< 国際生物多様性の日 >

生物多様性という言葉はもう聞きなれてきましたか?

今日はこの日を国際的に高めようとする日です。

多くの動植物が生息できる環境が多様性を尊重する環境です。

その代表格が森林ですね。ジャングルはもちろん地域ごとにある森林や雑木林、そこに続く里山や河川敷など、

周辺の環境をぐるっと取り巻いて豊かな環境を守っていくことが多様性を維持する大切な手段です。

森は地球の肺です。呼吸をしています。肺が壊れると息が出来ないのです。

そんな空気を盛り上げる日が今日の日ですが、

昨日嫌な事を耳にしました。

幼稚園の裏山はとても小さな緑地ですが、それでも環境を維持するためにいろいろな工夫をしながら、

多くの生きものが暮らせる条件を整えています。

地道に管理しているこの山の北側半分は、青葉台の不動産会社が所有しています。

そこの関係者が枝打ち作業に入りました。

若い職人が落とした枝を当園の敷地内に投げ込むので注意しに行きましたら、

今度測量に入るので歩ける場所を作っているそうです。

ムムム、測量・・・。いよいよこの傾斜地に住宅を建てるつもりでしょうか???

大きなサクラやケヤキ、コナラやシラカシが斜面を支えているこの地に、まだ住宅を建てようとするのか。

結局不動産会社は生物多様性だの地球温暖化だのの思考は全く持てない人種なんだと、情けなくなります。

そういえばどこぞの大国の大統領も不動産王でした。ヤレヤレです。

これからの地球でどうやって人々が生きものと共存して行けるのか、一人一人が考えないといけないところですが、

我関せずの人々も同時に多い事が分かります。

さてさて、この裏山の未来をどうやって維持・存続させていくか、皆様の声も

重要な役割を持つでしょう。

国際生物多様性の日に、子どもたちが遊ぶ豊かで小さな裏山の事を思い出してください。

< もうすぐカエルだよ、オタマちゃん! >

ヒャーーーーーーー、何匹いるでしょうか❓

アズマヒキガエルのおたまちゃんたちです。朝はこうして集結しています。理由は不明、午後からはそれぞれ好きな場所へ移動します。

もうすぐ上陸でしょう。Xデーはお池回りは立ち入り禁止かな。なんせ小さい黒い塊なので、みんなで見に行くと踏みつぶしちゃいます。

上陸してからが生き延びる試練の連続ですから、ここは安心してカエルになってもらいましょう。

生きもの観察会に見に来てください。

 

< やっぱりアンパンマンは人気です >

新入園児さんが入園して1カ月。朝の号泣もほぼなくなり軌道に乗て来た5月当初のこの連休は、

子どもたちの気持ちをまたお家に引き戻す厭な4日間です。

本当は心と体を休めて、改めて新年度のスタートを切るいいお休みにもしたいところですが。

そんな中、やっぱり年少さんはアンパンマンがお気に入り。

小さなぬいぐるみを必ず手に持ち活動する子がいます。

それを持っていると安心するんですね。いいですよ、アタッチメントの一つですからね。

その内手から離れ、持っていたことも忘れるくらい自立していくでしょう。

「何のために生まれ、何をして生きるのか。答えられないなんて、そんなのは嫌だ」

アンパンマンはいつの時代もこの問いを私たちに問いかけてくれます。

先生方も園内研修で改めて仕事に向かう姿勢や心持の講習を受けました。

また子を持つ親の気持ちをどのように受け止めるか、受け止められる先生に成れるか、

こんなテーマでも研修を行いました。

外部講師の話には幼稚園教諭への「愛」が溢れていて、

こんな素晴らしい仕事をしている私たちに多くのエールを送ってくれました。

先生方もモチベーションが上がったみたいです。

何のために生まれて=幼稚園の先生に成るために生まれて、

何をして生きるのか=子どもたちの成長を支援し、保護者の心に寄り添うことを仕事として生きる=天職だと自覚する。

こんな気持ちが先生方の体中に満ちたようです。

お休み明けの先生方は晴れ晴れとした笑顔と態度で、又天職に励んでくれるでしょう。

アンパンマンにも感謝です!!!

