< 雨にも負けず・・・ >

ブラジルは強いですね!

ということで、ワールドカップもみんな頑張っていますが、こちらも生きるか死ぬかの必死の状態。

昨日の降りしきる雨の中、運悪く羽化してしまった、クロスジギンヤンマ。

雨にも負けず、頑張っています。彼は必死で茎にしがみつき、降る雨に耐える。

しかしなんとかトンボの命である羽を乾かさないとならない。

この後彼は体を振動させ、雨粒を振り払う。

そしてここでクイズです。次に彼は何をしたでしょうか?

①上下に動いた

②羽を閉じたり畳んだりした

③目を足で拭いた

さあ、どれでしょう!

答えはまさに飛び立つ準備を考えれば納得です。

羽の次に大事なのは、虫を捕まえるための強力な?!

わかった方は明日、教えてください。

明日は土曜参観日。日頃の活動を一緒に体験してください。担任の先生の意気込みも感じてください。

父の日にちなんで、お父さんと一緒です。(お母さんも可)

午後からの雷雨も納まり明日は晴れの予報^0^

ちょっと暑そうですがお山でネイチャーゲームもやりますよ。

園児は制服でカバンはいりません。(置くスペースがないので。)

水筒は自由持参、お弁当の必要な学年は保護者の方が持ってきてください。

では今夜は満月を楽しみましょう。

ガンバレ ニッポン!

 

 

< ホタル鑑賞にもの申す >

そろそろあちこちの清流でホタル鑑賞をする方がいると思いますが、

「ちょっと待った!」

ホタルの気持ちになって見に行っていますか?

大勢で大挙して、ワーワー言いながら歩いていませんか!

ホタルの生息地は多くが田んぼがあったり、土手を歩いたり、湿地や草地です。

踏み歩いて荒らしていませんか?

まずホタルはなぜ光るのでしょう?

オスがメスを呼ぶサインです。このサインは種ごとに違い、光を認識してペアができます。

さあ、多くのペンライトを持った人々が、点けたり消したりしながら夜道を歩くと、どんなことが起こるでしょうか。

長津田周辺でもいくつか生息地が確認され、この時期は賑わっているようですが、

以前はホタルの名勝地として有名だった、青葉区の寺家ふるさと村にはもう1匹も飛ばなくなりました。

なぜ?

ホタルの飛ぶ姿は確かに美しく、幻想的ではありますが、本来生息地は、遠くから一度に大挙して人が入り込む場所ではなく、

彼らにとっては遺されたわずかな聖域なのですから、少し人が我慢して、何にも惑わされず、自由に飛び回れるように、ほんのこの時期、ホタルに繁殖相手を見つけさせて上げてください。

そっとしておいてあげてください。

毎年、毎年同じ状況が続くと、いつの間にかいなくなりますよ。

毎年大勢の人が訪れて、田の畦や土手が荒らされると、農家の人はそこは荒らされないようにコンクリート舗装を考えます。

さてコンクリートで土を固められると、ホタルの幼虫はどこへ行けばいいのでしょう!

時にはテレビやビデオで我慢しましょう。

地元の人が生活道路で行き来する分には全く問題ありませんが、よその人が押しかけることは生き物には相当ハードなストレスなのです。

実際人圧によっていくつもの生息地が失われてきました。

自然環境だけの問題ではないのです。

見るなら遠くから、静かに静かに、ライトは出来るだけ付けず、必要ならせめて赤色灯で。

彼らの動きに合わせてゆっくりと、近所の迷惑にならないように、とにかく静かに見てください。

生き物との付き合い方をよく知って、彼らの領域に謹んで入らせてもらいましょう。

ゲンジボタル

Filed under: こども環境管理士,ビオトープ管理士 — itsuko 18:12

< 私たちにできること >

毎年幼稚園玄関に帰ってきて、しっかり子育てをしていくツバメさん!

