< 動物愛護週間前夜の珍事件 >

明日から動物愛護週間です。

毎年春と秋の2回、身近な動物(生き物)に関心を向け、愛情を持って接する事を広く周知、啓発する週間です。

家猫、飼い犬はもちろん、野生動物全般、全て入ると思いますが、

そんな日を控えた昨日深夜。

私はいつものように夜のニュース番組を見ながらチビチビやっていると、

床を何かが高速で走り抜ける影。

次の瞬間、

「ギャーーーー」

またその次の瞬間、ソファーでうたた寝をしていた連れ合いが、

「ウォーーーーー」

「何だよ、びっくりした。うるさいよ、何だよ・・・・」と寝ぼけながら飛び起きた。

びっくりしたのは私の方で、なんと家の中に足を伸ばすと15㎝にもなる、スジブトハシリグモという巨大な蛛形類が侵入していたのです。

いくら虫が好きな私でも(蜘蛛は昆虫ではありません!)、この不意打ち攻撃には非常に焦り、

「ワーーーー、ワーーー、網、網、網は・・・・」と無い網(幼稚園だけでなく自宅にも虫網が必要でした!)を求めて

うろつくばかり。

こんな時はやはり男なのか、普段は虫がめっぽう嫌いで見向きもしない連れ合いが、

無言で掃除機を出して来て、なんとその吸い口に野菜を詰めるネットを内側に入れて輪ゴムで止めたのです。

彼は果敢にもハシブトスジリグモ、いえ違う、スジブトハシリグモ目がけてスイッチON!

しかし名前でも分かるように彼(蜘蛛の方)はとにかく速い。

あと少しの所で逃した先は、洗面所の引き戸の戸袋の中。

ゴキブリを見つけた時同様、私はつま先立ちで連れ合いの後方援護に回ったのですが、

次の手を講ずる必要が出て来ました。

野外ならなんていう事はないのですが、室内にいるとは気が休まらない。

何とか外へ出す方法は・・・・・、

またまた連れ合いが言い出しました。

「殺虫剤は?殺虫剤持って来て。」

「ダメダメ、殺さない。外へ出せばいいんだから。この蜘蛛は害虫を食べるいい蜘蛛なんだよ。」

「麻酔、麻酔。ちょっとだけかけて、弱らせるのよ・・・・」

そんな器用な事が出来るのか、半信半疑ながら私は殺虫剤を持って来た。

戸袋の中へそーーーと拭き入れる。

しばらく待つこと1分程。

なんと彼(蜘蛛の方)がゆっくり出て来たのです。

作戦成功!なのか、足元がふらつく感じで自慢の走りが遅い!

ここぞとばかり掃除機再稼働。

うまく蜘蛛を吸い取りました。

なんと途端に彼(連れ合いの方)は掃除機の柄を放り出すではありませんか!ジェジェジェ!

やっぱり相当焦っていたのです。

今度は変わって私の出番。

急いで輪ゴムを外し、ネットを引き出し、彼を確認しました。

やはりぐったりと縮んでいます。死んでしまったのか、殺すつもりは無いのに、どうだろうか・・・・・、

良かった、生きている!ネットから外へ出た彼は、先ほどより少し早く、手足(いえ、足のみ8本)を伸ばし、暗い野外へと走り出しました。

動物愛護週間を前に、たとえ小さな命でも殺生すること無く済んでホットしました。

しかし彼(蜘蛛の方)はどこから我が家へ入って来たのだろうか?

