< 100年計画 >

明治神宮へ行かれたことはあるでしょうか?

誰もが感じる神社としての壮麗さ。

そしてもう一つ、意識下できっと誰もが感じるだろう森の静寂と安寧感。

神社に行くのだからそれなりの心積りと目的を持っていますが、それとは違う感覚が全身を覆ってくれる明治神宮。

その秘密がNHKスペシャルで証されました。

偉人は何人もいますが、歴史や自然科学の教科書には載って来ない、陰の偉人が日本にはまだまだ存在するのです。

時は明治時代。東京のど真ん中!荒地だった神宮周辺を広葉樹(落葉・常緑)の森に育てようと3人の学者が時の総理大臣、大隈重信を説得しました。

当初150年掛かると計画した森作りは、彼らの予想を見事に裏切り、100年で森林と変遷したのです。

オオタカ(タカ目タカ科ハイタカ属)を頂点とする明治神宮の森は、日本列島のどこの自然林にも引けを取らない完全な原生林に近づいていたのです。

なんと素晴らしいことでしょう!!!これは正に日本人の偉業の一つです。

先を見つめて計画し、信念を持って実行した3人の思いが、初詣日本一の参拝客を有する明治神宮を支えているのです。

里山は人の手で手入れをしないと存続しません。

それをしない原生の森作りに挑んだ答えが、世界の大都市東京の真ん中にあったのです。

改めて自然の大切さとそれを残していくことの必要性を教えてくれました。

日本中で自然環境保護や再生に取り組んでいる人たちの大きな励みになったはずです。

こんなちっぽけなお山の存続に悪戦苦闘している私にでさえ、勇気をくれました。

自然の力、植物の持つ生命力の偉大さ。そして植物に依存して生かされている私たち動物の生態の仕組みを教えてくれる番組でした。

多様性からすると森林環境に特化した生きものたちが多く見られましたが、

人の手をまったく介することなくも元々の自然は成り立つことと、自然の輪廻はきちんとそれで機能していくことが証明されたのです。

100年前に立てた計画は大成功となったのです。

伝えてあげたい3人に!

明治神宮へ行かれたら、厳粛な気持ちと共に、そこを囲む原生の森が人の手で作られ、尚且つ人の手を入れずに意図して守られて来たことを是非意識して感じてください。

憲法記念日に心清らかに、人の住む以前の日本列島の情景を思い、本来の人の暮らしに何が必要かを気づかせてくれる気がしました。

教育も短時間では答えがでない営みです。

この3人の学者のように、100年後の子どもたちの幸せをどこに定めようかを考えようと思います。

 

 

< オオルリ(ヒタキ科) >

さあ1日教育が始まりました。

毎年のように今年もお弁当の時間になるとお母さんを思い出し、ポロポロと涙を流す子がいます。

でもなんとかお弁当を食べると、今度はこっくりこっくりと眠りにつく子。

まだまだ幼稚園リズムには慣れない子もいます。

今日のお弁当はきっと飛び切りに美味しかったことでしょう!

これから少しずつ幼稚園活動に慣れ、体力もついてくるでしょう。ガンバレ!年少さん。

そんな年少さんの頑張りが始まる4月下旬、南の国からやってくる素敵な鳥。

オオルリと言います。何とも綺麗な青色の鳥。いわゆる「幸せの青い鳥」です。

東南アジアから日本へ子育てをしにやってきます。

子育て環境は人間同様決して充実しているとは言えませんが^^;毎年海を渡ってやってきます。

おまけに最高に美しい鳴き方で私たちを楽しませんてくれます。

日本三大鳴鳥の1種。今年はお山に姿を見せるでしょうか?昨年は5月2日に飛来しています。

この美しさゆえ違法捕獲(密猟)が絶えず、受難の鳥です。もしどこかで籠に入ったオオルリを見かけたらすぐに教えてください。

また今日はクロスジギンヤンマが1頭羽化していました。早朝飛び立ったのでしょう。

幼稚園のクラスもお山も一揆に賑やかになりますね。

< キーエロ いいね! >

現代の社会問題にピッタリマッチしたすぐれ物に加え、ネーミングが上手いね!

生ゴミをバクテリアで分解して文字通り失くす^^;処理器、これが「キーエロ」。

「キエーロ」にしなかったのは理由があったのかな・・・・。

どちらにしても自宅に設置して、私も社会問題解決の一翼を担おうかな。

ふかふかの土を作るのはミミズの排泄処理と同じ。

素晴らしい自然生物を使わない手はありません。

キーエロのつくり方はホームページに載せているそうです。調べてみましょう。

DIYが得意な方はどうぞ自前のキーエロを作って、生ゴミ0を目指しましょう。

地球環境を一人一人がなんとかしないと、本当に50年後くらいに住めなくなっちゃうかも知れない現状^^;

そうならない内に明日から幼稚園のお山を一緒に楽しみましょう。

今日のお山は、

鳥類ではオナガ・ヒヨドリ・シジュウカラ・メジロ・キジバトなどが観察でき、おまけにコジュケイの羽が散乱していました。

植物ではまだタチツボスミレが見られますし、あのイネ科の正体(14日掲載記事)も確認できます。

もちろん池にはウジャウジャとオタマジャクシ!

