< 美味しいね、おいも! >

焼き芋大会を取り入れて3年目です。

子どもたちの嬉しい行事になっているようです。

自分たちではお芋を掘って、落ち葉を集めて、ダンスを踊ることぐらいしか関わりませんが、

落ち葉の焼ける匂いや、おいもが焼けると黄色になり、そのトロトロふわふわ食感と甘い、甘い美味しさを直接味わい、感じることが出来ます。

お山の恵みと畑の恵み。少し手間を掛けるとこんなに美味しい食物になること。

昔あちこちの民家からは落ち葉焚きの香りが漂っていました。

その中にサツマイモを入れて焼き芋を作ることは当たり前のように暮らしていました。

私も妹と落ち葉掃きの手伝いをしながら、父が火の加減を見ながらおいもを焼いていたのを思い出します。

今ではもちろん野焼きは禁止。お芋もスーパーで売っているきれいな姿。

時には機械で焼かれているほど良い香りがしますが、

落ち葉焚きはやってみないと分かりません。

私も少々おどけた格好で焼き芋大会の開会を宣言しましたが、

子どもたちには美味しくて楽しい1日になったでしょうか!

幼い頃の心が満たされる体験はその子の人生基盤になります。

親から愛され、美味しいと感じる食物があり、安定した家庭がある、

そして自己を発揮できる場所と肯定してくれる先生と友達がいる。

この環境を大切にしたいと思います。

 

< 遼君復活か!? >

一段と木々の葉が色づき、紅葉を楽しむ頃になりました。

お山のカエデやケヤキやエゴも色づき、柿がいい具合に枯れ色を演出し、初冬の趣を醸し出しています。

そんな中、元職員の結婚式に呼ばれ、土曜日の鎌倉へ行って来ました。

まあなんとすごい人の数でしょう。お天気が良く穏やかで、絶好のあ散歩日和だからでしょう!!!

鎌倉八幡宮の参道が昨年3月にきれいに歩きやすくなったとかで、そんな影響もあったのでしょうか?

鎌倉駅のまるで新宿程の人出に、私は一緒に出席するU先生がいなければ迷子になるところでした。

そんな週末を過ごしていましたが、今日の新聞記事は久しぶりに遼君の記事がありました。

密かに応援しているプロゴルファーの石川遼君、って友達ではないので遼選手ですかね^^;

今季最終戦の大会で2位になったのです。

10代を疾風のごとく駆け抜け、今は成績不振で今季はなんと5回連続で予選落ち・・・。

そんな苦しみにも耐え、最終戦で2位とは、来期の復活を予感させるものに間違いありません。

彼の丁寧な、そして奥ゆかしい人となりが好きでずっと応援しているのですが、

話題はいつの間にかライバルの松山英樹くんに浚われ、今はひっそりと自分の実力と向き合っていた石川選手が戻って来てくれました。

応援しますよ!すがすがしい立ち居振る舞いに憧れます。

大相撲の世界ももっとクリアにスマートになって欲しいですね。

 

 

< 立冬に響く声 >

日の暮れるのが本当に早くなり、1日の使い方もなんとく前倒し。

ふと気が付くと今日は冬至。あったかお風呂で温かくしてほっこりしたい気分です。

そんな冷たい空気を切って響くのが、大陸から越冬に渡ってくる冬鳥のジョウビタキ。

オスもメスも冬の時期のいい場所を確保するため懸命にアピールします。

ヒッヒッヒッ タタタタ と尾羽を震わせる音。

この鳥が立冬、冬の始まりを教えてくれます。

今年の冬は寒いでしょうか???温暖化で温かいでしょうか???

地球温暖化会議23も開かれています。

早朝の冬空にヒヒヒと鋭い声を探してみてください。

海を越えて日本にやってきた冬の使者です。

ジョウビタキ メス

ジョウビタキ オス

< もうちょっとで11月だよね・・・ >

「柿だね、秋だからね、

もうちょっとで11月だよね、ママも言ってた・・・。」

今日の朝、お話し窓口に来た年中男の子の独り言です。

確かに今日は10月晦日。明日から霜月の11月。カレンダーもあと2枚です。

諸事に追われゆっくり柿を眺めている時間はありませんでした。

そういえばお山の柿もすっかり色づいていましたね・・・。

【柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺】  ゴーーーーン です。

< 今年もどんぐり、たくさんです >

昨日年少さんと途中入園のお友達に「どんぐり植え」のお話をしました。

台風21号で一斉に実を落とした、アラカシとシラカシ、そして今年は生り年ではないコナラです。

クヌギもありますが、少々離れた場所で傾斜がきつく、実を拾えません。

ということでメインのドングリはアラカシ、と、シラカシです。

微妙に違うこの2種が、この山を形成する大事な樹木。深く根を張って地盤を支えます。

こんなどんぐりが拾えるお山で遊んだことを忘れないように、人が生活する大事な環境を作っている植物の重要さを忘れないように、

すくすく育つ植物の生命力に自分の育ちを重ねて、いつまでも自然を愛するように。

こんな願いを込めて入園した子供たちにどんぐりを植えてもらいます。

この一面のドングリ広場に立てば、大人だって拾いたくなるでしょう!!!

