< 年度末と渡り鳥に乾杯 >

今日で2015年、平成27年度が終わります。

なんとか園長職をこなしてまいりました。

皆様のご支援・ご理解に感謝申し上げます。一時もホットしてられない状況ですが、気持ちを新たに平成28年度を迎えたいと思います。

そして春は鳥たちの渡りの季節。

日本全国で、世界各地で南へ北へ鳥たちは自由に空を飛んで行きます。

国境も入国検査もなく、ましてや何か害を与える種は一つもいません。

小さな限られた環境で繁殖し、体を休めるだけです。

なんて平和で崇高な生き物でしょう。

空中圏を何の規則も拘束もなく、ただただその本能と見事なまでの生態と能力を持つ野生動物たち。

彼らと共に、いつも彼らの息遣いを身近に感じ、私は私らしく、ヒトらしく生きて行きたいと思うのです。

オオチドリ(チドリ科)

ホシムクドリ(ムクドリ科)

オオトウゾクカモメ(トウゾクカモメ科)

ウズラシギ(シギ科)

ヤツガシラ(ヤツガシラ科)1属1種です。世界中に仲間はいません。

 

< 追い風か、逆風か >

春休みをいかがお過ごしでしょうか?

桜も大分咲き始め、そろそろツバメもあちこちで確認されています。

さて、国の来年度予算案が可決成立しました。

とにかく毎年その額を更新していますが、

来年度は子育て支援や介護支援に比較的多く予算が取られました。

社会現象になっている「日本死ね」ブログが影響しているからか、緊急措置的な規制緩和と当てつけ措置は、とりあえず育児・幼児の環境にスポットが当てられました。

人は生まれて誰しも経験してくる大事な時期なのに、社会に出てしまうとまったく問題にさえされなかった環境であり職種です。

幼稚園や保育園の費用の一部無償化にも予算が当てられました。

職員の給与改善もあるはずです。

このことは私立幼稚園によって追い風でしょうか、逆風でしょうか・・・・・・。

ましてや認定こども園に移行しない学校法人立の幼稚園にとっては予算配分がどうなるのか、非常に関心を持つところです。

一律に子育てに掛かる費用が税金から出るとしたら、

しっかりとした育児や教育をしている施設が選ばれるべきでしょう。

設備も含め、子どもたちの安心出来る場所の提供は必須です。

同じお金ならいい保育と施設や人材が必ず求められるはずです。

しかし、子育てに費用をかけたくない家庭には、税金で賄われるだけの、自宅近くの認定園が重宝されるかもしれません。

質を問わないなら・・・・・・。

給与は一律になるのでしょうか?

公務員ではありません。その施設ごとで決定されるのでしょう。どこまで補填が届くのか、これも未確定です。

とにかく、保育を必要とする・しないにかかわらず、

子どもたちの成長に見合った教育は全国どこの子も均等に高い教育環境でなければなりません。

国は抜本的な教育改革を今、起こす必要に迫れれているのです。

日本が本当に死ぬ前に是非取り組んで欲しい。

そして国のあり方を、豊かな人間を作る心や環境整備にシフトして欲しいのです。

働きお金を稼ぐだけが生き方や国のあり方ではありません。市場経済に振り回されるなんて、こんな惨めな動物は人間だけです。

幼い頃の子どもの育ちを家庭で支えるお母さんだって、立派な一億総活躍社会の一員です。

両親揃って働かなくてもきちんと家庭を守り、子を育て、社会を形成して行けるお金の使い方があっていいじゃありませんか!

お母さん万歳です!!!

