< 寒いけど生きていくよ >

鳥の世界にもインフルエンザはあります。

発症するかしないかは人と同じ。

体が弱るとウイルスが活性化し、悪さをします。

そうならないように冬でも鳥たちは何とか体力をつけないとなりません。必死です。

食物が無い中、食べられるものは何でも食べます。もちろん水も飲みますので、水場は貴重な命綱。

ちょっとしたお皿に水を張って置いておくだけで、野鳥たちは毎日のようにそこを利用します。

ジョウビタキは干からびたミミズを飲み込みました。

あまり乾燥ミミズは好きではありませんが、この寒空にそんなことは言ってられません。

氷水の中だって平気で飛び込むヤマガラ。羽は鳥たちの生命線。お掃除は欠かせません。

ヒヨドリはキンカンをもいで食べました。

寒いけどお山には多くの生きものが生きています。

< オオタカがキタ━(゚∀゚)━!――― >

小鳥たちが一斉に金切り声を上げ散り散りに潅木の中へ入る。

地鳴きをしていたウグイスも地面スレスレまで低く降りて藪に紛れる。

オオタカだ。曇り空のどんよりした空気に緊張が走る。

シルエットがカラスと違う。羽が厚く尾羽が長い。

止まった!葉を落とした樫の木に止まったはずだが見つけられない。

うーーーん、どこだ。再び小鳥たちが悲鳴を上げる。

「まだ居るぞー。気をつけろ。」と言っているのだろう。

仲間同士群れを作る理由のひとつは誰かが危険をいち早く察知できるから。

普段とはまったく違う鳴き方でお互いに注意をし合う。

居た。枝から枝へ数メートル横へ映った瞬間、鋭い目つきに胸の横斑がはっきり見えた。

細い枝先にゆらゆら止まり、辺りを見渡す。そして杉の木の樹冠に陣取り大きく息をしたように見えた。

都市近郊で暮らす野鳥たちの頂点に立つオオタカ。生態系のトップに位置付き環境保護の指標生物にもなっている。

主に小鳥を主食としている彼に命を狙われないように毎日必死で生きている小鳥たち。

流石にオオタカは強そうで貫禄がある。オオタカも2,3日に1回の狩りの成功率で懸命に生きている。

冬は葉が落ち、林の中の見通しが効くので小鳥たちは特に注意が必要だ。

辺は静まり一時が過ぎた頃、再び小鳥たちの警戒音が一斉に響く。

同時に杉の木のオオタカは流れるように飛び立ち風に乗って市街地へ移動した。

その間羽ばたいた回数はほんの3回だけ。

幅の広い厚い翼は瞬時に風を捉え、省エネ飛翔で超距離を移動するタカ類の特技である。

オオタカを見送り一番に姿を現したのはヤマガラだ。

ヤマガラはとても愛嬌のある鳥で、人のすぐ近くまで寄ってくる。

「ニーニーニーニー」と冬場の鳴き方で他の鳥たちにも危険が去ったことを伝えているのだろうか・・・・。

小鳥たちの日常が戻った。

また食べ物を探してちょこちょこと周辺を動き回る。

食べ物が少ない冬を、今年もしっかり乗り切れるだろうか。

もうすぐ雨が降ってくる。

< 小寒、寒い、新年 >

新しい年が始まりました。

地域の小中学校を見てもまだ冬休みの本日からながつた幼稚園は登園開始です。

朝の子どもたちにはお姉さん、お兄さんの同伴が目立ちました。

ある一家はお父さんと在園児の男の、男チームは今日から始動で、お姉さん二人とお母さんの女チームは来週からですって、お話しされていました。

お正月気分は一気に飛んで、またにぎやかな幼稚園活動の始まりです。

小寒と共に北風も流れ込み、ぐっと寒くなりました。

新年のスタートはきゅっと身が引き締まり、「よーし!」と変な気持ちを入れての始動です。

フィンランドのヘルシンキ(首都)では北極圏からの空気が入り込み、平地でも最高気温が-17℃、最低気温はなんと-24℃^^;

市民生活は成り立つのでしょうか?野生動物は凍死しちゃう・・・・!

こんなびっくりするくらいの寒さだそうです。

実家が北海道のN先生も札幌の大雪と寒さに焦ったそうです。

地球のバイオリズムが狂って来ていることは確かです。

酉年は何が起こるかわからない年でもあるようです。

世界の気候変動も社会状況、政治体制も含めて、飛んだり・跳ねたり、ひっくり返ったり、激動の1年の始まりでしょうか???

