< 生きもの観察会再開します >

明日の土曜日はあちこちの小学校で登校日の様ですね。

生きもの観察会再開が重なってしまいました。

久し振りなのでたくさんの方がいらっしゃると気合を入れて!と思いましたが、いつも通り静かにやっています。

お暇の方はいらしてください。

午前8時半から始めています。途中からいらしても全く構いません。

午前10時で終了し、一般開放へと続きます。

一般開放でもお山へは行けますが、生きもの抹茶館は閉めてしまいます。

明日はどんな生きものを見ましょうか?!

毎年やって来る冬鳥のジョウビタキも来てくれることになっています^^;

お待ちしています。

< 立冬か・・・ >  

何だか数日暖かい日が続いていますが、気が付けば立冬ですね。

冬になります。私の好きなシーズンですが、しみじみしますね。

枕草子によれば、「秋は夕暮れ」がいとおかし、です。わかるな・・・・。

先日年長さんの体操の後、体育倉庫に大きなヒキガエルがいて大騒ぎになりました。

カエルはおそらく越冬しようと思って、場所を探していたのでしょう。

手で摑まえるか飼育ケースを直接かぶせるか、男の子を先頭にお昼の事も忘れカエル対策を考えました。

その後お山の隠れられる場所へ連れて行き、無事に越冬出来る態勢を作ってあげましたが、

子どもたちは持てた、持ちたかった、フワフワだった、冷たかった、とカエル談議に湧きました。

担任の先生も初めて手にするヒキガエルに体が固まっていました。フフフ。

こんな生きものとの出会いもそろそろ終わりです。冬の準備に入る立冬ですから、

私もどこかへもぐって春までじっとしていたいな・・・・、これは立冬じゃなく葛藤かーー;

つまらないこと言ってないで仕事します。

< どんぐり危機 >

先週年少さんと、途中入園した年中年長さんにどんぐりを植えるお話をしたところですが、

なんと今年はどんぐりが無い!

それもさっぱり無いのです。まだ落ちていないではなく、葉先に全く実っていないのです。

どんぐりの種類には1年成、2年成と実を付ける年数が分かれていますが、

幼稚園には毎年実を付けるコナラやシラカシ、アラカシがあるのに全く落ちていないのです。

どんぐり危機です。

9月に立て続けにやって来た台風の影響か?

はたまた何か開花期に事件が起こっていたのか・・・・?

どうしましょう。拾いたくても拾えない事態です。

< 土に親しむ >

今日は秋晴れのとてもいいお天気の中、お芋掘りに行って来ました。

既に経験したことがある子も居ましたが、多くの子が初めての体験となりました。

柔らかいふかふかの栄養たっぷりの土の上を歩く感触をどのように感じたでしょうか?

少し泥がついても嫌がる子もいる中、お芋を前にしてテンションが上がりましたね。

土を触ると手が泥んこになり、軍手をしていても爪の中にも入ります。

これを嫌だと感じる子と、全く平気で夢中で掘る子と様々でした。

土に親しむことも貴重な経験です。野菜は土の中で育つことも体感したでしょう。

だいたい行きのバスの中だ話していると多くの子が焼きいも、焼き芋と連呼します。

本来の名前をきちんと知らない子もいたのには驚きました。

「サツマイモ」は農家の人が土を大切に育て、そこに植え付けをした種芋から出来ること。

スーパーマーケットでいい香りを放っている焼き芋が埋められているわけではないことを知りました。

実体験が少なくなっている子どもたちの日常。自分の口に入るものがどのように出来ているのかはいつのタイミングでどのように学習するのでしょう。

ポケモンGOやUチューブは知っていても、「サツマイモ」は知らない子どもたち。

今日は畑の農作物に触れたわけですが、出来るだけ自然物と触れ合って、記憶に残せる活動を大切にしたいです。

意図的に場面を作らないと人間は多くの事や物があって行かされていることを一度も経験せずに大人に成ってしまいます。

どんぐり植えもその一つですが、土を知るいい活動になりました。

今度は美味しく調理して感謝して食べましょう。

< 今日の1枚 >

トラマルハナバチとホトトギス

冬支度に余念のないハチと今が盛りに咲く山野草、ホトトギス(ルリタテハの食草)

