとても幸せですよ。

いつもでも元気いっぱいで、登園して下さい。

今日で春の懇談会も終えました。

まだまだご説明しなければいけない事があるかもしれませんが、幼稚園現場と家庭と、よく連携しながら、1年間進めましょう。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 16:59

< 待ち鳥来たれり! >

待っていた鳥、ツバメ が姿を現しました。

良かった、良かった。幼稚園玄関前の、昨年と同じ場所を確認しに来ています。

旅を終えたばかりで、頭も翼もボサボサの、ボロボロ。

無事に故郷へ戻れて、本当におめでとう。

既に4月初日に確認されている方もいるようですが、ながつた幼稚園のツバメは例年より10日程遅れて、我が家へ着きました。

ほぼ同じ場所へ戻るので、昨年と同じ個体と思われます。

どうぞ、どうぞ、優しく見守って下さい。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 09:45

< 19歳の決意 >

東北関東大震災から1ヶ月。

新聞・テレビでは格別に思いを込めて報道しています。確かに1か月。この時間は大きくもあり、小さくもありです。

そして偶然か必然か、思い出させるようにまた大きな地震(余震)が起きています。

本当にいつになったら、 「頑張ろう!」 の気持を確かなものとして持たせてくれるのか。心が萎えそうになります、被災地にいるわけではない私でさえ。

そんな中、19歳の青年は大きな決意と共に、覚悟をしました。

彼は全米ツアーに3度目の挑戦をするに当たり、日の丸を背負って次世代の日本人選手の先頭を切るべく、誓って旅立ちました。

その決意は彼を奮い立たせ、最終日を前にツアー始まって以来の最高位、2位までに付けていた時に大震災の悲報を耳にします。

連日のアメリカメディアからの取材に感じたことのない動揺と、戸惑いと、悲しさ、虚しさを感じ、笑顔を無くします。

それはそのままプレーに反映し、最終日は17オーバーで40位代まで順位を落とします。

もしかしたら優勝も狙えたかもしれない日から、奈落の底へ落ちてしまいました。

それほどまでに彼にとってもこの大震災は危機的な出来事でした。

プロゴルファーとして何が出来るのか。どうすればいいのか。メディアのインタビューに何と答えれば、自分の立場を説明できるのか。

自問自答の日々が続きます。そして悩み抜き、答えを見つけたのです。

今まで東北地方の多くの方々にも応援していただいた。今度は自分が応援する番だ。どうやって応援するのか。

「今年度の獲得賞金を全額義援金に回す。」 というのが彼の答えでした。

彼は決めました。被災地の人たちの為に、最高のプレーをし、恩返しをしようと!

それからの彼は本来の自分を取り戻します。

一つ一つのプレーがプロゴルファー 石川 遼 としての証になると。

彼は19歳。なんと立派な青年なんでしょう。

本来ならまだまだ自分に投資し、自分を支えるスタッフに還元するところですが、なんと潔い、なんとあっぱれな決断か。

誰にでも出来ることでは無い。

実は16才デビューの時から私、『ファン』 なのです。

あのどこまでもさわやかな笑顔。

礼儀正しい身振り、そして言葉使い。

驕る所のない態度に姿勢。

日本のゴルフクラブメーカー(ヨネックス)を使っているところ。

センスのいいウェアー。

何を取ってみても気持ちのいい青年なんです。

こんな息子がいたらなんて素敵でしょう!(下世話な話ですが!)

彼の決意を大いに応援し、順位がどうでも1年間ずっと見続けて行きたいと思っています。

同時に私も被災地の様子に耳を傾け続け、私の立場で応援したいと思います。

遼くん、私はあなたを応援します。

PS:ゴルフは学生時代少しかじりましたが、

   今はやっていません。

   昔からゴルフ観戦をしていたわけではありません。

   女子プロには特に興味はありません。

   芸能人ゴルフ大会は見たことがありません。

   どうでもいい事ですが・・・・・・・。

 

Filed under: 未分類 — itsuko 18:30

< 多忙につき・・・>

また大きな余震がありましたね。

皆さま大丈夫でしょうか。電車も少し止まったようです。

こう余震が多いと、大人でも何だかいつも体が揺れているような気がしますね。

で、少々処理しなければならない件が多いので、今日はこれまでです。

ちなみに今日は始業式としてお友達全員がホールに集まりましたが、

年少さんはポカンとしていました。

そうですよね、何だかわからないまま大勢のお友達が集まり、でもこの前(入園式)見たおじさんのお話があり、「ではお帰りでーす。」

の1日なので、ちょっと、ちょっと というところでしょうか!?

でもまた明日。1日、1日を繰り返し、楽しいことを発見しましょう。

あっ、もうおしまいです。

残業ですから!

Filed under: 未分類 — itsuko 19:03