< 残念でなりません。 >

今日はプレ幼稚園の2回目。

男性の先生がメインとなって、お家でも出来る簡単な運動をやってみました。

ながつた幼稚園の先生にはこんなにたくさんの、そして女性の先生とはまた違った展開が出来る職員が揃っている事をお伝えした会でした。

ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした。

ありがとうございました。

お子さんたちはながつた幼稚園に親しみを感じてくれたでしょうか?

しかし、本当に心が痛い、残念でならない事件が1件ありました。

先日展示用の教材として採集してきました長津田産、天然のノコギリクワガタがいなくなってしまいました。

朝の時点では昆虫ゼリーをほおばっていましたが、

1回目の活動が終わって見に行ったら、

姿を消していました。

飛び去る事は考えにくく、大変残念でなりません。

ましてや、本日お越しいただいた保護者の方なのです。

マニアには非常に好まれるノコギリクワガタですが、

教育現場から持ち去る人がいる事に、心が痛みました。

ただただこの種の甲虫が欲しくて、クヌギの木肌をめくりかえし、

虫だけ持って行く人(販売業者も含め)がいますが、

虫たちにとっては木肌は大事な隠れ場所であって、木にとっては幹を守る、それこそ皮膚なのです。

クヌギがあってこそ、樹液をたくさん出してくれるからこそ、虫たちは集まる分けで、

一時の欲望だけで個人の意を満たす行為は、人間の一番醜い一面です。

私の管理不備でもありますが。

楽しくながつた幼稚園をご紹介できたと思いますが、

最後に人間不信になりそうです。

< みかんちゃーーーん! >

みかんちゃんとは、ナミアゲハ蝶の幼虫の名前。

実は今年度は虫好き仲間が増えて(嬉しい事です)、クラスで蝶の幼虫を育てたい!と申し出たクラスが二つあります。

どちらのクラスも幼虫に名前を付け、その成長(虫の場合は変態)を見守って来ました。

ところが、今朝みかんちゃんがいない!じぇじぇじぇ!

最終幼齢は蛹に成る場所を求めて徘徊行動に出ます。

その後台座を作って、蛹化(ヨウカ)状態に入ります。

みかんちゃんは何所へ行ってしまったのか?先生は下から上まで気を付けて物を動かしていたその時、

「いたーーーーーーーーーー!」

なななんと、お絵かきスモックの籠の後ろで蛹化を始めていました。

クラスのみんなは大騒ぎ。「やったーーー、良かったね、ね、ね!」

「大丈夫、絶対いるよ。」といった甲斐がありました。

クラスの中には虫が触れなかった子が、ミミズを持てるようになった、という連絡帳も来たそうです。

身近に観察する事で、ましてやクラスみんなで見て名前を付ける事で、自分の事のように愛着を持ちます。

これが生き物のすごい所。そしてその環境を整える、大人(先生)の技です。

何にでも興味を持って接し、自分がせっせと世話をする事それ事態が子どもたちにも伝わるのです。

私が目指す仲間が少しずつ増えてきました。

クラスの一体感は集中力を養い、先生との信頼関係を強くします。

いい事です。

この虫好きの先生たちは是非、子ども環境管理士を目指して欲しいです。

みかんちゃん、飛び立つその日までガンバレ!

< ゴミ0の日 >

5月30日なので、「ゴミゼロ」 の日です。

ゴミの減量に努めていますか?

減量は体重だけでなく、ゴミも同様に努めましょう。

これも環境管理士には重要な使命です。

持続可能な社会の構築のためには、避けては通れない問題。

その一つがゴミ問題です。

ドイツや北欧の教育現場には普通にあるゴミに関する学習。

日本でも分別は当たり前の認識や、過剰な包装や無駄な流通への削減意識を身につけないといけません。

家庭ゴミの集積場所を人目につかない所にするのも無関心の温床です。

一度自分の手から離れたらもう他人事にならない様に、きちんと責任を持ってゴミも出しましょう。

エベレスト登頂で世界最高齢を達成した三浦さんの話題が世界を廻りました。

実はこのエベレスト、大変なゴミの山と登山者の渋滞が大問題になっているようです。

特にネパール側南東稜の第2キャンプはひどい状況のようです。

登山者の出すゴミ、使用済み酸素ボンベ、そして人間の排せつ物。

(ナショナルジオグラフィック日本版より)

