< 冬の夜 >

大陸の冬型高気圧が次々と日本列島に押し寄せる今年の冬は、本当に毎日寒いですね。朝に夕に、日中も、手袋やマフラーや、今年は特に帽子が重宝するのではないでしょうか。

外は寒くてもお部屋はあったか、ヒートアップ。ヒートアップと言えば・・・・・・・。

そうです。サッカーアジアカップ準決勝。 まったくもう、いつになったらすんなり勝利してくれるのか! 毎回毎回、心臓がいくつあっても足りないほどの、試合をしてくれます。

勝ってよかったですが、韓国の底知れぬ攻撃、パワーはすごかった、素晴らしかった。

韓国の右サイドバックのくりくり坊主さんは、予備の心臓を持っているのではないかと思うほど、動きまくり、止まらない神出鬼没。

それに比べてサムライブルーの皆さんの足は重くなって行きました。結果勝利も運の強さでしょうが、これからの大会(試合)には技術と共に、精神面の強さと肉体のタフさ。このタフな肉体を作る事も勝利への道に成りますね。

ロスタイムに泣かされてきたサムライJAPANですが、18年前のドーハの悲劇(災難)をドーハの僥倖、いえいえ棚牡丹ではない成就に繋げましょう。昨日も心が折れそうになりましたが、最後は勝利で終わったので、諦めずに応援します。オーストラリアをギャフンと言わせましょう!

で、今日のお話は 冬の夜 なのですが、歌をお届けするのです。

寒い夜は星がきれいで、空気が澄み、月もすぐそばに見られます。そんな寒い夜はお家の中で家族団欒のひと時を歌にしたのでしょうか。作詞・作曲者不詳。明治45年3月の尋常小学校唱歌です。

(古いですねーーーーー、歌詞。)でも曲想はいかにも 冬 らしく、私たちの小学校時代は教科書に載っていたように思います。

どうぞ寒さを、そして家族の光景を味わって下さい。想像してみて下さい、この歌詞の世界を!

  冬の夜

♪ ともしび近く  衣縫う母は

  春の遊びの  楽しさ語る

  居並ぶ子どもは  指をおりつつ

  日数かぞえて  喜び勇む

  囲炉裏火は  とろとろ  外は吹雪

♪ 囲炉裏の端に  縄なう父は

  過ぎし戦の  手柄を語る 

  居並ぶ子どもは  眠さを忘れて

  耳を傾け  こぶしを握る

  囲炉裏火は とろとろ 外は吹雪

う~~~、今夜も サブ~~~。

 

Filed under: 未分類 — itsuko 17:56

< なぜ、子ども園 ! >

新聞やテレビ報道でご存知の方も多いかと思いますが、待機児童2万7,000人の解消のために、明治時代からの長い歴史がある幼児教育を、子育て支援の一環で片付けてしまっていいのだろうか。

保育所はあくまでも児童福祉施設としての位置付けで、教育現場としての考え方は薄い。一緒にして本当にいいですか、皆さん!

どうも何の政策にしても、その場しのぎの取り組みが多いような気がしてなりません。教育は100年の計。人の一生の問題であり、今まで培ってきた幼稚園の幼児教育がまるっと生活の中へ埋もれて行くのは、我慢がなりません。

大学の付属幼稚園などは現状の教育機関としての幼稚園の位置付けで残るようですが、他の幼稚園はこれから先10年を目途に 「こども園」 へ移行すると言います。

施設にしても、教員の補充や業務分担にしても、自由遊びの遊び方にしても、活動内容のバランスにしても、とにかく場面や場所や時間帯で、めちゃめちゃに問題点が多すぎる。

また実際に子どもを幼稚園に預けている保護者の方々の意思や希望なりは、まったく反映されていない。ただただ女性が仕事をする上での、子どもの居場所解消なのです。それでいいですか、皆さん!

預かる場所させ確保すればこの問題は何とか落ち着く、手っ取り早い方法だ。と言う認識なのか、単に厚生労働省や経済産業省の文部科学省との優勢勝ちなのか。以前も何回か、このページでこの問題については触れていますが、とにかく一色単にするのはやめて下さい。私たちは幼稚園教諭として教員免許状を受け、子どもたちの基礎・基盤(土台)となる幼児期の成長・発達を担っている自負があるのです。 もちろん保育園にも大きな命題があるでしょう。しかし人間の最初の社会性を身に着ける大切な時期を、今までの歴史を無視して、簡単に一つの施設に押し込める方法でいいのでしょうか。

