< 大寒にて >

寒い寒い。

流氷も網走沖に接岸し、大寒はやっぱり寒い。

昨日は大寒。1年の内で一番寒い日ですが、今年はより一層寒く感じますね。

やっと幼稚園のグラウンドも使えるようになって来ましたが、また雪が降るとか・・・・・・・。

今日子どもに聞かれました。

「先生、鳥も寒いの?」

「うん、寒いよ。

だから朝は体を膨らませて、羽の中に空気を入れて、暖めているんだよ。」

「ふーん」

「お日様にも当たっているよ。」

「みんなはダウンコートを着るでしょう。あったかいでしょう。

鳥はあのコートをいつも来てるから、ずっと外に居ても大丈夫なんだよ。」

という事で、嘴も羽の中に入れる事や、足も1本は体の中にしまう事などを話しました。

体温を出来るだけ奪われないようにする方法です。

鳥も大寒を迎える頃は寒い、寒いのです。

この鳥は温かい巣穴でぐっすり眠ります。

自分で掘った愛しい我が家。

毎日ほぼ定時に帰って来ます。

まるで公務員さんみたいですよ。

お山の中にお家はあります。

コゲラ(キツツキ科)

おやすみなさい。起床は何時でしょうか?

インフルエンザB型が出ています。予防予防!

 

< 禁酒の日 >

冷凍庫の中にいるような冷たい毎日ですから、

お家でポカポカパンダの湯たんぽ抱いて、ホットワインでも飲みたいと思ったら、

今日はなんと「禁酒の日」!

あ痛タタタタタ・・・・・・・。

そうきたか。

それでは今日はおとなしく、ほうじ茶でも飲みましょう。

ほうじ茶って何よ・・・・。

ほうじ茶は胃腸に良いそうですからね。

休肝日です。

しかしこの雪は重かった。

お山を見回ると、積雪で梅とシラカシと楠の大きな幹が、折れてしまいました。

梅は落葉樹なので、今は葉が落ちているのに、よっぽど重かったのでしょう。

あと数日したら開花しただろう蕾をたくさんつけていました。

残念です。自然災害が発生していました。

お池も雪だらけ。

シャーベット状になって、底の方まで雪が届いている様子です。

越冬している生き物たちは大丈夫でしょうか、心配です。

じっと寒さを耐えている小さな仲間の為にも、今日は禁酒です。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 16:31

< 見つけた、見つけた! >

一般開放にはたくさんのお友達が来ていましたね。

お父さんも一緒に遊べて良かったね。

コマが人気でした。

グラウンドでもホールでも、お父さんが夢中になってコマ回しをしていました。

ところで私はというと、午後から蝶の幼虫探し。

いました、いました。

何とか1匹ですが、オオムラサキ(国蝶)の幼虫。

秋に卒園児さんのお父さんから食草であるエノキの幼木と一緒に7匹預かりました。

このページでもお知らせしたと思います。

葉を食べつくしてしまったので、お山の池の横に入れたエノキに付けて、この冬を待ちました。

今日はこのお父さんにお手伝いいただいて、エノキの木の下の落ち葉を1枚、1枚調べました。

このお父さんは長津田近隣の蝶の調査をなさっていて、どこにどんな蝶がいるかを調べています。

田奈中学校や長津田小学校、いぶき野小学校の先生や保護者の方も加わって、あちこち歩いている方です。

ながつた幼稚園のお山も仲間に入れてもらい、この地区の蝶の分布図が出来るといいな・・・・、と思っています。

2時間ちょっと掛かり、調べた結果、1匹見つかりました。

うれしい!!!!

桜の葉の裏にじーと丸まっていました。

お部屋の中に置いていたら、体を伸ばし、幼虫の特徴がよく分かりました。

この幼虫を何とか飼育して、子どもたちに国蝶を見せたいと思います。

そしてお山に本来の長津田産のオオムラサキやゴマダラチョウが増えてくれるように頑張りたいと思います。

しかし落ち葉を調べていると、いろいろな生き物が出てきます。

冬は生き物が死んでしまったように感じますが、

さにあらず!