春のウキウキとした移ろいと、世界を流れるメチャメチャなニュース映像のギャップがただただ悲しいです。

追い風であることを祈って、新年度の始まりです。

 

Filed under: 世界,未分類,社会情勢 — itsuko 15:49

< 今年度を終えて >

本日7名の皆勤者をお祝いし、修了式を終えました。

1年間多くの諸活動にご協力頂き、ありがとうございました。

毎年迎え、毎年送り、子どもたちの育ちを応援していますが、世の中では悲しい出来事ばかりです。

この子達が社会へ出て働くようになった時代は、果たしてどんな社会になっているだろう・・・・、と不安を覚えます。

修了式に臨んだ年少、年中さんはきちんとお話を聞き、大変立派に着席できる素晴らしい子どもたちですが、

年齢を重ね行くうちに、何かの歯車がずれて、自分ではどうにもならない時が出てくるかもしれません。

それが相模原で起きた中学生自殺事件かもしれません。

なぜ本人が助けを求めているのに意思を尊重してあげなかったのか・・・・・。

なんて悲惨な事件でしょう。

親の顔がみたいです。息子を自殺に追いやった父親は、どんな心の持ち主でしょう。

世界では大きなテロ事件が相次いでいます。

イスラエルの刑務所には12歳の少女が捉えられています。

ナイフを所持していたからだそうです。

パレスチナ人の少女はイスラエルに反感を持っていました。

まだ12歳です。

ながつた幼稚園では子ども達が立派に1年を終えた事を確認し合いました。

この事と、世間や世界で起きていることのギャップが大き過ぎて、時々焦燥感を抱きます。

でも今目の前の子どもたちに最大の愛情と、最高の教育を提供することが私に課せられた職務でしょう。

大きな事故や近隣とのトラブルも無く、今年度も教育日数を終えられたことに厚く感謝します。

ご意見を頂いた中からもこれからより良く活動が進み、ご理解を得られるように努力します。

先生方は指導要録記入や各学校、進級クラスへの申し送りなどで、春休みも忙しいです。

少しだけ開き始めた桜を眺め、心豊かに進めましょう。

ツバメが帰ってきました。嬉しいです。ほんの少し、心なごませる出来事です。

生きものたちの姿や声で四季を感じています。

 

< 世界の不思議あれこれ >

3連休も終わり、いよいよ年度末になってきました。

春分の日はあれこれ行事があったことでしょう。

昨日はこども環境管理士の交流会があり、半蔵門で講演してきましたが、

北海道や福岡の管理士さんとも交流し、これから益々この資格を有効に生かしていきましょう!と団結してきました。

世界では、

オバマ大統領がキューバを訪問したようですが、

公式の訪問に婦人や子供たちの衣装がノースリーブのワンピースって許されるんでしょうか???

ちょっと隣国へお買い物^^;でしょうか?

北朝鮮ではパンパンのお顔でコボちゃんヘアーのあの方が、

やたらにミサイルをバンバン飛ばしているようです。

なぜ彼はヨーロッパで教育を受けているのにあんななんでしょう???

シリアでは、内戦が4年も続き、国民がバラバラになり、ボロボロになり、多くの人が犠牲になって世界中に混乱とテロを撒き散らしているのに、

保身だけであそこまで突っぱねる大統領は、一体何を考えているのでしょうか???

まだまだ不思議はいっぱいですが、

せめて自分の身の回りは?マークがつかないように年度末を迎えましょう。

昨日の月の横には赤く輝く木星が綺麗でした。

宇宙から見る地球はさぞかし青く魅力的なんでしょうが、

実情は今上げた通り、世界中で大問題が起こっています。

日本でも「日本死ね」問題で盛り上がっていますが、

この問題は実に深いところまで関連しています。

これはまた次回にしましょう。

世界の不思議あれこれでした。

明日は修了式。しっかり努めます。

Filed under: 世界,宇宙,幼稚園活動,未分類,社会情勢 — itsuko 13:40

< 3月11日は何のため >

5年を迎える東日本大震災。福島第1原発事故から早5年。

各局の報道番組でも連日放送されていますが、

皆様はこの日の事を思い出しますか?

何をどのようにあの時の事を生かしていますか?

誰しもが大変な思い、経験をした自然災害と原発事故。

何らかの教訓を身につけなければ、今も生活に困ったり、人生を進めない人たちに申し訳ありません。

せめて私たち、直接の被害を受けていない者は、

これからの生活に少しでも災害に強い手立てと方法を身に付け、自助と共助の精神を備えなければなりません。

せめて出来ることをやりましょう。

今日は丁度金曜日。あの日も週末の金曜日でした。

私も相当混乱し、子ども達と教職員の安全をどうやって確保するべきか必死でした。

先生方の協力のおかげで、無事に全員の子どもたちを保護者へ引き渡すことができましたが、

大きな地震は近いうちにまた必ず来るので、備えなければいけません。

そして電気の使い方、気にしていますか!

