< 先生、とんぼはどこへ行っちゃったの・・・・? >

世界各地でも北極圏から流れ出る乾いた冷たい風が流れ込んでいるようです。

日本でも霜降の次期となりました。

そんな冷え込んだ今朝聞かれました。

「先生、トンボはどこへいちゃったの???」

そうですね、あまり見られなくなりました。

赤とんぼの仲間はいるんですが、お山でも今年は数が少ないようです。

先日このページでもご紹介したイトトンボは成虫で越冬する種がいますから、

よくよく探せばみんな居ないことはないんですが、

きっと夏に見た青い体のたくさんいたトンボ(オオシオカラトンボ)などを思い浮かべたのかもしれません。

成虫はどこかでひっそり土に還ったり、鳥のエサになったかもしれません。

幼虫や卵はきっと水の中で次の出番を待っていたり、命の出現に備えています。

「どうなったのか」と思う心が嬉しいです。

想像する気持ちや考える素材に、トンボがなったことが嬉しいです。

不思議を学んでください。そして自分で答えを探してください。

そんな大人になって欲しいです。

 

 

< 頭に糖分を >

緑支部の研修会の講師をやっています。

「自然との付き合い方」や、「それぞれの幼稚園にビオトープを作ってみよう」というのがテーマです。

今日はあさひが丘幼稚園さんに行ってきました。

戻って残業です。まさか某大手広告代理店^^;のようなことはありませんが、

6時も過ぎるとエネルギー不足となり頭が働きません。

そこで糖質補給です。糖質ダイエットもいいですが、仕事には糖分が欠かせません。

今日はドーナツを食べました。

あと少し残務処理です。!

ただいま年長と年少にマイコプラズマ肺炎が出ています。

飛沫感染ですからマスクが有効でしょう。

もちろん2名は自宅療養中ですがこれから多くなる感染症にご注意ください。

明日は一般開放があります。お山も自由に入れます。

最近お山にはアオゲラというキツツキが来ています。

ススキもきれいです。どうぞお出かけください。ではよい週末を!

 

< カツラの甘い香り >

年中さんの遠足が無事に終わりました。

またまた暑くなったので年中さんは疲れたのではないでしょうか?

金沢自然動物園は人が少なくて動きやすく、のびのび過ごせたようです。

少々動物の種類や数はさみしいところがあり、集客が見込めていないのが横浜市でも問題になっているようです。

見方を変えればいい動物園になるはずなのに・・・・・。

そんな遠足へ行く時にバスの配車に使わせてもらっている山水閣駐車場。

この前を走る道路の街路樹に香りがあることをお気づきですか!!

葉が丸みを帯びたハート型。

国道246号線の交差点までカツラの木が続きます。

今はスズメの塒になっていることもあります。

このカツラは落葉樹で、葉を落とす時に甘い香りを放つのです。

横を通るとわかるはずです、きっとね^^;

この葉を集めてポプリも作れるとか?お香の材料にはなっています。

街には四季を感じるあれやこれやがあることを、もっと普通に皆さんが知っていること。

実はこの事が周囲の自然環境を大切に思う下地になりますが、

日本では小・中学校でこのような自然科学・学習体験の授業が極端に少ないことを嘆きます。

木々の種類や昆虫、身近な鳥類を、イギリスの小学生は普通に20種類は知っているそうです。

先日イギリスに留学をして、現在日本で絵本作家をしてる方と話しましたが、

根本的な自然の捉え方が全く違うと言っていました。

幼稚園の送迎で山水閣の前の道(長津田・霧が丘線)を通ったら、クンクンと鼻を動かしてみましょう。

自然物の放つ秋の香りがするはずです。

< 渡り鳥飛来・・・ >

秋の日は釣瓶落としとはよく言ったものです。

あっという間に夕暮れになる秋。

日差しがどんどん西へ傾き、ストンと暗くなります。

この日差しの長さの違い、日照時間の変化が渡り鳥たちには重要な情報です。

神奈川県にもマガンがやってきました。

ご存知でしょうか?マガンです。その昔、東京湾には見渡す限りのガンの群れが冬の風物詩でした。

昭和20、30年ぐらいまでね。

高度成長期と同時に東京湾もどんどん埋め立てられマガンたちは南下しなくなり、現在は福島県の伊豆沼が10万羽を超える越冬地です。

そのマガンが相模原の田んぼにやって来たようです。

昨年は白鳥も飛来しています。

彼らにとっては20キロや30キロはひとっとび!

