< キターーーーー、ツバメ❣ >

毎年園舎の玄関に巣を設けて繁殖していたツバメ。

春は早くに高い空を舞っている姿は見ましたが、

3年ほど前からカラスの被害にあって巣を壊されていたのも原因の一つかもしれません。

今年はもう戻って来ないと諦めていましたが、グラウンド側にやって来ました。

こちら側でも一度子育てをしたことがあります。

その時の巣がまだ残っていて、その巣をオスが下見に現れました。

本来ならもうヒナが孵っていてもいい時期ですが、ツバメの総数が極端に減少している昨今の繁殖事情からみると、

繁殖場所を探して、そしてメスを求めて時間を使っているのかもしれません。

何しろ渡って来る個体数が減っているのですから、番を作るのも大変な事なのでしょう。

日本に還るツバメは日本が故郷。生まれ故郷です。

皆様の自宅周辺、職場周辺でツバメを見かけたら、どうぞどうぞ優しく見守ってください。

そもそも人のそばで生活する渡り鳥です。山奥の人里離れた場所ではなく、人が多く行き来する場所が好きです。

幸福を連れて来るツバメ。みんなで子育てを応援してあげましょう。

< 愛鳥週間です >

ご無沙汰しております。

入園後1カ月が過ぎました。「ママ ママ ママーーーー」と泣き叫ぶ声がまだ聞こえますが、

給食をパクパク食べる年少さんも居て、入園直後はまだまだ賑やかです。

食に関しては小食の子が多くなっていますね。

私の幼少期は高級食材はありませんし、出されたものは何でも、おまけに早く食べないと無くなってしまいました。

昔の事を言ってもしょうがありませんが、たくさん遊んでお腹が減って、何でもよく食べる子になって欲しいですね。

そして5月は愛鳥週間という野鳥に親しむ期間があります。

別にこの間だけではありませんが、同じ環境に生きる野生動物の姿を少し生活の中に感じてみてください。

必死で生きる動物の息遣いを感じると、エコな暮らしの芽生えになるでしょう。

エシカル(倫理的な)な生活を考えると、しぜんに環境の事を考えるようになります。

世界中が不安と脅威にさらされています。

人々の生きる環境、生活の在り方を見直そうとする時、戦争が始まってしまった悲劇をどうしたらいいでしょうか。

せめて一時、自分の生きる周辺を見渡し、生きものとの共存やエシカルで健全で平和な暮らしを見つめ直しましょう。

最後の写真は幼稚園の玄関で休んでいるキジバトの親子です。

どんな動物も親の愛情は慈しみ深く、永遠です。

でも独り立ちをさせることも重要な使命です。

幼児期の子どもたちも少しづつ独り立ちの歩みを進めて欲しいです。

< 生きもの観察会 再開す >

コロナ禍でずっと休んでいました【生きもの観察会】を再開します。

4月の観察会、さて何が見られるでしょうか❣

本日朝、クロスジギンヤンマの抜け殻を見つけました。

第1号です。そして水中には明日にも羽化しそうな1匹も確認しています。

もしかしたらトンボの羽化を見られるかもしれません。

そしてシジュウカラが抱卵しています。(きっとね?)

卵を抱いている鳥は非常に神経質になっているので、どうぞ巣(ワインの樽)の傍を通る時はお静かに願います。

他にも、アゲハ蝶やハナバチの仲間、ゼンマイのクルクルやフタリシズカの小さな花。

そして2種のオタマジャクシにタケノコ掘り???なんかもあるかもしれません。

小さな春の自然を感じて、生きものに接してみましょう。

地球は虫の星ですからね。(カマキリ先生も言っています)

マスクをしてお出かけください。

自然の中に入る時は、長袖/長ズボン、に帽子は必須です。

< いよいよ3月 >

2月は逃げると言いますが、毎日の様に園内の感染状況を睨みながら、淡々と保育活動の遂行のために踏ん張って来ました。

気が付くと明日から3月です。

2月は私には長く感じれましたが、3月はきっとあっという間でしょう。

世界の混乱をしり目に、日本では別れと出会いの季節となります。

お山の老木である梅の木が、昨日の温かさで一斉に開きました。

だんだんと花芽が少なくなって来ているので、そろそろ幹が寿命を迎えるのかもしれません。

このお山の最古参と言ってもおかしくない程の枝ぶりと樹肌です。

梅のいい香りを楽しみたいところですが、花が高い位置にあるので残念ながら香りを楽しむことは出来ません。

春の訪れは十分に感じられます。

今日は子どもたちにも温かくなった気温の変化と、そろそろカエル達が起きてくることの話をしました。

第三次大戦とも称される戦争が勃発しても、季節は巡り、生きものは毎年の営みを同じように繰り返すのです。

諸行はいつも無常なのです。

ウクライナでの戦争は本当にあってはならない出来事です。

女性たちが自宅から使えるものを持ち寄って、ウクライナ軍の兵士に提供するとか、

火炎瓶を手作りする動画がSNSで盛んに流れています。

まるで太平洋戦争時の女性の役割を再現しているようです。

どうしたらいいのでしょう・・・・。

3月に迎える節目の行事もさることながら、戦禍の人々がどんな気持ちでいるのか心配でなりません。

 

