< 春が来るかな・・・・ >

立春の今日も寒いですね。一番寒い日が立春だそうですが、でも植物は春の準備をしています。

お山のフキノトウを撮って見ました。

開かない前に摘んで、たっぷりのお湯で湯がき、細かく刻んでお味噌と和えると上等な春の一品。

中はこんな感じ。

待ってるでしょう、春を!

池に続く土手はフキノトウがたくさん自生しています。

来週の生きもの観察会で見てください。

あちこちから顔を出します。春はもうすぐですね。

< アオバト、見てね! >

NHKの総合テレビ、日曜日の「ダーウィンが来た」は良くご存知の方も多いと思います。

この度私が所属する団体の調査グループ(こまたん)が観察している鳥が取り上げられました。

それはアオバト!幼稚園の山にも立ち寄ったことが3回ほどあります。

この番組に出てくる大磯から丹沢へ帰る道すがら、全く方向が違うのですが立ち寄ったと思われます。

実に珍しい生態を持つ美しいこの鳥も大事にしたいですね。

鳴き声がまた非常に哀愁を帯び、一度聞いたら忘れられない声

「アオーアー、オーオー」と山の中で響くんです。

どうぞ番組を見てください。

もう日曜日は終わってしまいましたので再放送の木曜日21日です。

★番組プロデューサー矢野晴隆さんのコメント

『内容は後半までトピックが尽きず、尻上がりで面白くなって

いく感じですので、後半は音量大で見て頂けると良いと思います。

こまたんの皆さんもミニコーナーで大々的に出演しています。』

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■主題:ダーウィンが来た!生きもの新伝説

■副題:命がけ!荒波に挑む 森のハト

■本放送:1月17日(日)19:30~19:58【NHK総合】

再放送:1月21日(木)16:20~16:48【NHK総合】

■内容:

鮮やかな緑色をした鳥、アオバト。日本の山奥に暮らす森のハトです。

そんなアオバトが毎年春から秋、なぜか神奈川県、大磯町の海岸に集まって

きます。

でも海には危険がいっぱい。海岸の磯におりたアオバトに、数メートルの

大波が次々と襲いかかります。波にのまれて命を落とすことも少なくあり

ません。

さらにアオバトを狙う天敵のハヤブサ。こんな危険な海に、どうして森の

ハトがやってくるのでしょうか?命がけで荒波に挑むアオバト。謎の行動

に迫ります。

田奈中学校ではインフルエンザで学級閉鎖も出ているとのこと。

油断大敵です。

< 機能を生かし、合理化へ >

あっという間に1週間が過ぎました。

来週はふきのこ会のリハーサルです。そこへ向けて先生方はフル稼働。

裏方はより合理的にスケジュールが進むように、こちらも頭を絞っています。

そこで何でも出来る(使いこなせばね^^;)パソコンを駆使して、より機能的な管理や運用を目指します。

バック幕は模造紙20枚分の大きさ。これを写真に撮ってデータベース化。

衣装や小道具もファイルから検索します。

先生のイメージに近いものを素早く探し、舞台に置いてみます。

しかしなんとしても人の手に頼る物も!

紅白歌合戦はとても勉強になります。NHKの美術さんのノウハウを取り入れて、

雪や花吹雪の降らせ方やその大きさを盗みます。

今の流行も取り入れながら、さながらどこかのテレビ局の大道具さん気分で演出します。

今年はまたまたLEDライトを新たに配置しました。

さてさてどうなることでしょうか???

リハーサル週間でグループ毎の集合写真を撮ります。

来週も風邪に気をつけて元気に登園してください。

明日は生きもの観察会です。午前8時半から10時半まで。

冬の鳥たちに会いに来てください。

ではよい週末を!

< 七草粥、食べますか?! >

春の七草、食べますか?その前に、言えますか?

ゴギョウやホトケノザ、わかりますか?

無病息災を願い、山菜を頂く日本の古くからの習慣ですね。

かぶも大根も冬に美味しい野菜の代表。

シチュウーにしたり、おでんで食べたり、子どもたちにも人気の野菜でしょう。

たくさん食べてビタミンを取ってください。

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:59

< 小寒は少し寒かった >

100年に一度とか、50年ここに住んでいるがこんなのは初めて!とか、

昨今ではよく聞かれるフレーズです。

蝋梅も梅もとっくに開花しています。これも例年になく早い開花。

ロウバイ(ロウバイ科)中国原産

とてもいい香りの落葉低木です。

本当に暖かいお正月ももう6日。いえまだ6日?小学校は明日からでしたね^^;