世界文化遺産に登録されるだろう富士山も同じ問題を抱えていますが、

偉大な自然を残すには、人間の意識・認識も偉大に保たないと、その偉大さは荒廃していくという事です。

少しでも、身の周りのゴミについて考えてみましょう。

Filed under: こども環境管理士,世界,未分類 — itsuko 17:49

< 体験型環境教育 >

与えられて学習するのではなく、自らが感じて、学び取る。

そして感じた事を、見つけた物を、他のみんなと分かち合う。

絵に描く、言葉にする、つまり表現して人に伝える。

他の人の表現を受け止める、共感する、一緒に楽しむ。

これらの事から「生きる力」を培う。自らが経験する事によって、一つ一つ引き出しを多くしていく。

これが、体験型環境教育です。

日本ではこの様な教科タイルが先進各国に比べ、極端に不足しています。

欧米各国は80%以上に対して、日本は30%です。

私が子どもの頃育った環境には普通にあった田畑や林、そして小川が失われている今、

敢えて取り入れて行かないと、この様な環境で体験したあれこれが、まったく無いまま大人になってしまいます。

ながつた幼稚園の山や池は、その為の貴重な環境です。

生き物はいたり、いなかったりですが・・・・。

彼らの棲息場所を整えるのは本当に難しいです。人の思い通りにならないのが自然。

自然は偉大で、逆らえません。

以下は今日のバクの日(体験型環境教育)の様子。

楽しかったね!

ちなみに、困ったことが発生したら、「こうばん」へどうぞ。(私が待ってるよ^^;)

ここでも自分の言葉で状況説明をしないといけません。

幼児の世界は日常が重要な学びの場。

ガンバレ、みんな。自分で切り開け!

 

 

< 羽化成功 >

卒園児の保護者の方から譲り受けて、何とか冬を越せたゴマダラチョウの1頭が、本日無事に羽化して、ポカポカ広場を元気に飛び立った事を報告します。

朝、ガタガタしていて、飼育箱を見ていなかった私に、

「逸子先生、職員室の前の箱にチョウチョウがいるよ!」

と教えてくれたのが、年中組の女の子。

「エーーーー、ホント、ホント!大変、それは孵った事よ!わーーー、良かった良かった。見に行こう!」

と興奮気味の私。

「うん」と大きく頷き、付き合ってくれたYちゃん。

また一つ、命が繋がりました。

蛹の中で、どのような変化が起きているのか見る術はありませんが、実に不思議な生命の神秘が完結いたしました。

この個体がまたどこかで次の生命を残してくれる事でしょう。

嬉しい話題の反面、この種のチョウで、アカボシゴマダラ というチョウがいます。

幼虫も蛹もそっくりですが、特定外来種に指定されている厄介者。

見つけ次第殺処分が指定されているチョウチョウです。

その蝶がこちら。

春型は特に白化が際立ちます。ただいまミズキの花で吸蜜中。

きれいに見えている後ろ羽の黒い点々が、夏型では赤く染まって並ぶので、アカボシゴマダラです。

日本の蝶にはこの赤い斑紋はありません。

ゼンマイ状の黄色い口で盛んに蜜を吸っていました。

こちらもフワフワと飛び、とてもきれいな蝶ですが本来の生息地域は中国。

これは上記のような本来日本に生息するゴマダラチョウとの混雑種の危険がある為、殺処分です。

困ったものです。実は人間が日本に持ち込んで、自然界に放したため急激に増えてしまった種の一つです。

こんな身近にも、ましてや子どもたちが興味を示し、野外での観察に適した時期に、こういう理不尽な事態が生じている事も伝えなければなりません。

人間の勝手な行動から生じている事をです。

誠に残念な、そして深刻な話です。

今日から給食試食会も始まりました。この事はまたお伝えするとして、

幼稚園活動も本格的になります。

夏休みまでノンストップ。お母様方もしっかり付いて来て下さい^=^!

 

 

< 見つけたよ! >

これ、「へびのぼり」

へびも時々天空を目指す訳です!^^;

年長さんも、年中さんも今年は月間絵本に図鑑が付いています。

 

これを持って四季の生き物や植物を観察します。

昨日は朝からみんなで大騒ぎ!

トンボが池から羽化したのを見つけたり、シジュウカラが巣箱から顔を出している所を見つけたり、小さな博士さんたちが図鑑を下げて観察です。

虫カゴや虫網、ムシメガネもしっかり持って、さあお山へ出かけよう!

