< またまた台風、気を付けて! >

立秋を過ぎて丁度気温が下がりましたが、今週も台風到来です。

皆様、

残暑お見舞い申し上げます。

異常気象の毎日をいかがお過ごしでしょうか?

各地で台風や豪雨被害が起きているので、今回の台風も心配ですね。

毎日預かり保育があるので幼稚園でも心配です。

あわただしく工事も入っているので落ち着きません。

今年はプール等の屋上防水工事や職員室の大リフォーム工事があります。

プールにお越しの方には通路の閉鎖でご不自由をお掛けしていますが、

今週で終わる予定です。

職員室は現在の各種管理を機能的にするために、イメージアップを兼ねて大幅に改造します。

休園期間が開けた週からは、びっくりする職員室に成っていると思います。

私の休日は実質2日。伊吹山に登り、イヌワシを待っていました。

定点でただただ山並みを眺めて天然記念物の飛来を待つ^^;

たとえようのない贅沢な時間です。

お金も欠けず、二酸化炭素も発生させず、どなたかの手を借りることも無く、高山植物と小さな虫と時々顔を出すツキノワグマの子どもと時間を共有してきました。

現実に戻ると中々大変です。

今日は夕方から風雨が強くなる予報です。

大きな被害が出ないことを祈りましょう。

< 明日は皆既月食というのに・・・ >

まあ世界中で異常気象が猛威を振るっていて大変なことになっています。

明日は皆既月食が見られるはずが、台風が西へ進路を取るという!びっくりするようなコースを北上しています。

「寒冷渦」とやらの仕業の様ですが、皆さんどうぞ気を付けてください。

台風は自分で動くことは出来ませんので、周囲の気圧の変化で進路が決まりますが、

せっかくの満月も、隅田川の花火大会もきっと見られないでしょうね・・・・。

この気候変動、本当に毎年酷くなっているような気がします。

世界のどこかで異常気象状態になっていて、本当に対策を実行しないと、50年後は人々がこの星で暮らせる地域が、かなり限られてしまうかもしれません。

その上、150億年後には太陽が燃え尽きるそうで、

そうなったらこの星には生命は生きていけないわけで、

’(150億年後の想像は私には出来ませんが^^;)

どちらにしてもまた大きな被害が出ないように寒冷渦に望みを託すだけです。

雨はどうしても必要なので、静かな雨だけお願いします。

もうお山でも木々がくたびれてきました。そろそろ限界ですから、穏やかな台風でお願いします。

セミの声聞いていますか?セミが鳴かない夏。これは異常気象の兆候だったのかもしれません。

< 海の日は何をしましたか? >

暑いですね。まずはこの言葉からの挨拶になります。

これほどまで暑い日が続くとさすがに疲れますね。

幼稚園でも熱中症に気を付けて、暑い外遊びの後は涼しいお部屋でゆっくりお休みです。

この暑さのせいなのか?はたまた木が汗をかいているのか!

お山頂上のシンボルツリーであるシラカシから樹液が出ていて、

あたりにあの独特な香りを放ち、虫たちを呼んでいます。

普通樹木は木肌が傷んだときに修復しようとして樹液を出し、
いち早く表皮を覆う作業に入ります。

この時の樹液が虫たちの大好物。
どうやら木に小さな穴を開けた犯人がいるようです。
その穴から、トロリと流れ出しています。

今日はカナブン類など数種とカブトムシのメスが頭を突っ込んでいました。

これほどまでに樹液を出しているのは初めての事です。

この夏は本当に暑い証拠かもしれません。

セミはまだアブラゼミが鳴かず、ミンミンゼミも数回程度。これは少々少ない気がしますね・・・・。

虫たちの動向は長い年月の記録を見ないと分かりませんが、

きっとこの暑さに焦っているかもしれません。

あーー、そうでした。海の日は家にいて、アイロン掛けをしてました。

暑かったです。

今週は行事が続き夏休みに入ります。

怪我や事故に気を付けて、子どもたちの体調管理にも留意して、暑い日々を乗り切りましょう。

大掃除のお手伝い、ありがとうございました。

お陰様で、いつもきれいな園舎で健やかに活動しています。

 

