< 特別天然記念物 >

文化財保護法下で文部科学省が認定するこの法律に定められている

トキとシマフクロウに関する記事が小さく新聞に載っていました。

どちらも鳥類の特別天然記念物です。

トキは一度は野生種が日本では絶滅しましたし、

シマフクロウは絶滅危惧ⅠA類に分類されています。

トキは今年初めて野生化でヒナが誕生した事は皆様もよくご存知かと思いますが、

そのトキの番3組のヒナ、合わせて8羽が無事に巣立ったようです。

良かったですね。復活ですからね。

これからまだまだ厳しい自然との戦いが続きますが、

元気に大空を羽ばたいて欲しいです。

そしてシマフクロウですが、

こちらも環境省の発表に因ると、

2羽のヒナが新たな取り組みをしている繁殖地で確認されたようです。

こちらも大変な努力による泥結果ですが、

こちらの情報はなぜあまり出てこないのでしょうか!

同じトキを管理する環境省の野生動物保護局なのに・・・、

それには少々訳があります。

実はシマフクロウはその保護を全て環境省が担っているわけでは無く、

ある宿泊施設が長年に渡って餌付けをしながら、

20羽近くのヒナを育てる1組の番を守っている状況があります。

これを環境省は「良し」としないのです。

なぜなら、餌付けをする事で野生本来の自然界で生きる術を身につけられない事。

そして、宿泊者に敢えてシマフクロウを見せる事で、営業利益を上げている、と解釈している事。

ここに野生動物の保護や繁殖に係わる考え方の最大の違いがあるのですが、

欧米ではどちらかと言うと、後者の接し方を「良し」としています。

なぜなら、絶滅危惧種を広く多くの人たちに理解してもらい、

実際に保護するには人から隔離してひっそり守るより、

実態をそして生態を見せる事で人々の心に訴える方が効果的と考えるのです。

そんな考え方の違いによって、ひっそりと保護されている動物は

日本には多くいます。(日本は固有種の宝庫なのでそれもまた大きな財産であり、問題も多いのです。)

もちろん、密猟したり、写真撮影の圧力を掛けて動物にストレスを与える人たちも実際には存在するので、

難しい所ですが、

トキの繁殖に地域住民が積極的に関わり、佐渡の人々は全員が双眼鏡を持って、

その成長や生態を見守っているという事実にも鑑みると、

果たして動物を囲って、囲って守るより、広く知らしめて保護したほうがいいと、

私も思っているところです。

どちらにしても、大切な仲間なので小さく報じられるこれらの記事も、

しっかりとチェックしたいと思っています。

これがその宿から見られる、シマフクロウ。

実際に見ると、その大きさや存在感は圧巻で、こんな貴重な動物を絶滅させてはいけない!

と自然に思います。

その鳴き声は大地に響き渡り、ヒナたちの親を呼ぶ声は野生動物その物でした。

一人で世話をするその宿の方には思わず、

「頑張って下さい。」とエールを送りたくなりました。

決して営利目的ではない、エサとなる魚の費用などは全て持ち出しです。

そこに宿泊する事で、少しでも保護の経費の足しにしてもらえばいいと思います。

いうまでも無く、20羽近くのヒナを野生に旅立たせているのに、

環境省からは何の補助も出ていません。

皆さまもほんの少し、野生動物の保護について考えて見て下さい。

 

 

 

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 18:06

< 夏至 >

去年の夏至はその夏1番の暑さだったようです。

昨年の記事を見てみましたが、いろいろとありました。

今年もありましたね。

とりあえず夏至は、

太陽が赤道の北側に最も離れ、北半球では昼の時間が一番長い日を言います。

この日を挟んで約20日ずつが梅雨期間でこの日は丁度中日に当たる計算のようです。

昨年と違い、またちょっと涼しくなった今日ですが、

桜の絵を描いてくれた年長さんに励まされ、

「ホームページを見たよ!」という女の子に慰められ、

子どもたちから元気をもらいました。

そして力強いたくさんの年長さんが、

桜の丸太を次から次へとお山へあげてくれました。

「何だ、何だ?」

と集まって来た仲間が、今度はバケツリレーの要領で、

桜の幹をポカポカ広場まで運んでくれたのです。

毎日子どもたちには癒されていますが、

今日の子どもパワーは本当に有り難かったです。

制服を少々汚してしまいました。

すみません。

一生懸命丸太を持って、「カミキリムシ」のお家作りに協力してくれた皆さん、

また一緒にたくさんの生き物を見つけましょうね!

