< 花(鼻)違い! >

愛鳥週間にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ちょうど最終日の土曜日には毎年玄関で子育てをするツバメのヒナ、5羽が無事に巣立ちました。

しかし昨年巣を襲ったカラスがやはりウロウロしていました。

親鳥はカラスを追い払い、巣立ったばかりのヒナを守ります。

今日は玄関周りにツバメたちの威嚇の声が飛び交っていました。厳しい世界です。

本日より給食懇親会が始まりました。

まずは年長さんからですが、社会の事情で変更させていただいた給食が、

子どもたちにとっては返ってプラスの方向へ出ているようで安心しました。

お母様方のお話では、「全部食べて帰ってくることが多くなった」との事。

完食のサインを手にもらって、嬉しいし自信にもなっているようです。

皆様にはご理解をいただき、一回り小さなサイズ(本来はこれが幼稚園給食)に代えさせてもらったことは、

子どもたちにとっては概ね奏功しているようです。

ホッとしました。

この話を聞いてからの昼休み。

年少さんの男の子がヤマトシジミという薄紫の小さな蝶々を連れて帰ってきました。

なぜか彼の周りを飛び回り、みんなで見ていたその時に、

なんと鼻に止まったのです!!!

彼は固まり、目が寄ってきました。

私は素晴らしい!と手を叩き、彼を讃えました。

「きっとKくんが好きだよ!って言ってるんだよ。ちょうちょがお鼻に止まるなんて、そんな凄い事ないよ!」

「素敵、素敵。」

の私の声に周りに居た子は拍手をし、彼の鼻を見つめます。

ちょっとくすぐったかったのか彼は蝶を手で払い、蝶は飛び去って行きました。

何か甘い匂いがお口の周りからしたのかもしれません。

{セミがほっぺに止まった♫}の童謡はありますが、

{蝶がお鼻に止まった♪}の歌はまだないので、今度作らないといけませんね^^;

花(鼻)違いのふかいい話でした。

さあ今週も1週間、頑張りましょう。

< Bird Week 4 >

連休を終え初めての1日教育1週間が終わります。

年少さんは疲れちゃって大きなあくびと共に、こっくりこっくりしているお友達がいました。

疲れるよねーーー、いろいろ頑張って!

愛鳥週間も残すところあと1日。今日はこんな鳥も子育て中!の写真です。

お山の頂上の樫の木のてっぺんに、新しい巣が出来ました。

そこに卵を抱いているのは、ハシブトカラス。

去年ツバメの子を襲って食べてしまった、というより我が子の餌にしたカラスです。

同じカラスかはわかりませんが、

去年もお山に巣を作り、3羽が巣にいるのを見ています。

7つの子!ではなかったのよね。

カラスは少々憎たらしい時がありますが、それに真っ黒で大きいからこわい・・・・、方もいるでしょう。

でもカラスも野生動物で身近な同じ環境下で生きていますから子育てはそっと見守りましょう。

でもこれからヒナが生まれると、お山の頂上に近づく時、神経質になった親が攻撃するかもしれないので、ちょっと気を付けていましょう。

カラスの口内は実は真っ赤。

これが親の目に入ると餌をあげたくなるメカニズムがDNAに備わっている^^;ということ。

生きもの成り立ちは神秘に満ちています。

ほら、尾羽がちらっと見えるでしょう!

幹が放射状に別れた場所に上手に枝を積み重ねます。これがすぐれ物で、台風がいくつかやって来ても一度にドット落ちることはありません。

昨年ケヤキに作った巣も1年たった今でもまだ残っています。

カラスも大変ですね。

私はじっと彼を待っているのですが、今年も飛来しないのでしょうか・・・・・・・・。

どうぞよい週末を。

子どもたちは疲れがありますから、週末はおうちでゆっくり過ごしましょう。

 

< Bird Week 3 >

幼稚園玄関のツバメはまだお家(巣)にしがみついていますが、

シジュウカラのヒナたちは台風一過の青空へ飛び出して行きました。

初めて見る世界へいきなり自分の力で飛び出す気持ち(鳥に気持ちがあるかどうかはわかりませんが^^;)は、きっと恐怖でいっぱいなのでしょう?

でも誰も助けてくれない世界では、とにかく自分で行くしかありません。

孤高の、それでも気高く晴がましい野鳥たちです。

この写真は今年のものではありませんが、かわいい巣立ちを応援してください。

両親の声を頼りに後を追います。

まだ虫は親からもらいます。これから3ヶ月ほどは親と過ごし、その後巣立ちヒナだけで集団を作って暮らすようになります。

その集団の危なっかしくも、可愛らしいことと言ったらありません。

秋から冬は他の種も混ざって大きな集団で天敵から逃れます。

一つひとつの命が本当に愛おしい野鳥たちです。

今朝は6時半頃上空を通過するカッコーがいました。

「カッコーカッコー」と鳴きながら、高い山を目指していたようです。

もうすぐホトトギスも鳴くでしょう。

これからが野鳥たちの子育て大シーズンです。

< Bird Week 2 >

台風一過で朝は空が大変綺麗でした。

こちらでは大きな被害がなく、良かったです。でも奄美大島や沖縄では被害がありましたね。台風の降水は日本の作物には恵みの雨ですが、やはり今の時期の、そして必要以上の大雨は被害になってしまいます。

