< ジビエ料理 >

ジビエ料理をご存知ですか?

エゾジカを食しました。

実に柔らかく、とても美味しいお肉でした。

牛肉などよりカロリーが低く、ヘルシーな食肉として北欧ではよく食べられています。

エゾジカ問題という環境問題があります。

ニホンオオカミが絶滅してから、エゾジカが増えすぎて、そこらじゅうの草木を食べ尽くしてしまい、地表をむき出しにしている問題です。

丹沢でも同様の問題があり、神奈川県も鹿対策に頭を痛めています。

必要頭数を捕獲し、食材として消費ルートに載せているのが北海道です。

生態系を上手に維持していく上でも、この方法は適しています。

野生動物を食するのは少々抵抗がありますが、これも持続可能な環境保護の方法です。

是非皆様もレストランや地方の特産品として流通ルートに上がっているジビエ(食用として加工される鳥獣動物)物産を召し上がって見てください。

それをすることが環境保護に繋がります。

これとは逆に環境保護に貢献したい方は、

うなぎを食べない!

フカヒレを食べない!

ツバメの巣なんてもっての外!

という方法も環境や野生動物を保護するささやかな援助であり抵抗です。

 

< 難しい環境管理 >

今日は自然環境の管理・施工・コンサルタントをされている方にいろいろとお話を聞きに行きました。

励ましとダメ出しと、両方もらって帰ってきました。

素晴らしいお山の環境を活かしきれていない現状を再確認しました。

やりたいことは頭を巡りますが、

自然環境の大切さや、全てが繋がっていて完結する仕組みを人間活動の中にどのように生かすかを認識してもらう難しさを、改めて教えてもらいました。

間違った方向でない事は確かですが、しっかりした道が見えていません。

ながつた幼稚園には素晴らしい自然環境があって、子どもも保護者もそこで多くの喜びを持って自然に親しめる取り組みを目指すように叱咤されました。

うーーーーーん、難しい。

まずは先生たちを巻き込まないとダメですね。

でも今年は子ども環境管理士試験に二人の先生が挑みました。

偉い!

きっと合格のはずです。ポイントを教えておいたので^^;

少しずつ仲間を増やしてながつた幼稚園のウリをアピールしたいです。

まだまだやらなければならない事がいっぱいです。

 

 

Filed under: こども環境管理士,ビオトープ管理士 — itsuko 17:19

< ロゼッタとフィラエ >

ロゼッタとフィラエ、なんて素敵な名前でしょう。まさにヨーロッパ風。

アメリカじゃあボブとキャサリンかな?

それにしてもヨーロッパでも宇宙開発を進めていたんですね。

この無人探査機ロゼッタは欧州宇宙機関が開発して、地球から66億キロ^^;離れた彗星に向かってたわけです、10年前から!

それはそれは目的の星にたどり着けたのですから、大喜びですね。

日本のハヤブサ以上に世界中をめぐりました。

しかし彗星に張り付いて、本当に地球の起源がわかるのでしょうか???

フィエラという小型探査機がこれから多くの情報を送ってくると思いますが、

これからいつまで信号を送り続けるのでしょうか?

そして役目を果たした探査機はどうなるのでしょうか?宇宙のゴミ!

そこへいくと日本のハヤブサは戻ってくるのですからこれこそ日本型!

最後まできちんと手前でケリをつけて仕上げる、これが日本の職人技!ってとこでしょうか。

どちらにしても多額の税金が投入されているのですから、人類の、そして宇宙の財産になるような成果を残してもらいたいものです。そして私も宇宙に連れてって・・・・・。

この宇宙機関が作成したアニメーションが非常に可愛いです。

ロゼッタとフィエラがとても愛くるしく、ひと目で愛着を持てるような描写で、このアニメを見ていると無条件で応援したくなりました。

今週はお休みも少なく、みんな元気です。

水ぼうそうと頭ジラミの子が一人出ているようです。きちんと受診をして治しましょう。

強い寒波が来て寒くなっていますから、風邪をひかないように気をつけましょう。

この週末は個人的に活動している観察会の下見に行きます。

寒い日でも野外で自然に親しめるような会にしたいと思います。

ではおしまい。

 

