2025年5月22日
< 国際生物多様性の日 >
生物多様性という言葉はもう聞きなれてきましたか?
今日はこの日を国際的に高めようとする日です。
多くの動植物が生息できる環境が多様性を尊重する環境です。
その代表格が森林ですね。ジャングルはもちろん地域ごとにある森林や雑木林、そこに続く里山や河川敷など、
周辺の環境をぐるっと取り巻いて豊かな環境を守っていくことが多様性を維持する大切な手段です。
森は地球の肺です。呼吸をしています。肺が壊れると息が出来ないのです。
そんな空気を盛り上げる日が今日の日ですが、
昨日嫌な事を耳にしました。
幼稚園の裏山はとても小さな緑地ですが、それでも環境を維持するためにいろいろな工夫をしながら、
多くの生きものが暮らせる条件を整えています。
地道に管理しているこの山の北側半分は、青葉台の不動産会社が所有しています。
そこの関係者が枝打ち作業に入りました。
若い職人が落とした枝を当園の敷地内に投げ込むので注意しに行きましたら、
今度測量に入るので歩ける場所を作っているそうです。
ムムム、測量・・・。いよいよこの傾斜地に住宅を建てるつもりでしょうか???
大きなサクラやケヤキ、コナラやシラカシが斜面を支えているこの地に、まだ住宅を建てようとするのか。
結局不動産会社は生物多様性だの地球温暖化だのの思考は全く持てない人種なんだと、情けなくなります。
そういえばどこぞの大国の大統領も不動産王でした。ヤレヤレです。
これからの地球でどうやって人々が生きものと共存して行けるのか、一人一人が考えないといけないところですが、
我関せずの人々も同時に多い事が分かります。
さてさて、この裏山の未来をどうやって維持・存続させていくか、皆様の声も
重要な役割を持つでしょう。
国際生物多様性の日に、子どもたちが遊ぶ豊かで小さな裏山の事を思い出してください。