< ジェンダー平等ってどういうこと・・・ >

現在学校評価のご意見をいただいているところですが、

その中にこんな疑問が記載されていました。

「ながつた幼稚園はSDGs宣言をしたのに制服があるのはおかしい」

というコメントです。

さて、国連の掲げたSDGs、169のターゲット/17のゴールには男女の社会的平等を強く謳っています。

そうです、その通りだと私も強く思っているところですが、

この事と制服が男女別にあることが直ぐに結びつくとは思っていません。

地方でも都内でも中学や高校が制服の選択をオープンにし始めました。

これは、「どちらを選んでもいいよ」、という表示であって、制服を廃止する必要があるかの問題ではないのです。

生物学的には動物植物全てで性は存在し(雌雄同体の生命体もありますが)、それぞれの役割を担っています。

それも忠実にその役割を熟していて、現在まで種が保存されてきました。

そしてその生態や繁殖は大きく環境によって左右されてきたわけです。

そこで制服に戻りますと、幼児期の子どもたちに男女の価値を同等に感じさせる、又はみな同じ権利を持っていることを肌感覚で身に付けさせることを目標としているながつた幼稚園のSDGs宣言では、

いきなり男女差が分かる制服を否定するのではなく、

今の自分に合っている服を選ぶということでしょう。

制服は私立学校にとってはその校風や存在価値をアピールする大切なアイテムです。

ましてや幼児期ならではの、着用してみたい衣装の一つでもあるでしょう。

職業によってはその制服が着たいがためにその仕事を選ぶ方だってたくさんいます。

要は自分をアピールする重要な要素になっているのが制服だとすると、

男女平等=制服の廃止にはつながらないと考えます。

もしも今後、幼児期でもズボンやスカート、夏のポロシャツやワンピースを着たい方で選びたいとなったら、

その時にユニセックスの制服を取り入れるとか、

男女関係のない制服スタイルに変更するなど、考えてみたいと思います。

今のところは保護者の方の当たり前の選択で男女それぞれの制服を選んでいらっしゃるでしょう。

それでいいと思います。

年齢が成長するにつれて自分の性に違和感を持ち、着ている服装についても考える子が出て来るかもしれません。

その時に、その子の思いを汲み取ってあげ、周りがそれを受け入れてあげることが、

国連が掲げるジェンダーの平等、あるいは社会的マイノリティー(LGBT)への理解に答えることになるのではないでしょうか。

昨年お遊戯発表会の劇中で、女の子に混ざってピンクの衣装を着け「花の精」役を希望した男の子がいました。

先生もクラスのみんなも何の抵抗もなくその役を認め、立派に発表していました。

どこから見ても女の子の役割と思っていたのは大人たちで、

子どもの中ではなんの違和感もなく、普通にそれぞれの役割を選択した一つだったのです。

私は気付かされました。

これが男女の格差を無くしていく始まりなんだと。

どの子がどんな表現をしていても、大人の考える固定観念で見ることなく、

そのこの気持ちややろうとしている事の真意を聞いてあげ、認めてあげることだということです。

今はSDGsがブームのようになっていますが、きちんと正しく理解しないとまた別の固定観念が出来、

益々生きにくい、生きづらい世の中になってしまいます。

まだまだ宣言を発出した側は取り組まないといけないことも多いですが、

まずはこの宣言の意味するところが教職員と子どもたちの体の中に、空気のように沁み込んで行くことを期待したいと思います。

 

 

< お山直登ルート >

お山に行くにはつみきの階段を上がり、5曲がりほどの遊歩道を進めば登頂できるが、

最近「秘密ルート」と称して迂回せず直登する鎖場ならぬ、ロープ場が登場した。

果敢に攻める子どもたちだが、登りはいいが下りで挫折者多数。

顔が引きつり泣き出す子も続出。

おまけに制服は泥んこで、手は涙と土と、ロープを握る力で赤くなり、

散々な直登の秘密ルートとなっている。

(写真はTwitterをご覧ください)

遊び時間の混雑ぶりを申し立ててくる子も居るくらい、人気のルートとなっている。

・人が多くて思うように登れない

・人数制限をしてはどうか

・お集りの音楽も聞こえない(すみません、現在スピーカー故障中です)

・入口にドアを付けてみる

などなどの苦情、要望も出てきた。

それでも行ってみたくなるドキドキポイント!

先生に助けられ降りて来た年少さんの男の子の一言が、

「気持ちいですねーーーー」

殆ど滑り台状態で降りて来て、その顔は恐怖で引きつりまくっていましたが、

この一言。強い刺激はクセになりますよ・・・・。

どうぞ事故の無いように登山してください。

子どもの皆さん、入山届が必要ですよーーーーーー!