 

Filed under: こども環境管理士,世界,宇宙,社会情勢 — itsuko 16:47

< 動物ニュース >

九十九里の海岸で、トドが衰弱して上陸しているニュースが話題となりました。

昨日は小型愛玩犬の大量死骸が発見され、衝撃を受けました。

そして毎年どんぐりの時期に出てくる問題が、ツキノワグマの人里への出没です。

トドは水族館に保護されてきっと元気になってくれると思います。

人が野生動物に出来ることは限らていますから、せめて関係機関やそこに携わる人々の可能な手立てを差し伸べて欲しいです。

小型犬はこの捨てられた付近に、まだ生がある何匹かがうろついていたらしいです。

野生動物ではなく、人のすぐ近くで共に暮らす飼育動物に、人はなぜこのような非情で残酷な事ができるのでしょうか。

商業主義に心を奪われ、金儲けだけに頭を使う人々のなせる業でしょうか。

痛ましく、悲しい事件です。

最後に登場するのはツキノワグマ。

日本の生態系では猛禽類と共に頂点に君臨するツキノワグマ。

世界的にもこの狭い国土のほぼ全域(九州地方ではほぼ絶滅、四国でも絶滅危惧です)に、熊が生息するのは大変珍しい国である日本ですが、

人々の生活習慣の変化や熊の生息環境の悪化で双方どちらにも思わしくない状態となっています。

毎年何頭のツキノワグマが駆除されているのか・・・・・。

こちらも心の痛い、そして深い問題です。

北海道ではヒグマの出没が話題となり、その痩せて今にも倒れそうな姿がテレビで放映されました。

野生動物にとっての最大且つ一生の課題が食べ物の確保です。

本来自然界ではその仕組みがきちんと整い、どの生物もしっかりと生きていけるようになっているはずですが、

一つ歯車がずれたり、壊れたり、無くなることで、その仕組みは急速に崩れてしまいます。

多くの原因が人間の生活活動にある今、動物ニュースからも学ばなければならない事が多いのではないでしょうか!

 

< 新入園児受付に向けて >

また今年も11月1日がやってきます。

毎年毎年気が気ではありません。私立学校なので選択される立場です。

45年という長い期間幼児教育に邁進してきましたが、

時代が大きく変わる中、「これでいいのか」といつも模索してきました。

来年は国の制度も変わる中、父が築いた幼児教育の本質を変えずに、現代にも通じる仕組みや内容で続けていく事が使命です。

果たしてこの使命を良しとして、入園を希望してくれる方がどれほどいらっしゃるか、明日に掛かっています。

自信もあり、迷いもあり・・・・・・・。

しかし現在回収している学校評価でこの様なご意見をいただきました。

決して私たちの目指している幼児教育が間違っていないことを評価してくださいました。

この事を胸に刻み、教職員力を合わせて子どもたちの成長の一助に成りたいと思います。

<ながつた幼稚園の優れていると思う点>

①行事の雰囲気がピリピリしない点。

各行事に無理がなく、子どもたちの成長に合わせたプログラムを準備している点。達成感や盛り上がりだけに偏らず、子どもが楽しんで活動できるように工夫している点。

②子どもの自主性を尊重している点。

なわとび・砂場のどろんこ遊び・お山遊び・折り紙・独楽クラブ・虫クラブと子どもの興味に沿った対応をしている点。選択肢が多く有り、一つ一つにとことん向き合ってくれる先生方。親は本当にありがたいと思う。

③伝統にしがみつかず、常に改善に取り組んでいる点。

ふきのこ会スケジュールの見直しや写真のインターネット販売、新しい体操やトイレやホームページの改修など、一度決めて長年運用している事を変えていくことはとてもエネルギーを要することですが、果敢に取り組んでいる。どこか見直すべき点は無いかと常に考えている点。ようちえん日記で園の様子を知ることが出来るのが素晴らしい。