< 暑いですね、ヒグラシが鳴きました >

昨日は帰宅時にお山でヒグラシが鳴きました。

そして今日はミンミンゼミ初認です。

暑いですね。幼稚園にはノコギリクワガタやタマムシ、我が家にはカブトムシが飛んできて、

早速展示ケースへ移動してもらいました。

やっと虫ケースが賑やかになって来ました。

他にもナナフシ/シロテンハナムグリ/キマワリなどの夏の山の虫を展示中です。

こどもたちがかき回すので少々居心地は悪いと思いますが、虫君たちの宿命なので少し我慢してもらいましょう。

それにしてもカブトムシの肢はどうしてあんなに痛いのでしょう。

クヌギに張り付き、樹液を狙う他の虫と対決しなければならないからか、

とにかく手に乗せるとチクチク痛い。

タマムシなんかすべすべなのにねーーーーー!

だから子どもたちは角は持つけど肢は持たない^^;

痛さも自分で体感してね。

今日もヒグラシが涼をもたらしてくれるでしょうか・・・・・。

暑いですね・・・・。

 

 

< イモムシ登場 >

最近よく子どもたちが持ってくるのは、スズメガの幼虫。

今の時期は蛹化と言って蛹になる準備に入る時期で、あちこち徘徊するのです。地中に潜るためです。

それを大騒ぎしてなんとか捕まえてくるのですが、どうにも触れない・・・。

先生ももちろん触れない。でもT先生はちゃんと手のひらに乗せました。よしよし。

イモムシにはイモムシの感触があり、生きていることが良くわかります。

自分とは違う存在に気付くには、お近付にならないといけません。

もちろん危険昆虫はやたらに触ってはいけませんが、そのことをきちんと知識として知ることで、

何でもかんでも毒とか危険とかで避けなくていい事を学びます。

自然の中で、生きものと上手に接する知識と知恵を習得しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丸いのは蛹。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてスズメガ2種。どちらもきれいでしょう。

ベニスズメ(桃色)とビロードスズメ(黄緑)です。

< 1羽の 巣立ち >

誕生した6羽のうち5羽ものヒナが死んでしまった今年のツバメ。

今朝命を取り留めた1羽が巣立ちました。

玄関前の電線に止まり、親から給仕を受けています。

まだ尾羽もほとんどなく、風切り羽も短い体が、黒い塊のように見えました。

それでも自力で飛び回り、親の後を追って電線を転々とします。

子どもたちにも巣立ったことを話しました。

死骸を見た子もいました。飛び立ったことをどのように受け止めたでしょうか。

他の生きものも生きていることを感じてくれたでしょうか?

1羽のみの淋しい巣立ちですが、元気で南へ戻って欲しいと思います。

< 虫がいない・・・ >

「沈黙の春」という世界的なベストセラーをご存知でしょうか?

レイチェル・カーソンというアメリカ人の海洋生物学者の本です。

アメリカの法律を動かした、かのケネディ大統領の琴線に触れた自然現象であり大きな社会問題「生きものが消える」原因を鋭く指摘した書籍です。

農薬のせいで田畑から、街路から昆虫や両生類、爬虫類が消え、それらを食用としている鳥類が減少し、虫が媒介することで実る農作物が出来なくなってしまったのです。

彼らの生息する息吹がアメリカ全土から消えたのです。春になってもミツバチが飛ばない、沈黙の春です。

お山にはネムノキが自生し、毎年この時期可憐な花を咲かせます。

この花は虫寄せ花のはずですが、双眼鏡で見ても全く昆虫が見当たりません。

お山に入ると空気が違うことをすぐさま肌で、体で感じます。毎年美味しい酸素をたっぷり作り出していることを感謝していますが、

虫たちが寄って来ないのには懸念と恐怖を感じます。

自然環境が人の気が付かないところで明らかに変わってきているのでしょうか・・・・。

地球は虫の星といっても過言ではありません。

まだ名前のない昆虫もたくさんいます。

この虫たちがこの星からいなくなったら・・・・・。命溢れる自然環境にはもう戻れないのかもしれません。

高木のネムノキは高い頭上でひっそり咲いています。花柄が地上に落ちて初めて気が付く人もいるでしょう。

それでも今日はノコギリカミキリの登場で、虫好き男の子たちがちょっと盛り上がっていました。

そして今夜はサッカー日本代表を応援しましょう。

第1戦がチャンスです。もう自由にのびのびと好きなように戦ってくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

