< 5月もそろそろ終わりですが・・・ >

今週に入って5月の鳥の声を数回聞いた。

今日は午前4時、日の出前の澄んだ空気の中、鳥たちは存在をアピールするかのように一斉に鳴き始める。

その中に、5月に帰ってくる夏鳥、ホトトギスの声があった。

(東京特許許可局と聞きなされる)

何度聞いても嬉しい声だ。夏を感じさせる高い声は昔から詠にも多く読まれてきた。

そろそろ5月も終わり、本格的な夏の到来になる。

その前の梅雨の時期は最近ではどこかへ行ってしまった陽気。

さわやかな五月晴れを十分に満喫しながら、ホトトギスを歓迎しよう!

目に青葉 山ホトトギス 初カツオ

(今日はカツオにしようか^^;)

ホトトギス(カッコウ科) Cuculus   poliocephalus

 

< 祝 羽化成功シンジュサン >

覚えていますか?シンジュサンさんの幼虫!!!

あのアサギ色の体に紺色の斑点をまとい、プクプクながらトゲトゲも備えている幼虫です。

自然下にいたものを飼育下において果たして羽化できるのかどうか、心配していましたと・こ・ろ、

なんと昨日、羽化成功したのです!!!キャッホーーー。

いかがでしょうか、こんな蛾^^;見たことありますか?

なんと大きく、魅力的な蛾なんでしょう。

この触覚、そして羽先端部の模様。えええーーー、この模様似ていますね、何に?

そうです、へびの頭に似せています。

昆虫のスゴ技!カモフラージュです。

捕食者に狙われないように蛇の頭に羽を模しているのです。

こんな大きな蛾が幼稚園のお山で発見できたなんて、森を頻繁に歩いていてもなかなかお目にかかれませんよ。

よかった、よかった。嬉しいです。

ちなみに私の蝶の先生に聞いたところ、この個体はオスだそうです。どこで見分けるんだろう???

たまにはいい事もありますね。

 

< 火山に地震 大丈夫かな・・・・ >

こんなブログを発信すると、「日本は危ないんじゃないか!」ってまた外国人が出て行ってしまうかもしれませんが、

最近あちこちで火山活動が活発で、そのための地震も多く、

箱根山も新聞記事によるといよいよ噴火かもしれません。

今日は埼玉の震源で大きな地震がありました。

しかし避難訓練の成果が発揮され、慌てず騒がず揺れの様子をみてから次の行動に移れました。

子どもたちもすぐお部屋の中央に集まり、偉かったです。

地殻の変動は地球温暖化以上にどう仕様もない現象ですが、そのための備えはきちんとしておかなければいけません。

心構えをしっかり持って生活しましょう!

今日の移動動物村はちょうど良いお天気の中、無事に終了しました。

うさぎ!可愛っかたです。今年の愛犬はくーちゃん。

みんなが素通りしちゃうので、少しやる気をなくしていました。あの顔はすねてたな^^;

では余震があるかもしれませんから、気をつけましょう。

Filed under: 未分類 — itsuko 15:35

< ああ、口内炎が・・・・ >

今日は給食日、そして年少さんは初めての皿盛カレーでした。

モグモグ、ペロペロよく食べていました。3回おかわりした子も居たとか!

よかった、よかった。

しかし、私はただいま口内炎で何を食べても痛い!特に刺激物は辛い・・・・。

グビット飲み込み、なんとかいただきました。

5月病ではありませんが、少々疲れています。いろいろと。

背中もコリコリ。ああ、口内炎よ、早く治ってくださいな。

明日は近隣の小学校の運動会へ顔を出してきます。

卒園児の元気な姿を見てきましょう。

ではよい週末をお過ごし下さい。

Filed under: 幼稚園活動,未分類 — itsuko 18:03

< 小満 >

あまり聞きなれない言葉ですが、日本の四季を表す季節用語の一つ、小満。

蚕が桑の葉をいっぱい食べて育つ頃だそうです。

最近桑の葉を見かけなくなりました。もちろん養蚕農家さんにはある特定の地域へ行かないと会えませんね。

富岡製糸場は大はやりですが^^;

この頃の旬の虫はテントウムシ。

こちらも溢れ出るアブラムシやうどんこ病の葉をせっせと食べてくれる益虫です。

小さな生きものが盛んに動き回る小満の次は、いよいよ芒種。もう夏ですね。

今日はこんなお友達のご紹介。久しぶりに会った美しいススメガです。

そういえば同じ絹を吐くシンジュサンはちっとも動きがなく、やっぱり羽化は難しのでしょうか?