本年もよろしくお願いいたします。

< 新年は酉(鳥)年 >

お正月をいかがお過ごしですか?

まあ暖かいお正月ですね。日中は上着がいりません。

久しぶりに自転車にの乗って近くの神社へお参りに行きましたが、暑くて汗をかきました。

今年最初の運動になりました。

そして酉年なので鳥のご紹介!今年は野鳥たちに優しく、そしてこれからもずっと友達になれるようにお近づきください。

上から、

アトリ・オオモズ、ミコアイサ、タンチョウ、ジョウビタキ、ツグミ、キジバトです。

国の天然記念物から幼稚園のお山でもいつも見られる鳥まで、全部仲間。

よろしくお願いします。

< 金星が輝いていますよ >

北風が冷たく本来の年末の気候となりました。

何となくせわしなくなる年末です。

今日で幼稚園の預かり保育も終了します。

皆さんお疲れ様でした。今年ももうすぐ終わりですね。

今は月も新月で冷え冷えした夜空に金星が眩しく輝きます。

宵の明星は夕暮れと共にいち早く西の空に姿を現します。冬の星はきれいです。

今日郵便局でお母さんの用事を待つたんぽぽ組の女の子に会いました。

園外で会うと不思議そうな顔で私の方をじっと見つめる子どもたち。

在園児であることがすぐわかります。

絵本を片手にそれはそれは静かに、とてもお行儀よく待っていました。

お母さんがご用を足している間、少しお話ししましたが、お正月はお出かけするそうです。

どこのお家もご家族団らんのお正月。どうぞどっぷりと家族愛に浸って新年を迎えてください。

寒い冬も心は温かな日本のお正月も大切にしたい気持ちですね。

あと少し残務整理です。どうぞよいお年をお迎えください。

酉年の鳥についてはまた日を改めて!

 

Filed under: 宇宙,未分類,社会情勢,鳥・トリ・とり — itsuko 16:07

< よいお年を。>

インフルエンザの発症が出てきましたが、ひとまず今日で冬休みになります。

今年もいろいろありましたが、年末年始はご家族仲良く、よい年を迎えてください。

来年は鶏・酉・鳥年です。野鳥も含めてかわいがってください。

鳥インフルエンザは特定の野鳥が持つウィルスが飼育鳥(家禽)に移ってしまって発生している状態です。

全ての野鳥が危ないわけではありません。

人がインフルエンザを発症するのとまったく同じです。

お休み中も予防に努め、新年5日に(早くてすみません)元気なお顔を見せてください。

Filed under: 幼稚園活動,社会情勢,鳥・トリ・とり — itsuko 17:55

< キリンよ、お前もか >

クロサイもライオンもそしてアフリカを代表するキリンさん、あなたも絶滅が危惧される仲間に入ってしまったのね。

原因はまた同じです。

人による生息地破壊と乱獲。食料となっているのです。

全ての絶滅危惧種の主因が私たち人間活動。私たちの存在自体が多くの野生動物を死に追いやっているという事実。

悲しく、無情で辛い現実です。

雄大なアフリカの大地をゆっくりと歩くキリンの、優美で勇ましい姿を思い出してください。

私は27年前、どうしても野生動物が見たくてケニアとタンザニアを旅しました。

その時サバンナの草原をあの独特なリズムで歩くキリンも目にしました。

感動以外何もありませんでした。

遠くキリマンジェロの山並みを背景に、動物たちはどの種も輝いていたのです。

もうキリンを食べなくても食料は他にあるでしょう。

ましてやその骨髄をエイズ治療の最新薬に利用するようになり、密猟も横行しています。

やはり人を食料とするティラノザウルスの様な動物がいてくれれば、人間も余計なことを考えず最小限の糧で生きていたかもしれません。

DNAがほんの1%違っただけで、私たちヒトには他の動物にない脳が備わりました。

その為に良くも悪くも現在の地球生態系の不均衡と破壊をもたらしています。

これから私たちはよっぽど自制しなければ益々地球上の貴重な生物を失うことになります。

キリンのために何をしましょう、キリンのために何が出来ますか!

