< 結婚に有利!? >

お陰さまで秋の懇談会が3学年無事に終わりました。

短い時間ですが、必要な連絡や後期に向けた取り組み姿勢をお伝え出来たと

思います。年少さんは今週は遠足に運動会と忙しいですが、

楽しい体験がまた一つ成長の種になり、思い出となるでしょう。

張り切って登園してください。

そしてこんな記事がありました。

『子ども時代のお手伝いや自然体験が結婚に有利になる』

ですって!ホントですか???

これは産経新聞に先週載った記事のようですが、きちんとした国の調査機関が

5千人を対象に行ったアンケート結果からの話題です。

千葉大学の教育社会学の先生もコメントを寄せています。

自然体験が多いほどマナーや教養への意識が高く、人としての

幅が広がり、それが異性から見ても魅力的に感じるらしいです。

いいじゃないですか。うれしいじゃないですか。

結婚までたどり着くことは人生の大きな目標でもありますからね。(一般的に)

自然体験が多い幼少期を過ごす事は、絶対に必要です。

人としての許容範囲を広げますし、困難にぶつかった時に

立ち直る知恵や勇気を持っているのです。

これは子ども環境管理士としての自然体験の重要性を訴える

根拠の一つです。感情豊かな、大きな心を持った人間になるには

自然環境がいかに大切か!

そして今この自然環境は人が意図として作り、そこへ導かないと何も知らずに

大人になってしまう時代に来ています。

コンビニエンスでファストな毎日は快適ですが、人は動物ですから

その機械的な環境だけでは心は育たない、という事です。

COP10も公式会議が始まりました。

10年、20年先の自然環境が今よりもっとワンダーな世界になっている事を

望みます。

結婚の話をしておいて恐縮ですが、結婚には失敗もし、

自信も喪失している私なので、このアンケート結果にもろ手を挙げて

喜べないでいる事も事実です。トホホです。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 18:30

< ゲゲゲじゃなくて、ガガガ! >

NHKの連続テレビ小説、 「ゲゲゲの女房」 は高視聴率のうちに先週、

終了したようですが(私は土曜日や夏休みに何度か見ていました。

ストーリーが繋がらず、想像しながら楽しんでいましたが。今お気に入りのドラマは

「10年先も恋していますか?」です。

なんとも泣けてくる純愛ドラマと思っていますが、少し私の境遇にも重なるところがあって、

人を愛するって難しくて、ステキな事だな~~~、と思いながら見ています。

本当は私の連れ合いに見てほしいと思うのですが、彼にこんな純愛心理が

あったらな・・・・・・、とちょっと虚しくもなるドラマなのです。)

おっと、大きく話が逸れてしまいました。

今日は「ガガガ」です。

そういえば、レディ・ガガ って言う不思議な歌手が(アメリカ人?)いますね。

でもそれでもありません。要は 蛾 です。それも幼虫! イモムシ! いいでしょう?!

好きな方いますか? はいはい、いないですね。すみません。

でもたまにはこんな生き物も見て下さい。

彼らも身近な自然に生きていて、立派に役立っているんです。

何の役かというと、食物連鎖の中の重要な食料です。

鳥やコウモリは彼らがいないと、命を繋いで行けません。

どこかで紹介した ヤモリ 君に取ってもごちそうです。

ですからあまり毛嫌いせず、見てやってください。

これはコスズメガの幼虫。正門を入って左手の植え込みの中にいました。

これもスズメガでセスジスズメの幼虫。お池のまわりのヤブガラシにいました。

この幼虫は歩く時、お尻のアンテナを前後に振りながら歩きます。面白いですよ。

こちらは一度ご紹介しました、ヤママユガ の幼虫。

ぷにょぷにょです。

最後はこれ。 

葉に着いた小さな白いトゲトゲした幼虫。実はこれは日本で一番大きい

蛾 の第1齢幼虫。その名を 「ヨナグニサン」と言います。

ちょっと見にくいですが、見事な翅がわかりますか?

125㎜もあるんですよ。八重山諸島だけに生息しています。

最後は成虫さんたち。いろいろな形、顔を持ち、彼らも必死で生きています。

これも蛾です。オオスカシバといいます。花の蜜が大好きで、長いストロー(真ん中に丸まっている細長い管)で

花弁一つ一つ回ります。うん、このカットはなかなかいいね!