そしていつの日か、またグラウンドに新しい桜の木が大きくなるのを

楽しみにしていましょう。

(私はもう空の上から見る事になると思いますが・・・)

生きていた根からは新芽が出ていたのです。

この小さな芽を大切にしてみます。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:54

< 台風被害 >

昨日のコメントで、「台風は自然の摂理」

なんて書いてしまいましたが、結局自らに被害を受けることになrました。

長年一緒に幼稚園の毎日を見守ってくれたグラウンドのソメイヨシノが

倒れてしまいました。

道路側の幹はもう傷んでいたのは分っていましたが、

まさか昨日の台風で倒れてしまうなんて・・・・・。

でも最後の最後まで、幼稚園を守ってくれました。

誰にも、どこにも被害を出すことなく、

自らの敷地内にきれいに最後を遂げたのです。

早朝連絡を受け見に来た時は、

胸が詰まりました。

あんなに毎年きれいな桜花を楽しませてくれた木が、

鳥たちの憩いの休憩所だった木が、

台風で最後を迎えるとは、想像だにしませんでした。

今日は私の勤続表彰どころでは無くなりました。幼稚園大会は欠席です。

意気消沈。

とても悲しい気分です。

でも60年近く幼稚園の歴史を見守ってくれて、本当にありがとう。

お酒を掛けて今までの大樹をねぎらってあげました。

台風一過の空です。

無情にもこの台風4号は私の心に深く、深く刻まれました。

 

 

Filed under: 未分類 — itsuko 08:33

< 台風接近 >

台風4号が接近しています。

梅雨前線を連れて来るので大雨と、台風ですから大風が一緒です。

これから近づいて来るようですから、皆様も気を付けて下さい。

明日の連絡として本日お手紙を持たせています。

園外へ移動しての活動は延期しました。

台風の状態によってはお手紙以外(メール発信)の緊急連絡も考えられますので、

注意していて下さい。

日本は海に囲まれていますから、毎年台風には悩まされています。

水温が高い海面で発生する台風。

しかしこの台風の通過が日本の四季を彩る生態系に大変重要な役割を果たしていると言います。

大きな災害は困りますが、ほどほどに訪れるのは自然の摂理と考えましょう。

今日はそんな中、お山でお池初のトンボを見つけました。

イトトンボ類の仲間です。

現在羽化したばかりで翅を乾かし中。

だんだんと色がはっきりしてきて、多分アオイトトンボの仲間と思います。

これがその脱殻。

これは先週写したヤゴ。

順番が逆になりましたが、お池に初めて確認したトンボです。

環境が少しづつ多様になって来ました。いい事です。

そして、台風接近も厭わないツバメの子育て。

5羽が無事に育ってまだ1週間と経っていないのに、

もう次の産卵準備です。

鳥たちは忙しい。

ボロボロになった巣をわずか4日で修復しました。

腕のいい左官屋さんです。

これが前の巣。

黒い部分が新しい土です。

5羽が頻繁にここにつかまったので、しょうがないですね。

完全に5羽が巣立ったのが13日。

新しい泥を付け始めたのが15日。

たった1日しか自由の時を過ごしていません。

うーーーん、ツバメは偉い!

ひたすら種の存続に力を注ぐのか・・・・・・。

自分の使命に邁進するんだな。

見習おうかな^^;

台風接近の明日ですが、

明日は横浜市幼稚園協会の加盟園大会で永年勤続表彰式があるのです。

大会は予定通り行われるようですが、

実は私も勤続5年表彰の先生方に混ざって、表彰状をいただきに参上しようと思っています。

何年勤続かは、まあそこそこです。

お疲れ様です。

 

 

 

< ありがとう、お父さん >

お父さん、いつもありがとう。

各方面でお仕事漬けの毎日と思いますが、

今日は幼稚園の様子をほんの少しだけ見ていただきました。

お子さんとのひと時の触れ合いはいかがだったでしょうか。

先生たちの頑張りも伝わりましたでしょうか?

お子さんたちは着実に成長しています。

最近は子育てに積極的なお父さんも多いので、

幼稚園での様子をしっかりと受け止めて、

これからお家でもアドバイスをして下さい。

子どもたちからの心のこもったプレゼントを励みに、

また日本経済を支えて下さい。

ネクタイきまってるね!

う~~~ん、小物入れ。携帯電話なんて入れて下さい。

なんたって冠が1番。こんな冠、ご自身が幼稚園時代依頼被っていないのではないですか?