長津田の方までやって来てくれないかな・・・・・。

飛来できる場所が無ければダメですが!だから冬水田んぼを用意すればいいのです。

いぶき野の田んぼも、田奈の田んぼも!冬場でも田に水を張るのです。

農家さんの協力を得るのは難しいことですが。

どちらにしても鳥たちも冬支度を始めています。

私たちもこれから来るだろう寒い冬?を上手に暮らしましょう。

明日から平成29年度の入園願書の配布です。

午前9時から正面玄関でお渡しします。子どもたちの豊かな育ちを援助します。

伸びやかに、軽やかに、そして逞しい幼児期を送ってください。

お待ちしております。

伊豆沼のマガンとコハクチョウ

< お山では・・・ >

秋も深まってきてお山では、見られる虫の数も少なくなってきましたが、

よくよく探せばまだまだ頑張っているいろいろがいます。

今日はそんな仲間のご紹介。

これから産卵する、オオアオイトトンボ。

細くてもきれいんでしょう。メタリックボディーの私です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お次はお山を散策するニホンアカガエル。池で育ったオタマジャクシが山へ上がってきました。これから越冬です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は日向で日光浴かしら?久しぶりにダイミョウセセリ。

食草のヤマノイモに止まり一休み?これから卵を産んで幼虫越冬します。

影もかわいいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後はサンショ。たわわに実ったサンショの実。これを挽いて調味料のサンショになるでしょうか?辛そうです^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから鳥たちが集まります。冬は木々の葉が落ちて野鳥が見やすくなります。

是非生きもの観察会にお越しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

< 地球を救うのはやはり人類だ >

地球温暖化を防止するための世界の取り決めが、73の賛同国の批准を受けて発行されることになった。

COP21気候変動枠組み条約である。

これによって一応取り決めた数字や目標に向かって批准国は二酸化炭素の削減に努力することになる。

日本は国内手続きが進まず遅れをとっている。

良いのか悪いのかわからないが、この協定に参加している加盟国なので決められた内容を守る義務を課せられる。

どちらにしても地球環境を悪化させたのは人類だし、けれども地球を再生させられるのもまた人類だけだ。

世界中で気候変動が起き、自然災害で地球資源がどんどん失われている。

大きな懐深い地球は、どんなに人類が暴れても好き放題しても、優しく緩やかにそれを上手に循環させてきた。

しかし今は、ずぶ濡れの犬が体についた雨水を振り払うかのように、

地球はもう我慢の許容に限界を感じ、体を大きく揺すっているのである。

こんな地球をなだめられるのはやはり人類の知恵と努力しかない。

今日は大気が変わったことを感じる。

空の雲が秋になった。子どもたちも肌に届く空気の違いを感じているだろうか。

地球の出すサインを感じなければ手が打てない。

病気をキャッチすると同じように、日々の変動を、大気や季節の巡りを、子どもたちには感じてもらいたい。

そしてこの地球の鼓動に従って命を繋いでいる多くの生きものがいることを知って欲しい。

今日で平成28年度前期が終了する。この半年間の所見を持ち帰るが、

その成長の様子が伝わるでしょうか。

間を置かず来週からは後期が始まるが、多くの事を感じ、受け止め、次の手段が打てる子に育って欲しい。

その中に地球のリズムも入っていることがこれからの時代は肝心である。

< 秋の香り感じてる? >

大気がまだ暑いのでピンときませんが、

町中や街路ではほんのりとキンモクセイが香っています。

お気づきでしょうか!