< 優しさをありがとう >

子どもたちから聞いてご存知の方もいるかもしれません。

昨日朝、ツバメのフン用に置いているトレーの中に、小さな固まりを見つけました。

それはなんと生まれたばかりのツバメのヒナでした。

雨に打たれて見るも無残な姿でした。

生まれてまだ何時間で絶命です。これが野生動物の宿命です。

日々、時間単位で死と向き合っている姿は、私の胸を打ちます。

命の終わりを子どもたちにも見せようと思い、小さなベットに寝かせ、見てもらいました。

私が悲しがっている姿を見て、慰めてくれる子がたくさんいました。

どうして死んじゃったのか、みんなで考えました。

死んじゃうことは悲しいこともわかりました。

心の成長は毎日起きる出来事から、それを自分が体験することから生まれます。

一日置いて、今日は花壇のお花の中へ埋葬しました。

見れば産毛がモワモワはえて、足の爪まではっきり見えます。

羽が形になっていて、鳥のヒナであることが分かります。

悲しいことに、この1羽より先に生まれたもう1羽が今日は落下して道路で弾かれていました。

なぜでしょう?なぜ巣から落ちてしまうのか?親の子育てが初めてで、巣の形状に深さが足りないのか?

とにかく6個の卵が生まれ、4羽になってしまいました。

子どもの優しさは本当に心にしみます。私への励ましの手紙が届きました。

この仕事をしていて、一番のご褒美をもらった気分です。

ありがとう、みんな。どんな命も死は辛いです。

4羽が元気に巣立つことを望んでいます。

 

< プレカット材搬入 >

今日は茶室工事の部材の搬入です。

朝早くから大きなクレーン車と運搬車両がグラウンドに入りました。

8mはある梁をどうやって上げるかで現場監督といろいろやり取りしましたが、

結局職人さんのプロの技が私たちの心配をよそにポカポカ広場まで上げてくれました。

池の周辺は例年通りトンボが飛び回っていますが、今年はなかなか見に行けません。しかし来年はきっと素敵な観察スペースで子どもたちは思いきりトンボを追いかけられると思います。

今日は大勢の職人さんが自分の仕事をてきぱきとこなしていました。

時々休憩する人もいましたが・・・^^;

子どもたちも見学し、歓声を上げ拍手で応援しました。

新茶室と生きもの観察室の完成は、9月上旬を予定しています。

 

 

 

< ツバメが孵りました >

今年は一つだけとなったツバメの巣の卵が孵ったようです。

動物はどんな種も同じ。卵から孵った我が子をじっと見つめる親ツバメ。

初めて産卵する親かもしれません。毎年ここで孵している番かもしれません。

どちらにしても我が子との対面はきっと感動的で親としての自覚を大きくする時なのでしょう。

ほぼ母親が抱卵し、時々父親がメスに獲物を持ってきて、近くの電線で見守っていました。

父親も巣の中のくにゃくにゃな雛を、今朝はじっと見つめて飛び立ちました。

感動の瞬間ですが、人々はそんな事が起きているともしらず、ただ上から落ちてくるフンを気にするばかりでしょう。

身近な場所で野生動物が同じように子育てをしていることを知ってくださいね。

熱を出してお休みする子が多くなっています。

この土日に体調を崩した子が多く、休日中の体調管理が重要な要となっている事が分かります。

規則正しく、無理をしない。早寝早起きは毎日の事。大人のリズムに合わせない。

などなど、家庭での過ごし方も気を付けましょう。