今日は小寒ということですが、少し寒くなって良かったです。

夏はカラット暑く、冬はキーンと寒い。

こうならないと日本の四季の醍醐味が失われてしまいます。

寒さが苦手な方も多いと思いますが、この寒さで成り立っている環境は結構多いもの。

小寒を楽しみ利用して、春を待ちましょう。

インフルエンザを含む感染症は出ていません。

どうぞこのまま手洗い・うがいを徹底して、発表会を迎えましょう。

 

< クリスマスプレゼント >

聖なる夜にプレゼントを貰わなくなって久しいが、

なんと神様は、いえサンタさんはやっぱりいるようで、私にもプレゼントを用意してくれていた。

それは突然現れた6年ぶりの再会。

毎日お山の見回りをしている私の目の前を妙な鳥が一直線に横切った。

毎年やってくるシロハラとはちょっと違う色合い。

コナラの横枝に運良く止まり、さて何だろうと見てみると、私の方に首をかしげ、微笑んでくれたように感じた。

それはトラツグミ!それもどうやら2羽いるらしい。

グルグルグルのような聞き慣れない声を出し、

2羽は少しの間、私の周りをあちこち移動しながらミミズを探していたのだろう。(ミミズが主食)

この冬この林に居ついてくれればいいのだが・・・・・?

この鳥も多くの鳥同様数を減らしている。

そんな状態でも目の前に現れてくれて、野生の行動を楽しませてくれた。

とても素敵なプレゼントに思わず小躍りしたのである。

いい事もたまにはあるものだな・・・・・・・・。

皆様にもどうかミラクルな聖夜がやってきますように。

(聖夜は昨日だったのでしょうか???)

トラツグミ(ツグミ科)体の模様が虎みたいだから。

日本のツグミ類の中では最大。繁殖期には世にも悲しい鳥とは思えない声でメスを呼ぶのです。それも夜中中。

サンタさん、ありがとう。

 

< 冬に至る、柚とゆず湯 >

冬至とはかつては太陽が新しく生まれる日だそうで、地平線の低い位置を移動していた太陽が、今日を境にだんだんと高度を上げていくからでしょうか。

9時間ちょっとの日の光を昔の人はきっと有り難く思っていたのでしょう。

白夜のある北欧ではなおさらです。

夏至が1年間の最大のお祭りにもなっている程、太陽の光は全ての源なのです。

こんな太陽が短い日に、ゆっくりと柚湯に入って健康を保つ!

これもまた極東に位置する日出る国の日本人らしい生活習慣ですね。

フランスでは柚が大人気だそうで、今や国内の流通より海外へ出輸するほうが多いとか!!!

お山の柚。新年初収穫か!?

今日はそんなお風呂に入って体を温めてください。

冬休みに入ります。日々の活動に追われ、ついついサインを見落としがち。

一度お正月という日本ならではの気持ちの入れ替えをして、

新年は落ち着いてまた子どもたちと向き合いましょう。

先生方もリフレッシュして大いなる工夫と創造、そして子どもたちと共有・共感して、ふきのこ会を迎えて欲しいです。

冬休みは多くのご家族で団欒を囲むでしょう。

幼稚園生活で出来るようになったことも多いです。

皆さんに見てもらい、認めてもらい、次への意欲を持たせてください。

短い冬休みですが怪我や事故のないように、初詣でも子どもたちの所在に注意を払い、ゆっくりとお過ごし下さい。

幼稚園では山の手入れや玄関天井の塗り替え、ピアノの調律などいろいろやっています。

 

 