この香りはよく芳香剤に使われるので、トイレの匂い・・・・・という子どももいます。

いえいえ、本物の木本の秋の香りをしっかり感じてください。

臭覚は一生記憶に残る感覚器官。通りかかった道すがら、どこからかこの香りが漂って来たら立ち止まり、

クンクンと匂いを胸いっぱい吸い込んでみましょう。

お花はミカン色の小さな花びら4枚花。きっと大気ももうすぐ秋色に変わるでしょう。

運動会はいいお天気?!にしてくれます。きっと・・・・・。

 

秋を感じ、この記憶は

< 動物愛護週刊でーーーす >

実は昨日9月20日から26日まで、動物愛護週刊です。

今年もツキノワグマやヒグマの被害が多く報道されていましたが、

問題は人と野生動物の棲み分けが上手く行かなくなったこと。

そして多くの愛玩動物たちは人のわがままで飼育・繁殖されていること。

殺処分される犬や猫の実態は、毎年のように話題になりますがその数はなかなか減りません。

生きものと上手に付き合う方法を、幼いうちから学びたいものです。

命と向き合うにはその生きる仕組みを知り、人に合わせない事。

命の終わりを知り、痛みを感じること。その積み重ねが大切です。

身近な生きものに触れ、すぐそばで生きていることを感じましょう。

共に生きられるように譲り合いましょう。

まずはそこから動物を見てください。

家庭に何か動物はいますか?その子たちは幸せですか?

その動物らしく棲していますか?(昆虫含む)

人は他者を重んじられる唯一の動物です。ここを失くしてはいけません。

アブラコウモリ/キタキツネ/私の宝物だった愛犬/ツキノワグマ

 

 

みんな友達、みんな好き。

< 空の日に空を見上げ・・・ >

連休も終わりさあ運動会の練習だ!と思ったらとんでもない天候です。

もう日本国中雨にはうんざりしていることでしょう。

本来なら恵みの雨で水は生命の源ですが、少し歯車が狂うと大災害を引き起こします。

今日も横浜市には大雨警報が出ています。

先週の土曜日は少し晴れて暑くなりましたが、秋の爽やかな日差しはまだ感じていません。

航空業界の安全と盛隆を込めて設けられた「空の日」ですが、

空飛ぶ鉄の塊に思いを込める以前に、その塊が飛び交う地球大気が世界中で猛威を振るっていることを、

私たち人類は感じなければいけません。

個々が危機感を持って日常生活をすることです。

社会での生活環境でも、世界中の自然環境でも今までとは違って来ているのです。

今日のような大雨警報が出ている時はどうするのか。

帰れなくなったらどんな手段があるのか。

まずは自助の方法を考える意識を持つことと、自分の出来ることは各自が実行する心構えを持つようにいたしましょう。

 

< 実は満月は明日 >

中秋の名月はうっすらとぼんやり見えましたが、

実は満月は明日の土曜日。天候は期待できませんが月餅でも食べながら眺めてみましょう。

明日は生きもの観察会ですが、私は所用につきおりません。

代わりに優秀だろう?こども環境管理士3名を含む4名がお迎えしますからどうぞお越しください。

自然環境についての質問をバンバン浴びせてください。または意見を求めてください。

きちんと説明またはお答えできなければ資格はく奪です^^;

小雨決行です。長袖長ズボンがいいです。蚊が多いので。

午前8時30分から10時までです。生きもの環境を人が一斉に圧迫することは生きものたちにストレスを掛けることになるので時間を区切っています。

生きもの観察会のない普通の一般開放時は時間内すべて開放しています。

自然への係わり方が緩やかで、大勢が訪れる場面がないからです。

その代わり私たちのガイドはありません。

それでは良い週末をお過ごしください。

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