< 絶滅危惧種、発見! >

先日の22日は土用の丑の日という事で、うなぎを食べた方も多いのかもしれませんが、

ご存知のようにニホンウナギは既に大変稀少な種で、絶滅危惧種に登録される寸前です。

クジラといい、うなぎといい、なぜ種が滅びそうになっている生き物を、食べてしまうのでしょう?と、一人でイラつく時もあるのですが(ちなみに私はどちらも食べません)、なんと去年からこんなトンボが山の池に姿を現しました。

ベニイトトンボ♂

ベニイトトンボ♀

たかがトンボと言わないで下さい。この種は絶滅危惧Ⅱ類に属し、関東地方でも限られた場所でしか確認できていません。

池の管理を手伝ってくれている会社に聞いても、おそらくベニイトトンボだろう、という事でした。

環境を整えると数が少ない小さな生き物でも、棲息するようになる事の証です。

乱獲(人が食べるために捕獲する)により激減している多くの種も、ほんのちょっとの創造と工夫と人々の遠慮で、数の回復は出来るのです。

着々と生き物たちにやさしい地となっているお池のようです。

この事は結局、私たち人にもやさしい場所なのです。(好き嫌いは別にして!)