ホントの最後はやっぱりチョウチョ。

蝶も幼虫時代はそんなに蛾とかわりませんね。

これ全部アゲハチョウの幼虫です。

上から、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ です。

全部ポカポカ広場で発見しました。すばらしい!バッタが少なく落ち込んでいましたが、

イモムシが元気付けてくれました。こういう虫たちを身近で見せる事も

こども環境管理士の役目だと思っています。

イモムシばかりで気分が悪くなった方がいらしたら、ごめんなさい。

彼らも地球の生態系を支える立派な生き物ですから、お伝えします。

でも蛾の仲間は毒があったり、かぶれたりするものがいますので、

そこはきちんと見分けをして、観察しましょう。

< 雨だ。でも心配ごとが・・・、 >

やっと横浜地域にも雨が降りましたね。

皆さん気づいていましたか?街路樹の草木が枯れ出していたのを!

お庭の植え込みは大丈夫ですか?

やはり雨は、水は命の源ですね。

私は毎晩のように水やりをしていました。(ここでも蚊と闘いながら)

今 蚊 をやっつける、バトミントンのラケット見たいなものがあるんですね!

電気が通っていてそれを振って蚊を落とすらしいです。

1つ買おうかな!

しかし蚊にも困りますが、もっと困った事に、台風の雨雲で、集中豪雨を伴う事です。

すでに各地で大雨の警報が出ていたり、実際被害が出たりしているので、

「雨だ、雨だ」 ともろ手を挙げて喜べません。

災害にはならない程度の雨でお願いします。

今年はとにかくの異常気象ですから、これから秋も冬も例年と違った環境が起こりうるのです。

今鳥たちは 「渡り」 の時期なんです。

「渡り」 とはその名の通り、ある地点からある地点まで渡ること。移動するわけです。

日本国内を南北へ移動する種と、はるばる4,000キロ~9,000キロの何カ国も挟んで移動する種まで、

そして大型のハクチョウから、スズメより小さい鳥まで、多くの種類が皆様の知らない所で、

この異常気象の中、昼夜を問わず移動=渡りをしているのです。

彼らも十分に気象条件を利用していますから、今年のような異常気象は鳥類にとっては

緊急事態! という事です。

関心のある方は、リンクに張り付けている 「谷津干潟」 

[東京港野鳥公園」 「葛西臨海公園」 「日本野鳥の会」 などの

ページを見てください。渡りをしている多くの鳥たちの写真や、今年の様子が

分かるはずです。

私はこの渡りの時期(春・秋)に彼らが途中休憩のため利用する 干潟 に

行って鳥たちを観る事が大好きです。

中には 足輪 を付けた個体を発見することがあり、その色や付けている場所で

どこから来て、どこで付けられたかが分かり、鳥たちの壮大な生態へ思いを寄せる事が出来、

実にロマンを感じるのです。愛おしく思うのです。

壮大な規模で地球を移動している鳥たち。それも毎年です。

無事に、無事に、目的地を目指してほしいと思わずにはいられません。

これは 「ハチクマ」 という 鷹です。

日本で子育てをし、越冬地(インドネシアのジャワ島 タシクマラヤ)まで帰るのです。

9,585km、52日間かけて移動します。

この鳥たちの永々と引き継がれてきた生態を、人間の活動(環境破壊や地球温暖化)によって

壊してはならない事は誰もが理解・納得出来るはずです。

だから、身近な生き物に気がついて! と言っているのです。

あれ、写真が無い。ちょっとお待ちください、探します。

ありました。識別が難しくて遅くなりました。

これが 「ハチクマ」の 幼鳥です。

伊良湖岬上空を紀伊半島へ渡っています。

ちなみにこちらは 「サシバ」 というタカで、同じように東南アジアを目指しています。

ほら、似てるでしょう。上空何百メートルを望遠鏡で追いながら、撮影しています。

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 16:07

< 草刈りをしてみたが・・・・ >

夏休みを終えて幼稚園は順調にスタートしましたが、

真近に迫った年少組運動会=「ふれあい運動会」ではいろいろと暑さ対策を

検討していました。ここでその方針がまとまったので、本日お手紙を持たせました。

とにかく今年の異常気象に、無理をして行事を強行する事を辞めました。

悪天候の中、山登りを途中で諦める決断と似たような感じです。

年齢が小さい子どもたちに加え、その下に乳児をお持ちの方もいらっしゃり、

祖父母の方々も多く集まるこの会を、まだまだ暑い中、楽しく、気持ちよく出来る可能性は低い、と

判断しました。いろいろなご意見があると思いますが、自園を利用する利点があり、日程を調整すれば

遅らせても出来ないわけではない、と考え延期と致しました。

子どもたちの気持にも十分配慮し、今日は担任からよくよくお話ししました。

少し先になりますが、多くの皆様が快く運動会に参加できるように、今度は

10月の天候がさわやかな秋晴れになるのを望むばかりです。

そんなこんなのスタートの中、お山は草でボーボーになり、これから彼岸花の

開花もあるので、全体を駆りこみました。(彼岸花の芽吹きには下草刈りが欠かせません)