もう一人の彼はちゃんと玄関から入って来ます。

この日ばかりは彼(連れ合いの方)が居てくれて良かった・・・・・、とつくづく思った珍事件でした。

スジブトハシリグモについては図鑑や、ネットで正体を調べて下さい。

きっと、ギョッとするはずです。@=@

満月も見て下さい。

< 捨てないで、虫! >

お池の周辺も管理を初めて3年目。

徐々に目的の生き物たちが集まって来ました。

今年は暑さのせいもあるのか、ショウリョウバッタとオンブバッタがよく見られます。

しかし確実に「生き物たちの集まるところ=ビオトープ」になっています。

そんな中、虫を捕まえる子も多くなっていますが、

原則、生き物は捕まえたら良く観察し、捕まえた場所に戻す。

これが自然観察の流儀(約束)です。

お部屋へ持って行き、みんなに自慢してから午後は元に戻すこと。

ここまで子どもたちに伝えています。

しかし残念ながら、戻す事をその場に放す、または捨てると捉えている子も多く、

もしかするとお家で、「小さな虫は捨てる」が横行しているかもしれません。

小さな虫にも立派な命。決してゴミ箱へ捨てないで下さい。

虫はゴミじゃない!死んでしまったら、土に帰して下さい。

今日もバッタをたくさん捕まえていました。そして台風の風で落ちた多くのドングリを拾いました。

ついでに小枝のお掃除、小枝集めのお手伝いも買って出てくれました。

途端に小枝屋さんを開店させ、冬のためのトカゲやヘビのお家を作ります。

空気もきれいで、蚊も少ないし(と言いながらも結構刺されました!)、

たくさん遊んで、楽しいね!でも虫は捨てないでね。

ちなみにこのどんぐり、大きさが違うのは分かると思いますが、

本当は帽子(殻斗ガクト)の模様の違いで全て分かれています。

上は、縦のぎざぎざ模様のアラカシ、横に筋状のきれいな模様のシラカシ、見えませんが体の割には小さな殻斗のコナラ。

などなどお山にはドングリの実を付ける樫や楢の木が7種類ほどあります。

これから毎日繰り広げられるドングリ拾い。

中から這い出る虫君に注意!

明日は中秋の名月です。月を愛でよう!

 

< 台風の爪痕 >

昨年の6月20日深夜、グラウンドの桜が台風によって倒れてしまいました。

入園式を毎年満開で見守ってくれたソメイヨシノでした。

今日、預かり保育のお迎えにいらした保護者の方とも、そんなお話をしましたが、

嵐山のあの光景はまた台風の爪痕を思い出し、胸が詰まりました。

あの時は写真を載せられなかった程、悲しかったですが、

世界でもきっと有名な京都の観光地のダメージはまた悲しいです。

自然の猛威に打ち勝つ術はありませんが、

毎年、毎回繰り返される台風被害は私たちを翻弄します。

竜巻も含めて今まで経験した事の無いような天災が増える昨今。

益々持続可能な社会の構築が必要になっています。

国民すべてが自然災害と向き合い、その考え方を人間の都合優先から、自然や地球のしくみ優先にシフトしないといけません。

被害に見舞われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

快適な地球を続けるには、一人一人が考えましょう。

天災の原因が人間活動による部分が大きいのですから。

 

 

 

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 17:30

< 実りの秋 >

少し涼しい風になり、ホット出来る日よりの中、

プレ幼稚園4回目が終わりました。

総じて評価がよく、私たちのねらいが通じたようです。

幼稚園教育の良さを、そしてながつた幼稚園の目指す幼児教育の真髄を知ってほしいと思います。

これからはもっと過ごしやすいお天気になるでしょう。(希望的観測・・・)

心も体ものびのびとリラックスして運動会の練習にも入りましょう。

実りの秋は美味しい食べ物もたくさん出て来ます。

モリモリ食べて体も作り、いろいろな事に挑戦しましょう。

先日出かけた藤沢の田圃です。

丁度いま建設中の圏央道の脇に位置し、それでも道路開発に負けずに独自のお米を生産しています。

(湘南タゲリ米。焼酎も作っています。この焼酎が大変飲みやすく、絶品です。)

お米を作る人たちがいて、それを支える購入者が必要です。

実りの秋の光景がこれからもずっと続くように、生活スタイルや環境を考えて行きましょう。

右側中央は建設中の圏央道寒川インター口です。

日本のお米は美味しいから、世界へ出ても負けないよ!

 

 

Filed under: こども環境管理士,未分類,社会情勢 — itsuko 13:05

< 月曜日の忘れもの >

先週から幼稚園は始まったのですが、なぜか今日はお母さんを呼んで号泣する子が多く、

何だか9月になったから、本当に夏休みが終わった感覚になったのでしょうか?

