< 太っちょ と ギザっちょ >

冬眠する生き物たちには懸命に栄養を取る時期。

繁殖にもエネルギーを使いますが、極力省エネでひと冬を過ごすための、最低限の糧を得なければならない秋!

結構糧を得たと思われる、太っちょ!

朝の日差しで体温を上げて、またお出かけ獲物探し?

もうちょっと太っちょになって冬を迎えます。

ニホントカゲ

そして我が家で見つけた小さな幼虫。すくすく育って、昨日台風の中室内で羽化しました。

ルリタテハです。

この方は寒い冬でもこの成虫のまま過ごします。葉の裏や草陰、どこかの軒裏に潜んで寒い冬をやり過ごします。

まあ見てください、この言いようのない翅の色と模様と形。

どうしてこんな形になるのか、まか不思議な昆虫の世界。

ギザギザの翅だからギザっちょ^^;

翅を開くと6cm程のタテハ蝶です。

今、虫ランドにも幼虫が1頭います。

今度はその可憐な姿を幼稚園で見せてもらいましょう。

4枚の翅にあるラインが青紫色なので、ルリタテハです。

おしまい。

 

< 虫探し、虫調べ >

虫好きがたくさんいます。子どもの特権とも言える、なんでも見たい、触りたい。

虫もその中の一つ。ワイワイ探し、ワイワイ調べる。

うんうん、いいぞ!自分で見つけて、図鑑で調べて、こうして野外観察の楽しさを知ってください。

自分で調べたことは一生の宝物です。

図鑑はその一つのことだけでなく、その周辺のことも同時に教えてくれます。

そこがネットと違うところ。

何を見つけて何を調べているのかは、子どもの世界、子どもの領域です。

先生は呼ばれたら初めて出ていけばいい。

さて、何が話題になっているのか?

虫探し、虫調べ!ちなみにそれは、コカマキリ。両前足の裏側に黒い模様があるのが特徴です。

こうして頭にインプット完了。

 

< シンジュサンです。 >

連休をいかがお過ごしでしたか?

まあまあのお天気で、お出かけした方も多かった事でしょう。

今日はお休みも多かったですよ。

風邪が流行っていますが、お出かけの疲れが出ていませんか???

子どもたちの生活リズムにあったお休みのスケジュールを立ててくださいね。

本業は幼稚園での活動であり、学校への登校ですから!

さて、シンジュサンをご存知ですか?

大きなこのイモムシは、そうご想像の通り、蛾 の幼虫です。

ヤママユ科の大型蛾の終齡幼虫です。

しかし!「動く宝石」と称されるくらい人気者で、愛好家も居るほどです。

幼稚園のお山のカラスザンショウの木の高い枝先で初発見です。

今日はO先生に手伝ってもらい、採取してきました。

O先生は蚊に刺されながら、私に付き合ってくれました。

お山でふたり揃って一体何をしているんでしょう\^0^/(ホホホ)

しかし見事に採取成功し、これから蛹や繭作りを無事に世話しなければなりません。

幼虫を見て子どもたちは、あまりの大きさと何とも綺麗な不思議さでキョトンとしていました。

触るとゴツゴツしています。見ての通りでした。

大きさは成人女性の親指ほどです。

でも葉を懸命に食べている様子は、

とてもかわいいლ(╹◡╹ლ)です。

幼稚園にお越しの際は是非ご覧下さいね。

そうそう見られる幼虫ではありませんので!(採取が高木葉先につき困難。)

ちなみに宝石だからって名前が真珠なわけではありません。

シンジュ(ニガキ科)という木本の葉を食べるからです。蝶や蛾は食べる葉が大体決まっているのです。

逆に言えば、どの幼虫がどの葉を食べるかを知っていれば、木や草を見つければ幼虫が見つかるわけです。

自然とは実に上手く成り立っているのです。

 

< 子どもって、素晴らしい! >

年長女子「先生、熱の蚊いる? ねえ先生、熱の蚊いるの???」

山へ一緒に行って、私の後を追いかけながら必死で問いかけて来る。

本人は遊びスモックも何も身につけず、いつもの制服。

「先生、熱の蚊いる?」

私:「熱の蚊はいない。でも人を刺す蚊はいっぱいいるよ。

ほらほら、じっとしていると刺されちゃうよーーーー。」

女子:「キャーーーー(≧∇≦*)」

と言いながら山を降りる気配なし。

子どもは素直で本当にいい。少し心配で、ちょっと聞いてみて、でも現場ではそれより楽しいことがいっぱいあって!!!