地中にはトウキョウヒメハンミョウの幼虫。この穴から顔を出し、通りかかった餌物を捉えて食べる分け!変でしょう・・・・。

 

うん、見てる、見てる!

 

出て来ました、シジュウカラのヒナ。今日は6羽の巣立ちでした。

みんながいない時に巣立っちゃった・・・・・。

イエ~~~~~イ!

(年長さんは動物園を出発しました。)

 

< 子ども環境管理士 >

3学年の懇談会が終わり、いよいよ日々の幼稚園活動がスムーズに流れて行くと思います。

分からない事はどうぞ事前にお問い合わせいただき、確認してから毎日に臨んで下さい。

私はこの懇談会の合間をぬって、先日池袋へ呼ばれて、意見交換会に参加してきました。

子ども環境管理士の活動を、または実態をどのように広めたらいいのかの交換会でした。

国の持続可能な生活環境の創設や生物多様性の重要性、文科省の幼稚園教育要領や厚労省の保育指針、小学校の学習指導要領などにもはっきりと謳われている、「体験型学習の必要性」をいかに広げていくかを考える会でした。

はっきりと謳われている教育指針をスロ-ガンに終わらせてはいけない!という熱い先生方と、この資格を認証している公益財団法人の会長や理事さんたちとの話でした。

いかに子ども環境管理士を社会へ浸透させていけるかの会議です。

これからこの資格は現場の先生方、保育士さんにはとても大切な資格になると思います。

子どもたちと接する上での、考え方の基礎・基盤になる、生き方に繋がる理念だからです。

是非ながつた幼稚園の先生方にも持って欲しい資格ですが、なんせ今の年代の先生方にも実体験が乏しいので、感覚的にピンと来ない、一番遠い外枠の部分なのが、とてもネックになります。

そこをどうするか!が課題でしょう。

以下は私が2009年に載せた記事です。

お暇な方はどうぞ。

そして放課後のお楽しみ、「おやつ」を差し入れて下さる皆様、いつもありがとうございます。

大変嬉しく、有り難く、いただいております。

明日から個人面談です。

じっくりと担任と子どもたちの生活状況や、お母さんの今の心境をお話し下さい。

?今の時代にはこの資格を持った幼稚園教諭や保育士がとても重要な役割を果たすと思っている、笠原逸子です。いつもホームページをご覧いただいている在園児の皆様、ありがとうございます。そしてこの『こども環境管理士』資格を取ろうと思い、このページを開いていただいた幼稚園の先生や保育士さんはじめまして。
?皆様は日頃子ども達と、どんな思いを持って接していますか?教育環境が毎年変わっていく中、子ども達の育ちの様子にも変化が出ている事は事実ですが、本来子ども達が持っている感性(sense of wonder)は全く変わらないと、私は考えています。何が変わったかと言えば、それは子ども達がこのワンダーな思いに接する事が少なくなった事、そして一緒にそのワンダーを共感してあげられる大人が少なくなった事です。

もちろん地域の環境が変わり、自然と親しむ事は難しくなったかもしれません。でも幼児期に自然と親しむ事の大切さ、重要さを知っているまたは伝えられる大人がいれば、少ない機会でも子ども達のワンダーを呼び起こす事が出来るのです。

その為には自分が多くの身近な変化に気づき、体感し、感動し、五感をフルに使ってまず自分の思いを表現する事です。これがすなわち子どものsenseと共感する(できる)大人の存在=こども環境管理士に成るのです。きっとこども環境管理士はこれから多くの事を社会で発信していける存在になると思っています。

自然と接する事がなぜそれだけ重要か。それは自然にはマニュアルが無いからです。まったく同じ状況は無く、その時感じる、または体験する出来事は一つ一つが新しい発見に成り、感情に成るからです。楽しさ・うれしさ・やさしさ・驚き・戸惑い・悲しさ・ワクワク感・ドキドキ感・痛さ・怖さが全て子ども達の成長の糧なのです。

この事をよく理解し、そのような環境を整える、それが私達、こども環境管理士です。

と同時に私は、社団法人日本ネイチャーゲーム協会のリーダーとして、また財団法人日本野鳥の会の会員として、人々に人知れずひっそり生きる生き物の生態とその大切さ、それらが生息する環境の重要性と人との繋がりの尊さを伝えています。
少しでも私達の存在がこれからの子ども達の成長に役立てる様に、頑張りましょう。私も益々感性を研ぎ澄まし、子ども達に負けないワンダーを体験したいと思っています。

