< 7つの植物 >

今日は北風が強くて本当に寒いですね。

久しぶりに 「さむっ」 と思いました。

私は季節でいうと冬派なので、結構寒いのは好きなのですが、

今日はちょっと寒いですね。

30年ほど前に札幌国際スキー場だったか、テイネ国際だったか行った時に、

ゲレンデのアナウンスが 「ただいまの気温零下15℃です」 と聞いた時は、

一揆に息まで凍りましたけれど、それを思えばまだまだですね。

北国の方々は大雪に見舞われ、ご苦労をなさっているようです。

大きな災害につながらなければいいですね。お見舞い申し上げます。

野菜も高値がついているようですが、今日は 「春の七草」 です。

昔は寒い冬に食られる作物はごくわずかで、(今でこそ季節を問わず手に入りますが!)

冬でも手に入る7つの植物をおかゆにして、病気を防ごうとした考え方が「春の七草」です。

平安時代からあった習慣と言われています。

さあ、口頭で言ってみましょう。ハイ、「セ〇、ナ〇〇、ゴ〇〇〇、ハ〇〇〇、ホ〇〇〇〇、ス〇〇、ス〇〇〇、これぞ七草」

ゴギョウとはハハコグサのこと。ハコベラとはハコベ、ホトケノザとはコオニタビラコ、スズナは蕪で、スズシロは大根です。

根野菜は栄養満点。繊維質も豊富で腸の働きを助けます。

今月のお餅つきにはこの七草のダイコンがたっぷり入ったけんちん汁をいただきます。

他にはゴボウ、ニンジン、里芋、鳥肉,コンニャク、高野豆腐、長ネギなどの具がいっぱいです。

これがまた旨い!

子どもたちにも大人気です。自慢ではありませんが、このお餅つきのメニューは私が考案して給食センターに作ってもらいました。

メニューって程の調理ではありませんが・・・・・・。野菜をたくさん食べさせたかった事と、お餅を食べての喉越しを考えて考案しました。

ながつた幼稚園だけのオリジナルメニューです。でも子どもたちの食べっぷりがいいので、一般のメニューにも加えると話していました。

とにかく今年の冬は寒いようですから、風邪をひかないようにあったかく過ごして下さい。

ハクチョウたちも、大雪を避けて関東地方へ南下しているようです。

どこかで、もしかしたら、あのハクチョウの親子(えっ、どの?)を見られるかもしれません。

見た方はすぐに、緊急に、ただちに、一刻も早く教えて下さい。

調査をしていますので!

Filed under: 未分類 — itsuko 17:45

< 小寒、熱燗、膨満肝 >

今日は小寒。

いよいよ寒さが増してくる頃。

その通りで雪雲がこの辺にも流れてきましたね。

明日から幼稚園も始まります。寒い日のスタートですが、

皆様、体調管理はバッチリですか?

子どもたちは風邪をひいていませんか?

長津田地区にも年末にインフルエンザA型が発生している事を

地元の内科医から聞きました。

引き続き、検温表の記録と子どもたちの体調・挙動を良く見ておきましょう。

家族の健康管理はお母さんの役割ですよ。特に小さい子どもたちには。

私は風邪には強いのですが、お正月いいただいたミニ樽酒が美味しくて、

冷で飲んだり、燗を付けたりしていたら、最近暴満肝気味?で、「ウェー」っていう具合。

小寒だから丁度いいか!なんてバカな事を言っています。

今日は職場で書類の整理。

いただいた年賀状のお返事や、メールチェック、そして山のように積まれた封書の確認で、

また肩凝っちゃったので、ゆっくりお風呂に入って今日も熱燗かな!

いえいえ、しっかり睡眠を取って、明日からまた子どもたちに笑顔で挨拶をいたしましょう。

そうそう、保護者の皆様にももちろんです。今年もお手柔らかに願います。

でもこの精神性を保つためには、やっぱりお酒かな!

なんてまた戻っちゃいました。

年末には煩悩を落とすお話を載せたにもかかわらず、

人は意思の弱い存在ですね!