新しいお友達も5人が転入し、朝のホール集合では紹介が出来ました。

年少さん3名、年中さん1名、年長さん1名で、みんなお名前がはっきり言えて、大変素晴らしいお友達です。

そして月曜日は週の初め。

忘れ物をしないようにお家でチェックしていますか?

上履きを忘れる子、名札を付け忘れた子、コップの無い子などなど必ずいます。

前日に用意をして、忘れ物の無いようにして下さい。

そのまま2,3日忘れたままで送る子もいますよ!

どうぞここは各ご家庭力を発揮して、しっかりとチェックして下さい。

明日は年長さんのお行儀があります。

ふくさセットに教本はもちろん、白靴下、髪の毛のゴム止めなど、忘れずに持たせて下さい。

まだまだ暑いですし、ハンカチは必需品。大人もお出かけ時はハンカチやタオルを持参しましょう。

マイバック・マイボトル、そしてマイハンカチ。

子どものうちから身につけましょう。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 15:41

< ゴミ、分別してますか! >

さてさて、横浜市ではゴミの減量に取り組み始め、一定の成果を上げて来ました。

新たな取り組みとして、「3R」運動を展開しています。

その一つが子どもたち向けの人形劇です。

今日はこの人形劇団(横浜市資源循環局職員)の皆様に来てもらい、ゴミを分別する事を話してもらいました。

丁度年長さんは夏休み前にゴミの話、エコに付いてみんなで話し合っていました。

これから地球がこれ以上壊れないように、資源の再利用は絶対に必要です。

そしてゴミを分別して資源とする意識が身に付くことが欠かせません。

ドイツではこの事が常識に成っているように、一般市民の誰しもがきちんとゴミを分けられて、それがまた生活物資になって戻って来る仕組み(循環)を整える必要があります。

どうぞ各家庭でゴミをしっかり分別して下さい。

それにもまして、ゴミを出さない工夫と行動を起こして下さい。

ヘラ星のイーオ君はマイバックとマイボトルを模っています。

クマモンにも負けていません。

少しずつの取り組みが、結果として地球環境を維持します。

地球だって怒っています。やられたら、やり返す!

環境を破壊されたら、倍返しです^^;(すみません。)

そうならないように小さいうちから取り組んで下さい。

今日はおみやげでヘラ星人の「イーオ」君ストラップと、

工場等で使い古した工着をリサイクルして作ったかわいらしい軍手を持ち帰ります。

やりましょう、分別。

進めましょう、リサイクル。

イーオ君、大人気でした!

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 13:43

< さあ、2学期だ。 >

今日はまた暑いですね。せっかく秋の心持になったのに・・・・。

残暑が続く中、2学期(3期制ではありませんが、分かり易いので)が始まりました。

子どもたちは元気に登園して来ました。

少し黒くなって、大きくなりましたね!

朝、涙する子もいましたが、お家が恋しいのも立派な気持ち。そこを乗り越えて人は大きくなるのです。

幼稚園スイッチが入ったところで、秋の虫を見てみよう!

1日中澄んだ鈴の音を聞かせてくれるスズムシ。

夜更けると人知れず鳴き出すマツムシ。

大きな体で鳴き声も半端じゃなく大きい、クツワムシ。

ほっそりとスマートですが実は肉食です、ウマオイ。

スズムシ以外は夜暗くなると鳴き出すので昼間はなかなか声を聞くことが出来ませが、

秋を代表する日本の虫です。

古来は日本書紀や万葉集にも出て来る虫たち。

その辺にすぐ棲息している虫と、探して探してやっと見つかる虫と、時代と共に生息状況もまちまちですが、

1つとしていなくなってはいけない、日本の文化の一役を担っている虫たちです。

声を聞きたい方はどうぞ幼稚園にお越しください。

本物は夜ですが、教材でお聞かせしましょう。

2学期も、いえ夏休み明けからもよろしくお願いします。

{ 虫の声 } 作者不詳

♪ あれ松虫が鳴いているチンチロチンチロチンチロリン

あれ鈴虫も鳴き出した リンリンリンリンリーンリン

秋の夜長を 鳴き通す

ああおもしろい 虫の声

♪ キリキリキーリキリ こおろぎや

ガチャガチャガチャガチャ くつわ虫

後からウマオイ追いついて

チョンチョンチョンチョン スーイッチョオン

秋の夜長を 鳴き通す

ああおもしろい 虫のこえ

 

