< ふりかえり >

作品展をを終えて、たくさんの連絡長をいただきました。

どれもこれもこの行事のねらいに沿った、大変見応えのある展示であったと、お誉めの言葉をいただきました。

子どもたちの成長が大いに感じられ、又は見て取れて、家庭でもその言動に違いが現れるようになったと、作品の制作を通して思考の、そして心の成長に気付いていただけたようです。

ちょっと大げさですが、物つくりは日本の原点、そしてじっくり丁寧に仕上げる事は日本人に備わった気質のようですから、

きっと幼児期のこの頃からそのDNAは発揮されるのでしょう。

じっくりと取り組む根気と最後まで仕上げる粘り強さはこれからの人格形成にもきっと役立ってくれると思います。

中にはツバメの剥製をとても真剣に見て、生き物の不思議を考えている様子だった、とのお便りもありました。

大人も誉められると嬉しいものです。

子どもたちに少しでも自然の摂理が伝わり、命の尊さが感じられれば、そして大人の方も含めて一人でも、共に生きる生物の環境を考えてもらえれば、私が蛾の写真を載せる意味もあるというものです。

昨日はそんな行事の「ふりかえり」をしました。

子どもたちだけで作品を見て、お友達と評価し合う。

他の学年の制作も見て、感じた事を言ってみる。

そしてお互いの作品を認め合う。

これが「ふりかえり」です。子どもながらに作った時の場面が思い出され、その時の苦労話で盛り上がったのではないでしょうか!(一杯やりながら、とは行きませんがね^^;!)

みんな充実した良い顔をしていました。

これからお家に持ち帰りますが、今度は家族の真ん中で、大作を愛でて下さい。

 

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 15:06

< 緊急告知 >

毎朝放送されているテレビ朝日の情報番組、モーニングバードの撮影に協力しました。

私は見た事がありませんが、午前8時から10時までの番組だそうです。

その中の「G-ウーマン」というコーナーで、今回は女優の八千草 薫さんを特集するそうです。

八千草さんは公益財団法人日本生態系協会の理事をしています。

そこで、八千草さんがライフワークとされている、身近な生き物との触れ合い、という一面の人となりを、

ながつた幼稚園の自然環境で、子どもたちと一緒に生き物を探す設定で、昨日撮影に協力しました。

この生態系協会へは、ながつた幼稚園のお山環境活動を毎年報告していて、今回そんなご縁で撮影依頼となりました。

今回私は子ども環境管理士として、ビオトープ環境を案内する役でした。

16日から公開予定の松竹映画、「くじけないで」の主演女優をされているので、その番組宣伝も兼ねています。

明日12日(火)のこの番組内でながつた幼稚園での撮影の場面が紹介されると思います。

父母の会の役員の皆様にご協力いただきました。

日曜日にもかかわらず、制服で集合していただき、ありがとうございました。

どれくらいのカットで子どもたちが出てくるのか分かりませんが、

もしお時間がありましたら、ご覧になって見て下さい。

午前9時過ぎの「G-ウーマン」というコーナーだそうです。

この日は池の中の赤トンボやシオカラトンボのヤゴ、そして草陰に隠れていたツユムシ。

そしてそして、カラスザンショウをたっぷり食べて、秋の枯れ草の中でも瑞々しい緑色をした、クロアゲハの蛹を見つける事が出来ました。

さてさて、どんなシーンになっているでしょうか!

(左端が八千草さん)

撮影を終えての記念写真。

(左:八千草さん、右:・・・)と子どもたち。

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 10:57

< ビオトープコンクール >

今年で8回目を迎える学校・園庭ビオトープコンクール。

目的は、保育所や幼稚園では、豊かな感性を育むために、子どもたちが目を輝かせて遊びたくなるような教育環境づくりが欠かせません。小学校以上では、自ら考え行動するといった生きる力を育む学習の素材や場が必要とされています。さらに、現代の子どもたちには、私たちの生存の基盤である自然を体験的に学ぶ場が求められています。これらの課題に応えるのが学校・園庭ビオトープです。

ねらいは、自然の中で多くの生き物と直接触れ合うことにより、豊かな感性を育み、世界の広さや命の大切さを知ることができる画期的な教材ビオトープを全国により広く、より深く普及するために開催されました。