ちょっと気落ちした時は、この特別な写真をどうぞ。

日本では本州中部以北で繁殖し、本州以南で越冬します。

このような国内を行ったり来たりする鳥たちを、漂鳥 と呼びますが、

この鳥もその1種です。

寒い夜はこんなトトロ見たいな1羽がほしい所です。

名前を、 トラフズク と言います。

もちろんフクロウ科。撮影場所は内緒です。

野生動物が静かに越冬している場所を、撮影したさでルールやマナーを守らない輩が多く、

結局は動物たちを傷つけてしまうことが多いので(どこの世界でも同じですね)、私たち鳥を愛する仲間の会では、

公表をしない事にしています。

誰かが新聞社に投稿して、大きく載ってしまうこともあり、毎年頭を痛めている問題です。

只今睡眠中。完全なる夜行性、夜ネズミを探します。

本当はもっと耳(羽角)が立って、目がぱっちりなのですが、ね、 トトロでしょう!

この木には4羽が寄り添っていました。

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 17:13

< 2011 おめでとう >

新年 あけましておめでとうございます。

皆様のご多幸とご健康を心より、お祈りいたします。

2011年 初回のこのぺーじはやはりご挨拶からでしょうか。

毎年同じ事になってしまいますが、1年、1年があっという間の

幼稚園活動なので、新年は少しゆっくり落ち着いて、次年度への英気を養いたいと思います。

今年も皆様のご理解とご協力をいただき、子どもたちの成長と日々のワクワク・ドキドキを堪能しながら、

幼稚園教育に力を注いで行こうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、ここがポイント!幼稚園教育です。

ここはこだわりたいところです。

元旦の読売新聞には横浜市版として、

「保育サービス ご案内」と題した記事が載っていました。

今年も益々 『保育』 の二文字に圧倒されそうな気がします。

横浜市は待機児童が日本一なので、しょうがないかもしれませんが、

幼稚園はあくまでも教育機関です。

幼児教育の真髄を見つめる年にしたいと思います。

教職員一同力を合わせて、しっかりした教育課程から見えてくる幼児期の成長を就学へ繋げたいと思います。

難しいことをするのではありません。

多様性に富んだ(これは生物だけに当てはまるものではありませんね!)活動と、個性豊かな教員の熱い思いを、

子どもたちにぶつけたいと思います。

新聞記事には横浜市が始めている3つの保育サービスが載っていました。

①幼稚園の教育時間の前後を延長して幼児を受け入れる幼稚園の預かり保育

(本日よりながつた幼稚園も導入し、このシステムの運用を開始しました。)

②市内在住の未就学児童を認可外保育施設で預かる乳幼児一時預かり

③市が認定した「家庭保育福祉員」(保育ママ)が自宅などで乳幼児の保育を行う制度

まあ豪華3本立てで、こんなにも横浜市には乳幼児を預かるシステムが整っているのですが、

これがあまり知られていないとして、もうひとつおまけに『保育コンシェルジュ』成る方を置いて、

保護者らの相談に応じて行くらしいのです。

全国的にも珍しく、鶴見区・泉区・瀬谷区で2月からスタートするようです。

何がどう変わろうと、しっかりと地に足をつけて開園以来の教育理念と教育目標を推し進めるのみです。

しかし、私個人の今年の目標は、すこし無駄な時間や無駄な事へも気持ちを馳せようかと思っています。

私はとにかく段取り通り、きちんと成っていないと気が済まないところがあり、物が(事が)滞る事が我慢できません。

でも、深呼吸してゆっくり回りを見ながら、ちょっと寄り道をしたり、無駄と感じるような時間を持とうと思っています。

ある私立小学校には「散歩科」 という授業があり、これが実に子どもたちの発想や意欲を豊かにする事に役立っているそうです。

この時間はいわゆる散歩。

それだけです。誰とどんな事を話しながら、または一人でも、とにかく思うままに散歩をします。

これを無駄な時間と捉えない発想です。

私も横道にも目をやりながら、柔軟に進んで行こうと思っています。

なんせ自然の中を歩くのはお手の物ですから!

さて、新年には多くの退職した元先生方から年賀状をもらいました。

とてもとてもうれしかったです。

皆さん母として、妻として、そしてまだまだ現役バリバリりで活躍している方と、

それぞれの近況がわかり、元気そうで何よりでした。

この時ばかりはさすがに母に成りたかったな~~~~、と思いますね。

(みなさん写真がとにかくかわいいのです!)

