< グラウンド工事完了しました >

長年に渡って砂ぼこりに悩まされ、大雨や雪が降ると回復に時間が掛かり、

駐車場部分は何をどのように敷いても轍の解消にはつながらず、頭を痛めておりましたが、

いくつものグラウンド施行を手掛けている団体に依頼して行った改良工事が終わり、

引き渡しを受けました。

今までの地表面とな全く色味が違うので、目にした子どもたちは、

「ワ~ーーー海みたい!」「早く歩いてみたいね・・・」と言っていました。

ある保護者の方は、「この土ハワイから持って来たんですか???」と聞かれた方がいたとか、いないとか!

見た目は砂浜の砂のように白っぽく見えるので、そんな言葉が出たのでしょう。

出所は茨城県笠間市ですが、神奈川県内では取れない土なんです。

笠間土(カサマツチ)、一般的には「真砂土(マサド)」と言われているようですが、

砂から土に替えてグラウンドを強固にした分けです。

水はけがよく砂塵が立たない。

かなり費用も掛かりましたが、今後の周辺環境への保全や維持管理、実際の使用状態の快適さは全て子どもたちの活動の土台になると考え、

この夏試みました。

子どもたちや卒園児が快適に使ってくれることを願うばかりです。

運動会に風が強くても砂ぼこりは立たないはずです。

近隣の皆様には毎回の砂ぼこりでご迷惑をお掛けしました。

今後はほぼ解消できるはずです。

一般開放でも見ていただけると思いますが、きちんと測量しながら整地している、

かまぼこ型の新グラウンドでたくさん遊んでくださいね。

Filed under: ビオトープ管理士,幼稚園活動,未分類 — itsuko 16:15

《カマキリ先生、何やってるの 》

私も番組は好きですし、虫好きの多くの子が見ているEテレの番組、

「昆虫すごいぜ‼️」と「昆虫凄いZ」に傷が付いちゃいました。
カマキリ先生、何やってるの。

過去の事とはいえ、油の乗り切った男性俳優が銀座で豪遊中の、
男性にありがちな諸行。

カマキリ姿で野山を走り回る姿と、銀座の高級バーでデレデレの顔で女性を弄ぶ姿は、どう考えても一致せず、どちらが本性なのか、疑うところです。

私は彼のプロデュースするお店のシャツを購入しましたし、
グッヅも愛用しています。

本来動物界では雄は、雌に認められなければ子孫を残せません。
傍若無人に雌を痛ぶるのは、サル目ヒト科ヒト属である、ヒト だけです。

大いに反省し、子どもたちの期待を裏切らなにで欲しいです。
ジェンダー平等が叫ばれる現代社会で、メディアに強い影響力を持つ方々は、
どちらの方もしっかりと社会認識や理念を理解し、
謹んで行動してもらいたいと強く思います。

当園では特に、生きものに対してその大切さと、そして幼児期からの子どもたちの肌感覚で、男女平等を 感じさせる取り組みに力を入れています。

ながつた幼稚園のお山に招待したかったカマキリ先生ですが、どうしようかな………。

< 飼育の在り方 >

グラウンドの工事をしていますが、連日ショベルカーがガーガーやっているので、その様子を見に来た近所の卒園児さんがいいました。

「あのね。聞いて。

卵から孵ったカブトムシを森に放しちゃだめだよ。

だって、ゼリーしか食べてない親から生まれたから、樹液を知らないから生きていけないからね。」

野生で生きる生きものが人の手に渡った際の究極の問題が提示されました。

飼育動物は数々います。

甲虫の飼育は世界的に見ても日本は多くの人が嗜好していて、これから鳴く秋の虫もスズムシに代表されるように、小売店でも販売している生きものです。

しかしちょっと考えてみてください。

秋の虫などは平安貴族の時代から虫かごに取り込み、人がそれを愛で、聴き、書物にも残るほどの文化となって来ましたが、

果たしてかごの中の虫たちの事を考慮してあげていたでしょうか???

あくまでも人間の嗜好がそうさせているのであれば、

親から子へ伝えて生きる術を身に着ける野生動物たちが、一旦人の手で管理されたら、

いざ野生へ放たれた時、果たし生きて行けるのか、大きな問題なのです。

私は野生動物を飼育して、繁殖させることには原則反対ですので、野の動物は野で本来の命を全うして欲しいですし、

それが整う環境がそこにあることが何よりも望ましいと考えています。

研究用に多くの動物が飼育、管理され、食用として育てられてきた家畜や家禽。

動物園の意義がクローズアップされたこともあり、昨今の動物園・水族館はどこもその動物に相応しい生息環境に近づけようと努力しています。

本来は遠く離れた故郷から、世界中に連れて来られているのですから、問題と言えば大きな問題です。

しかしながら人は遠くへ行かなくても世界中の生きものを知り、学ぶことが出来ることは、これはこれでその種を保存していく意味でも崇高な意味を持っていると言えます。

夏休みに何かの生きものをお家に迎えたご家族もいるでしょう。

飼育を始める前に、その生きものの本来の姿を知り、想像して、出来るだけ相応しい環境で共に生きる方法を考えてみてください。

たとえどんな小さな生きものでも、この星で、同じ環境で生きているのですから。

 

< まだ間に合う、拡大観察会 >

さて、夏休みももうすぐ終わりますが、今年初めて8月に実施する観察会は、ある目的を持ってお送りします。

外部からお客様も招いて、少し自然保護について考えます。

まだ人数に余裕がありますので、一般の方も是非ご参加ください。

お電話でも受け付けます。

感染対策をしながらお山の自然観察と、ホールでお話を聞く2時間コースです。

奄美大島に行ってみたい方も是非どうぞ!

生きもの観察会拡大版2022