< やったー、また会えました。ツバメ >

今年のツバメの飛来は早く、相模原の方では3月20日ごろに確認した情報を受けました。

町田でも3月下旬に鳴き声を聞いた方から情報をもらいましたが、

実際に私は本日午後、やっと確認しました。

「ピチュピチュ」と鳴きながら幼稚園の園舎上空を飛び回る姿に会えました。

生きていました。遥々海を北上して、ほぼ巣を作った、または生まれた同じ場所に戻ると言います。

渡り鳥はこの行動を毎年繰り返しているのですから脅威の生きものです。

今年もまた園舎に巣を構え、かわいいヒナを育ててくれるでしょうか!

お山では池に水を戻し、復旧させました。

土を乾燥させたかったのですが、思ったより雨が降り乾く前に大分雨水が溜まってしまいましたが、

地中に眠っていた小さな生きものが目覚め、酸素もたっぷり加わり、豊かな止水が甦るでしょう。

モツゴもヤゴも元気です。メダカもオタマジャクシも群れになって気持ちよさそうです。

たんぽぽも咲き、キランソウも素敵!タチツボスミレがあちこちで開花しています。

春ですね。今日は清明。清らかで明るい春の到来です。

たんぽぽの花弁の中に潜り込んでいるのはこの時期にしか見られない、

スプリング エフェメラル!春の妖精と称される小さな使者です。

今日はスジグロシロチョウにも会いました。

< 新年度始まる >

やっと温かくなりました。桜も本気を出すでしょうか?!

昨日は幼稚園と長津田プロジェクト合同で新任先生歓迎会を開き、共通理解や認識を共にする時間を持ちました。

フレッシュな先生方の期待に胸弾むパワーをもらいつつ、皆で切磋琢磨して行きます。

街はなんだか静かでしたね。土曜日なのにね・・・・・・。

新しい年度が始まります。

いろいろお頭を悩めることもありますが、みんなで力を合わせてながつた幼稚園の幼児教育を、そして在園児・卒園児の「好き」

の気持ちに応えるスポーツ指導に全力を注ぎましょう。

子ども保険なる新しい社会構造も産めれるかもしれません。

より良い幼児期の教育環境を目指します。

どこかのふざけた学校法人や認定園と一緒にされないようにきちんとしましょう!!!

今日はなかなか開かない桜を横目に、ゆっくりと春の風に吹かれ心穏やかに、明日からの戦闘モードに備えます。

あっ、シジミチョウが飛んでる!

昨日はキチョウも見ました。

また多くの虫に出会って、心を癒しましょう。

< 浚渫作業 >

春休みを元気に過ごしていますか!

この春は池の浚渫作業を入れました。

浚渫とは、池の水を抜く整備のことです。

幼稚園の池は基本的には止水です。流れが無いので酸素が行き渡りません。おまけに上空からの落葉が多量に溜まり、

それが沈殿し腐食すると汚泥化し、益々酸素不足に陥ります。

少しでも水の浄化を促進するべく、水草を上手に利用します。リンや窒素を吸収して水質を保つ種類、葦やガマ、他多様な植生を考えて植え付けます。

しかし4,5年に一度は水中の泥を浚い、池の表面を乾燥させ、酸素を取り込ませます。

この工事のことを浚渫と言います。

ビオトープ管理士としては抑えておかなければならない作業と知識です。

現在幼稚園の池ではこの作業を行っています。

春休みで子どもたちが登園しない、また水が温み水中の生きものが少し動けるようになってから行いました。

出来るだけ多くの生きものを救出し、避難させます。

私も一緒に救出作業に加わりました。本当はこの作業を子どもと保護者でやりたいのですが・・・・。

そして見つけた生きものたち。

小さなゲンゴロウやミズムシ、ヤゴはもちろんニホンアカガエルは5,6匹、そして魚類なクチボソ(通称モツゴ)です。

随分大きく育ったモツゴもいました。

孵化したばかりのオタマジャクシは水槽へ救出!!!

こうして池を乾かし、4月4日に水を入れ生きものを戻します。

きっと4月15日の生きもの観察会では綺麗な水で気持ちよく動き回る水性生物を見られるでしょう。助っ人もきますよ^^;

このように環境を整備・保全することは大変な作業です。

人でもお金も掛かります。日本全国の国立・国定公園内でも、地域のほんの小さな里山公園でも、同じように定期的な管理作業を要します。

放っておくと自然が遷移し、水辺の場合は湿地化し陸が形成されていきます。多様な環境が失われていくのです。

自然環境にとって一番のダメージは人間の無関心と圧迫です。

少しでも幼い頃から自然や生き物との居心地のいい体験を身に染み込ませることで、

自分の生活には自然環境が欠かせない、自然環境の恩恵を意識できる人に育って欲しいです。

春休みも忙しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

< ヒキガエルさーーーん >

雨も降ったのに・・・

ハクモクレンも咲いたのに・・・、

アズマヒキガエルが現れません。心配です。

私の好きな生きもののひとつがカエル。

幼稚園のお山に長く暮らし、池の設置をした10年前から産卵に表れていたのに・・・・

今年はまだ一匹も姿を見せません。

心配です。気がかりです。生態系の中の重要な位置を占め、ピラミッドの上にも下にも大きな影響を持って存在するカエルたち。

彼らの消失はこのお山の破壊に繋がり兼ねません。

ニホンアカガエルは今年も11個の産卵をしました。

まだ増えるかもしれません。しかしそれにもまして重要なアズマヒキガエル(コオー、コオー、コオーと優しくなくグロテスクな友達)が大切です。

早く姿を見せてください。

< 春、弥生です >

桜が咲きました。2月に剪定したソメイヨシノの枝先に小さな蕾がありました。

咲くでしょうか?と水に漬けて1か月!