小満に入ったからそろそろ動き出すのかもしれません。

その前に、小さな蛾で慣れておきましょう。

蛾は綺麗で優雅な夜の蝶なのです。

ベニスズメ

見てください、どこからこんな色を作り出すのか!!!

素晴らしいコントラストと色合い、自然の色は正にマジックです。

彼女は羽を小刻みに震わせ、一直線に飛んで行きました。

どうかどうか、夜な夜なご自宅へやってきても殺虫剤をふりかけないでください。

ただただお花の蜜や樹液を求めて、天敵の少ない夜を活動の場に選んだだけですから・・・・。

小満は虫にやさしい季節です。

 

< イルカ、どうしましょう >

日本動物園水族館協会が世界動物園水族館協会から会員資格を停止される問題で、

明日までに日本の加盟園は結論を出さなければいけないようです。

原因はイルカ漁。和歌山県太地町のイルカ追い込み漁で、このページでもこの問題を取り上げたことがあります。

ドキュメンタリー映画にもなり、環境保護団体グリンピースが隠し撮りをして世界的に話題になりました。

これを止めなければ資格停止だそうです。

さてみなさんはどのようにお考えでしょうか?

漁と言いますが、イルカは魚ではありません。よって漁ではなく、猟が正しいでしょう!

ただ海に棲んでいるだけです。哺乳類です。乳を飲むのです。

哺乳類を狩猟することは相当の決まりをクリアしなければ出来ません。

さあ日本動物園水族館協会はどのような答えを出すのでしょうか。

どちらにしても命を閉じ込めることは決して相応しくないことを人間は考えなければいけません。

種の保存の為だけなら、浅瀬に囲い込まなくても捕まえる方法はあるのではないでしょうか?

奄美大島地方は梅雨入りしました。

5月のさわやかな日はあと何日くらいあるでしょうか!

田んぼでは一斉にニホンアマガエルが鳴き出しました。

気候変動が激しく穏やかな日がだんだんと減ってくる日々です。

お天気を有効に大切に過ごしましょう。

 

< 花(鼻)違い! >

愛鳥週間にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ちょうど最終日の土曜日には毎年玄関で子育てをするツバメのヒナ、5羽が無事に巣立ちました。

しかし昨年巣を襲ったカラスがやはりウロウロしていました。

親鳥はカラスを追い払い、巣立ったばかりのヒナを守ります。

今日は玄関周りにツバメたちの威嚇の声が飛び交っていました。厳しい世界です。

本日より給食懇親会が始まりました。

まずは年長さんからですが、社会の事情で変更させていただいた給食が、

子どもたちにとっては返ってプラスの方向へ出ているようで安心しました。

お母様方のお話では、「全部食べて帰ってくることが多くなった」との事。

完食のサインを手にもらって、嬉しいし自信にもなっているようです。

皆様にはご理解をいただき、一回り小さなサイズ(本来はこれが幼稚園給食)に代えさせてもらったことは、

子どもたちにとっては概ね奏功しているようです。

ホッとしました。

この話を聞いてからの昼休み。

年少さんの男の子がヤマトシジミという薄紫の小さな蝶々を連れて帰ってきました。

なぜか彼の周りを飛び回り、みんなで見ていたその時に、

なんと鼻に止まったのです!!!

彼は固まり、目が寄ってきました。

私は素晴らしい!と手を叩き、彼を讃えました。

「きっとKくんが好きだよ!って言ってるんだよ。ちょうちょがお鼻に止まるなんて、そんな凄い事ないよ!」

「素敵、素敵。」

の私の声に周りに居た子は拍手をし、彼の鼻を見つめます。

ちょっとくすぐったかったのか彼は蝶を手で払い、蝶は飛び去って行きました。

何か甘い匂いがお口の周りからしたのかもしれません。

{セミがほっぺに止まった♫}の童謡はありますが、

{蝶がお鼻に止まった♪}の歌はまだないので、今度作らないといけませんね^^;

花(鼻)違いのふかいい話でした。

さあ今週も1週間、頑張りましょう。

< Bird Week 4 >

連休を終え初めての1日教育1週間が終わります。

年少さんは疲れちゃって大きなあくびと共に、こっくりこっくりしているお友達がいました。

疲れるよねーーー、いろいろ頑張って!