普及に当たっては、上位5賞を中心とした素晴らしい取り組みを“モデル”と位置付け、報告書や発表会、ウェブサイト、新聞・雑誌など多様な媒体を通じて紹介します。

とあります。

今年ながつた幼稚園はこのコンクールに理事会の承認を経て応募し、本日審査を受けました。

公益財団法人日本生態系協会が主催し、文部科学省、環境省、国土交通省、農林水産業、厚生労働省、ドイツ連邦共和国大使館、他関係協会が後援し、フォルクスワーゲングループジャパン(株)が特別協賛し、数社が協賛しているコンクールです。

1時間半を掛けて、現場視察と面接を受けました。

お山やお池での活動内容、それが子どもたちにどのように生きているか、先生方は自然環境との接し方のコツを承知しているか、保護者や地域の方々はこの場所を理解しているか、などなど用意した資料を全部写真に撮って、今日見られた生き物たちや気づいた事をメモして、審査官は帰りました。

今年の12月に結果通知が来るそうですが、応募件数は全国で109校もあるようです。

さてさて、ながつた幼稚園の自然環境はどのように評価されるでしょうか?

結果はまたこのページでお知らせします。

(もし何かの賞に入ったら紙面でお知らせするでしょう^^;)

 

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 15:51

< 新聞掲載 >

今日の夕方は月の左側に水星がきれいに見えるはずです。

台風の熱風が入って、10月というのに暑かったですね。

父母の会の役員さんと前期活動の反省会を行いました。

どなたも大変 心 熱く、活動に参加されているようで嬉しかったです。

初めての方も手探りながら皆さんと協力して、共にお手伝いをしている実感を持っているようです。いつもありがとうございます。

「子どもたちはこうやっていろいろなプレゼントを持って来るんだ、フムフム」と、理解を深めていただいているようで、日々の教育活動を私たちと共有してもらっています。

来年度の役員さん募集も始まりますので、是非仲間入りして下さい。

さてそんなこんなで前期も終了しますが、日本教育新聞に子ども環境管理士が取り上げられました。

ながつた幼稚園の取り組みも紹介され、少しずつこの資格の存在や現場での活躍意味が知られるようになって来ました。

これから幼稚園の先生を目指す学生さんにも是非知って欲しいです。

これからもどうぞよろしくお願いします。

おしまい。

 

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 17:19

< 寒露の人気者? >

今日は寒露。霧が冷たく感じられる頃の事。空気が澄み、夜空に冴え冴えと月が明るむ季節、という意味のようです。

そういえば昨日の夕方は西の空に細ーく輝く月と、その南西に美しい水星が見えました。

台風のせいで蒸し暑いですが、空は秋ですね。

そんな秋の人気者、それがハリガネムシ!

この時期はカマキリと共に子どもたちの話題に上る、唯一の回虫(せん虫)でしょう。

実は子どものお腹から出てきた記録もあるとか?

さくら組ではアゲハ蝶の飼育に続いて、このくねくね虫を飼う事になりました。(回虫ですよ!!!)

宿主であるカマキリ(ハラビロカマキリ)のお腹から這い出してきます。

これは水辺で産卵するため。水中に棲む水生昆虫を介して、カマキリに行きつき、この時期一斉に独立するのです。

もう5~6匹は子どもたちに見つかっています。

カマキリも受難ですよね!これからおお仕事を前にして、細長いクネクネに取りつかれ、まったくもう・・・・・。

カマキリは死んでしまう訳ではなく、無事に産卵を終える個体も多いようです。

冬に向けていろいろな生き物が命の引き継ぎをします。

こちらも水辺に戻って来たイトトンボ。メスを見つけて命を繋ぎます。

イイネ!

この鳥はオナガ(中央)。20羽程の群れが、池のナナカマドの実を食べに来ました。これからは少ない食べ物を仲間と分け合います。

しかしいい事ばかりではありません。

時々現れるハクビシンのフン。

まったくけしからんのです。いつも柿の実を食べて、その種をフンと一緒に排泄してます。それも水の中で!

寒露のいい季節に、お池の中に外来種の糞なんて、フンッだ。

 

< 山の恵み >

今日は台風が襲来する特異日となっていますが、

どうやら19号は急ぎ足で太平洋へ離れて行く模様。

小笠原諸島は大変荒れたようですが、

こちらは少しの雨で助かりました。

そんなお山にも秋の気配が感じられ、今日はきのこが一斉に姿を現しました。

早速キノコ狩り!

子どもたちに匂いをかいでもらったら、

「臭い・油みたい・竹の子?・虫の匂い・森の香り・

ヘビ!・ダンゴムシ・・・・・」と、様々な答えが返ってきました。

だいたいヘビの匂いを嗅いだ事があるのでしょうか???

