< 寒露の人気者? >

今日は寒露。霧が冷たく感じられる頃の事。空気が澄み、夜空に冴え冴えと月が明るむ季節、という意味のようです。

そういえば昨日の夕方は西の空に細ーく輝く月と、その南西に美しい水星が見えました。

台風のせいで蒸し暑いですが、空は秋ですね。

そんな秋の人気者、それがハリガネムシ!

この時期はカマキリと共に子どもたちの話題に上る、唯一の回虫(せん虫)でしょう。

実は子どものお腹から出てきた記録もあるとか?

さくら組ではアゲハ蝶の飼育に続いて、このくねくね虫を飼う事になりました。(回虫ですよ!!!)

宿主であるカマキリ(ハラビロカマキリ)のお腹から這い出してきます。

これは水辺で産卵するため。水中に棲む水生昆虫を介して、カマキリに行きつき、この時期一斉に独立するのです。

もう5~6匹は子どもたちに見つかっています。

カマキリも受難ですよね!これからおお仕事を前にして、細長いクネクネに取りつかれ、まったくもう・・・・・。

カマキリは死んでしまう訳ではなく、無事に産卵を終える個体も多いようです。

冬に向けていろいろな生き物が命の引き継ぎをします。

こちらも水辺に戻って来たイトトンボ。メスを見つけて命を繋ぎます。

イイネ!

この鳥はオナガ(中央)。20羽程の群れが、池のナナカマドの実を食べに来ました。これからは少ない食べ物を仲間と分け合います。

しかしいい事ばかりではありません。

時々現れるハクビシンのフン。

まったくけしからんのです。いつも柿の実を食べて、その種をフンと一緒に排泄してます。それも水の中で!

寒露のいい季節に、お池の中に外来種の糞なんて、フンッだ。