お互いが命を繋ぐ為の係わりを持っている。秋の花粉は大変貴重、花粉を運んでくれるハチはこれまた貴重。

共生関係にある植物と昆虫。この関係が崩れると地球も終わる。

< 世界の築地に君臨したネズミたち! >

なんだかんだといろいろあって移転が2年も伸びた豊洲市場が今日から営業を始めました。

世界の築地から、世界の豊洲へ展開できるかは、関わる全ての人のパワーと熱がカギになるでしょう。

そこで後に残った築地では、まだお店や問屋さんはあるものの、今までの規模は縮小され、迷路のような会場を闊歩するのはなんとネズミたち。

専門家でもその数はカウントできないくらいたくさんいるらしいです。

この場所を解体するのに、近隣に逃げ場所(棲みか)を求めて拡散することが懸念されています。

さてさて東京都はどうするのでしょうか?

日本各地には害獣駆除のため外来種や移入種をその地に導入し、結局それらはそこの地の生態系を壊す元に繋がってしまっている事例がいくつもあります。

小笠原諸島には家畜のヤギが導入され、結局増えすぎて貴重な植物を食べてしまいここでようやく目途が付いたようです。

沖縄にはハブ退治のため導入したマングースが、ヤンバルクイナを食べあさってしまい今では国を挙げてマングースを捕獲しています。

天売島では同じネズミ退治に家猫を持ち込みましたが、この猫たちが貴重な野鳥の卵やヒナを食べ放題しています。

ネズミは人の歴史よりはるか昔から多様な環境に適応してきた動物です。

今まで食品市場でありながらこの問題を棚上げしていた東京都や市場関係者に責任はあると感じますが、

どのようにこの賢い動物を駆除するのか、興味津々です。それとも駆除しない!選択もあるでしょうか?

私は豊洲の賑わいよりも築地の後始末を追ってみたいと思います。

今まで天国だった築地からネズミたちはどこへ向かうのか・・・!

(列をなして豊洲へ一緒に移動していたら

漫画になりますね^^;)

 

 

< 何だか心配です >

今日はスペシャルメニューの給食でした。

子どもたちの完食率も良かったようです。

スペシャルメニューは冷凍食材を使わず、なお且つすべて手作りで生フルーツが入ります。

値段も通常の単価より30円ほど割り増しです。

私は子どものお弁当をいただいていますが、味は十分美味しく、量もきちんとありました。

給食に関しては業者さんを変えて、まずまずの提供が出来ていると思います。

カレーライスが少々問題となりましたので、今後の改善に期待しましょう。

そんなこんなの給食騒ぎに気を取られている間に、

なんと土曜日の天候が悪くなってきました。

日曜日や月曜日も雨模様。これは困りました。

明日は両日が雨の場合の運動発表会のお知らせを持って行きますが、

発表会も出来なくなってしまうかもしれません。

何とか午前中だけでも晴れてくれないでしょうか・・・・・。

心配です。毎年胃が痛くなってしまいます。

子どもたちの願いと、先生方の頑張りが、天に届くことを祈るしかありません。

Filed under: こども環境管理士,宇宙,幼稚園活動 — itsuko 17:22

< 秋の風景 >

敬老の日はいかがお過ごしでしたでしょうか?