 

 

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 17:24

< ディズニーランド30年 >

遠い記憶にディズニーランドへ行った事があります。

数年前にディズニーシーへ行きました。

ランドがオープンして30年が経つんですね。

多くの人が日常と違う世界を求めて、訪れるのでしょう。

行けば本当にウキウキしてきますからね。

その楽しさや夢の世界を演出しているのがこの会社の理念でもある、スタッフ(キャストと呼ぶそうですが)の意識。

どんな不況下でも入園者数を伸ばし続ける理由には、この力が9割を占めるそうです。

モチベーションや意識。お客様を思う心やディズニーを愛する信念でしょう。

これはディズニーランドだけの話ではありません。

いつも笑顔できちんとした接客や応対。

明るい態度や物腰は、ながつた幼稚園の評価にも繋がる同じ心です。

今日は年中さんの懇談会でした。

多くの方にご出席いただきましたが、改めてこのディズニーランドの30年にちなみ、ながつた幼稚園の先生方もこのキャストに負けないような笑顔と挨拶を約束する事をお話ししました。

もちろん先生方にも一括して、毎日子どもたちや保護者の方々と接するように確認いたしました。

これだけは手を抜いたらながつた幼稚園の先生失格です。

今週もまた日常に笑顔を持って、過ごしましょう。

余談ですが、きっと誰もこんな話には触れないと思うので敢えて付け加えます。

ディズニーランドは東京湾を埋め立てて造られました。

かつてこの地(浦安沿岸)は広大な東京湾の貴重な干潟でした。

そうです、お察しの通り、日本を経由して北のアラスカや南のオーストラリアへ渡る水鳥たちの一大休憩地でした。

そこが見事に埋め立てられ、このテーマパークが作られたのです。

当時は現在のように生物多様性の持続を重要に考える理念や法律も無く、野生動物の保護やその環境の保全もずっと後回しにされました。

結局東京湾はどんどん埋め立てられ、今ではごくごくわずかな干潟が残るだけです。

(谷津干潟・船橋海浜公園=三番瀬・葛西臨海公園)

それなのに、またもや東京オリンピック誘致のため、葛西臨海公園の森林が伐採されそうです。

地図を広げて下さると、ディズニーランドの敷地がいかに広大な干潟であったかがよく分かります。

その当時、鳥を保護していた方のお話だと、見渡す限りシギ・チドリが群れていたそうです。

現在は休憩する100羽以上の水鳥を見つけるのは大変難しいです。

何が悪いという事ではありませんが、夢のようなおとぎの心地を味わえる、人間が為の非日常空間は、水鳥たちにとっての生死を掛けた生息環境であった事も覚えていて下さい。

羽を休めるシギ・チドリ類(三番瀬)

 

