< どうなるツバメ、頑張れ! >

 

今年は4年振りにツバメが園舎に戻ってくれました。

グラウンド側の古い巣を再利用して作った巣ですが行動が不審で、

一度5月に抱卵しているかと思いきや、巣は空でした。

それから姿を消してしましまって、3羽がまた7月に出入りするようになりました。

なんとこの時に今度は産卵していたようで、7月18日にヒナ4羽を確認したのです。

今年の初産卵にしては大変遅く、渡りに時期にヒナの成長が追いつくかギリギリの時期です。

ましてや工事に伴う足場設置が巣の向かいにも迫ってしまいました。

ツバメたちはカラスに巣を見つけられないように、

人出の多い軒下を選びます。

軒下の巣はともすると進入経路が狭かったり、障害物をぬって出入りするので、

大丈夫と言えば大丈夫ですが、かなりのストレスになっていることは間違いありません。

原因はわかりませんが、連休中に1羽が落下して死んでいました。

遅くに生まれた4羽でしたので、4羽とも巣立って欲しかったのですが、

既に1羽が命を落としてしまいました。

久し振りのツバメの子育てを記録にとって、また生きもの抹茶館に掲示したいと思います。

工事の足場架けも、巣立つまでは網を掛けたり、作業をすることを止めてもらいました。

私は野鳥の味方なので、工事も一時留めさせます。

 

はるばる南の国から海を渡って日本の、この幼稚園に子育てをしに帰って来たのですから、

応援しない分けがありません。

想像してみてください。毎年2,000km 以上を飛んでくるんですよ。

私たち人間には無い、計り知れない知能とパワーを持っている動物ですから。

< やまゆり咲きました >

七夕では織姫と彦星を見たかったですが、湿度が高く空気がモワーとしていて、ただ暑いだけで空が見えませんでした。

そんな今年の夏ですが、お山のやまゆりがきれいに咲きました。

神奈川県の花でもあり、日本の里山を代表するような素晴らしい野草です。

この花が自生するこの山は、本当に都会に残されたアオシスです。

大事にしたいこの環境ですが、隣の緑地が住宅建設に移るようで、どこまで影響が掛かるか大変心配です。

それでもやまゆりが咲き、赤とんぼ系の小さなトンボ(マユタテアカネ)が飛来し、ナガサキアゲハという大きなアゲハ蝶が休むこのお山。

(眉状突起という部分がなく、白い斑紋はメス。鳥に後翅をつつかれています)

ずっと大事にし、子どもたちのワクワクドキドキの自然環境であり、大人の癒しの空間であり続けて欲しいです。

 

やまゆりはいい香りがするんですよ。

< きれいになりました >

明日から7月文月です。暑さも増して、既にもう真夏の感じですね。

この暑さの中ですが、今年度は大規模な園舎の修繕工事を予定しています。

その第1弾目として6月から始めていたグラウンドの階段ペンキ塗りが終わりました。

コンクリートに直接絵を描いての色付けと、鉄筋の階段と遊具の支柱を塗り替えました。

鉄は時間とともに腐食が始まります。そのまま放置すると鉄と言えども折れたり抜け落ちたりと、時々ニュースにもなりますね。

これを防ぐために塗装するのです。しなければ維持できません。

そこで、今回は約8年ぶりに再塗装して、化粧直しが終わりました。

きれいになったので発色も良く、またながつた幼稚園らしいいち面が際立ったと思います。

徒歩通園の方は既にご覧になっていると思いますが、

バス通園の方はこちらの写真をご覧ください。

りんごは紅玉、ぶどうは巨砲、メロンはマスクメロンです!

大きな工事に先駆けて、着々と園舎がきれいに、頑丈になっていきます。

(長津田郵便局から譲り受けたポストも緑になりました(笑))

 