夕飯はこれを被ってメイン席へどうぞ。

毎日忙しく働くお父さんを、子どもたちは誇りに思っています。

どうぞこれからも益々活躍して下さい。

大丈夫!お母さんは家族の太陽、要です。

ねっ、お父さん!

(お母さんを大事にしないと、酷い目に合いますよ^^;)

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 13:23

< お父さんと一緒!  >

今年は何十年振りに聞いて「おとうさーーーん・・・・」の声。

明日はそのお父さんと一緒に幼稚園で遊びましょう。

ご都合がつかない方は、もちろんお母さんでも構いません。

しかし天気予報は雨。

せっかくの土曜参観日なのに、ちょっと気分が沈みますね。

でも先生方は緊張しながらも張り切っていますので、

どうぞ幼稚園を体験しに、そして気を付けてお出かけ下さい。

きっとお父さんも先生チェックを入れると思いますが、

先生方も負けじとチェック(お人柄)をしていますから

どうぞ笑顔でお願いします。

学年によって登園時間が違いますが、

玄関周りが混雑しますから傘やレインコートには名前を付けて、

間違えないようにして下さい。

今回は雨が落ちなかったらネイチャーゲームを体験してもらいます。

お山を歩くにも、ちょっとあちこち注視しながら歩けば

違ったものが見えてきます。

よろしければやって見て下さい。

参加賞がありますよ!

お父さんにもお山のフィトンチッドを感じてもらいたいです。

 

 

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:28

< やっぱりね。 >

社会保障と税の一体改革関連法案の子育て支援の柱だった

「総合子ども園」創設が無くなりました。

やっぱりね!です。

元々矛盾ばかりの法案で、どうしても通さなければならない教育改革には全く遠いものでした。

現行する「認定子ども園」にも意見したい所ですが、

いくつもいくつも訳の分からないシステムを作らなくて、

ホットしました。

今日入園に関しての問い合わせの電話を受けました。

現在2歳で保育園に行っているが、

3歳からは幼稚園に入れたいとの事。

「やはり幼稚園の方が保育内容が充実していて、

楽しい話を多く聞くので幼稚園に入れたい。」

と言っていました。

待機児童、待機児童と言いますが、その大多数が0から2歳児。

幼児を受け入れる幼稚園は、特に都市計画が行われ、

新しく人口が流入している箇所は別ですが、

数的には十分足りていて、受け入れ態勢はきちんと整っているのです。

実情を、そして現場の声をもっと吸い上げないから偏ったある一方だけの施策になるのです。

横浜市の林市長は全国1待機児童が多かった横浜の現状を大きく回復したとおっしゃいますが、

新規に増えた保育所はその多くが民間の参入による保育園。

果たして今後多くの問題を起こさないとも限りません。

生活環境や活動の充実、保育士の確保、安全管理は二の次のようです。

どちらにしても一つよく分からない制度が見直されたので、

良かったとしましょう。

これから幼稚園選びをされる皆様、

就学前の充実した時間はどうぞ幼稚園に託して下さい。

時間的にも長く預かる制度を設けている所が多いです。

就労先の子育てに関する就業規則を駆使して、

どうぞお子さんに合った、また納得出来る幼稚園への入園を考えてみて下さい。

 

Filed under: 社会情勢 — itsuko 18:27

< 1-1か・・・ >

サッカーワルドカップの最終予選が始まっているわけですが、

昨日のオーストラリア戦は審判に泣かされました。

何とも酷いグラウンドに、判断基準がめちゃくちゃなレフリー。

よく1失点で終わりました。

これからアウェー(敵地)での戦いが続きますので、

選手、コーチが一丸となってワールドカップ本戦を目指して欲しいです。

最近サッカー部に入ったという年長組のOくんは、

「金色の頭の人が好き」と言っていました。

金色ね・・・・、あああの本田選手だと思いますが、

常にあの色に髪を保つのも、予選突破と同じくらい大変なんではないでしょうか?

毛髪は痛まないのかな?????

本田選手の黒髪も見てみたいですがね!

でもあの色だからハッタリ?が効いていて、相手には威嚇になっているのかもしれませんね。

本当は張ったりでなく、実力があるのですが^^;

私の好きな方はキャプテンの長谷部選手。

素敵でしょう。

ディフェンダーの内田選手もかわいいですね!

キーパーの川島選手は7カ国語を操るとか!