いまさらどうしようもないのですが、女の幸せはやはり母親に成る事かも知れません。

なーーーんて、新年そうそうぼやいてしまいました。

今年はゆっくり、のんびり、でもピョ~~~~ンとかっ飛んで行きましょう。

最後に皆様へお年玉です。

新年なので、素敵な、きれいな、鳥さんたちのご紹介!

そして私事の活動のご紹介。

大和市の泉の森で16日に「子ども探鳥会」をしますので、もし参加希望の方がいらしたら、

申込制ですから、私に連絡下さい。1月10日が締め切りです。

と、宣伝もして、さあどうぞ!

赤い鳥。ベニマシコ といいます。ねっ、真っ赤でしょう!

青い鳥。ルイビタキ といいます。 ほら背中がきれいなブルーでしょう。

黄色い鳥。 マヒワ です。 日ざしを受けて飛ぶ姿は本当にきれいですよ。

ルリビタキとマヒワは子ども探鳥会の場所となる、大和市の泉の森で今日、撮影してきました。

こんな素敵な鳥たちを、ご一緒に探しませんか!

ちなみに本日幼稚園のお山にもこのマヒワの軍団が現れたのです。ヤッター、すばらしい!

今年もいよいよスタートだ。

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 18:59

< 大晦日 >

2010年も本当に早いもので、今日は大晦日です。

私の大掃除もこの辺でおしまいにして、今年をゆっくり締めくくりたいと思います。

幼稚園は冬休みですから、みんなそれぞれご家族で、楽しく過ごしている事と思います。

怪我や事故に気を付けて、素敵な新年を迎えてほしいと思います。

子どもたちの成長は一人一人違います。特に幼児期はその様子は本当に様々です。

「みんなの中で我が子がどうか」、では無く、「我が子がどんな経験をし、乗り越えてきたか。そしてそれをみんなの中で楽しんでいたか」

を認めてあげて下さい。一つ一つ階段を上りましょう。ある時は1段、2段と下がる時もありますが、階段は必ず上へ続いています。

今できる事をしっかり認めて、次の学年へつなげましょう。

来年小学校へ上がる年長さんのお母様がお子さんの成長を心配していらっしゃいました。

多くの事をしっかり身につけて、それらが開花する時は子どもたち一人一人みんな違います。

来年もちょっとずつの成長を見守りましょう。

今回は私の尊敬する、学びを乞う、人物の一人である瀬戸内寂聴さんのエッセイをご紹介しましょう。

この文はある自然保護団体の写真エッセイ集に載っていたものです。

『 花と蝶 』  瀬戸内寂聴

良寛さんの詩に、花は無心にして蝶を招き 蝶は無心にして花を訪ぬ

というのがあります。

花はそれぞれ美しく、その花だけが持ついい匂いを放っています。けれども花は美しさや匂いで、蝶を招きよせようという魂胆で咲いてい

るのではありません。

ただ自然のはからいで、そこに花が咲けば、蝶が飛んでくるし、蝶が何気なく飛んで来れば、 花はまた自然に開いて蝶を迎えます。

花も蝶も無心なのです。蝶が花の蜜を欲しがっても花はそれを拒まず、蝶が満足するまで、提供します。

美しい自然の営みがそこにあります。

秋の紅葉も、人に見せようとして紅葉するのではありません。無心に約束通りに時が来れば紅葉するだけです。それを美しいと、

眺め訪れるのは人間です。

でも人間は蝶とちがって無心では無く、人が見ていなければ、美しい枝を折り取って持ち帰ったり、不埒なことをします。

人は欲に心が染まって、無心では無くなっているからです。人間でも、赤ん坊の心は生まれたままで無心の清らかさです。

赤ん坊の目が清らかなのは、心の清らかさを映しているからです。

