< ツバメがいない、トンボが生まれない、キアシドクガがいっぱい > 

皆さんツバメを見ていますか?

毎年必ず飛来し、巣作りをしていたツバメが、今年は全く寄り付きません。

時々上空をチュルチュル鳴きながら飛びますが、

幼稚園玄関に巣は一つもありません。いったいツバメに何が起きているのでしょう。

私はコロナの防止で、人の暮らしが一変しているのが一因になっていると思います。

特に都会では。

どうして、どうして・・・・・・?と空を眺める悲しい日々です。

そしてお池ではトンボが生まれません。

毎年5月の連休辺りで、クロスジギンヤンマが続々と誕生しますが・・・・・・?

泣きそうです。

私のモチベーションを上げてくれる季節の生きものたち。

早く会いたいです。ツベメのヒナの、あの可愛い顔を見たいです。

そして今年もそろそろやって来る、キアシドクガの乱舞。

毒はありませんが、なぜか名前がキアシドクガ。

ヤガの1種で、最近あちこちで見られる害虫です。

ミズキとい落葉樹の葉を食べ、木を弱らせる厄介な虫。

昆虫会も思い通りには行きません。

< ストレスがたまったら >

さて、外出自粛の行動変容を余儀なくされて、ストレスが溜まる子どもに大人。

こんな時は野外を散歩して、自然の力を味方にしましょう。

森林浴という言葉は日本の林野庁長官だった秋山氏が発案した言葉で、

『Shinrin-yoku』として国際語になっています。

自然に触れることは身心をリラックス、そしてリフレッシュする効果が科学的に証明されています。

五感を使って自然の中で過ごすことが、イライラを解消し、自律神経をなだめ、交感神経・副交感神経の働きを整えます。

幸いにも日本の行動自粛の中に散歩は含まれていないので、目で新緑を眺め、耳で鳥の声を探し、鼻で木々や花々が醸し出す香りを楽しみましょう。

触れられれば木肌にも触れて、物言わぬ樹木の存在を確認しましょう。

明日から本来なら大いに春を満喫できるゴールデンウィークの始まりです。

でも今年はいろいろ出来ないから、自然の中に生かされていることを実感する習慣としてください。

画面では空気間や1/fゆらぎ効果を感じられないので、是非外へ出て木々の、そして葉の作り出すパワーを感じ取ってください。

これは囀るアオジという野鳥。

お池の脇にあるモミジの新葉と、花の中で鳴いています。

季節は4月でーーーす。

< 芽が出たよ! >

どんぐりの芽が出たよ。

去年の冬に植えたどんぐりです。

これは昨年度年中さんの鉢。ムクムクと葉っぱが出たね。

大きく開いているのはコナラの芽。

細くて少し茶色の色はシラカシかな。

でも残念なことに昨年の年少さんの鉢はどうやら上手く行っていません。

植えた時期が遅すぎたか、きちんと土に埋まってないか、はたまたどんぐりを拾った時期と、植えつけた時期に時間差があったか???

理由はいろいろあると思いますが、ほとんどの子が発芽にいたっていませんね・・・。

日当たりと乾燥の状態もあるかもしれません。

もう一度今年の秋にやってみましょう。何しろ自分の木になるんですから!

 

 

< 明けない夜はない >

昨日はこの時期としては珍しいほどの低気圧通過。

冷たい北風が強く、雨も相当量が降りました。

またまたお池のカエルの卵がピンチに!!!

3月中旬の雪でアカガエルの卵が隔離実験失敗に終わり、

今度の大雨でまたもやヒキガエルの卵のカゴが傾き、

もしかしたら泳ぎ出てしまったかも・・・・。

16日にオタマジャクシカウント大調査!!!を計画していますが、

どうなる事でしょう。

録画して皆さんに見てもらう予定ですが、果たしてきちんと数えられるでしょうか???

