< お菓子も秋 >

お山のモミジも色づきはじめました。

晩秋が北風と共に足早に通り過ぎます。

上を見上げるとはらはら、ひらひら舞って落ちるケヤキの葉が実にきれいです。

そんな季節の茶道の菓子も秋。

これです!

カエデとまつぼっくり。

カエデにはちょっとゆずの風味が入っていて、独特な味。

子どもたちは「ムムム!」という顔をしていました。

この絵ではまつぼっくりは白に見えますが、

実は薄紫の色が付いていて、こちらはお砂糖の打ちもの。

よってにっこり顔になる甘いお菓子でした。

毎回お菓子は美味しくいただきますが、いろいろと課題も多く、講師の先生方も頭を抱えています。

その一つが、お茶碗が持てない!

子どもの手には大きめのお茶碗ですが、親指と他の4本の指で上下で挟んでしっかり持つ行為が分からないそうです。

お茶碗を包み込むようにして横から持とうとするので、力が伝わりにくく、落としてしまいます。

さて、普段ご家庭で、お茶碗とお椀を使っているでしょうか?

ご飯とお味噌汁とおかず。

3点食べを毎日しているとしたら、しっかり5音指を使って挟む行為をしているはずです。

指で挟まないと持ちあげられませんから。

口の下までお茶碗を運び、お箸で口へ運ぶ食生活が減って来ているのでしょうか。

掴めない事が今は大きな問題です。

12月からは箸の使い方も出てきます。

こえまた、お家でお箸を使っていますか!

保護者の方が意識して、この時期に使い方をマスターしてみましょう。

お箸の使えない大人は、やはり恥ずかしいです。

大人になってデートの食事の時、とんでもないお箸の持ち方をしていたら、

きっと男女に関係なく興ざめですよ。

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 16:50