臭覚は人間の大事な五感の1つ。

一度嗅いだ匂いは一生忘れない!と言われるほど記憶の中に残るものです。

そんな山の恵みを感じて、そして私は食してみる事にしました。

調べた結果、どれも食用との表示。青い色や薄紫のキノコはシメジと名が付く香りのよいキノコです。

カシやナラ林の落ち葉が豊富な開けた箇所に出るそうで、これだけでもお山には豊かが自然が息づいていると言えるでしょう。

調理の結果は、「うまい!」

新鮮なキノコはシャキシャキして、「THE 秋」 というお吸い物になりました。

食材を急きょOKストアで購入し、ベテラン主婦の用務員さんに作ってもらいました。

私の今日の夕飯はキノコ汁。

美味しい秋をいただきます。

ちなみに食したキノコは、アオイヌシメジ、コムラサキシメジ、ツルタケ の3種類です。

これから10月にかけてまた違ったキノコが出るかもしれません。

< 動物愛護週間前夜の珍事件 >

明日から動物愛護週間です。

毎年春と秋の2回、身近な動物(生き物)に関心を向け、愛情を持って接する事を広く周知、啓発する週間です。

家猫、飼い犬はもちろん、野生動物全般、全て入ると思いますが、

そんな日を控えた昨日深夜。

私はいつものように夜のニュース番組を見ながらチビチビやっていると、

床を何かが高速で走り抜ける影。

次の瞬間、

「ギャーーーー」

またその次の瞬間、ソファーでうたた寝をしていた連れ合いが、

「ウォーーーーー」

「何だよ、びっくりした。うるさいよ、何だよ・・・・」と寝ぼけながら飛び起きた。

びっくりしたのは私の方で、なんと家の中に足を伸ばすと15㎝にもなる、スジブトハシリグモという巨大な蛛形類が侵入していたのです。

いくら虫が好きな私でも(蜘蛛は昆虫ではありません!)、この不意打ち攻撃には非常に焦り、

「ワーーーー、ワーーー、網、網、網は・・・・」と無い網(幼稚園だけでなく自宅にも虫網が必要でした!)を求めて

うろつくばかり。

こんな時はやはり男なのか、普段は虫がめっぽう嫌いで見向きもしない連れ合いが、

無言で掃除機を出して来て、なんとその吸い口に野菜を詰めるネットを内側に入れて輪ゴムで止めたのです。

彼は果敢にもハシブトスジリグモ、いえ違う、スジブトハシリグモ目がけてスイッチON!

しかし名前でも分かるように彼(蜘蛛の方)はとにかく速い。

あと少しの所で逃した先は、洗面所の引き戸の戸袋の中。

ゴキブリを見つけた時同様、私はつま先立ちで連れ合いの後方援護に回ったのですが、

次の手を講ずる必要が出て来ました。

野外ならなんていう事はないのですが、室内にいるとは気が休まらない。

何とか外へ出す方法は・・・・・、

またまた連れ合いが言い出しました。

「殺虫剤は?殺虫剤持って来て。」

「ダメダメ、殺さない。外へ出せばいいんだから。この蜘蛛は害虫を食べるいい蜘蛛なんだよ。」

「麻酔、麻酔。ちょっとだけかけて、弱らせるのよ・・・・」

そんな器用な事が出来るのか、半信半疑ながら私は殺虫剤を持って来た。

戸袋の中へそーーーと拭き入れる。

しばらく待つこと1分程。

なんと彼(蜘蛛の方)がゆっくり出て来たのです。

作戦成功!なのか、足元がふらつく感じで自慢の走りが遅い!

ここぞとばかり掃除機再稼働。

うまく蜘蛛を吸い取りました。

なんと途端に彼(連れ合いの方)は掃除機の柄を放り出すではありませんか!ジェジェジェ!

やっぱり相当焦っていたのです。

今度は変わって私の出番。

急いで輪ゴムを外し、ネットを引き出し、彼を確認しました。

やはりぐったりと縮んでいます。死んでしまったのか、殺すつもりは無いのに、どうだろうか・・・・・、

良かった、生きている!ネットから外へ出た彼は、先ほどより少し早く、手足(いえ、足のみ8本)を伸ばし、暗い野外へと走り出しました。

動物愛護週間を前に、たとえ小さな命でも殺生すること無く済んでホットしました。

しかし彼(蜘蛛の方)はどこから我が家へ入って来たのだろうか?