< 生命の神秘 >

昨晩は本当にもの凄い雨でしたね。

恩田川があと数時間で氾濫する所でした。

先ほどお山や池が心配で見に行きましたが、前日にゴミを拾っておいたので排水が機能し、溢れること無く無事でした。

オタマジャクシも元気そうです。

お山の中は雨の流れた後で落ち葉が山のようになっていましたが、倒木も無く、こちらも無事でした。

良かった、良かった。

そして冬越しをさせていた蝶の幼虫を覗いてみたら、

なんと動き出していました。

オオムラサキ1頭と、ゴマダラチョウ2頭。

ゴマダラチョウは3頭いたのですが、1頭は行方不明になっていたのです。

私としても初めての冬越しで、死んじゃったらどうしようと・・・・・、と心配でした。

あんな小さな体で、よく命が保たれているものです。

実に神秘としか言いようのない、不思議な命です。

早速新芽を吹き出したエノキの幼木に移した所、比較的大きな1頭はすぐに若葉を食べ始めました。

残る2頭もこれからだんだんと活発に動き出すでしょう。

何とか蝶になるまで、生き延びて欲しいです。

これからは子どもたちにも見てもらえます。

どちらも素晴らしい蝶ですから楽しみにいたしましょう。

そして今日のこの風。

もういい加減に治まって欲しいですが、これから寒冷前線も通るようですから、まだまだ天候が荒れるかもしれません。

今は渡り鳥たちの異動の時期。

彼らはこの風をうまく利用して北へ、南へ渡りをしますが、今日のような暴風雨は命取りです。

こんな日はよく海鳥が内陸まで運ばれて、瀕死の状態で見つかる事があります。

昨日はシロハラが私のすぐ近くで格別な美声を聞かせてくれました。

「逸子さん、さようなら。僕は北へ帰ります。冬の間ありがとう。

また今年の冬に戻って来ますよ。それまでお別れです。

逸子さんも元気でいて下さい。

キュロンキュロン、ツリリーーー、キュロンキュロンツウィー」

シロハラは繁殖地へ帰る前にさえずる事は知られていますが、なかなか姿を目撃出来ず、実際に鳴いている様子とその声を聞く事は難しい鳥です。

でも昨日は私との距離は2メートル。

ほぼ目線の横枝で、素晴らしい声を聞かせてくれました。

きっとこの風に乗って、北へ帰って行ったのでしょう。

本当に私にお別れを言ってくれたように感じました。

生命の神秘です。鳥たちと通じる事が出来る気がして来ました。

そして細い杉の木に巣を構えたハシボソカラス。

もう卵を抱いていますが、必死でお母さんがこの風から卵を守ります。

時々お父さんがお母さんにエサを運んで来ます。

口移しでエサをもらうと、フンをしに巣を離れます。

その時が最大のピンチ。

小枝を重ね合わせた巣はこの風で大きく左右へ振られています。

いつ巣が吹き飛ばされてもおかしくない状況。

カラスが好きな人はあまりいないかもしれませんが、

彼らもれっきとした野鳥で、毎日自然の脅威と戦っています。

早くこの風が止んで欲しい。どうかお母さん、絶えて下さい。

かわいい七つの子が巣立つのを、見守りたいのです。

お父さんも必死です。お母さんの周りを心配そうに飛び回り、時々ガーガーと励まします。

カラスの子育ては卵を抱くのはメスだけ。

子が産まれると、両方でエサを与えますが、巣を温めるのはメスだけです。

オスはこれからも防御が専門。

時には巣に近づく同じカラスや、ヒナを狙うタカと対決します。

命の神秘はどんな天候でも、どんな環境でも脈々と続いて行くのです。

みんなガンバレ!生きろ、命をつなげ!

ゴマダラチョウも、旅立ったシロハラも、卵を守るハシボソカラスも。

みんな生きて欲しい。

明日は入園式ですから、風も治まり、穏やかな日に成りますように。

人は祈る事しか出来ません。

 

 

< 冬鳥への賛歌 >

今日は花曇り。絶好のお花見日和。

皆さんもお花見へ行かれた方が多かったのではないでしょうか!

私はあまのじゃくなので、素直にお花見には行かず、

毎年冬になると会いたい、会いたいと思っていて、会えずじまいだった鳥を求めて出かけてみました。

その途中見たのは、これ!

着いた場所は桜ではなく、堤防の一面がなのはなで覆われた畑。

ここであこがれの鳥に出会ったのです。

毎年越冬に来るフクロウの仲間。コミミズクは夕方からフワフワと飛び立ち、ネズミを見つけます。

いつものように動画から静止画へ移しているので写真がはっきりしませんが、確かに彼らはここで冬を暮らしている。

今日は3羽が姿を見せてくれました。

この地が誰にも荒らされないように、毎年毎年エサが捕れる場所でありますように、地元の方ともそんなお話をして帰って来ました。

日本で冬を越す鳥は数々いますが、どれも厳しい環境の中、何とか命を繋いでいます。

これから彼らは桜前線のの北上と共に、北の繁殖地を目指して帰って行きます。

どうか無事に目的地へ戻って欲しい。

逞しく、しかしひっそりと冬を日本で過ごす鳥たちへ、旅立ちのエールを送ります。

この日は上空でひばりが盛んにさえずり、ツバメも飛んでいました。

冬の鳥と、春一番の鳥が一緒に暮らす貴重な場所を大切にしないといけません。

 

私の帰りは同じ道。

夜のスカイツリーでしたが、暗かった^^;

冬鳥たち、バンザイ!

(お腹の痛みはどうやら腹筋の肉離れのようです!?

肉離れなんて、シンジラレナイ!)

 

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 23:16