本当に草刈りの時期は難しく、この時期をいつにするかで集まる虫や、咲かせる花

(野草)が違ってきます。毎年悩みます。

夏休み前は池の周りに大型のバッタ類を予定していたのですが、

思ったように虫が集まらず、ショウリョウバッタがちらほら出した。

野草では「ツリガネニンジン」という水色のとても愛らしい花が数株出まして、

これは定期的に下草を刈っている成果だと思います。

しかし思ったように虫が集まらず、おまけに雨も全く降らずで、お山は地割れのがさがさ状態。

そこへ来て留めの一撃を受けました。

いつも、「お山にはたくさんの生き物がいるんだよ!」 と話している私に、

トコトコと一人で登ってきた年少さんの男の子。

「先生、虫 全然 いないね」

ガーーーーーーン! 言っちゃったの、私に!

そんなにあっさりと!

夏休みを終える頃には、多くのバッタとトンボと蝶をみんなに見せてあげたかったのですが・・・・・・・。

トンボと蝶はそこそこいますが、1歩踏み出すと、ピョンと飛び出すバッタ類は、

子どもたちの人気なので、今年は失敗と言っていいでしょう。

これからまた草が伸び出す秋本番にどのようになるか。

心配ですが、 [ほらほら、いるよ。そこそこ。ウマオイ、クサキリ、キリギリス」

なんて会話が出来るといいのですが。

ビオトープの管理は生態系が整うまで10年かかると言われます。

お山の手入れを初めて4年目ですので、まだまだですかね。難しい、自然は甘くないです。

とりあえず雨が降って欲しいです。で、今日はこの歌をお届けしましょう。

これも小さい頃私が好きだった童謡です。

  「ゆうだち せんたくや」   

  作詞:まど みちお  作曲:服部 公一

♪ ゆうだちどしゃぶり せんたくや

  おうちも どうろも きも くさも

  ざあざあ じゃぶじゃぶ あらいます

  ゆうだちせんたく  おわったら

  おうちも どうろも きも くさも

  きれいな おかおで にじ みてる  ♪ 

誰かいけにえに捧げようかな~~~~~、N先生?

雨乞い踊りでもしてもらおうかな~~~~、W先生?

  

< 今日の生き物 ⑤ >

最近虫たちの写真が多いので、ここで私の愛してやまない 鳥 さんたちを

ご紹介します。

今日は少し過ごしやすい日でしたが、この暑さの中、

水辺が好きな涼しげな鳥たちや、夏に日本にやって来て子育てをする鳥たち(夏鳥)

の姿をご覧ください。いわば故郷が日本の鳥たちです。

NHKで 「ちょっと変だぞ、日本の自然」 という番組を放送していました。

身近な自然に多くの異変が起きてい、原因が人の活動に依るところが多い事を伝えていましたね。

里地里山の大切さは分かりますが、あまりにも身近すぎて気が付いていない事が多いのです。

今、そのすぐそばの環境を忘れてしまったがために、異変によって気づかされているところが現状でしょう。

今子育てをしている若い世代の大人が、その事を認識し、少しでも係れば、子どもたちにもその大切さが伝わり、

自然との付き合い方、捉え方を人間中心から環境中心に考えて行くようになると、

私は信じています。生物の多様性が循環して成り立っている事が体内に浸透してくると思います。

で、この鳥たちも気を付けて観ていかなければいついなくなってもおかしくない生き物ですから、

いなくならない様に皆さんにご紹介します。

まずは サギ類。左の真っ白な方が 「ダイサギ」 右は 「アオサギ」

アオサギは日本で見られる一番大きなサギです。お魚をゲットしましたね。

近隣の川や遊水地にいます。大きな翼でゆったりとびます。

こちらは イソシギ。お尻を振り振り水辺の虫を食べます。チーリーリと細い声で鳴きます。

きれいな声ですよ。

同じ シギ類でもこちらは「オオソリハシシギ」 嘴が長くてちょっと上に反っていますね。

この鳥は旅鳥ですが、日本の干潟が無いと生きていけません。

これは羽を伸ばして、伸びーーーーー をしたところ。

鳴いてる、鳴いてる。 オオヨシキリです。水辺のヨシ原で子育てをします。

口の仲は鮮やかなオレンジ色。 鳴き方は ギョギョギョ、ケケケギューエギューエ 

なんて、あまりカッコよくありませんが毎年この鳥の鳴き声を聞かないと、水辺がおかしい(変)

