< まだ冬だね >

高村光太郎 「道 程」より
 冬が来た
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

僕に来い、僕に来い
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た

いいね!想像力を掻き立てるね。

八手の白い花も銀杏の箒も普段から見ている人には分かるね。

僕に来いがいいね。

こんなスパットした潔い詩が書けるといいね。

まだまだ冬だね。

映像がモノクロだね。

樹氷ならぬ樹雪だね。ケヤキ(左)にネムノキ(右)。

雪空だね。

そしてこんな虫も雪を耐えているね。

シンジュサンの繭。幼虫を見てもらいましたが、飼育ケースに連れてこなかった2頭がちゃんと繭になって吊る下がっています。彼らの能力には敬服しますが、

きっと落ちないようにカラスザンショウの茎の部分も糸で止めているんだね。

全て茎から落葉するカラスザンショウですが、この2つだけ残ってるね。

自然界の秘めた力が働いているんだろうね。

5月かな、6月かな成虫が孵りますように!

祈る冬だね。


本日観劇会にお越しいただいた皆様、天候が悪く寒い中、ありがとうございました。

お正月の獅子に頭をかじられ、今年は最高の年になりますね。

1月ももう終わり。早いね。

獅子舞、じゃなくておしまいーー;