< 芒種 蟷螂生ず >

かまきりが生まれる頃。

そろそろお気に入りの傘と長靴でお出かけしたくなる雨の頃。

そういえばぐっと目を近づけないとそれとわからないほどの大きさのカマキリを見た。

関東もまさに梅雨入りし、田植えが済んだ田んぼを潤す。

そして今日、6日は昔から芸事はじめの日らしい。

6歳の6月6日にはじめると、上手になる、と言われている。

西洋では666はちょっとね・・・・・(オーメンという映画を知っていますか???)

日本では今日6歳を迎える年長さんは何かを始めるといいかも?

但し、言われてやるのではなく、自然とはじめるところに本当の芸が身につくのかも?

週末も雨模様です。気温の変化も大きいので体調管理に気をつけましょう。

らっきょうが美味しい頃。甘酢や塩漬け、はちみつ漬けなどで保存食にも良い。

夏バテにもいいそうです。

では良い週末を!ペコリm(_ _)m

 

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 15:53

< 私たちにできること >

毎年幼稚園玄関に帰ってきて、しっかり子育てをしていくツバメさん!

いつもの巣では無事に4羽のヒナが巣立ち、上空を親鳥と一緒に飛んでいることはお伝えしましたが、

新しいペア?が新しい巣を作り、巣に入るようになりました。

今週月曜日に見たときは、まだ卵はありませんでしたが、もしかしたら1つ目を生んだのかもしれません。

今日朝の登園時に、このツバメについて尋ねてくださるお母さんと、年中さんがいました。

小淵沢の駅でたくさんのツバメの巣を見たそうです。

それを見た年中の男の子が、

「ツバメはどこから来るの?」とお母さんに訪ねたそうです。

お母さんもはっきりしないので、図書館で本を借りて調べたそうです。

嬉しかったです。幼稚園の周りにやって来る、または棲んでいる生き物たちのことに関心を寄せてくれたのです。

お母さんも一緒に興味を示してくれました。

幼稚園にいたツバメが小淵沢という少し離れたところにもいたので、男の子は不思議に思ったのでしょう。

新しい巣を見ながら朝から鳥の話をしてしまいました。

ツバメは大変数を減らしています。

大きな原因は2つ。

1つは鳥全種がそうですが、生息環境の悪化です。

2つ目はせっかく作った巣を壊されてしまうこと。糞の始末や出入り口で迷惑、という些細なこと。

5月から7月のほんの2ヶ月。動物たちに環境を譲ってくれませんか。

数が減った鳥たちを急激に増やすことは私たちにはできません。

私たちにできることは、すぐ近くで生きている動物や昆虫たちに気づくこと。

そしてほんのわずかの優しさで、同じ場所を提供してあげることです。

それなら出来るでしょう。

家の軒やお店の出入り口に巣を作っていたら、皆さんに周知して見守って上げてください。

人の居住環境に巣を作ろうとするのは、天敵(カラス)から逃れるための彼らの生態なのです。

私たちにできることを小さな年代から記憶として残して欲しいのです。

糞にお困りの方はご相談ください。

対策を一緒に考えます。

 

< 6・4 ムシの日 >

世間では「虫歯予防デー」の今日、6月4日ですが、

このページではあえて「虫の日」の情報です。

去年もほんの一時見られた、コオニヤンマ!

そう、トンボです。オニヤンマと言ってもオニヤンマの仲間ではありません。

このトンボはサナエトンボ科コオニヤンマ属。

オニヤンマはオニヤンマ科オニヤンマ属。1科1属か・・・・。

まあとても目立つ阪神タイガース色。サナエトンボの中では一番大きい、83ミリ。

ちなみにオニヤンマは95から102ミリ。やっぱり日本ではトンボの王様かな。

悠々とお山の縁を飛んでいました。きっとどこかの池で羽化したばかり。

(園の池でこのヤゴを見たことはありません)

いいでしょう、虫(6・4)の日。

こんな顔!!!