④幼保小活動。

小学校との交流活動は意外に入園前の保護者には知られていない。これはいずれ通う小学校の生徒たちが園に来てくれたり、

卒業後も園を訪問して先生方と会うことができるのは素晴らしいアピールポイントになる。

以上本当に有り難く、御礼申し上げたいです。

多様な幼児教育の理念があり、独自の活動を繰り広げる横浜の私立幼稚園界にあって、

ながつた幼稚園が目指す教育を見事に評価してくださり、応援してくださいました。

人が一人で社会へ出て行くその礎は、人に愛され人に認められ、人を信じ他人を知ること。ここへ向かって私は、みんなに熱を伝えながらながつた幼稚園を存続させたいと思います。

 

 

 

 

< 焼き芋練習 >

先生方も落ち葉で焼き芋を焼いたことがなく、想像の世界のようですが、

なんとか手探りでやってみた試験焼き芋。

私は幼い頃父が自宅の庭で落ち葉焚きをする時、毎回おいもをどこからか持ってきてそのまま火の中へ放り込んだのを覚えています。

野外学習ではアルミホイルに巻いて火を出さないように気をつけながら、スモーク状態を保ちつつ何度か経験しました。

火を起こすのもマッチからです。今日はバーナーで炭に火をつけましたが^^;

(小学生の頃毎日練炭を熾していたので火熾しは得意です。先生方は出来ないだろうな・・・・)

K先生と火の番をしながら45分。

素晴らしいおいもが出来上がりました。

濡らした新聞紙を巻いて焼いたものは、スイートポテトのようにしっとりと、

巻かないものはホクホクと本来のおいもそのままの食感を楽しめます。

直径が10cm程あるものは、1時間30分はかかります。

こうして黙黙と落ち葉の白煙に包まれながら、焼きいも練習を終えました。

もちろん今日のおやつはこの焼き芋(女子は大好き!)

2月の本活動に合わせて火のつけ方や落ち葉の量、おいもの大きさや片付け方法など、ノウハウを積み上げておきましょう。

今日のところはまずまず成功です。本番が楽しみです。

肝心のサツマイモも、有機農法のこだわりおいもを使いたいと思っています。

それにしても体中いぶされた感じで、臭い!

 

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動,未分類 — itsuko 15:29

< やめてやめて、蜘蛛はいいよ・・・ >

虫好きの男の子達が虫がいなくなって寂しいのか、せっせと蜘蛛を取ってきます。

蜘蛛は虫じゃないし、やめてやめて、そんなにたくさん!

一籠に6匹も入れて、もう蜘蛛はとってこなくていいよ・・・・。

ジョロウグモが言えなくて、「ジョウクモいたよ。毒があるよね。」と言う年少さん。

「毒はないよ」と言うと、

「お尻赤いよ」

赤い色はやはり危険をイメージさせるのか、セアカゴケグモの影響で、赤は毒につながっているのか、

ジョロウグモも散々ですね。

こちらもカマキリ同様これから卵を産むのです。

どうぞ放っておいてやってください、園児の皆様!

蜘蛛も大事な仲間ですよ。ちょっと好きじゃないけど^^;

オニグモ

きれいに張るよねーーーー!芸術技です。網は夕方張り出すのです。

アシダカクモ

自宅に潜入した憎きやつ!でも殺生はしていませんよ。

ナガコガネクモ

この白いギザギザ網が目印。

こちらはコガネクモ。これは結構カッコいいね!今は貴重な存在です。

控えめな白いジグザクが目印。

そして噂のジョロウグモ。ただいまトンボをお料理中。

お尻の裏が赤いのです。

知っていますか?蜘蛛の糸は縦糸はベタつきません。自分の逃げるルートを確保するためです。

横糸が強力な粘着性を持ちます。これには自分も掛かるのです。

手で触ってみてください。はっきりわかります。

どうやって粘る糸とそうでない糸を分けて出せるのか?

恐るべしスパイダーたち!!!