愛鳥週間も残すところあと1日。今日はこんな鳥も子育て中!の写真です。

お山の頂上の樫の木のてっぺんに、新しい巣が出来ました。

そこに卵を抱いているのは、ハシブトカラス。

去年ツバメの子を襲って食べてしまった、というより我が子の餌にしたカラスです。

同じカラスかはわかりませんが、

去年もお山に巣を作り、3羽が巣にいるのを見ています。

7つの子!ではなかったのよね。

カラスは少々憎たらしい時がありますが、それに真っ黒で大きいからこわい・・・・、方もいるでしょう。

でもカラスも野生動物で身近な同じ環境下で生きていますから子育てはそっと見守りましょう。

でもこれからヒナが生まれると、お山の頂上に近づく時、神経質になった親が攻撃するかもしれないので、ちょっと気を付けていましょう。

カラスの口内は実は真っ赤。

これが親の目に入ると餌をあげたくなるメカニズムがDNAに備わっている^^;ということ。

生きもの成り立ちは神秘に満ちています。

ほら、尾羽がちらっと見えるでしょう!

幹が放射状に別れた場所に上手に枝を積み重ねます。これがすぐれ物で、台風がいくつかやって来ても一度にドット落ちることはありません。

昨年ケヤキに作った巣も1年たった今でもまだ残っています。

カラスも大変ですね。

私はじっと彼を待っているのですが、今年も飛来しないのでしょうか・・・・・・・・。

どうぞよい週末を。

子どもたちは疲れがありますから、週末はおうちでゆっくり過ごしましょう。

 

< Bird Week 3 >

幼稚園玄関のツバメはまだお家(巣)にしがみついていますが、

シジュウカラのヒナたちは台風一過の青空へ飛び出して行きました。

初めて見る世界へいきなり自分の力で飛び出す気持ち(鳥に気持ちがあるかどうかはわかりませんが^^;)は、きっと恐怖でいっぱいなのでしょう?

でも誰も助けてくれない世界では、とにかく自分で行くしかありません。

孤高の、それでも気高く晴がましい野鳥たちです。

この写真は今年のものではありませんが、かわいい巣立ちを応援してください。

両親の声を頼りに後を追います。

まだ虫は親からもらいます。これから3ヶ月ほどは親と過ごし、その後巣立ちヒナだけで集団を作って暮らすようになります。

その集団の危なっかしくも、可愛らしいことと言ったらありません。

秋から冬は他の種も混ざって大きな集団で天敵から逃れます。

一つひとつの命が本当に愛おしい野鳥たちです。

今朝は6時半頃上空を通過するカッコーがいました。

「カッコーカッコー」と鳴きながら、高い山を目指していたようです。

もうすぐホトトギスも鳴くでしょう。

これからが野鳥たちの子育て大シーズンです。

< Bird Week 2 >

台風一過で朝は空が大変綺麗でした。

こちらでは大きな被害がなく、良かったです。でも奄美大島や沖縄では被害がありましたね。台風の降水は日本の作物には恵みの雨ですが、やはり今の時期の、そして必要以上の大雨は被害になってしまいます。

この大風が夏の鳥を連れてきました。

幼稚園のお山には時々立ち寄る夏鳥。

キビタキです。インドシナ半島やフィリピンから繁殖のためにやってきました。

綺麗な鳥ですね!これは2年目以降のオスです。

学名がまた素敵。

Ficedula   narcissina     ヒタキ科です。

ナルシストなる学名はその名の通り自分が一番綺麗でしょう!!!と言っています。

声も素晴らしく、かろうじて録音してみました。

幼稚園のグラウンドの桜に迷い込み、その後お山に移って午前中いっぱい鳴いていました。

これからもう少し高地に移動して相手を見つけます。

毎年みなさんのおうちの近くの公園にも寄り道しているかもしれませんよ!

台風は危険ですが、こうやって渡り鳥をいきなり連れて来ることもよくあります。

無事に子育てをして、また北東気流に乗って帰ってください。