人は自然環境中で生かされていることを、細胞は 知っているのです。

 

< 秋 懇談会 >

これから後期を迎えるにあたり、在園児の皆様にお伝えしたいあれこれを周知するため、

懇談会を開きます。クラス担任からは子どもたちの日頃の様子や、保護者の方からもご質問等、

一同に顔を合わせることはどんな場合も重要です。

お陰さまで3学年、多くの方に出席していただき終えました。

今日の午前中は素晴らしい秋空。久しぶりの外遊びに子どもたちも飛び跳ねていました。

トンボとジョロウグモの話を前段にいたしましたが、自然環境があることで子どもたちの実体験は確実に豊かになっています。

自分で見て触って、確かめてを繰り返し、大きくなって欲しいです。

さて遠足はどうなるでしょう・・・、

ながつた幼稚園のお友達の貸し切り状態になるかもしれないシーパラダイス行きが濃厚です。

風邪をひかないように参加してください。

< コハクチョウ飛来 >

日産スタジアムがある新横浜公園の池にも数種のカモ類が飛来しています。

鳥取県の米子水鳥公園では14日、今年初めてのコハクチョウ40羽が飛来したとか!

昨年より少し遅いそうですが、ロシアの永久凍土=ツンドラ地帯からはるか数千キロを飛んできました。

毎年毎年この距離を往復するって、なんとすごい生き物なんだろう・・・・・。

白鳥をまじかで見ているとやはり美しいし、大きくて優雅だ。

鳴き声にも独特の哀愁があって、私は好きです。

神奈川の地域ではめったに見られないハクチョウ類ですが、一度長津田上空を大きな白い鳥が編隊を組んで飛んで行ったのを目撃しました。

サギ類は編隊を組まないので、V字の編隊を組んでいたので白鳥かもしれません。

北国の降雪が多くなると、こちらの方へ南下してくるかもしれません。

コハクチョウの飛来で季節はどんどんと冬になります。

今日も肌寒い小雨。明日は年少の遠足だというのにどうにも秋晴れは期待薄。

遠足も白鳥も澄み切った空気の青空の下に迎えたいものです。

< 平岡生きものはっけん隊 >

今日は平塚市内の幼稚園に行って来ました。

ある絵画を寄贈に行ったのですが、そこの副園長先生が私と同じこども環境管理士で、

自園にある自然環境を十分に日々の幼稚園活動に生かし、平塚市内の生きものを子どもや保護者も共同で調査するという、優れた取り組みをしているのです。

名称が、「平岡生きものはっけん隊」平岡とは幼稚園名です。

そこには湧水が沸いていてサワガニが生息し、多くのトンボ類が飛来しているそうです。

横浜でもあまり見かけない、もちろんながつた幼稚園の池でもまだ見たことのない、タカネトンボが来たそうです。

羨ましいトンボです。ながつた幼稚園にも来て欲しいのですが、

平塚と横浜の奥地との地域差でしょうか?

地域で見つけた昆虫採集も多く、在園児はもちろん保護者の方々も協力体制が出来ているそうです。

生きもの観察会はながつた幼稚園と同じようでした。

いろいろな幼稚園がありますね。好きな先生がいるとそこから発展があります。

どの子も大きな声で挨拶をし、先生方も笑顔でにこやかでした。

園長先生は素足で園内を歩いていましたよ!天井が高く風が通り、涼しい幼稚園でした。

ながつた幼稚園でもこの地域の生きものを集めて記録し、豊かな自然環境を残したいですね。

 

 

 

< ジプシー死す >

年長さんは秋の遠足に多摩動物公園に行きますが、

今日の新聞には悲しいお知らせが載っていました。

ボルネオオラウータンの「ジブシー」が急性心不全で死亡したそうです。

遠足を前に貴重な人気者が逝ってしまいました。

62歳のジプシーは1958年にボルネオからやって来て、4頭の子を出産。国内で33匹が飼育されている同種のうち、

16匹と血縁関係があるそうです。

日本では旭山動物園が動物たちの展示方法を大幅に変更してから、

全国の動物園・水族園が本来の生態に沿った展示方法に変えました。

多摩動物園でもオラウータン舎の形状が大きく変更され、ロープを渡り空中で姿を見ることが出来る展示方法は、大きな話題となりました。

年長さんは貫禄のあるジプシーの姿を見ることは出来ず残念ですが、

命あるものには必ず終わりがあります。

動物園の動物たちももちろん同じ。

しかしここで腑と考えることは、本来は自然界で孤高に生きていた種が、展示目的の、人間のための教材として飼育されることが幸せなのか・・・・・?

ということです。

自然界ではこんなに長く生きられなかったかもしれません。

しかし本当に自由にオワウータンとしての生態を謳歌したかもしれません。

人が他の生きものをよく知り、共に生きていく仲間として学ぶ事は大事です。

地球上のすべての動物を野生に出て観察・把握することなんてできません。

これを学ぶために動物園・水族館は必要になっています。

本来の生活を奪って貴重な命を預かる動物園・水族館。

手厚く埋葬して欲しいと思います。

そのことも含め、秋の気持ちのいい天候の下、年長組は多摩動物園に来ましょう。

昆虫園も忘れずにね!写真は金沢動物園のオカピ^^;

< お彼岸です >

幼稚園の池周辺ではススキの穂が出てきて、いかにも秋らしくなってきました。

お彼岸ですからヒガンバナも咲いています。

そして赤とんぼも出てきました。

暑いうちはお山に潜んでいるイトトンボも池周辺に出てきました。

お彼岸の入りともなると秋の雰囲気が濃くなって来ます。

蝶や蛾の幼虫も最終齢の大きさになり、蛹への準備をしています。

秋になるとこんな四つ足動物も出没します。

今度正体を暴くべく、センサーカメラを取り付けようと思います。

秋はみんなうろうろするのね・・・・。