Filed under: 世界,幼稚園活動,未分類 — itsuko 10:26

< やっぱりアンパンマンは人気です >

新入園児さんが入園して1カ月。朝の号泣もほぼなくなり軌道に乗て来た5月当初のこの連休は、

子どもたちの気持ちをまたお家に引き戻す厭な4日間です。

本当は心と体を休めて、改めて新年度のスタートを切るいいお休みにもしたいところですが。

そんな中、やっぱり年少さんはアンパンマンがお気に入り。

小さなぬいぐるみを必ず手に持ち活動する子がいます。

それを持っていると安心するんですね。いいですよ、アタッチメントの一つですからね。

その内手から離れ、持っていたことも忘れるくらい自立していくでしょう。

「何のために生まれ、何をして生きるのか。答えられないなんて、そんなのは嫌だ」

アンパンマンはいつの時代もこの問いを私たちに問いかけてくれます。

先生方も園内研修で改めて仕事に向かう姿勢や心持の講習を受けました。

また子を持つ親の気持ちをどのように受け止めるか、受け止められる先生に成れるか、

こんなテーマでも研修を行いました。

外部講師の話には幼稚園教諭への「愛」が溢れていて、

こんな素晴らしい仕事をしている私たちに多くのエールを送ってくれました。

先生方もモチベーションが上がったみたいです。

何のために生まれて=幼稚園の先生に成るために生まれて、

何をして生きるのか=子どもたちの成長を支援し、保護者の心に寄り添うことを仕事として生きる=天職だと自覚する。

こんな気持ちが先生方の体中に満ちたようです。

お休み明けの先生方は晴れ晴れとした笑顔と態度で、又天職に励んでくれるでしょう。

アンパンマンにも感謝です!!!

< 重い話でごめんなさい >

卒園式や終了式を前に重い、悲しい話ですみませんが、

遂に幼稚園の山にも特定外来動物のアライグマが出没し、池のカエルや卵を食べる姿が防犯カメラに写っていた3月11日からすぐに対処し、

横浜市に捕獲申請許可をもらってから3日目で、本当に捕獲してしまいました。アライグマ。

いざ捕まえると後は殺処分しかありません。

外来種問題は世界中で頭を痛めていますが、

目の前にこんなに大きく、動物園で見るかわいらしい動物が捕まる現実に、

胸が痛く、切ない気持ちでいっぱいです。

全て人がなせる業で、世界の貴重な命が奪われることになるこの問題。

やたらに動植物を輸入して、人間の欲望だけで人の手に渡った末路が死なのですから、

こんな悲劇はありません。

これを教訓として私たちはよくよく生きものの命について考える必要があります。

子どもたちには刺激が強い事もあって今回は話していません。

こちらのブログや園のインスタグラムを見てくださっている方は、

間接的に大人が真剣に受け止め、かみ砕いて子どもたちに伝えください。

市の要請で専門業者が午後から処分に来てくれます。

私は最後を看取ってあげようと思います。

 

< お茶会で春を。 >

ながつた幼稚園で学校茶道を取り入れ、年長組がお稽古を初めてから35年経ちました。

6年前になる創立50年の記念事業で建てた本格的な茶室でのお茶会が先日行われました。

和やかで、暖かい雰囲気の中で、お稽古して来たお茶の作法とお点前を、お家の人に見てもらいました。

お茶と和菓子を頂いたお家の人は皆さん、「美味しかったです」とお子さんの点てたお抹茶を十分に味わったと思います。

裏山ではウグイスが囀りの練習を始めています。

まだぎこちない発声に、思わず笑みがこぼれるその節回し。

そんな声を聞きながら、池にはアカガエルのボール状の卵を眺めながら、我が子の点てたお抹茶をいっ服なんて、

なんと贅沢な一時でしょう!

こんな平和で幸せな時間を大切にしながら、卒園式を迎えましょう。

最後の1枚は、お稽古をつけてくださる講師の先生方と私です。

掛け軸は、「一期一会」です。この時を大切に、一生に一度の卒園茶会でした。

< 3年間で一番楽しかったよ! >

年長組の仲良し3人トリオ。

いつも一緒に幼稚園を楽しんでいるようでしたが、

今日は特別な日になったようです。

お別れ遠足は小田急電鉄ロマンスカーを貸し切りにして、鶴川ー秦野間を揺られてきました。

3年目になるロマンスカー遠足ですが、電車好きはもちろん、そうでない子も朝から大はしゃぎ。

欠席者も無く年長さんみんなで電車に乗車し、車窓を楽しみ、お弁当を食べ、おやつも満喫して、お土産一杯もらって帰って来ました。

年長さんに成ると街中での歩き方も上手になり、待ち時間もお行儀よく待てました。

小田急さんの方々が毎年本当にサービス良く対応して下さり、

子どもたちにとっては夢ごごちの3時間だったでしょう。

電車には乗ったことがあっても、実際に運転している運転士さんに会えることは早々ないです。

(お家の方で運転士さんがいる子も居るかもしれませんが。)