いつもの巣では無事に4羽のヒナが巣立ち、上空を親鳥と一緒に飛んでいることはお伝えしましたが、

新しいペア?が新しい巣を作り、巣に入るようになりました。

今週月曜日に見たときは、まだ卵はありませんでしたが、もしかしたら1つ目を生んだのかもしれません。

今日朝の登園時に、このツバメについて尋ねてくださるお母さんと、年中さんがいました。

小淵沢の駅でたくさんのツバメの巣を見たそうです。

それを見た年中の男の子が、

「ツバメはどこから来るの?」とお母さんに訪ねたそうです。

お母さんもはっきりしないので、図書館で本を借りて調べたそうです。

嬉しかったです。幼稚園の周りにやって来る、または棲んでいる生き物たちのことに関心を寄せてくれたのです。

お母さんも一緒に興味を示してくれました。

幼稚園にいたツバメが小淵沢という少し離れたところにもいたので、男の子は不思議に思ったのでしょう。

新しい巣を見ながら朝から鳥の話をしてしまいました。

ツバメは大変数を減らしています。

大きな原因は2つ。

1つは鳥全種がそうですが、生息環境の悪化です。

2つ目はせっかく作った巣を壊されてしまうこと。糞の始末や出入り口で迷惑、という些細なこと。

5月から7月のほんの2ヶ月。動物たちに環境を譲ってくれませんか。

数が減った鳥たちを急激に増やすことは私たちにはできません。

私たちにできることは、すぐ近くで生きている動物や昆虫たちに気づくこと。

そしてほんのわずかの優しさで、同じ場所を提供してあげることです。

それなら出来るでしょう。

家の軒やお店の出入り口に巣を作っていたら、皆さんに周知して見守って上げてください。

人の居住環境に巣を作ろうとするのは、天敵(カラス)から逃れるための彼らの生態なのです。

私たちにできることを小さな年代から記憶として残して欲しいのです。

糞にお困りの方はご相談ください。

対策を一緒に考えます。

 

< 6・4 ムシの日 >

世間では「虫歯予防デー」の今日、6月4日ですが、

このページではあえて「虫の日」の情報です。

去年もほんの一時見られた、コオニヤンマ!

そう、トンボです。オニヤンマと言ってもオニヤンマの仲間ではありません。

このトンボはサナエトンボ科コオニヤンマ属。

オニヤンマはオニヤンマ科オニヤンマ属。1科1属か・・・・。

まあとても目立つ阪神タイガース色。サナエトンボの中では一番大きい、83ミリ。

ちなみにオニヤンマは95から102ミリ。やっぱり日本ではトンボの王様かな。

悠々とお山の縁を飛んでいました。きっとどこかの池で羽化したばかり。

(園の池でこのヤゴを見たことはありません)

いいでしょう、虫(6・4)の日。

こんな顔!!!

今園には蛹を作り始めたカブトムシの幼虫3匹、ルリタテハのびっくりするような幼虫1匹、長津田産ゲンジボタル1匹、他ダンゴムシ、種名がわからない甲虫の幼虫1匹が居候をしています。

楽しいね^^;

 

< カエルの受難 >

恩田の田んぼにも水が張られ、いよいよカエルたちの季節です。

お山の池にも2種類のカエルの子ども(オタマジャクシ)がいますが、

今、最も厳しい受難の時を迎えています。

お分かりですね!日没を迎えると、お山は修羅場と化すのです。

どちらも必死!小さいものにとっては残酷なようですが、これが自然の生態系。食う・食われるの法則です。

多い時は全部で5匹のヒバカリ(写真のヘビ)が、大人に成たてのカエルたちをパクパク食べています。

今日は多くのカエルたちを少し深い池に避難させました。

やはり見てられずに自然の法則に背き、親心を出してしまいました。

どちらも大切なお山の仲間ですが・・・・。

でもこれでいいんです。この自然の循環を大切にする心を身に付けて下さい。

ガンバレ!仲間たち。生き残れ、カエルたち!

< バードウィークなのよ! >  

実は先週の10日から、愛鳥週間が始まっています。

野鳥に親しむ特別な1週間!いかがでしょうか?

そこここに飛んでいる鳥たちを、気にしたことはありますか?

私の愛する鳥たちをすこしご紹介しましょう。

どれもこれも可愛いね^ー^

可愛らしい顔の中に、毎日を死と隣り合わせで生きる厳しさと逞しさを持っています。

キアシシギなんて、7日間も飲まず食わず、どこへも止まらず、一機にオーストラリアまで飛ぶんですよ!!!

信じられますか!!!日本は大事な休憩地。この国に休める湿地がなくなったら、渡り鳥は地球上から半減するするのです。

今日はこれまで。

次回は大型の鳥たちをご紹介しましょう。

上から:ウグイス もうすぐ鳴き声が聞こえるだろうホトトビス

キアシシギ、シジュウカラ若鳥の水浴び

< N先生、目覚める? >

お山の竹の子広場での竹の子掘りが、子どもたちの間でブームになっているようですが、

なんとその場所からびっくり\(◎o◎)/!するような大きさのカブトムシの幼虫が2匹も出てきました。

竹の子を育んでいるその土壌は、甲虫たちにも絶好の環境だったのです。

それを見たN先生は、「なになに、今さら・・・・ですか!」と思う程この2匹を育てたくなったようで、

せっせと飼育法をネットから学び、真っ暗な現場に黒土を取りに行き、

愛おしそうに世話をしていました。

以前私が一人で15・6匹の幼虫を世話していた時は知らんふり(@ⅹ@)していたのにね。

とりあえずこの春も一人、虫に興味を持つ先生を増やすことができて、

まずまずの出だしです。

昨年の蝶先生も引き続き虫探しをしていますし、

もっともっと分子を増やして、子ども達と虫談義を繰り広げましょう。

カブトムシは飼育している方も多く、どちらかというと家庭内で観察する対象になりがちですが、

実は生態系の中の虫部門でも大変貴重なポジションを占める仲間です。

本来の自然の中で世代を繋げて見られるようにしていかなくてはなりません。

お店で買わず、里山で彼らの生態を観察できる当たり前の自然を作りましょう。

本当にムニムニで蛋白質たっぷりの感じ!