いいね、子どもたち!

またまた別の年長女子、

「先生、私最近セミの羽見つけるの。」

私:「あら、そう。どうしてだろう・・・」

女子:「うーーーん、夏が終わっちゃうから?もうすぐ死んじゃうから・・・・」

私:「そうね。よく見ているね。もうすぐ命が終わっちゃうのね。今年も鳴いてくれて、ありがとうって言わなきゃね。」

女子:「まだアブラゼミは鳴いてるね。」

私:「うんうん、よく知ってるね。ちゃんとセミの声、聞けてるのね。素晴らしい!周りをよく見てるのね。」

女子:ヽ(*´∀`)ノ

子どもって本当に素晴らしい。ずっと、ずっと、この感性を持ち続けて欲しいです。

今日は職員会議。

せっかく飼育しているクツワムシやスズムシを真剣に見ていない先生方。

その虫たちの鳴き方さえほとんど認知なし・・・。

会議の中で簡単な自然体験研修。

きちんと見させて、記憶にとどめる。教員としての知見を蓄える。

そしてクツワムシが食べる葉、クズ(マメ科)の花の香りを嗅いでもらいました。

その香りをどのような言葉で表現するか、語彙力が試されます。

ワインのソムリエではありませんが、自分の感じたことを表現する力も身につけます。

「甘い、蒲萄のような香り」

「いい香り、芳香剤に使われているような匂い」

「やさしい香りで、昔草むらで嗅いだ匂いを思い出した。」

「甘すぎて、ちょっと蒸せてしまった。」

いろいろ出ましたが、子どもの方がしっかり感性を捉えているかもしれませんね。

何しろこんな回答もあるくらいです。

どれだけ野外での実体験が乏しいかが、よくわかります。

「お花の匂い」(゜д゜)● ● ● Σ(゚д゚lll)

私の質問の仕方が悪かったのか、そのまんま・・・・・・・、具体的な表現なし!

先生方の感性をもっともっと豊かにし、子供たちと共有しなければ!

< 脱皮しました >

本日、ショウリョウバッタの最終齢脱皮に遭遇しました。

メスは大きくなりますね。これからオスを探して我が家の野原(芝生がほとんど野原化しています^^;)を飛び回るのでしょうか?

夏は虫の季節。夏休みにいろいろな虫を見つけた子も多いでしょう。

その好奇心や興味を大切にしてください。

これはキゴシジガバチ。土を集めて巣を作ります。

こちらはスズメガの仲間、オオスカシバの幼虫。ちょっと見にくいね。

お尻にアンテナはお約束!

そしてこんなきれいなハムシ?もいます。どうやってこんな色になるのでしょう???

カブトムシゆかり!なんて虫好きのアイドルがいるらしいが、私はオニヤンマいつこ!で対抗しよう・・・・かな!

来週から幼稚園では園児用トイレブースの全面工事が始まります。

なんとなんと、子どもたちのトイレが生まれ変わります。

ディズニーランドにも負けないほどの楽しさを演出します。

9月からの幼稚園見学日では是非お立ち寄りください。

きっとびっくりしますよーーーーーー。

お預かりしている入園金がながつた幼稚園を支えています。

ありがとうございます。

ペコリ。

 

< それでもうなぎ 食べますか? >

土用の丑の日なので、うなぎを食べるのでしょうか?

江戸時代から日本では食べられていますが、今や絶滅危惧種です。

正式に国際自然保護連合に指定されました。

その生き物をそれでも食べますか?

果たしてこんな状況で、ニホンウナギに将来はあるのでしょうか・・・・。

私はそもそもうなぎを食べないので、これをこの時期にこぞって食べる人々の気持ちがわかりません。

滋養強壮食材として認められていることは知っていますが、種の存続が危ぶまれている生き物を、人が食べ尽くしていいのでしょうか!