とにかく不自然で、正統性が無く、何の教育的見地も感じられない今回の政策成り法案に、私は断固反対します。幼稚園を教育機関として日本の義務教育政策を一から見直し、そこへきちんと税金を使って、同じ幼児期を過ごす子どもたちに、等しく、きちんとした教育を受けさせる施設(幼小学校)の仕組み作りを、すぐにでも始めるべきです。補助金を出して今の幼稚園を手直しするのではなく、国が全責任を持って幼児期の教育を担えばいいのです。0歳から2歳の入所希望者の解消は、3歳から5歳児の幼小学校への移行に伴い空いた保育園が、収容可能な乳児を受け入れればいいのです。そこには保育士という専門家がいるわけですから、十分な保育の提供が出来るでしょう。

少子化に伴い定員割れしている幼稚園が、地域の全ての幼児を受け入れれば(今まで保育園に行っていた同学年の子どもたちが全て幼稚園に入れば)、十分に賄える施設や教員、幼児教育のカリキュラム(ノウハウ)を、こちらもすぐに提供できる機関なのです。

預かり保育が充実してきた幼稚園では、放課後の子どもたちを預かる方法も選択できるようになって来ました。都市部と地方では大きな格差があるのは事実ですが、多くの教育者が関わって、素晴らしい歴史と現状がある幼稚園教育を失くさないで欲しいのです。

Filed under: 未分類 — itsuko 17:04

< お山しっとり、何だこりゃ! >

大雪に見舞われている北海道や東北地方、北陸山陰地方の方々には申し訳ありませんが、神奈川では昨年の年末からずっと雨が降らないカラカラ天気で、空気はもちろん、お肌がバリバリ・カサカサ状態だった昨日までの天候に、やっとほんの少し、潤いが戻って来ました。スズメの涙程度のお湿りでしたが、それでも今日のお山の空気はしっとりと柔らかく、肌にはやさしく、木々たちにも安堵感が漂っていました。ちょっとしっとりした落ち葉がわかるでしょうか。(表面が濡れているのです)

そんな中、変な物いろいろ発見!

なんだこりゃ?????

子どもたちの芸術作品かはたまた、

いたずらか??????

いくつか納めてきました。

まずはこれ! んーーーーと、これ逆さまかな?もしかすると、お顔!

どこからこの石、持って来たんだろう?

この茶色くまるい物は、栗のいが。まだ有ったのね。良く見つけますね。

エーとこれは???  もちろん小枝を集めて、漢字のつもりかな・・・・・。

イヤ違うな。橋のつもりかな・・・・・・・。うーーーーーん、わからない。

これはお山のあちこちに出没する、子どもたちには有名な木片。その名も 「ねずみ板」。

(車付)は、意味不明です。今日はこれが土留めの策の上に乗っていました。

そしてこちらも。

続いて、200円。 なんだ、こりゃ。何が200円なのかな???誰が置いたのか、きっとお山の頂上で秘密基地を作っている年長さんが、金曜日の遊び時間に置いていったのでしょう。朝一番にお山の見回りで、発見しました。

こんな変な物が、遊び道具なんです。 ねずみ板を知らない幼稚園のお友達は、もぐり!ですよ、きっと。そのくらいお山好きな子どもたちには有名な変な板です。 必ず秘密基地の拠点に一緒にあります、この2点。どこから来たのか、誰も知らず!

そしてこんな物も。

 

わかりますかね、この羽の残骸。これは私からすればさほど珍しくないのですが、これも山で生き物が残した、生きた証。

周りにはもっともっとたくさんの羽根が散乱しているのですが、これは長津田やみなみ台に住み着いている 「ドバト」

これです、の羽根。

 犯人は 「オオタカ」 という森の中の筆頭捕食者、言わずと知れた タカ=鷹 の仕業。

毎年3~5回程度、この光景はお山で繰り広げられます。

でもこれは生態系の自然な姿。食う・食われるの関係が整っていれば、野生が崩れる事はありません。自然界は丁度バランス良く出来ているのです。いえ、出来ていたのです、かつてはね!オオタカも生きていかなければ成りませんから。

お肌には今日のような潤いが何よりの保湿効果ですが、もう夕方には乾燥してしまいましたね。

引き続き肌のお手入れと火の用心!どうぞ注意して下さい。

そして明日は、因縁の日韓戦です。わかる方にはわかりますが、 ガンバレ、日本! イノハさん、素敵!

でも2番のあなたがなぜあそこに!? イヤ、イヤ あなたはヒーローです。 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 16:50

< 今日も鳥 >

さて久しぶりに 鳥 さんのご紹介。

今日は ら行 です。 ら行なんているかな? はたまた、写真があるかなと思ったら、最初は

ラ: ライチョウ  いましたね! 素敵な鳥が。ヒナも一緒です。 かわいいですね。

リ: リュウキュウコノハズク   何と夜間撮影での1枚。そして幼鳥です。こちらもかわいいーーーーー。と思ったっら、

写真が見当たらないので、同じ夜間撮影の アオバズク を見て下さい。 リュウキュウコノハズクと一緒にホーホー鳴いていました。

ル: ルリビタキ  これは先日 「冬のきれいな鳥」 の場面でお届けしました。もう一度、どうぞ!