というより、いぴっきのメスが産卵する卵の数を知りたいのですが・・・・。

ちょっと話がずれましたが、そんな大荒れの春の低気圧を見送った今日の朝は、

まあ燦燦と輝く太陽が昇って来まして、いきなり快晴の青空でした。

「明けない夜はない」のでしたが、まだまだ社会が大問題の中、このコロナウィルスを封じ込めることが出来るのか、

この環境がいつ明けるのか、誰にも見通せない状態です。

あと2週間行動制限すれば、大部ウィルスを封じ込められると言う方も居れば、

1年はかかると言う方も居て、まだまだ見通せません。

しかしこれだけは言えます。

このウィルスの感染が始まった頃から徹底してきた手洗い・うがいにアルコール消毒に歯磨きの効果が、

確かに幼稚園内ではあったということです。

インフルエンザは発生が抑えられ、風邪を引く子も極端に少なくなっていました。

毎年大流行するインフルエンザには、この日常の行為の徹底がいかに重要で、予防策となるかが、新型のウィルスの存在により証明されたように思います。

一つ賢くなった人類は、またこれを学んで夜が明けるのを待つのです。

早く終息して欲しいです。

そういえば、ツバメが来ないのです・・・・・。

 

< 新年度 ツバメ飛来 やったー >

さて、令和も新しい年度に代わり気が付けば2日です。

コロナ感染も依然拡大を続け、これからどうなるんだろうと不安ばかりですが、

今朝ツバメをグラウンド上空で確認しました。

戻って来てくれました。この地を目で確認しているはずです。

去年と違うのは桜の咲き具合と目に見えないウィルスがいることぐらいでしょうか!

2羽で帰って来てくれました。例年巣を掛ける玄関には今年は土台を付けてみました。

使ってくれるでしょうか・・・。

また可愛いヒナの顔をたくさん見たいです。

心が沈みがちの今日この頃ですが、動物たちの移動で季節を感じ、少しでも気持ちを盛り上げたいと思います。

お山やグラウンドの桜ももう終わりですね。

玄関先ではオオシマザクラとヤマザクラが出迎えています。

新年度も前途多難な日々になりそうですが、新しくお手伝いいただくママさん先生方の力も借りて、教職員みんなで乗り越えて行こうと思います。

入園式もすぐですが、内容をクラス毎に変更し、出来るだけ安心の中でお祝いしたいと思います。

時は止まらないので手立てを講じるしかありません。

< いろいろ大変ですが、野草はひっそり咲いています >

ホトケノザ というシソ科の野草をご存知ですか?

小さな赤紫色のお花がとても可憐です。

昨年より少し数を増やしました。お山の工事から2年経って、土壌が落ち着き、

また目を出してくれました。

世の中本当に大変な事態に成っていますが、ちょっとホットしてください。

名前の由来は、茎に2枚で向かい合う(対生)葉が、仏様が座るハスの葉に似ているからです。

来週から幼稚園を再開します。

心配事は多岐にわたりますが、年度末の子どもたちの心も大事にしながら、修了式まで5日間を送りたいと思います。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),社会情勢 — itsuko 17:16

< お散歩など、どうですか >

全国規模で学校がお休みになっている日々。

臨時休園としているながつた幼稚園でも子どもたちはお家で退屈かもしれません。

でもそんな時、啓蟄を過ぎ今日は風も弱まり穏やかな日には、山野のお散歩はいかがでしょうか!

(花粉症の方には酷な話でしょうか?)

日差しは温かく、草木も生命の息吹を感じる頃です。

外へ出て普段は見過ごしてしまう道のあれこれを、じっくりと又はゆっくりと眺めながら歩いてみましょう。

動き出した小さな虫や、地上に咲くかわいい花びらを見つけられるかもしれません。

人の生活はコンクリートで囲まれていますが、

実は私たちは自然の中で生きていて、またその自然に生かされていることを、

こんな緊急事態の年度末に、再認識してみてはいかがでしょうか。

野外での、多くの人と関わらない活動は大丈夫の様です。

お家に帰る時は手洗いとうがいと消毒ですね。お水をたくさん飲んで、喉に付いたウィルスを胃へ流し込むことも有効だそうです。

(ある内科医の話)胃液は強烈ですから!

 

 

< 大変だ、大変だ、凍ってる! >

霜柱ってなあに?お池が固まっちゃったの?