今園には蛹を作り始めたカブトムシの幼虫3匹、ルリタテハのびっくりするような幼虫1匹、長津田産ゲンジボタル1匹、他ダンゴムシ、種名がわからない甲虫の幼虫1匹が居候をしています。

楽しいね^^;

 

< カエルの受難 >

恩田の田んぼにも水が張られ、いよいよカエルたちの季節です。

お山の池にも2種類のカエルの子ども(オタマジャクシ)がいますが、

今、最も厳しい受難の時を迎えています。

お分かりですね!日没を迎えると、お山は修羅場と化すのです。

どちらも必死!小さいものにとっては残酷なようですが、これが自然の生態系。食う・食われるの法則です。

多い時は全部で5匹のヒバカリ(写真のヘビ)が、大人に成たてのカエルたちをパクパク食べています。

今日は多くのカエルたちを少し深い池に避難させました。

やはり見てられずに自然の法則に背き、親心を出してしまいました。

どちらも大切なお山の仲間ですが・・・・。

でもこれでいいんです。この自然の循環を大切にする心を身に付けて下さい。

ガンバレ!仲間たち。生き残れ、カエルたち!

< バードウィークなのよ! >  

実は先週の10日から、愛鳥週間が始まっています。

野鳥に親しむ特別な1週間!いかがでしょうか?

そこここに飛んでいる鳥たちを、気にしたことはありますか?

私の愛する鳥たちをすこしご紹介しましょう。

どれもこれも可愛いね^ー^

可愛らしい顔の中に、毎日を死と隣り合わせで生きる厳しさと逞しさを持っています。

キアシシギなんて、7日間も飲まず食わず、どこへも止まらず、一機にオーストラリアまで飛ぶんですよ!!!

信じられますか!!!日本は大事な休憩地。この国に休める湿地がなくなったら、渡り鳥は地球上から半減するするのです。

今日はこれまで。

次回は大型の鳥たちをご紹介しましょう。

上から:ウグイス もうすぐ鳴き声が聞こえるだろうホトトビス

キアシシギ、シジュウカラ若鳥の水浴び

< お母さんが、いい >

そう、その通り!お母さんがいい。

わかってるよ、お母さんがイイネ。

今日はどの先生にも、「どうしたの???珍しい、泣いてるなんて!」

と言われた男の子と付き合っていました。

玄関でお母さんから預かってから、廊下でワーワーとなく年中男児。

その子が泣くことが珍しいと知った私は、

背中をさすりながら、「いいよ、いいよ。泣きたい時もあるよ。泣いてもいいよ。お母さんがいいよね。」

と付き合ってあげました。ポケットからハンカチも取り出し、顔をきれいにしながら、手をさすってスキンシップです。

またこの男の子は手もほっぺも足も、プクプク!

少しの間彼は抵抗を見せていましたが、次第に私の足に絡みつき、ほかの先生が話しかけても離れようとしませんでした。

おかげでパンツ(今日の出勤着はパンツスタイル)に涙とよだれが点々とつきましたが、

なんだか久しぶりに担任になった気分。この子と心が通じたような気がしました。

彼は朝のお集まりまでずっと私の膝で過ごし、平和なひと時が過ぎて行きましたが、

なんと、N先生がバスの送迎から帰って来た途端、この幸せな時間は壊されたのです。

「ねえ、Y君泣くなよ。カブトムシの幼虫が土食べてるよ。」

Y君はそーーと私から離れ、今まで履くのを渋っていた上履きも難なく履き、飼育ケースに吸い寄せられて行きました。

良かった、良かった。反面、もうお母さんへの思慕は彼から消えていました。

と同時に、私のことはどこかへ飛び去りました。

お母さんは世界で一番いいんですが、カブトムシの幼虫も次くらいにいい、という事です。

この気持ちの整理がつくまでの間をどうやって付き合ってあげるかが、子供の気持ちに寄り添うことになるのでしょう。

いきなりカブトムシの幼虫の話を出しても上手くいかないのが子どもの心。

今日は私がお母さんに変わって、彼の気持ちを汲み取り、1日の活動に繋げました。

この後Y君はいつもと変わらずクラスに行きました。

お母さんは偉大な存在だけど、幼稚園の先生も偉大でしょう^0^

たまには誰か、泣いてくれていいよ^^;

 

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 17:49

< 子どもって、イイネ! >

「あの、すみません。私はさくら組ですがこの子と二人でさくら組なんですが、

幼虫はどこにいますか?」

「何の幼虫ですか???」

「あの、私はさくら組なんですが、向こうからここが見えて、話そうと思ったんですが・・・・・、

二人で見つけようと思ったんですが、どこにいますか?」

「あの、なんの幼虫ですか?????」

「えーーーと、私とこの子はさくら組ですが、・・」

「ダンゴムシ!」

「あーーー、ダンゴムシですか^^;ダンゴムシは日の当たらない暗くて、ジメジメしたところを探してみましょう。

石の下とか、落ち葉の中とか・・・」

「困ったことがあったらまた来ますから、ここ、開けといてください。」

青い印字は子供の台詞です。

今日から5月。こどもの日を前に、まさに子ども力全開です。

子どもたちはどんなことを思い、何を考え、毎日幼稚園に来ているのでしょうか?