もう一人の彼はちゃんと玄関から入って来ます。

この日ばかりは彼(連れ合いの方)が居てくれて良かった・・・・・、とつくづく思った珍事件でした。

スジブトハシリグモについては図鑑や、ネットで正体を調べて下さい。

きっと、ギョッとするはずです。@=@

満月も見て下さい。

< 捨てないで、虫! >

お池の周辺も管理を初めて3年目。

徐々に目的の生き物たちが集まって来ました。

今年は暑さのせいもあるのか、ショウリョウバッタとオンブバッタがよく見られます。

しかし確実に「生き物たちの集まるところ=ビオトープ」になっています。

そんな中、虫を捕まえる子も多くなっていますが、

原則、生き物は捕まえたら良く観察し、捕まえた場所に戻す。

これが自然観察の流儀(約束)です。

お部屋へ持って行き、みんなに自慢してから午後は元に戻すこと。

ここまで子どもたちに伝えています。

しかし残念ながら、戻す事をその場に放す、または捨てると捉えている子も多く、

もしかするとお家で、「小さな虫は捨てる」が横行しているかもしれません。

小さな虫にも立派な命。決してゴミ箱へ捨てないで下さい。

虫はゴミじゃない!死んでしまったら、土に帰して下さい。

今日もバッタをたくさん捕まえていました。そして台風の風で落ちた多くのドングリを拾いました。

ついでに小枝のお掃除、小枝集めのお手伝いも買って出てくれました。

途端に小枝屋さんを開店させ、冬のためのトカゲやヘビのお家を作ります。

空気もきれいで、蚊も少ないし(と言いながらも結構刺されました!)、

たくさん遊んで、楽しいね!でも虫は捨てないでね。

ちなみにこのどんぐり、大きさが違うのは分かると思いますが、

本当は帽子(殻斗ガクト)の模様の違いで全て分かれています。

上は、縦のぎざぎざ模様のアラカシ、横に筋状のきれいな模様のシラカシ、見えませんが体の割には小さな殻斗のコナラ。

などなどお山にはドングリの実を付ける樫や楢の木が7種類ほどあります。

これから毎日繰り広げられるドングリ拾い。

中から這い出る虫君に注意!

明日は中秋の名月です。月を愛でよう!

 

< 台風の爪痕 >

昨年の6月20日深夜、グラウンドの桜が台風によって倒れてしまいました。

入園式を毎年満開で見守ってくれたソメイヨシノでした。

今日、預かり保育のお迎えにいらした保護者の方とも、そんなお話をしましたが、

嵐山のあの光景はまた台風の爪痕を思い出し、胸が詰まりました。

あの時は写真を載せられなかった程、悲しかったですが、

世界でもきっと有名な京都の観光地のダメージはまた悲しいです。

自然の猛威に打ち勝つ術はありませんが、

毎年、毎回繰り返される台風被害は私たちを翻弄します。

竜巻も含めて今まで経験した事の無いような天災が増える昨今。

益々持続可能な社会の構築が必要になっています。

国民すべてが自然災害と向き合い、その考え方を人間の都合優先から、自然や地球のしくみ優先にシフトしないといけません。

被害に見舞われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

快適な地球を続けるには、一人一人が考えましょう。

天災の原因が人間活動による部分が大きいのですから。

 

 

 

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 17:30

< 実りの秋 >

少し涼しい風になり、ホット出来る日よりの中、

プレ幼稚園4回目が終わりました。

総じて評価がよく、私たちのねらいが通じたようです。

幼稚園教育の良さを、そしてながつた幼稚園の目指す幼児教育の真髄を知ってほしいと思います。

これからはもっと過ごしやすいお天気になるでしょう。(希望的観測・・・)

心も体ものびのびとリラックスして運動会の練習にも入りましょう。

実りの秋は美味しい食べ物もたくさん出て来ます。

モリモリ食べて体も作り、いろいろな事に挑戦しましょう。

先日出かけた藤沢の田圃です。

丁度いま建設中の圏央道の脇に位置し、それでも道路開発に負けずに独自のお米を生産しています。

(湘南タゲリ米。焼酎も作っています。この焼酎が大変飲みやすく、絶品です。)

お米を作る人たちがいて、それを支える購入者が必要です。

実りの秋の光景がこれからもずっと続くように、生活スタイルや環境を考えて行きましょう。

右側中央は建設中の圏央道寒川インター口です。

日本のお米は美味しいから、世界へ出ても負けないよ!

 

 

Filed under: こども環境管理士,未分類,社会情勢 — itsuko 13:05