人は成長するのつれて、無心の心を失い欲望を生じ心を濁らせます。

人間の欲望を仏教では煩悩と呼びます。人間の煩悩の数は除夜の鐘と同じ百八つあるとされています。仏教の百八つとは無限という

意味です。無限の煩悩から、人はあらゆる苦しみや悩みを心に生みだすのです。煩悩はめらめらと炎を燃え上がらせているのです。

その熱さに心を焼かれ、人はいっそう苦しまねばなりません。

煩悩の炎を静め正常な心を取りもどそうとして、人は思わず超自然の神や仏に掌を合わせ、祈りをささげたくなります。神仏は無心の花

のように、近づくものを拒もうとはしません。ただ黙ってさしだされたその手に気がつき、それにすがることができるのは、縁というものの

はからいです。幸いにして宇宙の生命を司る神や仏と縁を結べた者は、幸運です。

人はみな生きている限り幸せになりたいと願っています。

幸せになる人間の権利は人権と名付けられ、どこの国でもそれを守る法律が定められています。それなのに、生きているほとんどの人

間が、現在の自分の立場に満足せず、もっと自分は幸福であるべきだと不平不満を抱いているのです。分が過ぎた幸福への夢の欲望

に、心を濁らせているからです。

美しい自然の無心の奉仕を有り難いと思い、その無償の愛に清められ、自分の心の濁りを洗いそそぎましょう。その時こそ、よみがえら

せた無心に、はじめてあふれる幸せを感じることができるでしょう。

 以上 エッセイ全文

私の自宅の近くにはお寺さんがあるので、除夜の鐘が聞こえるかもしれません。

煩悩を少しでも洗い落として、新年を迎えましょう。

皆様どうぞよいお年を! 

Filed under: 未分類 — itsuko 16:11

< 年末ですから・・・・・>

大掃除です。

やっぱり年末は大掃除。大掃除といっても普段はしない掃除を

少し片付けるという程度ですが。

今日は朝からキッチン周りの片付けと、カーテンの洗濯、

そして窓ふきです。

この窓ふきに必要なガラスクリーナーのノズルが壊れていて、

困った事はありませんか?

そう、出ないのです。「プスッ」、とかいっちゃって。

途中からグワーと泡が出てきちゃって、手がダラダラに成りました。

もう一つないかと探したら、中身がカラッポ。

ノズルの部分だけ取り換えようと思ったら、サイズが合わず

結局手が泡だらけ。

せっかくやる気満々だったのに、見事にやんなっちゃって、

それでも1階はクリアしました。うん、きれいになった!

毎年一人で全部やりますから、大変ですよ。

一応夫婦やってますが、連れ合いは水泳指導で朝から晩まで居ませんので。

休みは元旦だけだって!大変ですね、お互いに。

ですからあっちもこっちも、大忙し。

落ち葉の掃除も間に合いません。

そんな年末を救ってくれるのが、窓越しに見る野鳥たち。

ほっと一息コーヒーを飲みながら、ちょこちょこと家の周りを行き来する

野鳥たちです。いま鳥インフルエンザで日本各地では野鳥に対する警戒心が

強まっていると思いますが、私には心の癒しです。

今日はおまけに雪が降りそうなお天気。

お昼ごろは雪雲が張り出していましたね。

だから寒い。心の寒さと気温の寒さを一揆に吹き飛ばす、

野鳥の水浴び。彼らは寒い冬でもよく水浴びをします。

人がお風呂に入って体を洗うのと同じです。体を清潔に保つために、

水浴びをします。そして丹念に羽のお手入れです。

この姿を見ていると本当に愛らしいのです。

明日は大みそか。

みなさんはどなたと、どのように過ごしますか?

私は一人で大掃除の続きです。

掃除しながらまたワインでも飲もうかな!