こんな声も聞けました。年長の男の子です。

「まだ友達いないけど、少しずつ幼稚園が楽しくなってきた。」

これから青葉の新芽のようにどんどん伸びていく子どもたち。

一人一人と個として向き合い、それぞれの思いに答えてあげたい皐月です。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 16:33

< N先生、目覚める? >

お山の竹の子広場での竹の子掘りが、子どもたちの間でブームになっているようですが、

なんとその場所からびっくり\(◎o◎)/!するような大きさのカブトムシの幼虫が2匹も出てきました。

竹の子を育んでいるその土壌は、甲虫たちにも絶好の環境だったのです。

それを見たN先生は、「なになに、今さら・・・・ですか!」と思う程この2匹を育てたくなったようで、

せっせと飼育法をネットから学び、真っ暗な現場に黒土を取りに行き、

愛おしそうに世話をしていました。

以前私が一人で15・6匹の幼虫を世話していた時は知らんふり(@ⅹ@)していたのにね。

とりあえずこの春も一人、虫に興味を持つ先生を増やすことができて、

まずまずの出だしです。

昨年の蝶先生も引き続き虫探しをしていますし、

もっともっと分子を増やして、子ども達と虫談義を繰り広げましょう。

カブトムシは飼育している方も多く、どちらかというと家庭内で観察する対象になりがちですが、

実は生態系の中の虫部門でも大変貴重なポジションを占める仲間です。

本来の自然の中で世代を繋げて見られるようにしていかなくてはなりません。

お店で買わず、里山で彼らの生態を観察できる当たり前の自然を作りましょう。

本当にムニムニで蛋白質たっぷりの感じ!

アボリジニーの人たちが甲虫の幼虫を食べるのもわかるね^^;

わからないか・・・・・!

今日は国連記念日でした。オバマさんも無事に離国してよかったね。

しかしあの有名な銀座の寿司店は大変でしたね。

皆様、今週もお疲れ様でした!

< 緑をどうぞ >

今日は朝から横浜まで行ってきました。

学校茶道連絡協議会の方とちょっとお話がありまして・・・・・・。

新型の横浜線車両に乗りましたが、車内が広くて明るく、窓も大きく開放感がありました。

揺れも少なく、明らかに今までの山手線のお下がり車両とは違いました。

いいね!( ・∀・) イイネ!

そして気持ちの良いお天気になり、ランチは外で食べましょうか!

そこで緑をどうぞ、召し上がれ!

幼稚園のお山は若葉が一斉に芽吹き、山全体が膨らんだように感じます。

みどりの日はまだ少し先ですが、一足早く植物の生命力を感じてください。

植物がこの地球を支えているのです。緑を大事にしましょう。

コナラとカエデ。光合成をフル回転させ、濃い酸素をたくさん出しています。

だからお山に行くと脳がスッキリ。

まさに緑を全身に吸収している感じ!うまいぞ、緑!

 

 

< 竹の子効果 >

竹の子堀をしたことはありますか?

なかなか難しい竹の子掘りです。専用の工具もあるほどで、また年季も必要です。

でも子どもたちにかかっては竹の子堀もどろんこ遊びも似たようなもの。

今週は山の「たけのこ園」で砂場のシャベルを持ち出し、竹の子を掘る子が多くいました。

掘っても掘っても取れないね・・・・・。

でも楽しい!

自然は多くの恵みを与えてくれますが、土に触れ、風を感じ、匂いに気づき、どろんこになり、そしてみんなと協力して一つのことに取り掛かる。

普段話したことの無いお友達とも会話ができたり、土の中から甲虫の幼虫を見つけ大騒ぎをしたり、

竹の子掘りは竹の子以上に大きな恵みを与えてくれます。

そしてその場面を生み出す環境が、子どもの成長に欠かせないことを語ってくれます。

このお山の自然がこのような何気ない活動や遊びの中に生きてくれる事が、この山を整えている何よりの目的です。

自然の恵みは人を成長させ生きる糧を提供してくれ、おまけに心を豊かにします。

竹の子はそんな恵の一つ!

幼稚園で若竹煮でも作って、みんなで食したい今日この頃です。

ツバメの卵が4つになりました。産卵は順調のようです。

今日は肌寒い1日になりましたが、明日は一般開放日です。晴れたらお散歩にお出かけください。

今日はこれでおしまい、ペコリ!