 

< 見つけた、見つけた >

冷たい雨が降る中、年中さんは遠足に続き幼稚園・小学校の交流事業で小学校へ出かけました。

雨が降ると言っても、雨天時は送迎バスの出番です。

クラス毎順番にピストン送迎をするのですが、

小学校へ着くと落葉樹のハナミズキがきれいに色付き、子供たちを待つ間眺めていたら、

なんとオオミズアオの幼虫を見つけました。オーーーー素晴らしい!

幼稚園のシンジュサンに続き、今度はオオミズアオか・・・・・。

早速小学校の先生にその価値を伝え、「教材にしなさい」と言ってきました。

学校の先生は少々戸惑った様子でしたが、そこは先生!

しっかり写真に収めていました。よしよし(^_^)ノ

そうそう見られる幼虫ではありませんので、身近で見られた場合は何らかのアクションを起こさないとね!先生なんだから。

(虫好き教員としては^^;)

年中さんも2年生と楽しく過ごせたようですし、今日も1日感謝です。

その幼虫は我が家のハナミズキにも御出でくださり、現在2頭を飼育中(ホホホ)

それがこれ!

茶色いところが顔です。お尻も茶色か!

トゲを持ちますが毒なんてありませんよ。ちょっとチクチクするだけです。これは鳥よけの防御方法でしょう。

透明感のある綺麗な黄緑色!

成虫は薄水色の素晴らしい蛾。

実は幼稚園の冷蔵庫に成虫1頭を冷凍保存しています。

作品展でお目にかけましょう。

では、風邪を引かないように。

おしまい。

 

< 太っちょ と ギザっちょ >

冬眠する生き物たちには懸命に栄養を取る時期。

繁殖にもエネルギーを使いますが、極力省エネでひと冬を過ごすための、最低限の糧を得なければならない秋!

結構糧を得たと思われる、太っちょ!

朝の日差しで体温を上げて、またお出かけ獲物探し?

もうちょっと太っちょになって冬を迎えます。

ニホントカゲ

そして我が家で見つけた小さな幼虫。すくすく育って、昨日台風の中室内で羽化しました。

ルリタテハです。

この方は寒い冬でもこの成虫のまま過ごします。葉の裏や草陰、どこかの軒裏に潜んで寒い冬をやり過ごします。

まあ見てください、この言いようのない翅の色と模様と形。

どうしてこんな形になるのか、まか不思議な昆虫の世界。

ギザギザの翅だからギザっちょ^^;

翅を開くと6cm程のタテハ蝶です。

今、虫ランドにも幼虫が1頭います。

今度はその可憐な姿を幼稚園で見せてもらいましょう。

4枚の翅にあるラインが青紫色なので、ルリタテハです。

おしまい。

 

< OCTOBER  >

10月になりました。秋ですね・・・・・。

今年もめちゃくちゃ暑い夏でしたが、9月に入ってちゃんと涼しくなりましたね。

台風の数も少ないし、と言いながら18号が何だか不気味!

異常気象の昨今ですが、四季のある日本ではやはりそれぞれの季節を肌で、舌で、音で、そして目で感じたいものです。

御嶽山もきっと目に美しい紅葉だったのでしょう。

なんとも悲惨な自然災害となってしまいました。早く家族の元へ全員帰れるといいのですが・・・・・。

さあ今月も忙しいぞ!まずは運動会に、すぐ願書配布。そして懇談会に遠足に、あっという間に11月!!!

背中も痛いわけだ・・・・・。冷たくなる風で益々体が硬くならないように、ストレッチ、ストレッチ!

虫たちも段々と冬に備えます。蛹で越冬するもの、成虫で越冬するものといろいろです。

成虫で越冬する1種の、ルリビタキの蛹をご紹介しましょう。

なんとも日本らしい色彩の妙を醸し出すその蛹は、まもなく孵り、翅をぼえろぼろにしながら成虫で冬を乗り切ります。

これも種の存続をかけた作戦なんでしょうが、蛹や繭の方が良さそうなものですがね???

トンボでも3種の仲間は成虫で冬越しです。他はヤゴね。

実に不思議な生き物の世界です。

ではまた明日。

ルリタテハ幼虫(第5齡)と蛹。背中の2本の筋は何と銀色に見えます。