まっ、お掃除が順調に済めばの話ですが・・・・・・。

では今年最後の1日を、大切に過ごして下さい。

天候が悪いようですので、お出かけの方は気を付けて。

Filed under: 未分類 — itsuko 16:28

< やったね!さかなくん。 >

田沢湖に生息していたクニマスは、この湖に別の川から水を

引き入れる事で、その生息が維持できるか分からずにいたため、

多くの卵をあちこちの湖に移した事が始まりだそうです。

まさにそれがあの さかなくんさん によって見つけ

出された事は本当に奇跡です。

生物のⅠ種が絶滅したか、まだ生息しているかはとても

難しい事象で、それを見極めるには

長い年月がかかります。

見極めが出来る、つまり識別が出来る人物も非常に

重要になって来ます。

今回は京都大学の先生が、さかなくんにイラストを依頼した事が

事の発端のようですが、きちんと参考個体を取り寄せ、

そして届いた個体がたまたまクニマスで、

「これはヒメマスじゃない!」と識別したさかなくんが

居たからこそ歴史的な大発見になりました。

私の好きな鳥の世界でも識別は非常に難しく、

とくにカモメ類などは毎年の羽の色が変わるので、

第1回冬羽個体 などと称し、識別します。

わからない、わからない。~~カモメだけでも

数十種類はいますし、カモメと名が付くのに、

そうでない種(ミズナギドリ科)もいますから、

覚えるのは大変です。何年も見続けないと、無理です。

昆虫やは虫類の世界ではまだ存在させ知られていない種も

あるのですから、生物の識別はかなりの知識と忍耐が必要です。

子どものころから好きな物を追い続け、大成出来る人は

多くはありません。いろいろな人に巡り会うかも運命の

分かれ道です。

今回のクニマス発見は、両者にとって素晴らしい出来事になりました。

良かったですね、さかなくんさん!

N先生が聞くのです。

N:「クニマス発見って、大騒ぎしていますが、何がどんなにすごい事なんですか?

  分ーからないなーーーーー。」

私:「えーとね、たとえばN先生がワールドカップの日本代表に成ったくらいに

   すごい事なんです!」

N:「えっっ、あっ、そう、そう、ですか。それはすごい! わかりました。

  よく、わかりました。」

ですって! ごめんなさい、N先生。

ワールドカップの日本代表には毎回、毎回、監督からの

電話を待っていましたね。

「今回もダメか・・・・・・・・」 と呟いていました。

周りのみんなは 「はい、はい!」 でしたけど!

鳥類でもどこかでこんな話があると嬉しいです。

近年は絶滅して行く生物の事ばかりですから。

これからクニマスが順調に増えて行くといいですね。

 

Filed under: 未分類 — itsuko 13:49

< 子どもって面白い、第2段 >

O君のお話をご披露したところですが、

このO君が友達が出来た事で一気に本領を発揮してきたようです。

先生との会話にもパワーが増してきました。

先生:「だんだん寒くなってきたので、お部屋のドアはしっかり締めて下さい。

   暖房を入れていても、ドアが開いていては、暖かくなりません。」

この注意事項を聞いたO君は次の日からドアの監視役に就きました。

ちょっとでもドアが開いていると、

O君:「わー先生、大変です!ドアが開いています。」

先生:「ホントだ。誰でしょう?きちんと閉めないのは!

   O君、閉めておいて下さい。」?

O君「イヤです!開けた人が閉めるべきです。」

先生:「えーーーー、た、確かにそうだけど・・・・・・。

  じゃあ先生が閉めます。」

O君の言う事は最もですが、ではO君、

みんながきちんと閉めるようになるには、

どうしたら良いでしょう。

大人の世界でもよくある事です。

公共のマナーをみんなが守るには、

小さい頃からの教育と、地道な努力が必要です。

さあO君。君の誠実さ、責任感の強さで何とかクラスのみんなが

きちんとドアを閉められるような対策を練って下さい。

そして昨日のクリスマス会での事。

先生:「O君のお家にはサンタさん来るの?

O君:「はい、2009年12月25日にやって来ました。」

先生:「・・・・・・。良かったね。今日も本当に来てくれたね。」

O君:「サンタはいいですが、隣のあの二人はちょっと、どうなんですか!」

先生:「ハア、すみません。}

隣の二人とは、もちろんトナカイコンビの事。

言わずもがな、N先生とW先生の名コンビ。  

幼稚園児を夢に引き込むにも、一筋縄では

いかないって事ですね、トナカイさん! 

修行が足りないんじゃありませんか?

現在はビジュアル重視の世の中ですから、ちょっと甘かったかな!

