< あの日を忘れない >

3年が経ちますね。初めて経験する大きな揺れ。子どもたちのいる園舎で廊下を歩けないほどの揺れに襲われました。

あの日を忘れてはいけません。東日本大震災。

今在園している子は、生まれてまもなくの子や、やっと3歳になった子。

要は幼稚園にはまだ居なかった子です。

2月末の避難訓練の際、私はあの時の地震のことを話しました。

みんな真剣に聞いてくれました。

また地震はやって来ます。私たちは生き延びないといけません。

この長津田の地はまず津波の心配はありませんから、建物の倒壊から、そして火事やパニックから逃れなければなりません。

それから今も続く放射能汚染のこと。

忘れていませんか!計画停電を。

忘れていませんか!今使っている電力がどこで作られているのかを。

もう一度見直しましょう。街の灯りの無駄を。

もう一度見直しましょう。使わなくてもいい電力があることを。

以下は2011/3/12に残した記事です。

決して忘れないためにも、もう一度載せてみます。

タイトル < 無事です >

皆さん、無事ですか。家族とは連絡が取れていますか。

幼稚園は昨日午後7時40分に最後のお友達をお父さんに引き渡す事が出来ました。

昨日は通園バスの第2便までを運航し、その後長津田プロジェクトの活動の子と合わせて、大規模災害時の降園方法を取りました。

幼稚園に残っていた子どもたち全員と教職員全員、全て無事に昨日のうちに帰宅の途に付く事が出来ました。

電気が午後10時ごろ復旧したのに伴い、目視ですが園舎全体の状況を確認いたしましたが、建物等に特別な被害はありません。

室内でも倒壊した物などなく、地震前の状態を保っております。安心して下さい。

緑区周辺も落ち着きを取り戻し、日常生活が復帰しておりますので来週月曜日からまた平常通り幼稚園教育を行います。

インターネットも思うように通じず、イライラしましたが、本日12日午前中時点での報告を致します。

しかし、これからも大きな余震が予測されますので、どうぞ皆様、個々の所在を確認し、ご家族まとまって行動するように致しましょう。

また、携帯電話はすぐに繋がらなくなってしまいます。来週からの登園日に再度地震が発生した場合、規模によっては昨日のような大規模災害時の降園方法を取りますので、連絡が付かなくとも、とにかく幼稚園までいらして下さい。

子どもたちは最善の方法で保護者の皆様へ引き渡すまで、待機します。

落ち着いて行動しましょう。昨日、私たち教職員をねぎらって、多くの差し入れをしていただいた方々には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。大変勇気づけられました。

今後も防災用品など改めて確認し、準備しましょう。

次に、2011/3/14 の記事です。

タイトルは < 混乱・不安 >

本日は短時間での緊急連絡網による幼稚園活動の変更措置にご協力いただき、誠にありがとうございました。

連絡には多少の混乱もきたしましたが、無事に皆様に連絡が付きました。

教職員の出勤もままならぬ中、電力の状況も刻々と変わり、大きな余震も再度起きるとの予報もあり、子どもたちの安全と保護者の皆様の不安を最小限にするために、自宅待機の休園と致しました。

「連絡が遅いや、連絡網が繋がらない。」などのお叱りも受けましたが、被災されている方々の事を思いますと、今私たち一人一人が出来る事をしっかりと、秩序を持って行い、応援する事が大切だと考えます。

お仕事の関係で、明日からの手配が厳しい方もいらっしゃるかも知れませんが、なにとぞご理解の上、ご協力下さい。

私は心が折れそうです。

連日繰り返される各機関の報道に、とにかく大きなショックを受けております。被災地の方々がどれほどの痛みを持って、今を過ごされているかと思いますと、とにかく心がくじけそうですが、何とか自分を奮い立たせて私に何が出来るのか、何をするべきか、今置かれている立場をよく考え、次の手段を取ろうと思っています。

これからまだまだ身近なライフラインでも混乱や困難や不安が発生しそうです。

多くの交通機関もストップしています。

しかし、私たち一人一人落ち着いて、国民みんなで協力して、この大災害を乗り切りましょう。

海外の報道では「私たち日本国民の秩序だった行動が素晴らしい。」「本当に真の強い国民何だろう。」 とその資質を評価している国もあるようです。

底力を併せて、東北地方と私たちの生活を復興させましょう。

最後の一文が東北の復興です。

果たして復興はなされているのでしょうか?大いに疑問であり、当時集まった相当額の義援金は一体どのように被災地の方々に還元されているのでしょうか?

復興庁という担当窓口ができても、この3年ではほとんど変わらないという声も多く聞きます。

政府は随時国民に現状を報告する責任と義務があるのではないでしょうか。

このことも含めて、決して忘れず、子供たちに伝えて行こうと思います。

本日の欠席者:17名

(内、インフルエンザB型 4名)

 

Filed under: 世界,未分類,社会情勢 — itsuko 16:48