< パリ協定、おめでとう >

京都議定書は先進国しか協議につきませんでした。

あれから18年、地球環境が大きく変わり、実際に人々が被害を受ける気候変動も世界中で多くなりました。

やっと全世界がこの問題を意識し、なにかしないとダメ!という見解に届きました。

まずは「おめでとう」これで地球は救われるかもしれません。

ISSから帰ってきた油井さんも救われた気持ちでしょう。

宇宙からは言葉にならない美しさでも、地上はもはや闇の様相を呈していますから・・・・・・。

これからが問題です。

意識が長く続くのか、協定は果たしてきちんと批准され、実行に移されるのか・・・・・。

日本は7番目の温室効果ガス排出国。環境技術は開発されていても、石炭発電所を増やすというこの世界認識からは逆の方向へ動いています。

30年、50年先にどうなっているかを見るときに、

その途中ではいろいろ曲折するかもしれませんが、

まずは人々の意識改革をしないと、日本人は果てしなく二酸化炭素を出しそうです。

新し物好きで便利が一番。物質に溢れ、使いたい放題の社会全般。

この意識・認識を変えてこそ、地球に未来があるというもの。

今年の作品展でもこのテーマをねらって、カプセルゲームを展開しました。

少し幼稚園児には難しかったようですが、卒園児や保護者の方にもっともっと体験して欲しかったと感じました。

さてこれからどうしましょう。

子ども環境管理士もこのパリ協定発令を機に、全国の管理士に呼びかけて、それぞれの現場で出来ることを持ち寄って、「アピール宣言」でも出そうかな・・・・・。

とにかく温室効果ガス「0」目指して何かしましょう。

木や海が吸収してくれる排出量だけにすれば、この星は救われる!って話です。

だから海は大事で森林が最重要なのです。

< 日本初 外来種駆除成功事例 >

外来種問題は地球温暖化と同じく、全世界での良きにつけ悪しきにつけ大問題ですが、

この度環境省は初めての成功事例としてカナダガンの駆除に成功したことを発表しました。

実はこの事業には私も少々協力していましたので、ここで報告します。

これがカナダガンです。(山中湖にて)

北米が本来の生息地である大型のガンです。

これは山中湖での様子。既に人から餌をもらうほど慣れています。識別をするために捕獲して首に標識をつけました。

日本では愛玩種として個人や団体が輸入してそれらが逃げ出したり、飼育を放棄して野外に放野した種が増えてしまったのです。

何がいけないかはお分かりの通り、

①本来の生息地でないこと。

②旺盛な繁殖力で在来種の生存を脅かすこと。

③野生種で日本に渡ってくる別のガンとの間に交雑種が生まれてしまう可能性があること。

これが日本に野鳥の生態として渡ってくる同じ大型のガンでシジュウカラガン。

そっくりですが別種です。(福島、蕪栗沼にて)

1度交雑種が生まれると、DNAを浄化することはできません。

カナダガンは100羽程が国内で確認されていました。

この数ならなんとかなるのではないかと、民間団体と地域の博物館が民間の助成金を受けて駆除に乗り出し、目処がついてきたところでやっと環境省が動き出しました。

そして一昨日、外来種の撲滅を宣言しました。

外来種問題は何よりもスタートが肝心であることを今回の事例は証明しました。

そして民間の、本当に問題を真剣に捉え、本気で実行に移す人たちがいるか・いないかで勝負は決まります。

国は中々動き出しません。見通しがつかないと、予算も取れないのでしょう・・・・・・・?

とにかく初めての外来種駆除に成功しました。

これから本当に確認されなくなったかをモニタリングしなければなりません。

また情報提供に協力しようと思います。

ミドリガメもアライグマもタイワンリスもアカボシゴマダラ(蝶)も、もう駆除は出来ないでしょう。

現在東京電力福島第一原発の被災地はアライグマ天国になっているようです。

これ以上日本の生態系に悪影響が出ないようにどうするかを、国や自治体は真剣に考える必要があります。

生きものですから解決は優しくありません。

命ですからね。だからこうなる前に、人間が配慮しなければいけないのです。

明日は「イチニ:イチニ」の日ですね!!!^^;

と言いながらM先生が帰りました。

どうぞよい週末をお過ごし下さい。

生きもの観察会、待ってます。

 

< COP21 知ってますか・・・ >

子ども環境管理士とは地球環境問題にも取り組む資格です。

日常の人の生活の中で、どんなことに取り組めば二酸化炭素の排出を減らせるかを理解している資格です。

そこでお伝えします。今回のCOP21に関連して皆様も本気で地球温暖化を考えてみてください。

待ったなしのこの問題は、今健やかに生活している子どもたちが社会経済を導くリーダーになった時、

今以上に厳しいまたは酷い気象現象を起こさないように世界が取り決める重要な会議です。

本当に一人一人が何かアクションを起こさないと、テロリズム同様普通の社会生活が送れなくなってしまいます。

さあご家族でできる事をやってみましょう。

将来の自分たちのために、そしてこの地球で幸せに生きていくために。

①トイレの便器のフタは必ず閉める

②使っていない電気は消す。(LEDでも消す)使っていない箇所のブレーカーもOFFにする。

③お部屋が温まったらエアコンの温度を1度下げる。

④お風呂にはできるだけ効率よくどんどん入る。

⑤食材は近隣の生産地を選ぶ。地産地消を実践する。

などなど、出来ることはたくさんあるはず!

一つの家庭が少しずつ意識すれば、世界中で多くの削減につながります。

まずは意識すること。人間の生活がこの地球環境を破壊していることを知ること。

これからもこの星に住むには何らかのアクションを起こさなければなりません。

今週は二酸化炭素を吸ってくれる「木」の鉢植え活動をしています。

(幼稚園日記参照)

何か始めてください。あなたが出来ることを。