使用制限をかけられ、ロウソクや非常用電灯で過ごした日々を忘れていませんか?

明る過ぎる街に疑問を持つ私は、24時間営業のコンビニエンスややたらに明るいショッピングモールが理解出来ません。

商業主義に走る生活を見直した2011年ではなかったでしょうか?

国を挙げて取り組める省エネ方法はまだまだあるはずです。

動き出した原発が裁判によって止められる。

個々の判断で生活の基盤を左右されるのではなく、国としてのあり方を国民に訴え、私たちも実行する。

そんな思考にならないものでしょうか・・・・・・。

3月11日を体験した私たちに出来ることを実践しなければなりません。

 

 

Filed under: 世界,宇宙,未分類,社会情勢 — itsuko 18:05

< 日本死ね、の気持ちはわかるが >

職場復帰を願う母親が、保育園へ入れるように嘆願した署名を厚生労働省へ出しました。

大臣直々に受け取ったようです。

でも本当に日本の保育園は不足しているのでしょうか?

出産率の低下や実質少子化の中、ある一部の地域や保護者の希望で保育園増設を願っても、日本の乳幼児環境はまったくよくなりません。

なぜなら、その場しのぎの対処対策だけであって、

根本的にこの国の子育て社会システムを見直したり、変革させたりしていないからです。

小さなマンションの一角で、にわか仕込みの保育士さんが1日中子どもを見つめていることが、日本の働く女性とその家族を救い、未来への投資へきちんとつなげられるのでしょうか。

両親が交代で子育て出来る社会の構築、それが当たり前となる就労形態への取り組み、

そして3歳からの確かな幼児教育の充実をひとつながりにすれば、

施設も人材も現状で十分で、全てが機能してくるはずです。

女性が多く職に就くことは仕事の生産性は上がるでしょう。

しかしこどもの将来のために質の高い幼児教育は統計的に必要だと、世界が認めています。

どこへ税金を導入するのか、どこから公平に負担を仰ぐのか。

単純に保育所を増やせばいいという、個人の要望だけにとらわれず、

国はこの国の社会構造の見直しに取り掛かるべきです。

「日本死ね」の愚痴のような書き込みではなく、

このままでは「日本死ぬ」の未来への展望を見据えた社会の変革を大臣へ要望しましょうよ。

Filed under: 世界,未分類,社会情勢 — itsuko 18:38

< 夢は叶えるもの! > 

小さなお顔にニキビを作り、彼女は初々しくインタビューに答えていました。

小さな頃こからジョッキーに成ることが夢だったようです。

なぜ馬が好きになったのでしょう?

家が競馬に携わるお仕事をしているのか、乗馬を習っていたのか、馬を飼っているとか^^;

小学校の女の子で夢がジョッキーはそうそういないでしょう。

小柄の彼女は騎手にぴったりかもしれません。

馬に乗ってトラックを走るって、どんな感覚でしょう。

騎乗はとても高く、見える景色が違うそうですが、これからのレースが楽しみです。

夢はそこへ向けて努力していれば叶う!とは限りませんが、

「幸運は強い意志の下にやってくる」という私の好きな言葉も自分の努力が欠かせません。

自分で掴んだ素晴らし夢を、大きく膨らませて行って欲しいです。

落馬などしないように頑張ってね。

雨が降りそうです。大気が埃っぽくなっています。

植物には恵みの雨ですが月曜日はドッチボール大会があります。

どうなるでしょうか???

当日変更が生じた場合は一斉メールにて連絡します。

私もようやく体調が戻ってきて、明日は今年度最後の生きもの観察会です。

カエルの卵を観察しましょう。

ではよい週末を!

 

< うるう年は1日多くて助かった >

いつも思っていたのですが、今日がお誕生日の方は毎年いつの時点で年齢をカウント(確認)しているのでしょうか?

28日ですか、それとも3月1日ですか?