ということです。

  

こちらは チドリ の仲間。目の周りに素晴らしい金色のリングを携えて、毎年早い夏に

日本のあちこちの川原、砂浜、干拓地などにやって来て子育てをします。「コチドリ」と言います。

こちらも 魚をゲット。上手い! ササゴイ です。最初にご紹介した サギ の仲間。

東南アジアからやって来て、繁殖します。夜行性で夜、飛びながら「キューイ」とか「ピュー」などと

鳴きます。私は2度この鳴き声を午後9時ごろ聞きました。

うれしかったですね。 「あー 今年も無事にやって来たんだなーーー」ってね。

最後はとても美人? 美鳥!? の セイタカシギのお母さん。

日本でも繁殖するようになりました。 葛西臨海公園の野鳥園では毎年見られます。

足が赤くて、とにかく長い、ほんとに長い、折れそうなくらい長い。でもそこが美しい。

こちらが赤ちゃん。

くぁわいいーーーー!!!!

まだまだたくさんの鳥たちが水辺で、そして日本で繁殖していますが、すべてが身近な環境に

くらし、生命をつないでいます。

今日はここまで。

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 18:20

< 夏休み その4 >

あっという間に夏休みも後半戦。

私もいろいろと計画を立てているのだが、まったくもって実行できておらず、

その日の家事と机の整理と、ぼーとして1日が終わっている状況です。(ゲー!)

毎日聞こえる「ヒグラシ」の声が少なくなったように感じ、宵は「エンマコオロギ」が鳴き出しました。

もう夏休みも終版ですね。

ニュースを見ているとさすがに夏休みは子どもたちを対象にした

様々な体験活動が組まれているようですが、「何かに参加させなくちゃ・・・ 」と焦っている方は

いませんか?長津田プロジェクトでも行っている「サマーキャンプ」はその代表格でしょうし、

最近多い水族館や動物園のナイトウォッチングもその一つ。

また今年は静岡の方で、ノーベル賞受賞者や宇宙飛行士を講師に呼び、

未来の科学者を育てる小・中学生のセミナー(生意気!)もあったそうで

(結構な金額も掛るでしょう?)、保護者の方々は毎年夏の過ごし方を模索されているのでしょう。

もちろん子どもの意欲・意思と一致し、参加費も妥当であるならば

大いにそこでしかできない体験・学習をする事はいいと思いますが、

麦わら帽子と虫かかごと虫網を持って、「地域の生き物探検!」 なんていうのも楽しいものです。

どんな生き物に出会えるか、それは何か、どこに居たか、何をしていたか、ちょっと捕まえて

じっくり観察。そしてノートに付ける。

これだけで立派な体験学習。身近な自然はどのようになっているかを知る事が、

科学者や宇宙飛行士の第1歩に繋がります。

興味を持ちどうしてそうなっているかを自分で見つける事、そして大人まで持ち続ける事。

そんな気持ちを抱き、持てる良い機会が夏休み、です。

ちょっと気を付ければ自然は(生き物は)たくさんの情報を発信していますから、

まずは五感をフルに使って、気づくことです。

夏休みは {sense? of?? wonder}?? を見つけること。

私のように何も出来ずに1日が終わっている皆さん、暑くても外に出かけて見ましょう。

熱中症にはご用心を!後半も元気に楽しく過ごしてください。

事故や怪我の無いように、お願いしまーーーーす。

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 18:30

< 鎮魂 >

本日9日は長崎平和記念日、先の6日は広島平和記念日。

日本人なら誰もが知るはずの、原爆投下日だ。

この日の為に、アメリカは太平洋の素晴らしい環境(ビキニ環礁)をまるっきり破壊した。この事も

同時に「負の世界遺産」として登録された。(彼らはここから何かを学んでいるのだろうか?)