レ: レ はレンカク という 鳥がいますが、写真がありません。まだ野生では見た事がないのです。

静岡の掛川花鳥園 にはいます。

ロ: ロ で始まる鳥はいませんでした。

以上、おしまい。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 18:41

< 大寒、悪寒、もうアカン >

一番寒い日、大寒。本当に今年の冬は寒いですね。まだまだ続くそうで、オーさぶ。 と背中に悪寒が走り、

あーもうアカン!

風邪を引きそうなので帰ります。

このブログ始まって以来の短さ。

113文字で、失礼します。明日は皿盛りカレーです。

Filed under: 未分類 — itsuko 19:34

< 全面凍結? >

毎日寒い日が続いていますが、風邪などひいていませんか?幼稚園ではいよいよA型のインフルエンザのお友達が出てしまいました。

実は年少さんのM先生も罹ってしまい、お休みをいただいています。幼稚園の先生という事もあり、今週は 出勤停止 となりました。

M先生は予防接種を受けていましたが、受けていても罹るんですね!軽症で済むようですが、罹るんだ。

とにかく体力、免疫力を落とさないようにして、日頃の手洗い・うがいと共に、予防に努めましょう。

さて、お池が大変な事になっています。煽った先生もいて、池に落ちた子が現れました。落ちる!という事は、もしかして乗った????

毎日の寒さで、水深の浅いお山の池はパット見ると下まで凍っているように見えます。そこでN先生、「歩いてみよう!」

おーーーーーい、そんな事ダメに決まってるでしょう。案の定、年長さんの一人が バリッ! と音を立て水没。「ギャー、冷たい~~~」

という分けです。そりょあ池の氷を見るとついつい トントン と叩いたり、そーーーと足を乗せたくなりますが、そこは先生としては予測をしてもらわなきゃ、いけません。

周りの土手にも足を踏み入れてしまい、霜柱と共に土がぼこぼこ、氷の上がどろどろ、池の周りがガチガチのぐちゃぐちゃ!

ふーーーう、どうしましょう。

子どものいたずら心も分かりますが、メダカやヤゴが越冬をしていますし、ここは少し子どもたちに我慢してもらい、見るだけにしましょうね。

N先生、「渡ってみよう!」 なんてとんでもないことを言わないでください。

まったく、もう。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:39

< 鎮魂 そして祈り >

今日は阪神淡路大震災から16年目の日に成ります。毎年慰霊祭が行われますが、心の傷と爪後はなかなか消えません。

未曾有の大災害を新聞やテレビ映像で見る度に、目を疑います。アメリカの同時多発テロのライブ映像を見ていた時は、立っていられませんでした。テロは人災ですが、災害は地球誕生から途絶えた事がありません。

人々は、そして同じ星でクラス生物たちは、その自然災害と闘いながら自分たちの住処を守っていくしかないようです。

もちろん知恵と近代技術と人々の助け合う精神がそれを支え、防いで行きますが、中々追いつきません。

今世界中で気象災害が猛威を奮っています。オーストラリアやセイロンの大水害、アメリカニューヨークの大雪。日本でもこの冬は積雪が多く、北日本では苦労されています。

気象災害の原因は、私たち人間の近代化とエゴの象徴とも言っていい、地球温暖化によるところが大きいようですが、毎日災害の映像を見ていると、心が痛くなります。

阪神でも今日の追悼式を迎え、改めて災害に対しその事実を多くの人が知って、これからの防災に生かし、亡くなった方々への祈りの思いを、胸一杯に抱いた事でしょう。

「災害に備える、備えなければいけない」 と仕事柄思いを寄せますが、実際本当に大地震が来ても、この建物は大丈夫なのか、実は不安に思うのです。検査結果は合格ですが、どんな災害(天災)が起こるかは、だれにも分かりませんし、起きてしまった場合、自分は子どもたちと、教職員を守れるのか。自分の命もままなりませんが、不安です。

出来る事はしていますが、全世界でこれ以上大きな災害が起こらないように、また今続いている災害が早く治まり、人々がそして生物たちがまた復興出来るように、祈るばかりです。

Filed under: 未分類 — itsuko 18:08

< 水辺の宝石 >

いつ見ても、どこで見ても、「きれいな鳥ね!」と言わない人がいない、その名も カワセミ。

私は動画から静止画へ落としているので決してきれいな写真ではありませんが、たまには何の記事もなく無条件に美しい鳥を見て下さい。寒くても元気です。

 

 

私はメス。食事をしているところです。私の嘴から頭部は新幹線新型車両のモデル。

 

文句なしの美しさ。オスもメスも同じ色。メスは嘴の下側が赤いのです。違いはそのくらい。鳥類にあっては少数派。

 飛んだ!ボケボケだ。

残念!