中国ウナギもヨーロッパウナギも例外ではありません。

このように乱獲や生息地破壊で絶滅した種は多くいますし、

一度絶滅した種を復活させるには、膨大な時間と費用が掛かるのです。

何よりも復活はほぼ出来ない、難しいと思ったほうが正しいのです。

この際ですからここはウナギのつもりになって、ウナギ食を断ちましょう。

一人ずつがその気になれば、きっとまだ遅くはないです。

安定した数が確認され、種の存続に影響が無いと分かるまで、我慢できるのは私たち人間だけです。

ウナギで生計を立てている方は、今後のあり方を各方面の方々と協議して欲しいところです。

せめて私たち人間が出来る配慮を、してみましょうよ。

< 虫を見てみよう! >

さてさて 大暑が過ぎ、いよいよ夏休み。

本日早速夏休みの宿題が届きました。

はい、お分かりですね?!

そうです!セミの抜け殻です~~~。

お姉さんがいる年長さんに、

「おっ、またセミの抜け殻集めるのか!前もやったよね・・・」

って言ってたよ^^;と言われました。

その通り、またまた集めていますのでご協力をお願いします。

夏休みは先生たちも宿題でいっぱいです。

実際に何かを作ったりもしますが、研修会出席がその一つ。今日はそんな研修会をながつた幼稚園でやっています。

詳しくは幼稚園日記を見てください。

長津田・いぶき野地区の先生方が集まります。なんだか最近新設の保育園が多くちょっとな・・・・・。

私の夏のイベントは虫観察。それも夜の虫観察です。

水銀燈とブラックライトで夜な夜な活動する虫を集めます。

灯火採集!これが意外と面白い。上手く写真に撮れたらこのページでもご紹介しましょう。

どんな虫がやってくるか?虫って、面白いですよ\^0^/

 

< 5羽いたよ >

玄関の新しいツバメの巣に、5羽のヒナがいます。

ヤッホーヾ(@⌒ー⌒@)ノ

小さな巣ですがよく頑張りました。

きっとエサが取れて、子育てが可能な環境なのでしょう。

今度こそ、巣立ちの場面を映像に残したいのですが、夜明けとともに飛び立つのでちょっとね・・・・・。

でも今年の夏は無事に巣立てば9羽のツバメが孵ったことになります。

みんな日本がふるさとです。

ツバメ、大好き!

どうぞよい週末をお過ごし下さい。

< 7月だね >

さあ、夏の匂いが感じられる響き、7月!

気持ちも新たにまた頑張ろう。

夏の虫を見ると元気が出る^^;(私だけ・・・・・?)ので、

今日の友達を紹介しましょう。

お池周辺で見られたカッコイイ仲間です。

ほら、この戦闘態勢。いやいや実はセセリ蝶の仲間は羽が戦闘機のような付き方をしています。

小さな体で垂直離着陸率を上げるためでしょうか?

なんともカッコイイ!垂直尾翼に、水平尾翼って感じでしょう!

キマダラセセリ

こちらが普通の蝶の羽スタイル。前翅と後ろ翅。両方とも水平尾翼だね。

ちなみにこの蝶はヒカゲチョウ。何とも地味で渋いですが、実はよく見ると非常に綺麗。

好きな蝶の1種です。

こちらは今朝羽化したイトトンボたち。水中に立てたつかまり棒がとてもいい羽化の場所になっているようです。

2種類のトンボが飛び立つ瞬間を待っています。

水面に写って綺麗でしょう。

夏は虫の季節。嫌われ者の虫も多いですが、地球は虫の星。虫がいなかったら生態系も成り立ちません。

どんな虫と出会えるのか、楽しみな7月です。

< 虫で復活 >

悲しい時は虫でも見よう!

子どもたちがいろいろ見つけてくれるので、悲しんでなんかいられない。

最近はまたダンゴムシ捕獲に力が入ってきたし、

(ダンゴムシを持ち帰ったおうちでは、とりあえず喜んで見てあげて、そのあと静かに・・・・・?)

このように捕まえた虫や取った草、見つけた実など、情報を提供してくれます。

みんないい子です。

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