今年は初めて広島の式典に駐日大使が列席したので、世界からも多くのメディアが

集まりました。 遅かりし、 感もありますが、たとえ謝罪でなくとも、本当に多くの一般市民(老若男女)が

一瞬のうちに丸焦げとなったのだから、その痛みを心に留める事は、人間として当然だ。

理由や原因や結果はどうあれ、あの同時多発テロ(2001/9.11)で味わった痛み以上の痛みを、

広島・長崎の人々は65年も前に味わい、今までずっと苦しんできた(いえ、これからも)わけですから、

アメリカ人の多くも耳と目と心を向けるべきだと思います。

皆さんは子どもたちと戦争について話した事がありますか?

私はかろうじて父、母からその当時の様子や体験を聞いたことがあります。

そして私の幼少期も物が無い時代でしたので、兄弟全員で家の仕事を分担し、母を手伝いました。

ですから練炭起こしは得意です。まっお陰で薪割りを横着し、足の裏に五寸釘を貫通させた事が

ありますが・・・・(ひぃえーえ、痛っ!)

昔話はさておき、原子爆弾の話、戦争の話、これからの平和の在り方などについて、

子どもたちに話す事はとても重要ですね。

正しく、道徳的に、人としての価値観を伝えたいと思います。

一方に偏らず、色眼鏡で見ず、多くの人の考え方を知り、大切な事を伝えたいですね。

15日は終戦記念日です。親子で日本が歩んできた戦争とその惨状、世界の中の日本、これからの

平和について考えてみるのも夏の行事の一つかもしれません。

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 14:38

< 良かったです、うれしいです。 >

今日は夏ーーーーーう、というお天気でしたね。

空も、雲も、風も、すべてが8月の夏模様でした。

暑いのは暑いですが、こういう夏はいいですね。夏は暑く、冬は寒く、春は暖かく、秋はさわやかな

日本の四季がいつまでも続くように何か出来る事をいたしましょう。エコ、エコ。

そして今日はわざわざ幼稚園へいらしてくださり、報告をしてくださった方がありました。

卒園児のお母様で7月の初めでしょうか、ご自宅の庭で巣から落ちたヒヨドリのヒナを見つけられて、

どうしたらよいかとお電話をいただきました。

あれこれとお話しして見守っていただいたのですが、その後の報告にわざわざいらして下さったのです。

園に張ってあった 「ヒナを拾わないで」 のポスターも目にして下さっていたようです。

野生動物は人からエサをもらう事を極端に拒否する種類(個体)もあります。

そのくらい野生で生きている事にプライドがあり、DNAに自立するすべを刻み込まれています。

その暮らしには出来るだけ人が介入せず見守る事が必要になります。

もし怪我をしていたらその場合はまた別の救護方法がありますが、

とにかく身近にそのように必死で生きている動物たちがいて、その暮らしぶりを

尊重することが人と共存していく唯一の方法であると思うので、気づく事、子どもたちに伝える事、

暮らしぶりを知る事を私は少しずつ伝えているつもりですから、お一人でもご理解いただければ、

大変うれしく、励みになります。

その方は、「いままであまり生き物を気にしていなかったが、これからは子どもと一緒に見るようにしてみます。」

とお話ししていました。

他にも地域の田んぼにオタマジャクシを見に行ったり、採取したり、ザリガニがいない!

と気づいたり、いろいろと聞かせて下さる方が多くなりました。

自然はとても刺激的で面白く、多くの生き物が暮らしている事に気がつけば、

こんなに知的好奇心を満たしてくれる環境はありません。だから、  

辺野古の海のサンゴ礁もジュゴンも守れるようになるといいと思います。

遠い沖縄の話ですが、身近な自然の大切さは沖縄も長津田も同じでしょう。

ちょっと話が飛びました。

今日の生き物 ②

???

