4:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 今回はお山の自然特集。今週はとてもすがすがしいいいお天気が続いています。この連休にいろいろな所へお出かけの方も多いことでしょう。外へ出て楽しむと同時に、身近な動植物に『ちょっと』目を向けてみてください。私たちの知らない所、気がつかない所で生き物たちはひっそりと活動しています。でも厳しい環境になんとか適応して生きていますから、大切に、大事に見守り、子ども達に伝えたいですね。

①鳥たち!
A:まずご紹介するのは『コゲラ』と言います。このキツツキの仲間が砂場の横に立っている朽木に巣を設けました。つがい(主にお父さん)がせっせと本当に定規で測ったような丸い穴をあけました。(直径3.5cm)オスがメスに虫を渡す求愛行動も見られたので、きっとこのお休み中にも卵を産んでくれるでしょう。この様子を出来れば巣立ちまで見届けて、子ども達が何かを感じてくれればいいな~~と思っています。

B:さてこれも鳥の巣で。お山の中腹の左端のこちらも朽木に出来ました。実はこの写真にほんのちょーーーっと『くちばし』が見えるのですが・・・。この鳥は『ハシボソカラス』です。七つの子は誕生するでしょうか?楽しみです。

②爬虫類君!
『どれどれ』と、顔を出したのは『ニホントカゲ』の成体。春の早い時期に、そろそろ冒険に出ようかな!と言うところでしょうか。トカゲは子どものころは皆さんよくご存じの紫色で黄色い線のある体。大人になると『カナヘビ』と同じような土色になります。『ニホンカナヘビ』の方が尾が長く、体に光沢がありません。キラリと艶やかだったら『ニホントカゲ』です。

③両生類の変態前!
こんなに大きくなりました。順調に育っています。手や足が出るのはもう少し先ですね。

④昆虫です。
A:こちらは『ミズジチョウ』タテハ蝶の仲間です。お山にはもみじの木が多いのでよく飛んでいます。もみじの木が好きですからね。

B:おなじみ『キアゲハ』の春型。少々写真がぶれてしまいました。赤系の花が大好きです。

⑤植物も忘れないで!!!
A:ある地方では『貧乏花』と呼ばれてる『ハルジオン』。キク科の多年草で毎年たくさんのお花が咲きます。似た花に『ヒメジオン』という種がありますが、蕾の時に下を向いているのが『ハルジオン』。最初から上を向いているのが『ヒメジオン』です。どちらもどこにでも咲く見慣れた花ですが、元は北アメリカ原産の外来種。本来は日本にはありませんでした。多くの外来種が入ってきて、国産の多くの種が脅かされています。難しいですね。

B:こちらもおなじみの『シロツメクサ(クローバー)』こちらはマメ科の多年草。これも帰化植物。フー、でも頸飾りは素敵ですよね。

C:普段から地味な植物で誰も目にくれないシダ。実は美しく林床を飾っています。これもそのうちのひとつで『イノデ』と言い、照葉樹林の下にはえます。葉の裏は一度は見たことがありませんか?胞子のぶつぶつが集まっています。そう、シダ類は胞子で増えますね。思い出しましたか?

D:最後は『ヘビイチゴ』。これから花が咲きますが、自生しています。ベリーの好きな私は、一応赤く熟した実を食べてみましたが、『まずい』です。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — 管理者 00:24