< カワセミがやって来た、8月25日 >

ながつた幼稚園に池のビオトープ環境を整備して以来、初めて!!!

あのカワセミがやって来ました。

コロナ感染対策に集中していましたので、少し時間が経ってしまいましたが、

快挙です。あんな小さな池に飛んできてくれました。

カワセミもあんまり暑くて、涼みに来たのでしょうか?

今はとっても涼しくなりましたが・・・。

抹茶館の屋根に止まっていたのか、池に張り出しているカラスザンショウの横枝に止まっていたのか、

私が池を見回っていると目の前を、あのコバルトブルーの背中を翻して飛び去りました。

「キャー、カワセミだーーーー」

お山の頂上めがけて飛んで行きましたが、また来てくれるでしょうか・・・・。

しかし、カワセミが好きそうな食べ物である生きものが池にはいないのですが・・・・。

池にはメダカとモツゴ(クチボソ)とヤゴしかいないので、

あっ、ニホンアカガエルの子どももいました。

何とも小さ過ぎてごはんにはならないと思いますが、姿を見せてくれるだけで嬉しい事です。

皆さんにもお池に来るカワセミを見て欲しいですが、いつになる事やら^^;

カワセミ(カワセミ科)

低地から山地の池・湖沼・川・などで留鳥。北海道では冬期に去る夏鳥。

水の上の横枝や水中の杭や石などに止まって水中の魚をねらい急降下する。

低空を直線的に速く飛ぶ。

< あなたのスペシャルは・・・? >

日常には無い特別な体験。

いつ、だれと、どんな状況でそれがやって来るか、それぞれの感性とタイミングがどこで結びつくかなのでわからない。

しかし誰の心に響くかわからないから、体験してみることが全てとなる。

夜の山探検。真っ暗な闇を知り、夜に生きる生きものを見てみる。

これだって立派なスペシャルだし、怖かったけど行ってみた証をもらう。

年長組の夏の活動はそんな体験の一つだが、

何が琴線に触れるかはわからない成長期だけに、日々の子どもたちを取り巻く環境には全力でぶつからなくてはなりません。

今日はコウモリの話、夜の虫の話、星の話に月の話と、子どもたちの関心はあちこちに広がりました。

子どもたちとのやり取りは実に新鮮で興味深く、きっと濃い時間になったと思います。

まだまだコロナ禍での夏休みですが、日常の中にも少し注意して視れば面白いことはまだまだあります。

好奇心のアンテナをいっぱいに広げて、心に残るスペシャルを探してみてください。

コウモリとはどんな生きものか、子どもたちに聞いてみてくださいね。

欠席者も無く、年長組全員で楽しめた今年の「夜のお楽しみ会」でした。

< 七夕なのに・・・ >

ずっと雨が続く今年の梅雨。

まあ梅雨の雨は日本にとって欠かせない恵みをもたらしますが、

昨今の異常気象では、恵みを通り越して大規模な災害となっている分けです。

幼稚園もお山を背負っていますので他人事ではありませんが、

地形の形成状態は言われているような「盛り土」のような造成地では無いので、緊急性はありません。

しかし先週からずっと降雨時間が長く続き、そろそろお日様が恋しいです。

今日は七夕。

出来れば夏至を過ぎた夏の夜空に二つの星を見つけたいものですが、

どうにも厚い雲がそれを阻みます。

今日の年長さんの誕生会では、七夕の事が題材になり、クイズや寸劇で夏の大三角形を説明していました。

おもしろそうでしたね!

この時期はちょっとでも日が差すといきなり昆虫たちが動き出します。

少しの時間でも相手探しをしないといけません。

今日はお山のカラスザンショウに、カラスアゲハが来ていました。

うっすらと射す日の光に、アオムラサキ色の翅がきれいでした。

梅雨明けが待ち遠しいです。

< ツバメの情報を共有しましょう >

 

大変悲しい出来事でしたが、今年の幼稚園のツバメは、5話のヒナを残して放棄してしまいました。

原因は不明ですが、片親になってしまったことが大きく影響していると思われます。

全国での多くのデータを分析して調査している団体があります。

実は私はこの団体の理事をやっていますので、どうぞご覧になってみてください。

毎年幼稚園の玄関軒でかわいいヒナの顔を見せてくれるツバメですが、

確かに年々数の減少には気が付いていました。

今年の巣も結局ダメになってしまいましたので、繁殖報告は「0」という結果になります。

今はお池の周りに産卵した、ニホントカゲの卵【3箇所に合計10個】の誕生を見守りたいと思います。

ツバメの関する情報は、下記をご覧ください。

https://www.wbsj.org/activity/press-releases/press-2021-06-17/

 

< 見ーつけた >

コロナ感染が長引き、オリンピック・パラリンピックが来月日本で開催される、

偶然とはいえ前代未聞の状態に置かれている日本です。不安定な日々を送らざるお得ない状態の日常ですが、

こんな時は、そんな事とは全く関係なく、自らの生態を脈々と続け、命を繋いでいる小さな生きものたちに癒されましょう。

最近お山周辺で撮影した可愛い方々です。

今日は満月です。雨雲の合間から真ん丸の月を見られるかもしれません。

心穏やかに週末を送りましょう。

さあ、どれだけ分かりましたか?

最後は池に咲くジュンサイの花です。

そうです、あのジュンサイです。お吸い物などで召し上がったことはありますか?

ほんのり甘味のある食べ物は、葉が開く前の若葉です。

ゼリー状の膜におおわれて、ツルツル・クニャクニャなジュンサイ。

高級料亭で懐石料理を召し上がると、きっとこの季節はコースに入っているでしょう。

一度お試しを!