この大風が夏の鳥を連れてきました。

幼稚園のお山には時々立ち寄る夏鳥。

キビタキです。インドシナ半島やフィリピンから繁殖のためにやってきました。

綺麗な鳥ですね!これは2年目以降のオスです。

学名がまた素敵。

Ficedula   narcissina     ヒタキ科です。

ナルシストなる学名はその名の通り自分が一番綺麗でしょう!!!と言っています。

声も素晴らしく、かろうじて録音してみました。

幼稚園のグラウンドの桜に迷い込み、その後お山に移って午前中いっぱい鳴いていました。

これからもう少し高地に移動して相手を見つけます。

毎年みなさんのおうちの近くの公園にも寄り道しているかもしれませんよ!

台風は危険ですが、こうやって渡り鳥をいきなり連れて来ることもよくあります。

無事に子育てをして、また北東気流に乗って帰ってください。

 

 

< Bird Week 1 >

今週は年に2回ある春の愛鳥週間です。

野鳥に親しみ、自然環境を知り、共に暮らせる地球を考える1週間ですが、

何もこんな貴重な日に大型の台風が接近するなんて・・・・。

神様も随分地球環境にお怒りですね。

日本では夏鳥と言われる多くの鳥や、ずっと日本で生息している留鳥たちの繁殖の季節です。

こんなシーズンに台風が来たらどうなるでしょう!

台風なんてこないから、一斉に昆虫が増え若葉が芽吹く時期だから、

太古の昔から野生動物のDNAに組み込まれている繁殖に適した今の時期なのに・・・・・。

なんで5月に大型の台風なんでしょう。

これも地球温暖化の影響ですね。この台風で巣が壊れたり、巣立ったばかりの若鳥が命を落としたりと、きっと個体数を減らしてしまうでしょう。

せめて台風が過ぎるまで巣立ちを待てればいいのですが。

人間も日々の生活で精一杯ですが、身近にひっそりと人知れず生きる野生動物代表、野鳥をせめて!大切にしてください。

カワセミ(Alcedo  atthis ) カワセミ科

 

Filed under: 世界,鳥・トリ・とり — itsuko 18:15

< 渡り鳥の日 >

さあ、連休も終えていよいよ幼稚園活動も本格的になります。

5月病!なんて言う言葉もありますから、体調には気をつけて、ストレスを溜めないように心掛けましょう。

今日は渡り鳥の日!なんて素敵な日でしょう。

玄関で子育てをしているツバメも渡り鳥。

今日は外集合で子どもたちにお話ししましたが、遥々海を越えて日本で子育てをしているツバメにエールを送ってください。

今年も5羽が顔を出すようになりました。

毎年見ているヒナたちですが、実にかわいい!

ずっと見ていても飽きません。幼稚園にお越しの際は、是非ご覧下さい。もうひとつの巣も違う番が修復に入りました。

親がどんな虫を捕まえてくるかも見所です。

明日は年長さんの遠足。今年度は雨の日対応の変更をしないで済む、室内施設に決めました。

少々趣を変えて宇宙を体感してきます。

ではおしまい。

< ゴロゴロ5656の日 >

毎年5月の連休は5日で終わりの気がしましたが、

今日はいったいなんで祝日なのかと改めてカレンダーを見ると、

そうか、そうか!3日が日曜日だったのでその振替休日なんだ^^;

と今更振替休日をちゃんと取ってくれる国の祝日に関する法律に感謝して、1日おまけの休日を有り難く過ごしています。

なんせわたくし、本日誕生日なもので、朝5時半から好きなことをやって1日過ごそうと決め、

キビタキの姿を追って林をウロウロしていました。

しかし撮れた写真はお見せできる状態ではないので、代わりにお池で羽化したクロスジギンヤンマとパトロール中の彼をお届けします。

そしてウールの洗濯物を片付けてから、またキビタキの声を採取に出かけた後は、

家で5656(ゴロゴロ)と5月6日のマイバースデーを送っているのでございます。

なんと御歳も日付と同じ56^^;(ε=(・д・`*)ハァ…)

こんな日もあるんだ・・・・・・・、と妙な気分でございます。

昨日は十六夜の月明りを頼りに、土星の撮影に挑んだものの、やっぱり明るさが足りずこちらもアウト!

土星は本当に輪に囲まれてポッカリと宇宙空間に浮いていることは分かりました。

立夏の今日は気持ちの良い日となりましたが、もう夏の始まりですから明日からまた覚悟して暑い日差しと子どもたちの眼差しを全身で受け止めましょう!

今週土曜日の生きもの観察会では、このクロスジギンヤンマの抜け殻探し大作戦を開催します!!!