物言わぬ動物たちのために、

私は世界中の動物たちの保護や密猟者の取り締まりを最前線で実施している環境保護団体を応援しています。

地道な資金提供が、アムールトラの保護と生息地の拡大、周辺地域に暮らす人々の意識を変え、

結果として生息数を増やすことにつながっています。

ヤンバルクイナにも、カンムリウミスズメにも、ユキヒョウにも、ツキノワグマやホッキョククマにもです。

キリンがいつまでも美しい野生動物としてサバンナの地を歩けるように祈るばかりです。

胃腸炎の感染症が広がっています。国も予防を促しています。

週末のお出かけには注意してください。

< キツツキ巣穴掘り >

先週の土曜日は今年最後の生きもの観察会でしたが、あまり生きものが見られない中、

土の中に眠っている我の蛹で話を盛り上げようと思ったら、

なんと日本で見られる最小のキツツキ「コゲラ」がすぐ頭上の朽ちた幹に必死で穴を掘っているところを発見!

チャンスを逃がさないのがネイチャーゲームリーダーとしても鉄則。

我の話は放っておいて、すぐさまコゲラの話で大盛り上がり!!!

特に保護者の方々が大感激だったようで、こちらまで嬉しく成りました。

お山にコゲラは毎日のように現れますが、

塒用の穴を掘っている真っ最中を見られるのはそうそうありません。

キツツキの生態の話をしながら15分は掘り続けたでしょうか!!!

だから自然観察は辞められない。いつも同じように見ている者だけに、生きものたちはその神秘の姿を見せてくれるからです。

出会えるか、出会えないかはその時の運次第ですが、回数を重ねるに連れ、自然は答えてくれるのです。

1年の最後の年にとっておきのご褒美をもらいましたね。

 

 

 

 

 

 

コゲラです。(キツツキ科)

< 12月だ・・・ >

いろいろあり過ぎて頭がぐるぐるですが、暦が12月になってしまいました。

気が付けばお餅つきの月になり、師走をイヤでも感じざるを得ません。

一時収束していたおう吐の症状でまた欠席者が多くなっていますので(年長)、お餅つきは厳戒態勢で行います。

ジョウビタキがグラウンドの電線に止まってじっとしていました。

彼女も師走をかみしめているのかもしれません・・・。

 

Filed under: 幼稚園活動,未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 17:12

< コウノトリという鳥を知っていますか! >

神奈川県厚木市の相模川沿いに、千葉県野田市で放鳥されたコウノトリがいるようです。

近くにお出かけの際は気にしてみてください。

大きいのでもし現場に遭遇すればすぐわかると思います。

日本では野生のコウノトリは環境破壊により一度絶滅しました。

兵庫県と千葉県が野生復活を目指して放鳥しています。

日本全国に散らばっていてトキ同様自然界での繁殖が期待されています。

私は兵庫県のコウノトリの郷に見に行った時、上空を番らしき2羽が飛んでいくのを車で追いかけたことがあります。

それはそれは優雅で力強く飛び、自然界で遭遇できる動物の素晴らしさに感動しました。

情報を提供します。同じ環境下で生命を育む生きものがいることを知っていてください。

 【コウノトリの観察ルール】野田市のモームページより

コウノトリは神経質な鳥なので驚かさないでください

  • コウノトリを観察する時は、150メートル以上離れましょう。
  • コウノトリに餌を与えないでください。
  • 追いかけ回さないでください。
  • 大きな音をたてたり、大声を出したりしないでください。
  • 撮影する場合は、フラッシュを使用しないでください。

コウノトリは、田んぼにいることが多いので、次のようなことも注意が必要です

  • 農作業の邪魔をしないでください。
  • 農耕車両の通行を妨げる場所に駐停車をしないでください。

こんな時は、野田市までお知らせください

  • コウノトリが弱っている、ケガをしている、少し様子がおかしい時。
  • コウノトリに対して心ない行動をとっている人を見かけた時。
幼鳥5(ひかる)の様子

ひかる(オス:H28放鳥)(J0128)
平成28年3月28日生 [足環の色 右:黄黒 左:黒青]

現在神奈川県厚木市付近にいます。
後ろにいる大きな白いサギはダイサギという種類です。
日本で生息するサギ類の中で2番目に大きいですが、それよりも一回り大きいコウノトリはやはり大きいでしょう。
タンチョウよりは小さいです。
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