どんな虫に出会えるかも楽しみです。

では今週もこの辺でおしまい。

< 平成27年度 始まる >

4月1日となりました。園長職スタートです。

毎年の新しい年度ですが、いつもと同じような違うような・・・・・・。

お天気が曇り空で何とも不思議な気持ちです。

心を一新にしなければと焦る思いと、今まで通り落ち着いてとなだめる思いと、複雑だな・・・・・。

とりあえず今年度も全員で王子神社で禊を受け、バスのお祓いを受けました。

幼児教育が多様化する中、開園以来続けてきた就学前の幼稚園教育を迷わず続けて行きたいです。

しかし変革の時でもあります。ニーズにあったニッチを見つけ、そこへ布線を敷きながら、幼児教育の重要性をアピールしていきたいと思います。

今年度も今まで以上にどうぞご支援ください。

プロジェクトの職員も入って、みんなで力を合わせて頑張るぞ!!!

プロジェクトの諸君!着いて来てくれーーー^^;

(前列黄色っぽいのが私)

そしてお山もすっかり春です。春に見つけたいろいろです。

心が和みますよ。

ヒヨドリは桜が咲くと嬉しくて、1日中蜜を吸ってはヒーヨヒーヨ鳴き続けます。

やはり鳥もお花が咲くと嬉しいのです。

ありがとう、自然の恵み。

ありがとう、日本の四季の移ろい。

 

 

< 春雷と共に >

キタ━(゚∀゚)━! 来ました。ツバメ!!!

本日長津田地域で確認致しました。

昨年も確か23日頃初認しましたが、毎年早くなっているように感じます。

今日は南風が吹き、黄砂も飛んでいるようす。

なんとなく空が黄色!?黄砂に乗ってきたのかしら^^;

ツバメが来るとまた幼稚園玄関が賑やかになります。

今年はカラスに食べられることの無いように、きちんと手立てを考えましょう。

嬉しーーーーい、ツバメ。皆様も外へお出かけの際はチュルチュルと鳴く飛行の達人、ツバメを探してみてください。

私たちのすぐ近くで暮らすツバメをどうぞ見守ってくださいね。

ヤッホーーー!

 

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 15:50

< ああブルートレイン >

ブルートレインに乗ったことはありますか?

深夜の列車旅はどのような雰囲気でしょうか!

大阪ー札幌間のトワイライトエクスプレスそして上野ー札幌間の北斗星が3月で運転を終了してしまいます。

乗りたかったな・・・・・・。

汽笛は聴いてるんだけどな・・・・・・。

青函トンネルを通過するときは必ず汽笛を鳴らすのです。

そのトンネルに入る場所の真上に位置するホテルでは、通過する時刻が張り出され、丁度陸地(龍飛岬)を離れる瞬間に汽笛を鳴らすのです。

ホテルには座標が作られ、こうやってトンネルが通っています、と教えてくれます。

ここで汽笛を待つのです。

なんとも哀愁を帯びたゴーーーーという空気を切るような音と、海へ出る時のこの汽笛!

聞こえるんです、地下深くから叫ぶような汽笛が。

もうそれも聞けなくなっちゃうのか・・・・・。

やっぱり残念ですね。

新幹線は汽笛鳴らさないしな^^;

電車好きですか!私は結構「鉄子」かもしれません。

詳しい知識はまったくありませんが、車体を眺めたり、汽笛を聴いたり。

新幹線好きですから。

今度は北陸新幹線に乗りますよーーーー。

富山まで行って、また雷鳥見てこようっと!!!

これ、トワイライトエクスプレス・・・・・のほんの一部です。

 

 

Filed under: 未分類,社会情勢,鳥・トリ・とり — itsuko 18:49

< 山下公園を歩いていたら >

昨日は小雨に降られながら港横浜を横目に、山下公園を歩いていたら、

今日は喉が痛くて、咳が出て、

風邪ひいちゃいました^^;

最近健康管理がなっていませんね、私。

だめよ~~~、ダメダメ・・・・。

山下公園には理由があっていったのですが、昨日はさすがのおしゃれな公園も、寒々しかったです。

赤い靴履いてるユリカモメが、ギューイギューイと赤い嘴で鳴いていました。

ハハハ、赤い靴はいた女の子像!を知ってか、知らずか・・・・・・。

みんな赤い仲間^^;この個体はまだ若鳥。今年の夏に生まれたかな。

寒い日が続きますのでどうぞお大事に!