でもそこは子ども。プレゼントをしっかり抱きしめ、

それはそれはうれしそうにしていました。

子どもって本当に面白い。

別件ですが、来年度の父母の会役員さんが無事に決まりました。

本日お顔合わせにお集まりいただき、役職も決まりました。

どうぞこれから、よろしくお願いします。

お手柔らかに

Filed under: 未分類 — itsuko 17:45

< 子どもって面白い! >

僕:「先生! お友達に話したい事があるので

みんなを黙らせて下さい。」

先生:「えっ、O君みんなにお話があるの?」

僕:「そうです。」

先生:「はい、皆さん。O君が みんなにお話があるんだって。

聞いてあげて。」

僕:「皆さん、今日僕は外で遊びます。

〇〇君と〇〇君と、〇〇君と、〇〇さん、前に来て下さい。

今日僕と一緒に遊んで下さい。虫籠と虫網を持って

リンゴの階段に集合です。」

クラスのみんなは何が始まったかと、ポカーンとしながら

O君の話を聞いていました。

呼ばれた子:「ううん、わかった。いいよ。」

そしてお昼の後の外遊び。

一応呼ばれた子たちは言われた通りに虫籠と

虫網を持って、リンゴの階段に行きましたが、

遊び時間が終わって戻ってきた子の3人は、

「何したんだかわからなかった。虫もダンゴムシばっかりだし、

O君、何して遊びたかったんだろう???????」

と不思議そうに帰って来ました。

しかし・・・・・・ 

呼ばれた子の一人は、

「楽しかった!またO君と遊ぼう。」

と満足そうに真面笑みを浮かべながら帰って来ました。

O君はいつも通り、淡々と戻ってきたようです。

でもO君の作戦は見事に成功したのです。

このO君、実に愛らしい、ついつい声をかけたくなる、

人畜無害のちょっと運動が苦手で、

友達付き合いが下手で、でも鋭い質問をしたり、

ニタニタと先生の行動にダメだしをする、とにかく気になる子なのです。

そんなO君は密かに考えていたようです。

この出来事の前に、先生にしっかりリサーチを掛け、

自分なりの方法を練っていたのです。

その時の質問がこうです。

僕:「先生、みんなはどうやって友達と遊んでいるのですか?」

このO君の会話は全て「です・ます」調です。

先生:「今日は何々しよう!って誘ったり、つみきの階段で待ってて。

って、約束したり、自分で誰かにお話して決めているんだよ」

僕:「あーそうですか。わかりました。」

と事前確認があったのです。

そしてO君は思い切って行動に出ました。

実に積極的な作戦です。それもみんなの前で!

何人か候補を決めて、その中で気の合う子を見つけるなんて、

恋人選びでも中々上手くはいきませんよ。

O君すばらしい。四分の一の確率で、見事に友達を作りました。

その後O君とその〇〇君は仲良く手を繋いで

やかんを職員室に戻しに来たのです。

先生の心憎い計らいです。

二人はとてもうれしそうに元気よく持ってきました。

拍手をして迎えてあげたら、またまた二人ともうれしそうで、

O君も満足そうでした。

そういえばこのお相手の〇〇君も、

どこかちょっと変わっていて、O君の思考と波長が合うのかもしれません。

子どもは実に面白い。

今まで同じクラスにいてもお互い意識することがなかった二人でも、

この大胆な行動が二人の人生を変えたのです。

(オーバーか!)

子どもたちとの毎日の現場は、どんな教育談義より、

数ある教育図書より、長々した会議より、私の肥やしであり、師匠です。

子どもたちから多くの事を教わり、そこへ私の経験と1滴のスパイスを足して、

子どもたちへ返す。

すると自然に共感できる。

このプロセスが現場の醍醐味です。 

O君のエピソードを温かく見守り、クラスの中で生かした先生にも

拍手を送りましょう。

7月14日付の < 友達作り >という

テーマでも記しましたが、今回の方法は子ども本人が考えて、

真正面から体当たりした友達作りでした。

やっぱり、子ども力を信じましょう。

良かったね、O君!