< 頑張るぞ! >

今日は研修講座へ出席して来ました。

「幼稚園教育の質の向上を目指して」と、

「時代の変化を展望し、幼稚園教育の基盤を支える」

という演題です。

幼児教育が実に重要で、学校教育法の下にある日本の幼稚園はその使命を担った特異な教育機関である事を改めて感じました。

時代のニーズに対応しながらも、良質な幼児教育を目指したいと強く思いました。

子どもたち一人一人の成長に向き合い、生きる力・思考力の芽生えを支えたいと思います。

明日からまた頑張ります。

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 18:43

< 大島親分に遭遇! >

本日私は東高根森林公園という川崎市にある公園に、ボーイスカウトの巣箱降ろしの活動のお手伝いに行ったのですが、

なんとその途中で日本放送24時間テレビのマラソン任務に就いている

森三中の大島さんに遭遇しました。

写真は撮れなかったのですが、246号線のしらとり台交差点のガソリンスタンドで休憩中と、

梶が谷付近でのほぼ徒歩状態の大島さんでした。

それはそれは周辺住民の応援が多く、246号線は大渋滞!

ちょっと困りました・・・が、無事にテレビ局に着けるといいですね。

それにしてもスタッフが大勢いて、本人を探すのに苦労しました。

車を運転していて信号待ちで見ただけでしたが、足が痛そうでしたよ。

イッテQの番組は時々私も見ますが、大島さんの体当たりの取材には感服しますね。

ボーイスカウトの活動も雨の中無事に終わりました。

鳥の事や生き物の事を話して来ました。

小学校3年生から5年生の32名でしたが、みんな真剣に話を聞いてくれました。

来年も巣箱、掛けようね!

 

 

< 葛西の仲間 >

今日から預かり保育の再開です。

少し子どもたちの声が戻って来ますね。幼稚園は工事をしています(屋上)ので、来園の際はグラウンド駐車場が利用できない事もありますので、ご注意ください。

そして、私は時々出かける葛西臨海公園に行って来ました。

オリンピックのカヌースラローム競技会場予定地です。これは場所の変更を申請していますが!

こんな珍しい仲間に会って来ました。そして毎年移動の途中でこの干潟で栄養を補給して行くシギ・チドリたちです。

中国やロシア北部で繁殖を終え、オーストラリアや東南アジアへ冬を越しに行きます。

さあ、世界地図を広げてみて下さい。

丁度日本が中間地点で、長い旅路の休憩場所なのです。

渡り鳥に取っては極めて重要な土地なのです。

そして数少ない日本国内の休憩地である干潟の一つが葛西臨海公園です。

こういう場所を保全していかないと、鳥たちは生態を維持して行けなくなります。

この日会ったのは、アカガシラサギ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、セイタカシギの親子、日陰で休むキアシシギ、右足の踵から下を無くし、関節が化膿しているようで、1本しか足が使えないチュウシャクシギなどです。

ダイシャクシギは大好物のカニを捕まえ、調理して食べました。

そして後から、ハサミのような物を吐き出しました。

コサギとアカガシラサギはいつも漁場を争っていますが、負けるのはアカガシラサギ。

これから少しの間いろいろな種類の渡り鳥がここを利用して行きます。

たくさんの鳥が見られてとても楽しいですよ。

今度は水族館や観覧車やバーベキューだけでなく、野鳥園にも行ってみて下さい。野生が息づく貴重な場所です。

右が今年産まれの子ども。

鳥も暑い!日陰は人気。

手前の足が痛んでいます。この足で越冬地へ帰るのだろうか?このまま葛西に残る手段もあるが・・・・。

嘴の長さは自分の体程もある。

 

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 13:06