まさか4年に一度しか年を取らない・・・・・・・^^;

どちらにしても今日は1日多い日で、原稿の締め切りに間に合いました。

2月末日まで!だったので、なんとかまとめ先方へ送りました。

助かった^0^

さて不覚にも体調を壊してしまい、喉を痛めてしまったので説明会ではお聴き苦しい話になってしまいました。

新しいクラスや学年に期待を寄せるところですので、保護者の皆様にもエールをお送りしたいところでしたが、

今ひとつ力が入らず失礼しました。

余計な話ばかりだったかもしれません。(ペコリ)

多くの配布物がありますのでよくお読みいただき、それぞれご準備ください。

明日から3月ですね。いよいよ年度末に向けていろいろな事をきちんと仕上げて行かなくてはなりません。

時間がいくらあっても足りないです。

今日もこの辺で終わり。仕事します。

明日はまた寒いようですから、皆様も体調管理に気をつけてください。

 

Filed under: 幼稚園活動,社会情勢 — itsuko 18:01

< 幼保小交流会 >

緑区の連携事業の今年度の報告会へ行ってきました。

7ブロックの地域に別れ、それぞれの連携学校・園の1年間の関わりを報告しました。

幼稚園から小学校、小学校から中学校は子どもの育ちを互が理解し、スムーズに繋げて行きたいのは共通の認識ですが、

ご存知のように所轄も違えば教育方針やその活動内容も違うのでなかなか難しいのが実情です。

そして昨今の保育園の乱立には閉口するばかりで、

保育園の子が小学校を知りたいと思っても、小学校側だって十数園の保育園とは時間が取れません。

特にこの長津田地域の保育園の増加には驚くばかり。

そんな中、ながつた幼稚園と長津田小学校、そしていぶき野小学校との交流は古くからの歴史があり、お互いのカリキュラムにしっかり入っているので、交流もスムーズです。

先生方も親しく、話も通じやすいというもの。

こういう会へ行くと、益々幼児教育の一元化が必要であることを痛感します。

国の施策がその場しのぎの対処政策であることを感じざるを得ません。

「全ての子に質の高い幼児教育を」の高い目標と実態はかけ離れているのです。

長津田地区はこれも横浜市内でもそうそうないくらいの先生方の夏季合同研修をやっています。

この取り組みは地域の子供たちの安定した育ちの一因となっていると思います。

まっ、それぞれ抱える問題に向き合いながらも、ながつた幼稚園の出来ることを続けていきましょう。

 

Filed under: 幼稚園活動,社会情勢 — itsuko 18:34

< ニャーの日? >

最近はネコカフェなる奇妙なお店も繁盛しているようですが、

今日は2月22日が「ニャーニャーニャー」と読みなされるようで、

ネコの日らしいです。猫、お好きですか?!

動物は全般に何でも好きですが、お山の周りをうろつく野猫には少々手をやいています。

飼い猫ではないようですが、お山の縄張りを主張するのに毎日のように糞をしていきます。

まったく野良猫には頭を抱えてしまいます。

同時に野鳥を狙って襲うので、可愛いどころではありません。

家猫は犬と同様きちんと人間の管理下で飼われるはずが、野猫はそこから外れているアウトサイダー。

いたずらを咎める飼い主もいないので本当に困っています。

そして同じ猫でも家猫ではなく、大型の猫種をもっと知りましょう。

ライオンからツシマヤマネコまで、世界中のネコ科の動物が絶滅に貧しています。

動物界の頂点に立つネコ科の動物は常に食べ物に窮し、自然環境の変化に命を晒されています。

サバンナのライオンやチーターにヒョウ、ブラジルではジャガー、インドやロシアではトラなどの大型ネコ、そして世界各地のヤマネコはほとんどが絶滅の心配をされています。

家ネコニャーたちはあれやこれやで待遇されていますが、世界の野生猫に注目し、その生息に関心を寄せてください。

私はこれらの大型猫の保護に協力しています。

時々現在の様子や取り組みの報告、生息数の変化や目撃情報が入ります。

家猫とはまったく異なる世界で孤高にくらす野生猫。

どうぞ彼らのことも忘れないでください。

ツシマヤマネコ(環境省対馬保全センター内)