友達作りといえば、一昨日のこのページでご紹介した

特定外来生物の「ガビチョウ」さん。

なんと今日はお山にお友達を連れて来てしまいました。

先日と同じ場所に、2羽で現れたのです。

恐るべし外来生物。こちらは着々と仲間を増やしているようです。

Filed under: 未分類 — itsuko 15:42

< 討ち入りです。 >

本日14日は日本人ならおなじみの

赤穂浪士47名による、吉良邸への討ち入りです。

何度も何度も映画になり、テレビドラマになり

そのたびに多くの日本人の精神構造に忠義だの、

正義感だの、自己犠牲だののスピリットを映し出してきました。

もともとは江戸時代の人形浄瑠璃や歌舞伎に取り入れられた

人情物の娯楽だったのでしょうが、現在の私たちには

娯楽として楽しむ事と、もう一つ日本人の精神性を呼び起こす

一年に一度の季節行事のような文化にもなっています。

浅野内匠頭は今で言うパワーハラスメントにぶち切れてしまったわけですが、

その切れた事情は理解できるとする日本人的考え方は、その後きちんと

吉良上野介にも一定の罪状を言い渡しました。

殿に忠義を貫いたこの浪士たちの人生はいわば自己を省みない

自己犠牲の精神上にのっとっているわけですが、

最近私は驚いたことがあるのです。

幼稚園の子どもにも、この自己犠牲なる感情?、または意識が

芽生えるんだ・・・・・・、と感じた出来事がありました。

ドッチボールの練習で、子どもたちはチーム分けをします。

何となく強そうな子と仲間を組もうと子どもなりにも群れるのですが、

何も言わず、すーと人数の足りないチームjに動いた子がいるんです。

人数が同じにならないとゲームを始められません。

その事も、その子はよく理解しています。

大抵はみんなでごちゃごちゃ言って、誰かが 「じゃんけんしよう!」

と声を上げるのがほとんどですが、全体を見渡して、人数の少ない方へ

自分から動き、次の段階へ事を進めた子がいた事に、

大変驚きました。まだ6歳の子供です。

どこかで先生から指示を受けての、このような場面を経験したのかもしれませんが、

この身に付けた精神はどこから来たのだろう?と唸ってしまいました。

自己主張する本来の子どもらしさもなければなりませんが、

自分の事は二の次にするこの精神は、5歳・6歳でも思い描けるのですね。

あらためて子どもの持つ神秘性と可能性を感じた出来事でした。

子どもは面白いし、実にかわいい。

何を考えているのか不思議だし、益々好きになってしまいます。

そう言えば仇打ちですが、今世間をにぎわしている海老さまは

仇打ちに会わないように気を付けた方がよろしいのではないでしょうか!!!!!!

立場が赤穂浪士とはちょっと違いますが、いきなり人から殴られる事は

まずないですよね!

ここでもケンカ両成敗がいいのではないでしょうか?

ではまた明日!

あっそうそう、今日は ふたご座流星群 がピークを迎えます。

午前1時ごろ、東の空を見ましょう。

去年も寝ないで頑張った記憶がありますが、

今年はいくつ見られるでしょうか??????

さーーーーと流れる星は地球の大気にぶつかって光る

塵?ですが、いいかそんな事、流れ星、流れ星。

Filed under: 未分類 — itsuko 22:20

< 残念、あかつき >

6年後ですか。

長いなー。 ひそかに期待していたのですが、

やはりなかなか難しいですね。

「はやぶさ」 が帰還した事は

本当に奇跡に近いですね。

金星は宵の明星、明けの明星 と言って、

古来から親しまれていますが、今回は残念でした。

実際二酸化炭素に覆われ、毎秒100mの風が常に吹き荒れ、

気温が500度、っていくら地球と双子星といっても、

この星を研究して分かる事があるのだろうかと、

少し不思議に思いますが、そこはロマンの世界です。

きっと当事者はどんなにか悔しかった事でしょう。

250億の税金は半端な金額ではありませんが、

多くの人の夢と希望を乗せて、子どもたちにも大きな

目標をかざして、ある意味では「子ども手当」より、

よっほどきちんとした目的税の使い方かもしれません。

なんせ26万人のメッセージを乗せていたのですから!

(誰が見るんだろう?・・・・・・・・)

6年後、もう一度金星を回る軌道へ突入させる事を

試みるそうですが、今度は何とか成功してほしいです。

金星の写真を是非見てみたいですね。

ガンバレ、あかつき!

Filed under: 未分類 — itsuko 17:56
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