運転歴30年の鬼澤さんが、「自分たちも子どもたちからパワーをもらって楽しかったです。」と話してくださいました。

どんぐりの苗木を育てていることもご存じで、当園のHPをご覧になって仕事に就いて下さった事が嬉しかったです。

しかし「3年間で一番楽しかった」と言ってくれたのはいいのですが、

今まではどうだったのでしょう?と突っ込みたくなりました。

まあ、いい思い出が出来て良かったね。

これからも卒園までしっかり幼稚園生活を送りましょうね。

まだ、楽しい事はありますよ。

ロマンスカーの缶バッチをいただいたので、私のコレクションに早速加えて見ました。

先生方、お疲れ様でした。

 

 

Filed under: 世界,幼稚園活動,未分類,社会情勢 — itsuko 15:33

< 創立56年、ありがとう >

昨日はながつた幼稚園の創立記念日でした。

12月4日は神奈川県の幼稚園認可が下りた日です。

よってこの日を幼稚園のお誕生日にしました。

私は幼稚園経営戦略セミナーを受けていて、頭がぐるぐる巡っていました。

これから何を、どのように、誰がやっていくのかを考えていました。

中々ハードルが高く難しい問題ですが、出来そうなところから始めて、園児獲得や地域との係わり、子育て拠点を目指したいと思います。

そんな思いで出勤した今日は、何とも嬉しいお手紙をもらいました。

祝ってくれる、心に留めてくれる子や保護者の方がいる限り、何とか頑張ろうと思います。

お手紙を寄せてくれた二人の兄妹さんにありがとうございますを沢山伝えました。

本当にありがとう。とても嬉しかったです。

Filed under: 幼稚園活動,未分類,社会情勢 — itsuko 17:36

< 秋をみつけよう >

久し振りにネイチャーゲームを主導したら疲れちゃいました。

今日は全クラスで秋探しをしましたが、少し時間がタイトで急ぎ足だったようにも感じます。

しかし年長さんは例年にない形の成果物の作成や、年中少さんはいつも絵本鑑賞で使っている図鑑を手に取り、

見つけたものを調べる作業をしてみました。

こちらもいろいろな課題が見られましたが、

秋の自然環境を目と耳と肌で感じてくれたのではないでしょうか。

今度は冬を見つけに行こうかな・・・!

そしてなんと、今日この日にアサギマダラが飛来しました。

翅がボロボロでしたが、秋の生きもののⅠ種です。

彼らも南へ南下して命を繋ぎます。今日はみんなに見てもらいたくて来たのかな?

この緑地に飛来したのも3年振りくらいでしょうか。

無事に目的地まで行って欲しいです。

< tvk神奈川に協賛しました >

大変ご無沙汰しております。

すっかり季節が流れて、ようやく木々が色づき寒くなって来ました。

そんな中、この度テレビ神奈川さんが当園の自然共生サイト登録や、日々の自然環境を生かした保育活動に共感しくださり、

1週間の割り付けで「神奈川自然環境物語」という番組に園名を流してもらうことになりました。

県内のSDGsに熱心に取り組む企業や団体名が流れるようです。

日頃からテレビ神奈川をご覧になっている方はどこかで目にされることと思います。

普段TV をご覧にならない方は、少し気にしてチャンネルを合わせていただくと、

神奈川テレビの環境への取組や、ながつた幼稚園の名が画面に出て来るのを観ていただけると思います。

以下放映される番組時間です。

・11月22日(金) 22:50~23:00 「ファイト!川崎フロンターレ」内

・11月23日(土) 22:00~22:55 「ビルボード全米TOP40」内

・11月24日(日)20:50~21:00 「春の高校バレー神奈川県県大会決勝」内

・11月25日(月) 20:50~21:00 「よしもと新喜劇」~「京の水ものがたり」内

・11月26日(火) 20:00~20:30 「おぎやはぎのハピキャン」内

・11月27日(水) 21:00~21:30 「水曜どうでしょうclassic」内

特別番組等がある場合は急遽変更されるようです。

今後共ながつた幼稚園のこれからの幼稚園活動、自然を生かした子どもたちの体験活動をご指導ください。

Page 1 of 9512345102030...Last »