< 重い話でごめんなさい >

卒園式や終了式を前に重い、悲しい話ですみませんが、

遂に幼稚園の山にも特定外来動物のアライグマが出没し、池のカエルや卵を食べる姿が防犯カメラに写っていた3月11日からすぐに対処し、

横浜市に捕獲申請許可をもらってから3日目で、本当に捕獲してしまいました。アライグマ。

いざ捕まえると後は殺処分しかありません。

外来種問題は世界中で頭を痛めていますが、

目の前にこんなに大きく、動物園で見るかわいらしい動物が捕まる現実に、

胸が痛く、切ない気持ちでいっぱいです。

全て人がなせる業で、世界の貴重な命が奪われることになるこの問題。

やたらに動植物を輸入して、人間の欲望だけで人の手に渡った末路が死なのですから、

こんな悲劇はありません。

これを教訓として私たちはよくよく生きものの命について考える必要があります。

子どもたちには刺激が強い事もあって今回は話していません。

こちらのブログや園のインスタグラムを見てくださっている方は、

間接的に大人が真剣に受け止め、かみ砕いて子どもたちに伝えください。

市の要請で専門業者が午後から処分に来てくれます。

私は最後を看取ってあげようと思います。

 

< アライグマ現る >

特定外来生物のアライグマがついに幼稚園の裏山にも姿を現しました。

ましてやアカガエルの産卵期を狙ってか、2頭もの襲来です。

困りました。

この足跡はアライグマでした!

で、こちらがその姿。

パンダのような黒い縁取りの目と、シマシマ模様のフサフサしっぽ。

間違いなくアライグマです。

アカガエルが1匹食べられました。そして卵がグチャグチャに。

これは対策を講じないと、この池の生物が死滅してしまいます。

外来種問題は動物たちが悪いのではなく、この種を輸入し、あるいはその地域外から持って来て、

別の場所に放す、又は飼育できなくなり放置することで生じます。

種一つが見る間にその地域を覆ってしまう植物や、

在来の生物を食い荒らす種や交雑種を生じる動物と、

問題は拡大するばかりです。

市内でもあちこちでアライグマが出没しているようで、貸し出し用の捕獲檻は全て出払っていて、

個人が準備し駆除に当たる必要があるようで、本当に頭の居たい、そして動物の命を人が左右しなくてはならない心の痛い問題です。

 

< アカガエル産卵 >

生態系を支える重要な両生類の産卵は実に貴重で嬉しいものです。

昨年は成体の姿は見ていましたが、産卵は無く季節が過ぎてしまいました。

今年は昨日の雨がプレゼントを持って来てくれたんです。

本当に良かったです。共生サイトに認定されたこの池周辺の環境にとっても、とても重要な存在のカエル達。

まだ何回か産卵に訪れるかもしれません。

どちらもアカガエルですが、好き通った卵塊(上)が昨日のものです。

このカエル達がヒバカリという希少なヘビの食料にもなるので、生物相の重要な位置を支えるカエルなのです。

数日前に一つ産卵したような卵塊が土に埋もれてたので気が付きませんでしたが、合計3つ見つかりました。

ニホンアカガエルさん、本当にありがとう。

次はヒキガエルさんを待ちましょう。

< 秋をみつけよう >

久し振りにネイチャーゲームを主導したら疲れちゃいました。

今日は全クラスで秋探しをしましたが、少し時間がタイトで急ぎ足だったようにも感じます。

しかし年長さんは例年にない形の成果物の作成や、年中少さんはいつも絵本鑑賞で使っている図鑑を手に取り、

見つけたものを調べる作業をしてみました。

こちらもいろいろな課題が見られましたが、

秋の自然環境を目と耳と肌で感じてくれたのではないでしょうか。

今度は冬を見つけに行こうかな・・・!

そしてなんと、今日この日にアサギマダラが飛来しました。

翅がボロボロでしたが、秋の生きもののⅠ種です。

彼らも南へ南下して命を繋ぎます。今日はみんなに見てもらいたくて来たのかな?