3月の暦と共に開花しました。職員室において眺めていました。

木(植物)の生命力は力強いですね。春を呼んでくれました。

そして年少さんは大変いい子で遠足を終えました。

よく歩き、よくお話を聞き、自分の荷物をきちんと片付け、持ち、とにかく格段と出来ることが増え友達とのかかわりが濃くなってきました。

この時期は動物園も空いていて、のびのび回れます。

楽しい1日となりました。

遠くにマレーバクがいます。わかりますか?

寒そうでした。そしてインドネシアの魔除け像。

動物以外にも見てきました^^;

< お約束通り >

2月中旬の降雨の夜。

ニホンアカガエルは決まって産卵に出てきます。

水は10秒指先を入れているだけでもう感覚がなくなるほどの冷たさですが、

春1番に産卵に出てくるカエルの種です。

丸々とした、しっかりガードされている寒天質の卵塊は、これから孵化までの間の産室ですし、生まれた極小オタマジャクシの栄養源になります。

去年は14日、おととしは26日、産卵日にばらつきはありますが、大体一番寒い2月の、春一番の吹く頃の低気圧通過後の夜。

これから昼間でも鳴き声が聞こえ、小さな赤茶色の姿も見られるかもしれません。

今日は早速子どもたちにお披露目!

自分の幼稚園でニホンアカガエルの卵塊が見られて、触れるなんて、そうそうありませんよ!!!

写真はまた今度ご紹介します。

< どんぐりの今 >

乾燥が続きます。

雨が降らず草木が悲鳴を上げています。

そんな中、どんぐりが気になって見に行ったら、なんと年少さんが二人でせっせと水をあげていました。

「時々水をあげるんだよ!」の言葉を今朝きっと思い出したのでしょう。

私も一緒にあげていると、

年少さんにやってもらうのは申し訳ないと、年長の女の子二人が加わりました。

土が乾いているどんぐりはどれかなーーーー?

お山の恵みを生かしたい。生命の源、酸素を生み出し自らの力だけで生きる唯一の生命体である植物を育てたい。

卒園と同時に持ち帰ったどんぐりのその後はどうなっているか、少々心配ですが、

幼稚園のどんぐりは今、こうなっています。

葉が出ているのは常緑樹、無いのは落葉樹。でもしっかり冬芽が春を待っています。

まだ何にも出ていないのは今年どんぐりを植えた年少組。

みんなキラキラ光っていました。

< プログラミングはいいけれど・・・ >

文科省は2020年には小学校の教科にプログラミングの教科を正式に導入することを決めたそうです。

各地で教室も開かれ、それ用のソフトも売り出されています。

Eテレでは番組まで登場しました。

確かにゲーム感覚で楽しそうですが、益々コンピューターに依存し、人との繋がりが消えて行きはしないか心配です。

物事を順番に組み立てて行く思考回路は問題解決能力に欠かせませんが、

パソコンの画面ばかりからこのような思考回路が形成されて行っていいのでしょうか?

古い人間だからこう思うのでしょうか?

自然環境は大事で、何が起きるかわからない環境での対応能力や、生まれ持った感性や瞬時の判断力を大事にする教育はどこで身に着ければいいのでしょう?

人の痛みを分かり、共に生きる努力をする心がプログラミングで豊かになるのでしょうか?

アメリカ新大統領の次から次と繰り出される発言は他人や他国の事情は一切排除した、ある一つの法則に則ったシステム、つまりアメリカ国民を守る!とい命題だけのプログラミングです。

ここに他民族とか、自由貿易とか、調和というカテゴリーは入っていません。

不安な世界が広がっています。これからの日本の教育環境が益々心配です。

< 寒いけど生きていくよ >

鳥の世界にもインフルエンザはあります。

発症するかしないかは人と同じ。

体が弱るとウイルスが活性化し、悪さをします。

そうならないように冬でも鳥たちは何とか体力をつけないとなりません。必死です。

食物が無い中、食べられるものは何でも食べます。もちろん水も飲みますので、水場は貴重な命綱。

ちょっとしたお皿に水を張って置いておくだけで、野鳥たちは毎日のようにそこを利用します。

ジョウビタキは干からびたミミズを飲み込みました。

あまり乾燥ミミズは好きではありませんが、この寒空にそんなことは言ってられません。

氷水の中だって平気で飛び込むヤマガラ。羽は鳥たちの生命線。お掃除は欠かせません。

ヒヨドリはキンカンをもいで食べました。

寒いけどお山には多くの生きものが生きています。

< 予防に努めて >

毎年学級閉鎖が出てしまいますが、今年は感染の具合が少なくて済んでいます。

これ以上広がらないように、出来ることを決めました。

土日を挟みますが各登園地域での感染も考えられるのでちゅうりっぷさんは平日2日間もお休みを取って、

クラス内の収束を期待します。

誕生会後の土日が発表会なので、当日発熱する可能性を極力抑えるため延期しました。

インフルエンザは空気が乾燥し、気温が下がるとウィルスが活発になるので、どうしても冬場の感染が多くなります。

実際昨年12月の速いうちから近隣の小中学校では学級閉鎖がありました。

大きな行事をいつの次期にしても完全に避けることは出来ません。

日々の状況をよく判断し、出来ることをやるしかなさそうです。

皆様も予防に努めてください。

明日は幼稚園協会の研究発表大会があります。

市内の幼稚園の先生方が集い各ブッロク毎の研究成果を発表します。

今回私は緑区の研修として1年半ビオトープ作りについて講師を務めてきました。

私もまとめ役で登壇しなければなりません。

風邪を引かないようにしなければ!