おじいちゃん、おばあちゃんと1日を過ごした方も多くいらしたでしょう。

先人の行いに敬意を払い、次世代へ続けることは大事ですね。

秋晴れの、でもまた暑くなった昨日ですが、私は寺家ふるさと村に昆虫や野鳥の下見を兼ねて行って来ました。

野鳥は今の時期は移動期でして、あまり目立って見つけられません。

いつも近隣に居る野鳥たちがちらほら見えました。

昆虫はトンボを中心に見てきましたが、稲穂を実らせた田んぼに、アキアカネ・ナツアカネのいわゆる赤トンボが群れていました。

この地はゲンジボタルが確認できる場所でも知られていますが、田んぼが連なり、谷戸が形成された日本の里山らしい風景の秋の1日でした。

谷戸は放棄された水田も多く、後継者の問題が自然環境保全に大きな影を落としています。

生物多様性の一旦を担う、人が手入れをして農作物を作る田畑は、後継者がいないと荒れ地と化してしまいます。

地球温暖化もそうですが、持続可能な社会も大きな課題です。

そんな日本の秋の風景をお届けします。

なかなか難しい問題ですが、それでも身近な自然環境に触れ、その成り立ちやそこでの生きものを知ることは、人の営みにはとても大切なことです。

林内には多くのキノコ類が発生していました。

ヘビはヤマカガシ。内臓が破裂していて絶命していました。もしかしたら危険なので人が退治したのかもしれません。

しかしこの生きものも自然の仕組みを支える大事な仲間。危険だからと退治せず、人が回避することが肝要です。

アキアカネを捕まえて食べるシオカラトンボ。トンボは肉食ですので。(映像が悪すぎてわかりません^^;)

お花は秋の野草。ピンク色のツリフネソウと黄色いキツリフネ。貴重な野草です。

 

今週、来週と運動会の全体練習があります。来週は雨の予報も出ていて、子どもたちの盛り上がりも心配です。

さてさて、今年の運動会は秋晴れの爽やかな1日になるでしょうか???

月でも眺めて祈りましょう!

< 今日が締め切りでした、生きもの何でもスケッチ >

今年の夏休みも生きものなんでもスケッチを募っていました。

今日が締め切り日でしたが出し忘れの方はいませんか?

来週月曜日でもいいですよ、何か発見して書き留めた子がいましたら、どうぞ持ってきてください。

私がコメントを付けて、作品展で展示しお返しします。

何かのきっかけで、少しでも自然の生きものに興味をもたっり、気が付いて欲しいと思っています。

今年は昨年より大発見は多そうですよ。どれも楽しみ拝見しましょう。

節電の為、今日はここまで。

「3,11」を思い出し、北海道の人々の心痛を共有しましょう。

現在おたふく風邪(ムンプス)感染症の子がいます。

風疹も流行っているようですので気を付けましょう。

< みんな地球で生きている >

先日鎌倉沖(由比ガ浜?)にシロナガスクジラの赤ちゃんが流れ着きました。

お母さんと離れてしまい、母乳が飲めないことで衰弱して流されてきたようです。

そうです、クジラは哺乳類で乳を飲んで育ちますが、

何と乳を飲んでいるはずのお腹から、ビニールの破片が見つかりました。

研究者に衝撃が走ったのです。海を泳ぐときに口から飲み込んだのでしょう。

そして本日報道のトップニュースが、いよいよ人の飲む水道水に、マイクロプラスチックが混入されていた、というニュースです。

ついに私たちの生活にも紛れ込んできました。

人に害を及ぼすかどうかはまだはっきりとわかっていませんが、少なくともプラスチックの破片です。いいわけがありません。

地球上にあふれているプラスチックの脅威が本当に現実になって来ました。

日本は2015年のパリ協定で決まった最新の地球温暖化条約に批准していませんし、

訪米の大手企業が打ち出した、プラスチック製のストロー廃止についても、日本政府や企業はまったく無視状態です。

日本は特にプラスチック製品があふれている国です。

ミクロネシアの国々では、自給自足生活が続き、自然物を消費してきましたから、ゴミと称する食べなかったものも、

自然にそのまま捨てる習慣がありました。土に返していたのです。そして自然物は土にかえるのです。

しかしあらゆる商品がミクロネシアの島々にも流通するようになって、

もちろんプラスチック製品も入って来ました。

人々の生活習慣はいきなり変えることは出来ません。

ですから食べないプラスチック製品も同じように家の外にポイポイと捨てました。

道にも畑の端にも、海にもです。案の定、海辺はゴミだらけです。

大きな洪水があるとそれだけで多くのゴミが海に流れ出します。

一体この問題はどうすればいいでしょう。

人々の意識しかクジラやウミガメやそのほか多くの物言わぬ動物を救うことは出来ないでしょう。

みんなで心掛けましょう。プラスチック製品を出来るだけ使わない。

使った場合のゴミはきちんと分別方法に沿って処理する。

私は環境保護団体の活動も手伝っているので、特にこの問題について多くの事を見聞きします。

地球上で大変なことになっています。世間一般にはなかなか話題にならないので、知らない人も多いでしょう。

地球には人以外の生物がたくさんいることを、多くの人が感じて欲しいです。