ではおしまい。

飛んでいるトンボの撮影は結構難しいんですよーーー。

Dragon fly が相手ですからね!

 

 

 

< みんな子どもだったのよ >

こどもの国が開園50周年を迎え、今日はきっと賑わっていることでしょう。

みんな子どもだったことを思い出し、今子どもの皆様に子どもにしか出来ない遊びや空想や発想を十分に満たしてあげたいものです。

大人の解釈で進んでいく毎日ですが、子どもは子どもを生きているのですから、子どもだから出来る、子どもにしかわからない体験を大事にしてあげましょう。

でも子どもは大人を敬い尊敬し、手本にしなくてはいけません。

大人は大人をしっかりと生き、憧れの存在に成りましょう。

今日は鳥の子どもで終わりです。

これみんな子ども(ヒナ)鳥。かわいいლ(╹◡╹ლ)ですね。

Filed under: 未分類,社会情勢,鳥・トリ・とり — itsuko 16:51

< 100年計画 >

明治神宮へ行かれたことはあるでしょうか?

誰もが感じる神社としての壮麗さ。

そしてもう一つ、意識下できっと誰もが感じるだろう森の静寂と安寧感。

神社に行くのだからそれなりの心積りと目的を持っていますが、それとは違う感覚が全身を覆ってくれる明治神宮。

その秘密がNHKスペシャルで証されました。

偉人は何人もいますが、歴史や自然科学の教科書には載って来ない、陰の偉人が日本にはまだまだ存在するのです。

時は明治時代。東京のど真ん中!荒地だった神宮周辺を広葉樹(落葉・常緑)の森に育てようと3人の学者が時の総理大臣、大隈重信を説得しました。

当初150年掛かると計画した森作りは、彼らの予想を見事に裏切り、100年で森林と変遷したのです。

オオタカ(タカ目タカ科ハイタカ属)を頂点とする明治神宮の森は、日本列島のどこの自然林にも引けを取らない完全な原生林に近づいていたのです。

なんと素晴らしいことでしょう!!!これは正に日本人の偉業の一つです。

先を見つめて計画し、信念を持って実行した3人の思いが、初詣日本一の参拝客を有する明治神宮を支えているのです。

里山は人の手で手入れをしないと存続しません。

それをしない原生の森作りに挑んだ答えが、世界の大都市東京の真ん中にあったのです。

改めて自然の大切さとそれを残していくことの必要性を教えてくれました。

日本中で自然環境保護や再生に取り組んでいる人たちの大きな励みになったはずです。

こんなちっぽけなお山の存続に悪戦苦闘している私にでさえ、勇気をくれました。

自然の力、植物の持つ生命力の偉大さ。そして植物に依存して生かされている私たち動物の生態の仕組みを教えてくれる番組でした。

多様性からすると森林環境に特化した生きものたちが多く見られましたが、

人の手をまったく介することなくも元々の自然は成り立つことと、自然の輪廻はきちんとそれで機能していくことが証明されたのです。

100年前に立てた計画は大成功となったのです。

伝えてあげたい3人に!

明治神宮へ行かれたら、厳粛な気持ちと共に、そこを囲む原生の森が人の手で作られ、尚且つ人の手を入れずに意図して守られて来たことを是非意識して感じてください。

憲法記念日に心清らかに、人の住む以前の日本列島の情景を思い、本来の人の暮らしに何が必要かを気づかせてくれる気がしました。

教育も短時間では答えがでない営みです。

この3人の学者のように、100年後の子どもたちの幸せをどこに定めようかを考えようと思います。

 

 

< オオルリ(ヒタキ科) >

さあ1日教育が始まりました。

毎年のように今年もお弁当の時間になるとお母さんを思い出し、ポロポロと涙を流す子がいます。

でもなんとかお弁当を食べると、今度はこっくりこっくりと眠りにつく子。

まだまだ幼稚園リズムには慣れない子もいます。

今日のお弁当はきっと飛び切りに美味しかったことでしょう!

これから少しずつ幼稚園活動に慣れ、体力もついてくるでしょう。ガンバレ!年少さん。

そんな年少さんの頑張りが始まる4月下旬、南の国からやってくる素敵な鳥。

オオルリと言います。何とも綺麗な青色の鳥。いわゆる「幸せの青い鳥」です。

東南アジアから日本へ子育てをしにやってきます。

子育て環境は人間同様決して充実しているとは言えませんが^^;毎年海を渡ってやってきます。

おまけに最高に美しい鳴き方で私たちを楽しませんてくれます。

日本三大鳴鳥の1種。今年はお山に姿を見せるでしょうか?昨年は5月2日に飛来しています。

この美しさゆえ違法捕獲(密猟)が絶えず、受難の鳥です。もしどこかで籠に入ったオオルリを見かけたらすぐに教えてください。

また今日はクロスジギンヤンマが1頭羽化していました。早朝飛び立ったのでしょう。

幼稚園のクラスもお山も一揆に賑やかになりますね。

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