 

< 生きもの観察会 久しぶりです >

緊急事態宣言の影響やら、雨天のためやらで今年5月以降開催していませんでした一般開放と生きもの観察会。

明日はお天気も良さそうですし、開催できるかなーーー。

久し振りの観察会なので多少の混雑も予想されますので、マスク着用とソーシャルディスタンスンの確保はお願いします。

まだまだ対策は必須ですので、生きもの抹茶館入室時は念のため検温をさせていただきます。

さてさて、急に寒くなって生きものは果たして顔を出してくれるでしょうか❓

カマキリの卵を見つけましょうか!

お待ちしております。

< 月を愛でる >

9月21日、本日は中秋の名月ですね。

普段から夜空を眺めている方は月の満ち欠けをよくご存じと思いますが、

あまり夜空を見上げない方は、せめて名月くらいは愛でて見ませんか!

地球の衛星である「月」は本当に近くに輝く、そしてロマンを掻き立てる天体の一つだと思います。

以下の文は「月」の説明文です。静岡県函南町の月光天文台が作成しているカレンダーに載っています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーここから

地球の衛星である、月はもっとも身近な天体です。

太陽との位置によって満ち欠けを繰り返しています。

新月を朔、満月を望といい、新月から次の新月までは約29.5日かかります。

これを月の朔望周期といいます。

月の白っぽいところは「高知」と呼ばれ主に斜長石で、黒っぽいところは「海」と呼ばれ、

主に玄武岩で出来ています。この白黒の濃淡を人は月の模様として見立ててきました。

日本では「餅をつくウサギ」が一般的ですが、世界各地では、

カエル(中国) ライオン(アラビア半島) カニ(南ヨーロッパ) 女性の横顔(東ヨーロッパ、北アメリカ)

ロバ(南アメリカ)などがあります。その地域に伝わる神話や伝承と深く結びついているのです。

想像力を膨らませながら中秋の名月を鑑賞してみましょう。

雲が出なければいいのですが。今日はお山のススキを取って来て、職員室前に飾りました。

お団子はありません^^;

< カワセミがやって来た、8月25日 >

ながつた幼稚園に池のビオトープ環境を整備して以来、初めて!!!

あのカワセミがやって来ました。

コロナ感染対策に集中していましたので、少し時間が経ってしまいましたが、

快挙です。あんな小さな池に飛んできてくれました。

カワセミもあんまり暑くて、涼みに来たのでしょうか?

今はとっても涼しくなりましたが・・・。

抹茶館の屋根に止まっていたのか、池に張り出しているカラスザンショウの横枝に止まっていたのか、

私が池を見回っていると目の前を、あのコバルトブルーの背中を翻して飛び去りました。

「キャー、カワセミだーーーー」

お山の頂上めがけて飛んで行きましたが、また来てくれるでしょうか・・・・。

しかし、カワセミが好きそうな食べ物である生きものが池にはいないのですが・・・・。

池にはメダカとモツゴ(クチボソ)とヤゴしかいないので、

あっ、ニホンアカガエルの子どももいました。

何とも小さ過ぎてごはんにはならないと思いますが、姿を見せてくれるだけで嬉しい事です。

皆さんにもお池に来るカワセミを見て欲しいですが、いつになる事やら^^;

カワセミ(カワセミ科)

低地から山地の池・湖沼・川・などで留鳥。北海道では冬期に去る夏鳥。

水の上の横枝や水中の杭や石などに止まって水中の魚をねらい急降下する。

低空を直線的に速く飛ぶ。

< あなたのスペシャルは・・・? >

日常には無い特別な体験。

いつ、だれと、どんな状況でそれがやって来るか、それぞれの感性とタイミングがどこで結びつくかなのでわからない。

しかし誰の心に響くかわからないから、体験してみることが全てとなる。

夜の山探検。真っ暗な闇を知り、夜に生きる生きものを見てみる。

これだって立派なスペシャルだし、怖かったけど行ってみた証をもらう。

年長組の夏の活動はそんな体験の一つだが、

何が琴線に触れるかはわからない成長期だけに、日々の子どもたちを取り巻く環境には全力でぶつからなくてはなりません。

今日はコウモリの話、夜の虫の話、星の話に月の話と、子どもたちの関心はあちこちに広がりました。

子どもたちとのやり取りは実に新鮮で興味深く、きっと濃い時間になったと思います。

まだまだコロナ禍での夏休みですが、日常の中にも少し注意して視れば面白いことはまだまだあります。

好奇心のアンテナをいっぱいに広げて、心に残るスペシャルを探してみてください。

コウモリとはどんな生きものか、子どもたちに聞いてみてくださいね。

欠席者も無く、年長組全員で楽しめた今年の「夜のお楽しみ会」でした。

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