 

< 良かったね、チャチャ! > 

今日は3年振りに予定通りに実施できた動物村でした。

昨年はコロナ禍で冬に見送り、一昨年もその前も雨天につき延期、という具合でした。

久し振りに天候を心配しないで迎えられらた動物たちは、みんな元気でわさわさしていました。

子どもたちにあちこち追い回されるウサギやハムスター、チャボやホロホロチョウを横目に、

ゆったりとゴロンとどんな子にも動じない犬のチャチャ。

雑種ですがとても可愛いお顔に、とことんおっとりした無抵抗なメスのチャチャ。

バンビの隣に陣取り、それはそれは子どもたちに「いい子、いい子」されて、

パンの耳を分けてもらって、今日は賑やかな歓迎を受けたけど、みんなに幸福を与えてくれました。

チャチャと動物たちに感謝です。

触ると温かい動物たち。機械じゃない生きている動物たち。

今日の動物はすべて飼育動物ですが、人間は多くの動物たちと暮らしていることを少しでも感じてもらいたいと思います。

毎年父母の会費から予算立てして下さることも大変有難いです。

この機会を大切にしたいですね。

SDGs宣言をした幼稚園としては、今後野生動物たちの存在も身近に感じられるような機会を作りたいと思います。

野生動物を救護している県下の団体や、絶滅危惧種である日本の固有種を救護し、野生復帰させている機関とも連携を取りたいと思います。

 

 

< もう梅雨入りなの・・・・ >

5月と聞けば、風が清々しく、空気が爽やかで緑が濃くなり、昆虫たちが美しく飛び回る頃ですが、

もう梅雨入りですか・・・・・。

困りますね!もちろん梅雨は日本列島にとっては大切な天候(気候)ですが、

今じゃないのです。ちゃんとその時期に梅雨入りしてもらわないと、昆虫の生態や植物(稲)の成育や、果実の実のりにも影響してくるのです。

要は決まった時期に、決まった天候でないと、動植物のシステムが狂ってしまいます。

これも地球温暖化の影響でしょう。温室効果ガスの負の連鎖となっているのでしょう。

困りました。今日も蒸し蒸しとして、爽やかな5月の気候は感じられません。

早い時期の梅雨入りが大雨をもたらさなければいいのですが・・・・。

 

アオダイショウのしょうちゃん3号が脱皮しました。

70センチの抜け殻は、代々のしょうちゃんの中で一番大きいです。

この夏に大人のヘビに変身するでしょうか?

また脱走しないでね!

 

< 見ーつけた >

見つけたのは、ウラギンシジミの幼虫!可愛いーーーーーー。

シジミチョウの幼虫です。

刺激を受けるとお尻の筒状突起から白いブラシ状の伸縮突起を出します。

アリと何らかの関係性を持ち、これが合図になっているようです。

毛虫やイモムシを見つけても、すぐに殺虫剤をかけないでくださいね。

危険な種類は限られており、どれも大事な仲間です。特に昆虫はね!

 

そして、そろそろひらひらとモンシロチョウと思わせる蛾が飛び始めました。

これは蝶ではなく、蛾です。日中に行動する蛾もいます。

キアシドクガと言いますが、毒はありません。毒も無いのにドクガと名付けてしまう、種名決定の残念なところです。

取り敢えず毒が無いので、安心してください。

この蛾の大量発生が数年続いていますが、数年で収まるのを待ちますので、薬剤は使わないでくださいね。

。ウラギンシジミ

この蝶の名前は、翅の裏側が銀色に輝いているからです。

表側は全く違ういろ。蝶の仲間はこのように翅の裏と表が違うのです。

 

< 愛鳥週間、始まっています >

九州鹿児島県では、「ブロンズトキ」という日本では観察例がほとんどない珍鳥飛来の報告で盛り上がっています。

春と秋は渡りの時期なので、ちょっと疲れたり、低気圧に流されたり、道?を間違えたり迷ったりする野鳥が、

時々日本国中を賑わせます。

なぜなら、海外へ出て行かないとみられない鳥も多いので、野鳥好きにはまだ見ぬ鳥に出会えることは心ときめくのです。

しかし私のお気に入りは、毎年帰って来るツバメといつも近くにいるシジュウカラ。

春の野鳥週間です。皆様も街かどで、公園で、お散歩途中にでも鳥の声に耳を傾け、

姿を探してみてください。野鳥は身近な野生動物です。自然環境の指標にもなります。

大切な仲間です。

< トンボ羽化1号、2号、3号、4号 >

雨上がりの本日早朝、4頭のクロスジギンヤンマが孵りました。

例年より1週間は早いです。

私の大好きなトンボたち。今年もたくさん飛び立ってくれることを願っていますが、

水質や池周辺の環境保全は、やさしくはありません。

小さな生きものの暮らす環境は、ちょっとしたことで壊れて行きますし、

ほんの小さな取り組みで、復活もします。

何よりもバランスが大切で、程よく全てが整っているこの地球環境と同様なんです。

クロスジギンヤンマはこれから観察会で何度も見られると思います。

早朝がいいですが、5月6月とこのあでやかな姿を見に来てください。

池の上をパトロールに来ますので。

ちなみにこの個体はメスですね。

こちらがオス。オスは青が素晴らしい斑を見せるのです。

この連休中も何頭か羽化するでしょう。

トンボのいる小さな池はこの地域にとっても大切です。

Page 4 of 62« First...23456102030...Last »