 

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 18:41

< 反省 >

間違っていました。

昨日のこのページにフクロウを追いかけている記事を載せました。

しかし、この私の行為は間違っています。

それぞれの場所で棲み分けをしようと言っおきながら、

私は彼らの領域を犯していたのです。

夜は彼らの領域。ましてや林や開けた草原は絶好の狩りの場所。

そこへ私のようなただフクロウ見たさの自分の欲求だけで、一方的に友達なんて言って。

彼らにしてみたらまったくもって迷惑な存在であり、自分たちの棲家を脅かす侵略者に過ぎないのです。

間違っています。私の行為は。

彼らと本当の友達になるには、

生息していることを確認したら、あとはそっと見守り、その環境を崩さないように残すこと。

これが何よりの友達としての証です。

そこに一生懸命にならないと、彼らとは本当の友達になれません。

珍しい鳥や貴重な植物を、ただ人間の見たい!

欲望だけでその場を荒らし、カメラに納め、ひどい時は取り去る行為は、

その動物や植物を脅かしているだけに過ぎない、非常に愚かな問題が各地で起こっているのです。

私はこれと同じ行為をしていたことになります。

自分の記事を読んでみて「ハッ」としました。

今度この林に彼がやって来たら、静かに声を聞き、小声で言います。

「ごめんなさい。友達になりたかっただけです。でもここはあなたの場所。

あなたが気持ちの良いように使ってください。私はいつでも、いつまでもあなたの味方です。」

< 再会 >

月齢が13,9の無風。

きっと来る、彼が来る。

深夜11時30分、私はそっと窓を開けた。

いる、彼だ、やっぱり来た。

何度も何度も鳴いている。

無風は彼らにとって絶好の狩りのチャンス。

でもここは私が存在する合図を今まで送って来た場所だ。

きっと縄張りを宣言しているんだ。

実は私を呼んでるのか?ここは私のテリトリーだから。

負けじと彼は彼の存在を主張しているんだ。

すぐ近くにいる。んっ、飛んだ。

でもまったく音がしない。フクロウは本当に音を立てずに飛ぶ。

2月3日の深夜午前1時まで、私は久しぶりの再会に寒さも忘れ、彼の声に導かれて林の中を歩き回った。

月明かりと私のヘッドライトだけ。

動物用の赤いライトを当てると、彼の目は赤く光り、確かにその存在を主張している。

私をじっと見つめ、首を左右に振る。

そして無音で飛び立ち反対方向で鳴き始める。

このまま彼が飛び去らなければ、私はきっと明け方まで彼と会話をしていただろう。

彼は杉の葉の中で静かに寝ていたハシボソカラスを追い出し、追いかけ、私の頭上に戻ってきた。

ふんわりとした身のこなし、林に溶け込んだうす茶色の胸、私たちと同じ、顔の中央に目を付けたその野生動物は、確かに私たちの身近な場所で夜という時間帯に棲みついている。

共に生きよう、私は町で、あなたは林で。

これは私の大好きなもののけ姫のラストシーンに、アシタカがサンに言う台詞。

「共に生きよう、サンは森で、僕はたたら場で」

私たち人間がほんのちょっと配慮すれば、ふくろう(山犬)が豊かに生きられる場所がいつまでも残る。

{山犬とはオオカミのこと。日本にはかつて全国にニホンオオカミが生息していた。そして絶滅したのです。もののけ姫の様に}

お互いのテリトリーを荒らさず、尊重し、いつまでも共に生きよう。

また会おう、友よ!

せっかくの十六夜月も雪空で見られない冷たい今日でした。

 

< 三寒四温 >

大寒の今日は1年で最も寒い日とされますが、

日照も延びて春の訪れを感じられるようになる日でもあります。

白梅が咲き始め、小鳥たちが恋のさえずりを始めます。

寒い日は好きですが、春が来る期待感もいいですね!

さて三寒四温は中国の東北区や朝鮮半島での言い習わしが、日本へ伝わってきたようです。

三つ寒くて四つ暖かい。3歩進んで2歩下がる?

もう少しの辛抱ですから頑張って寒さを乗り切りましょう。

こんな写真を送ってもらいました。

ひっそりと越冬している鳥の羽根の写真です。

専門家によると、哺乳動物かフクロウ類に襲われた羽根の跡のようです。

少々おっとりしているこのトラツグミは越冬中に命を落とすことも多い鳥です。

きっと早く暖かくなり、本来の生息地(高位地)へ帰りたいでしょうね。

命を落とすことのないよう、大寒を乗り切って欲しいです。

今日は新年度の役員さんが顔合わせをしていました。お陰さまで12名の方々が揃いました。

多くの機関で新旧交代の時期でもあります。ドキドキ。

来年度はどのような方々が張り切ってくれるでしょうか!!!

平成27年度も期待十分、不安少々^^;かな・・・。

よろしくお願いします!

 

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 17:04
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