ヤブキリ! 直翅目キリギリス科のキリギリスの仲間。

やぶに棲むからやぶのキリギリスで ヤブキリ。 ジリリリリ ジッ、と切って鳴きます。

さなぎにはならない不完全変態。いろいろな植物の葉や小昆虫の死骸も食べるようです。

こんな虫の声を聞くのも身近な自然に気づく事です。

< 頼むよ、S君! >

昨日も東京の北区では局地的な集中豪雨があったとニュースになっていました。

「ゲリラ豪雨」と呼ぶそうですが、テレビでは人の腰ほどの水位の中を消防隊員が歩いているシーンが映されていました。

九州の鹿児島や長崎では連日の雨で、土砂崩れも起きていて、本当に心配ですね。

いつも空を眺めては恨めしく思われている事でしょう。口蹄疫の問題もあり、心よりお見舞い申し上げます。

そこで、この数年の天候の異変。誰もが少しは危惧しているかと思いますが、やはり地球温暖化によるところが

大きいと、各方面の研究者が発表しています。

先日NHKの番組で、台湾で起きた巨大な土砂崩れについて特集されていました。

これも原因は地球温暖化による集中豪雨で、毎回の降雨量が半端ではなく、山々が降った雨を処理しきれず、

地盤そのものが水によって弱くなり、支えている岩盤自体に水がしみこみ割れていく現状があるようです。

そしてあるとき一揆に、山全部が崩れ、一つの村落が一瞬にして壊滅した事の検証番組でした。

この現象は日本の各地でも台湾の規模ほどではありませんが、年々多くなってきているそうです。

ファザードマップなる危険区域を示した地図が、国土交通省により作成されていますが、

誠にただ事では無い状態が、日本のあちこちで予想されているようです。

どうしましょう。怖いですね。いつ、自分の家の周りがそうなるか、また幼稚園の山は大丈夫なのか、

と考えたら眠れなくなりました。

それを少し救ってくれたのが、年長組のS君です。

彼も同じ番組を見ていたようで(午後9時からの番組で、とても幼稚園の子どもが見そうなプログラムでは

ありませんが、お家の人と一緒に、真剣に見たようです)、月曜日の朝、登園するなりすぐに私のところに来て、

この怖い話を聞かせてくれました。その子は「今年はホタルが遅い」「梅雨が遅い理由は・・・・」など、

自然の事象に興味を持っているようです。

私はS君にすがりました。

「S君、これから日本はどうなっちゃうんだろう。怖かったね、テレビ。先生の家の周りにも、お山はあるよ。

崩れてこないかな、どうしたらいいんだろう。」

「先生、僕の家もヤバイよ。雨がいっぱい降ったからね。僕、どうしたらいいか考えるよ。

明日教えるね。」

「そうそう、考えて。S君たち子どもがいろいろ考えて、これからの日本を救ってよ。

頼むよS君。先生はどんどんおばあちゃんになっちゃうから、ながつた幼稚園のお友達に

日本を救ってもらいたいと先生は思ってるよ。」

「う~~~ん、僕考えるね。」

「頼みます。しっかりと考えて下さい。」

「はい。でも何考えるんだっけ?」

「え~~~~~~、だから土砂崩れ、怖いから、どうしたら起こらないか・・・・・・、でしょう!!!!」

「あっ、そうか。わかった。明日教えるね。」

大丈夫かなS君。イヤ、笑いごとではありません。連日のように関東地方のどこかで

ゲリラ豪雨が発生しています。快適で、便利極まりない都市型の生活をしている私たちは、

一たびそれらの機能が停止するとどうにも立ち行かなくなるのです。

これからの社会は今後起こりうる多くの災害を想定し、ただただ利便性とか機能性を追求することなく、

最小限の炭素社会を維持しながら、自分で出来ることは自分でやり、出来るだけ自然の営みに負荷をかけないように

心がけることを伝えるのも、私たち[子ども環境管理士]の役目です。

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 17:45

< きのこ・キノコ・木の子 >

お山で見られるキノコをご紹介しましょう。

先日出かけた先で撮ってきた物も含め、かわいらしい山の仲間も見て下さい。

山は動物や植物や昆虫だけの世界ではありません。その山を豊かにする仲間に、

菌類、クモ類、地中生物(カタツムリ・ミミズ・ヤスデなどの無脊椎動物)など多くの生き物がいて

初めて豊かな生態系が保たれるわけです。

命に無駄なものは無いわけです。 能書きはいいから早く見せろ!  ですね。

じゃじゃ~~~ん、自信作です。名付けて「きのこマンション」

??

素敵でしょう、この写真。

次はこれ、名付けて「キノコの山」もちろんお菓子のね。

でもこれは危険。毒キノコです。多分「テングダケ」と思います。これは幼稚園のお山ではありません。?

 

今度はこれ。

  

きれいですね、このひだ。真っ白です。おいしそうですね。

 こちらはまん丸く、ぷっくり型。

 これは渋い。すらーと1本「キノコ」って感じです。

最後はこれ。 木の子さんたち。

キノコ図鑑で調べているのですが、なかなか名前の断定ができません。

もし図鑑をお持ちの方は調べてみてください。どちらにしても落葉広葉樹林の春から秋にかけて生える種類です。

もしかしたらとびきりおいしいキノコかも、まさか・・・・・。

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