アボリジニーの人たちが甲虫の幼虫を食べるのもわかるね^^;

わからないか・・・・・!

今日は国連記念日でした。オバマさんも無事に離国してよかったね。

しかしあの有名な銀座の寿司店は大変でしたね。

皆様、今週もお疲れ様でした!

< 緑をどうぞ >

今日は朝から横浜まで行ってきました。

学校茶道連絡協議会の方とちょっとお話がありまして・・・・・・。

新型の横浜線車両に乗りましたが、車内が広くて明るく、窓も大きく開放感がありました。

揺れも少なく、明らかに今までの山手線のお下がり車両とは違いました。

いいね!( ・∀・) イイネ!

そして気持ちの良いお天気になり、ランチは外で食べましょうか!

そこで緑をどうぞ、召し上がれ!

幼稚園のお山は若葉が一斉に芽吹き、山全体が膨らんだように感じます。

みどりの日はまだ少し先ですが、一足早く植物の生命力を感じてください。

植物がこの地球を支えているのです。緑を大事にしましょう。

コナラとカエデ。光合成をフル回転させ、濃い酸素をたくさん出しています。

だからお山に行くと脳がスッキリ。

まさに緑を全身に吸収している感じ!うまいぞ、緑!

 

 

< 竹の子効果 >

竹の子堀をしたことはありますか?

なかなか難しい竹の子掘りです。専用の工具もあるほどで、また年季も必要です。

でも子どもたちにかかっては竹の子堀もどろんこ遊びも似たようなもの。

今週は山の「たけのこ園」で砂場のシャベルを持ち出し、竹の子を掘る子が多くいました。

掘っても掘っても取れないね・・・・・。

でも楽しい!

自然は多くの恵みを与えてくれますが、土に触れ、風を感じ、匂いに気づき、どろんこになり、そしてみんなと協力して一つのことに取り掛かる。

普段話したことの無いお友達とも会話ができたり、土の中から甲虫の幼虫を見つけ大騒ぎをしたり、

竹の子掘りは竹の子以上に大きな恵みを与えてくれます。

そしてその場面を生み出す環境が、子どもの成長に欠かせないことを語ってくれます。

このお山の自然がこのような何気ない活動や遊びの中に生きてくれる事が、この山を整えている何よりの目的です。

自然の恵みは人を成長させ生きる糧を提供してくれ、おまけに心を豊かにします。

竹の子はそんな恵の一つ!

幼稚園で若竹煮でも作って、みんなで食したい今日この頃です。

ツバメの卵が4つになりました。産卵は順調のようです。

今日は肌寒い1日になりましたが、明日は一般開放日です。晴れたらお散歩にお出かけください。

今日はこれでおしまい、ペコリ!

< 風をよむ > 

新しい年度が始まりました。

毎年のことながら、慌ただしい1日となりました。疲れたーーーー^^;

新任の顔合わせをして、地元の神社に新年度仕事始めの参拝に出かけました。

新車両も含む7台(長津田プロジェクト合同)のバスの安全も祈祷してもらい、今年度も始まるな・・・、と実感を得ました。

消費税の変更は日本国中で大変な作業になっていますが、

幼稚園の諸費用の金額にも変更があり、こちらでも税額が変わる実感に目を回しています。

新任の先生には何が何やら訳も分からず、嵐のような1日で、緊張もあって昼食も取れないふうでした。

そうでしょう、そうでしょう。

何を学び、何を習得していくか、その時々の風を読み、引くのか出るかの判断を瞬時に巡らせながら、新しい職場に、そして同僚に慣れていってください。

風は毎日変わり、優しい時も厳しい時も、たまには無風もあるでしょう。

社会に出たらアンテナを張り巡らせて、風に上手く乗っていきましょう。難しいぞ!

でも信念や正義は持っていないと流されますよ。

私も初心に帰って、新しい彼らと力を合わせ、新学年を歩んで行きましょう。

私事ですが、日本生態系協会からの依頼で、環境教育研究委員を頼まれました。

文科省の助成金を申請して、ビオトープ環境が教育に与えるあれこれをまとめるそうです。私の環境もなんだかんだと変わっていきそうです。

風を読み、時代を読み、進むべき道を見極め、新しいながつた幼稚園のスタートです。

おまけ;

消費税はきちんと社会福祉に還元されていくのか、皆さんでチェックをしましょうね!

Filed under: ビオトープ管理士,社会情勢 — itsuko 19:01
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