この緑地に飛来したのも3年振りくらいでしょうか。

無事に目的地まで行って欲しいです。

< tvk神奈川に協賛しました >

大変ご無沙汰しております。

すっかり季節が流れて、ようやく木々が色づき寒くなって来ました。

そんな中、この度テレビ神奈川さんが当園の自然共生サイト登録や、日々の自然環境を生かした保育活動に共感しくださり、

1週間の割り付けで「神奈川自然環境物語」という番組に園名を流してもらうことになりました。

県内のSDGsに熱心に取り組む企業や団体名が流れるようです。

日頃からテレビ神奈川をご覧になっている方はどこかで目にされることと思います。

普段TV をご覧にならない方は、少し気にしてチャンネルを合わせていただくと、

神奈川テレビの環境への取組や、ながつた幼稚園の名が画面に出て来るのを観ていただけると思います。

以下放映される番組時間です。

・11月22日(金) 22:50~23:00 「ファイト!川崎フロンターレ」内

・11月23日(土) 22:00~22:55 「ビルボード全米TOP40」内

・11月24日(日)20:50~21:00 「春の高校バレー神奈川県県大会決勝」内

・11月25日(月) 20:50~21:00 「よしもと新喜劇」~「京の水ものがたり」内

・11月26日(火) 20:00~20:30 「おぎやはぎのハピキャン」内

・11月27日(水) 21:00~21:30 「水曜どうでしょうclassic」内

特別番組等がある場合は急遽変更されるようです。

今後共ながつた幼稚園のこれからの幼稚園活動、自然を生かした子どもたちの体験活動をご指導ください。

< AKB じゃなくて、TKB48 が必要です >

今日は防災の日。
先程も小さな地震がありました。

今回の台風といい、毎日の様に起こる地震といい、
皆さま備えをしていますか?
AKBじゃなくて、TKBというのは、
「トイレ、温かい食事、そしてベット」の準備を48時間以内に設置する ということです。
災害時の避難場所としての第1歩が、この[TKB48]です。
台湾では迅速な避難場所の確保と準備が、多くの地震災害を経て確立されてきた様です。
日本でも毎年の様に自然災害で大きな被害が出ていますから、
備えやあり方をもう一度見直して、
1つ踏み込んだ考え方で備えなければいけないでしょう。

なんせ地球環境は大幅に破壊されてきているのですから、
これからの社会生活は何事にもこの事をお頭に置いて取り組まないと、
想像していなかったでは済まされません。

夏休み中の拡大観察会では、日本近海で産卵する瀕死のウミガメについて学びました。
7年ぶりに屋久島の海岸に戻ってきた「ジェーン」というアオウミガメは、
日本が産卵地の北限となっている記録の唯一のウミガメです。
関係者の驚きと感激はもちろんのこと、日本におけるウミガメ保護の取り組みや、強いては今の地球環境の激変、そして私たち人間の行いが引き起こす様々な環境破壊行為を止める、そして一人一人が出来ることを考えました。

お土産にウミガメ保護の今治タオルを渡して、観察会は終わったのですが、
本当に日々の生活の中で生き残る方法をしっかりと考え、備えて行かないと、
明日はやってこないかもしれません。
それこそ「月刊誌 ムーーー」の世界になってしまうかもです。

戦争が最大の自然破壊行為ですが、それすらも止められない人間界が、
破滅へと進んでいかない様に行動を起こしましょう。

〈 夏も終わりかな? 〉

明日から預かり保育を再開します。
また賑やかになるかな!

近隣の緑地にトンボを探しに行ったら、虫取りの親子に会いました。
二人とも汗だくで何を採ったのかと聞くと、
見せてくれたのがシャクトリムシ、つまりシャクガの幼虫でした。
そう伝えると二人は絶句。
持ち帰るかを躊躇したのち、
持ち帰る事に。
しかしパパは、「ママに怒られるね」と一言。

虫も少ないし、まあいいじゃないですか。
帰りにトンボの捕まえ方を教えてあげて、別れました。
「またね」と言ったら、手を振ってくれました。

夏の一コマでした。
私も汗だくで、トンボもいないし、帰って来ました。
早く涼しくならないかな………。
帰りがけにトンボじゃなくて、こんな方に会いました。
久しぶりに見たね、ジムグリ。

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