この方も素敵!って、

ゲーム見てるんじゃないの!

 

 

Filed under: 未分類 — itsuko 15:58

< 梅雨、梅雨 >

梅雨入り宣言がされただけに、いきなり今週はほとんど雨模様。

ああ、逆ですか!

気温も低くまたまた体調を崩しそうな毎日です。

土曜参観日を前にどうぞ健康管理に気を付けて下さい。

梅雨は室内遊びの多くなる時。

限られた室内で上手に遊ぶ工夫も必要です。

自由遊びにも先生の意図する仕掛けが見え隠れすれば、

子どもたちもまた嬉々とするわけです。

この時期是非やりたい事の一つに、

子どもたちにカッパを持って来てもらい、

お山を歩く事です。

子どもはよくカッパを着て雨の中を歩きますが、

何かを見つけながら歩くのは、いつもと違った感覚を呼び起こすはずです。

傘をさす必要が無くなる自由、

雨の中でも小さな生き物が動いている不思議。

水たまりをバシャバシャ歩く楽しさ。

こんな事を考えています。(毎年!)

今は鳥たちが巣立つ時。

虫たちも幼虫が多くなる時期。

雨でも彼らの営みは止まりません。

そんな一端が見られればいいな・ ・ ・ ・ ・!

と思っています。本当は先生たちにカッパを着て雨の中を歩く感覚を知って欲しいのですが。

玄関のツバメが巣立ちました。

ご覧になった方も多い事でしょう。

梅雨でも彼らは飛ぶ事を休みません。彼らの宿命です。

空中でエサをもらう様子や、小さな翼で雨の中を懸命に飛ぶ様子にも

自然と、「かわいい!」の声が聞かれます。

雨は雨でまた一坤です。

 

 

 

 

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 17:57

< 学校図書館の日 >

皆さん、勉強してますか?

今日は「学校図書館の日」という日だそうですが、

学生時代、いえ今も図書館を利用していますか!

私は高校生時代もみじ坂(桜木町)の県立図書館によく行きました。

理由は不純。勉強ではありません。

素敵な他校の男子学生が通っていたので、ついつい勉強のふりをして寄り道していました。

少しは勉強もしましたが・・・・・・・。

今は時々十日市場にある緑図書館に行きます。

図書館の利用方法も時代によって変わって来ていると思いますが、

その神髄は様々な本との出会い!

知識をもたらしてくれる以外に、空想の世界や想像力を掻き立ててくれます。

夢中に成れる本との出会いは、人生を豊かにしてくれます。

なんてったって図書館には発行される全ての本が揃っているのですから!

皆さんにも1冊や2冊は自分に影響を与えた本があるでしょう。

図書館自体が影響を与えた人もいるかも?

こんな出会いが人生を大きく変えた!とか・・・・・・。

私の場合はその男の子とはプラトニックでしたが。

本との出会いは、「上海の長い夜」

中国の文化大革命時に経験した境遇の回想録。

中国文化にも、人間の性(さが)にも、一人の女性としても、人としての基本的人権にも、社会の仕組みにも、物語にも、多くの事を学びました。

その著者が今月2日に94歳で亡くなったようです。

ほぼ私と同じ年齢で投獄される人生を歩んできました。

激動の中国を乗り切って、晩年は穏やかだったでしょうか。

安らかに眠って欲しいです。

そして元国連高等弁務官事務所長の緒方貞子さんの、

「私の仕事」も印象深いです。

60歳で事務所長になってからの奮闘振りは私を奮起させます。

今、シリアの子どもたちはどうなっているのでしょうか。

なにも出来ずに海外ニュースを見るだけの私ですが、本に接すると自分の事のように物事を考えられます。

小学生の時は「ファーブル昆虫記」ですかね。(私の場合)

やっぱり今虫好きは、ここから来ているのでしょう!

幼稚園の子どもたちにはやはり絵本の読み聞かせがよいでしょう。

少しの時間を見つけて、想像の、空想の世界を広げてあげて下さい。

私は担任時代、「エルマーの冒険」を毎日帰りの数分間、読んで聞かせました。

あーあー、もちろん年長さんでしたので。

仕舞には自分の考える冒険の先を絵に描いて発表し合いました。

エルマーは3巻あります。

今でも子どもに薦める本の1冊ですね。

秋じゃないから夜は短いですが、いい本と出会いたいですね。

別に図書館じゃなくてもいいですが^^;

 

Filed under: 未分類 — itsuko 18:46