ということで、この冬初めての氷に興奮する子どもたち。

でも良かったです。この冬の現象をもう見ることが出来なくなるかもしれない気候変動。

霜柱を見たことも無い、踏んだことも無い子どもたちが多くなるのでしょうか!

何とも淋しい事です。水は氷る、なぜ凍る?

幼い時にだれもが体験する、嫌出来るはずの自然体験がだんだんと無くなって行くということです。

でもながつた幼稚園には凍る池があり、霜柱が建つ地面がある。

こんな体験をどうしても残したいと思うのです。

この冬一番の寒さ(寒波)が入って良かったです。

寒いとはこういうこと、水って寒いと固まるっていうことを、肌を通して体感する。

私たち大人には当たり前のことが、子どもたちには実に不思議で新鮮な現象です。

冷凍庫の氷と池の氷は違うのです。

貴重な冬の現象も大事な自然体験の一つです。

 

< もうすぐ発表会 >

先週リハーサルを終え、子どもたちはそれぞれの役割を充分に感じているようです。

何度も何度も舞台に立ち、本番を楽しみに(年長さんは少々緊張しながら)待っているようです。

子どもたちの言動がとても大きく、躍動してきました。

当日をどうぞ楽しみにいらしてください。

しかし今年の冬は例年と全く違っています。

まず、インフルエンザは現在出ていません。ここ数年では初めての事です。

欠席している子はいますが、インフルエンザの反応は陰性のようです。

近隣の小学校でも小康状態のようですが、

とにかく寒かったり、今日はまた暑かったりを繰り返しているので体調管理には十分に気を付けましょう。

お山も例年と全く違う空気を醸し出しています。

まずは林内が潤っている事。この乾燥の時期に湿潤なお山の様子は何とも不思議!

なんだか草木は嬉しいやら、戸惑っているやら!!!まだ冬何なのか、もう春なのか・・・・。

寒い時期には寒い準備が必要で、それを越すことで春のスイッチが入りますが、

今にもカエルたちが出て来そうな温かさです。

はやり地球環境は明らかに狂っているようです。

ご存知のように南極は陸地ではなく、氷の塊が海に浮いている氷の島ですが、

その南極の一部が、600m下の海水と接する面からどんどん溶けているというのです。

一揆に溶けると相当な陸地が海面につかるとか???

真冬なのに強い低気圧が通過するのも、海面水温がちっとも下がらず熱いままだからでしょう。

お陰で大気が潤い、インフルエンザウィルスの蔓延を防いでいる効果も出ているのかもしれませんが・・・。

身近ではいい事でも、将来にとってはとても危険は現象が連続していることは確実です。

ひたひたと影響を及ぼしてくる地球変動に私たち人間はどのように適応し、知恵を出し合っていくのか・・・・。

これは幼児期の子どもたちから感じ取らなければいけない大問題です。

そこで来月から地球で起きている様々な問題について、絵本や紙芝居で子どもたちに伝えようと思います。

新型肺炎も心配ですし、多難な予感をさせる新年睦月です。

< どうして今日なの・・・ >

ナミアゲハの春型のオスの蝶が羽化してしまいました。

本来は野外で越冬中のはずが、雨も降り外気温10℃に満たない今日、

宿命なのかはたまた室内に蛹が居ることに気が付かずにいた私たちの犯した人災なのか?

蛹スイッチが今日入ってしまったようです。

きれいに羽化が出来ましたが、飛ぶ力が弱く1m程飛ぶと直ぐ落ちてしまう状態でした。

野外には蜜もないし仲間もいない。

虫たちはその生態に合わせて地球環境とリンクしていますから、今の羽化は自殺行為となってしまいます。

結局三角紙(昆虫を採取した時使うパラフィン紙)に入れて冷凍保存しました。

貴重な標本になります。

生きものは生は死と繋がっていて、グラウンドの隅ではシベリアから越冬に来ているシロハラとい野鳥が死んでいたので埋葬押しました。

はるばる海を越えて命を保つために渡って来たはずが、飛来した地で命を落とすとわ・・・・・。

これが厳しい生きものたちの日常であり現実です。

命が続く奇跡と神秘を改めて思うのです。

1枚目は蛹がボケていてすみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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