おしまい。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 17:58

< お父さん、カッコイイ! >

今週はいろいろ続きますが、今日はお餅つき。

ながつた幼稚園では恒例の新年餅つき大会です。そしてこの行事にはもう一つ大きなねらいがあり、一つはもちろんお餅を蒸すところから見せて、人がしっかりついて、できたてのお餅を食べること。

THE 食育です。もち米に触れ、蒸し上がったコメを一口食べてみてどんな感じか体験し、味わい、杵と臼でついて、お餅にする。そして海苔と黄粉で味を付けて、初めて食物になる。

 

この作業を見る、経験する事で食事の大切さや、大変さ、作る人への感謝などいろいろ学ぶわけです。家庭では出来ない経験の一つでしょう。そしてもう一つがお父さんのお手伝いです。

 

 

事前に募って、お手伝いをしていただきました。年長さんは毎年、もう3年続けて立候補して下さる方もいます。お父さんが行事に積極的に参加して下さる事で、幼稚園教育への理解と信頼を持っていただくと共に、子どもたちに父親の力強く、カッコイイ姿を見せてあげる活動に位置付けています。いざとなったらお父さん! です。

今日ばかりは働くお父さんをアピールしましょう。クラスでは配膳の手伝いに少々緊張気味ですが、中々いい光景です。

 

みんな、美味しいでしょう!格別でしょう! おいしく食事をいただける事に感謝しましょうね。

これが噂の けんちん汁。とにかく根野菜がいっぱいのすまし汁。売れ行きトップクラスです。私が考案しました!(しつこいか?)

 

ご協力いただいたお父様方、父母の会の役員のお母様、お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 13:52

< バクの日 > 

幼稚園関係者でない方はこの表題を見て、「何だ、この日は?」と思われるでしょうね。

確かに変な命名ですが、このバクはながつた幼稚園のキャラクターである動物のバク。決してお弁当をバクバク食べる、バクではありません。

この名前を取って、月に1度行っている 「縦割り教育」 の日を ≪バクの日≫ と名付けています。

さて、縦割り教育とは何ぞや? 

ほとんどの幼稚園は小学校同様、同学年でクラス編成をし、学年割を組み立てていますが、中には学年を越えて(混ぜて)クラス分けをしている幼稚園もあります。これを縦割り教育と言います。

異年齢の関わりを幼児期に持つ事で、初めての子どもたちだけの世界(社会)に触れる幼児期に、多様性を持たせるねらいがあります。自分よりお兄さん、妹 の関係を遊びの中で感じ、意識させるねらいです。その日を設けているわけです。

普段は2クラス、3クラス単位でゲームをしたり、制作をしたりしますが、今月はお正月月ですからそこは少し案を練っています。

日本の伝統文化にある「昔遊び=お正月遊び」を体験させる活動です。

今年は豪華キャストによる、子どもたちへのデモンストレーションDVDを制作しました。

もちろんキャストは男子の先生方。少々女子の乗りのいい先生も加わって、子どもたちが見て楽しそうで、やってみたくなるDVDに仕上がりました。監督はW先生。もちろんプロデュースはわ・た・く・し。

見せてもらったDVDにはダメ出しをしたい部分もありましたが、本人たちが楽しそうにやっているのでGOサインを出しました。

何の遊びでもそうですが、自分が楽しくなければ周りも、仲間も楽しくありませんから。

映像には凧揚げ、コマ回し、ダルマ落とし、かるた取り、羽子板遊び を入れています。

 

そしてやってみたい遊びに挑戦しました。日本の遊びに触れたことが無い子もいるかもしれません。

何かで、どこかで触れないと、まったく知らないまま大人になってしまいます。これは問題です。普段はなかなかしないかもしれませんが、ふと触れた遊びが大好きになり、どんどん上手になる子もいます。またそんな機会が子どもたちには必要です。

現在この取り組みから、何と、「コマクラブ」 なる物が自然発生し、師匠のO先生の指導でみるみる上達している子も多いのです。

自宅でも「コマを買って欲しい」 と要望を出す子もいて、広がりを見せています。

さあ、やってみましょう。お正月遊び!別にあ正月だけではありませんが!

 

 

 

Wii やDS のソフトにはないと思いますので、学校(幼稚園)で、そして家庭で触れてみないと、だんだん消失してしまう遊びですね。

今日のバクの日はそんな1日でした。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 16:45