実はたくさんの命が春を待って潜んでいます。

クモの仲間、ゲジゲジの仲間、ゴキブリの仲間、ハチかアブの仲間、

落ち葉を食べて土にしてくれる生き物は土壌を支えています。

そんな事も改めて感じました。

何処にいるか分かりますか?

これです!

背中に突起が4つ。かわいいーーーーー!

寒い寒い冬を落ち葉の下でじっと耐えています。

1匹だけでも見つかって、本当に良かったです。

お手伝いいただいたHさんとHさん、

貴重な時間を黙々と落ち葉調査にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

今日はスキーの日。

好きなスキーにも行かず、この小さな虫を探す1日でした!

< シモバシラです。 >

昨日少しお知らせした、シモバシラの写真を持って来てくれました。

シモバシラ???って、思われると思いますが、

ニュースにもなるくらい(神奈川新聞にも丹沢で写した写真が載っていました。)、貴重な現象なのです。

これは俗に言うシモバシラ。

歩くとシャキシャキ面白い!

そしてこれが、植物のシモバシラです。

枯れた茎が植物(シソ科)の正体です。その中を通る水分が茎から滲みだして、このような氷の結晶を作ります。

期間限定で限れた気象条件下での現象ですし、地面を良く注意して歩かないと気付きませんし、これがシモバシラだと知っていないと分かりませんから、どちらにしても貴重な写真です。

「灯りを当てると水色に光るんだよ」と嬉しそうに話してくれました。

高尾山で見つけたそうですが、珍しい現象をありがとうございました。

おばあちゃんと一緒だったとか。きっとおばあちゃんがご存じだったのでしょう。

いい体験が出来ましたね。

凍てつく冬でも野山に出れば、面白い発見がある事が分かりました。

私はまだ見た事がありませんが、多くの方が身近な山野で動植物に触れ、自然の豊かさや大切さを感じ、子どもたちに伝えたり、子ども自身がこの経験を大人まで持ち続けて欲しいと願います。

 

< 普通じゃない方々 >

昨日に引き続き、普通 のお話ですが、

何を「普通」とするかは判断が別れる所です。

学校法人の認可問題も少々普通じゃなかったし、

しかし法人の認可については大臣に言う事の方が正しいと思います。

(大学法人の乱立は、無駄な税金を使うだけです。また中身の無い大学も多いようです。)

シリアの紛争も、全く普通ではありません。なんと国連で禁止されたクラスター爆弾が使われたそうです。

と考えると、普通でない事の方が世の中多いかもしれませんね。

今日の新入園児さんの制服採寸も、待ち時間がちょっと普通じゃなかったようです。(ごめんなさい。)

しかし、今お山で一番普通じゃない方々といえば、

これです!

子どもたちもキャーキャーいうこの生き物は、お山に棲む小さな毛バエの幼虫。

なぜか今年はあちこちでこの幼虫が固まっています。

落ち葉の中でモコモコとかたまり、ちょっとつつくと、一斉に動き出す。

それはそれは普通じゃないのです。

しかし特に悪さはしません。一揆に動き出したらどんどん下へもぐって行き、そのうち姿を消します。この方々も落ち葉を分解し、いい土壌を作っている日陰の仲間。

実は動画もあるのですが、ここへは載せられないので、もしこの普通じゃない生き物をご覧になりたい方は、どうぞお知らせください。ご案内します。

でも虫の塊に弱い方にはお薦めしません。

おしまい@-@;

 

 

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 18:59

< さざんかの咲く頃 >

♪ さざんか さざんか 咲いた道

たきびだ たきびだ 落ち葉焚き

「あたろうか」 「あたろうよ」

しもやけおててが もう かゆい

作詞:巽 聖歌  作曲:渡辺 茂

ご存知、「たきび」の2番です。

昭和16年12月のNHK子どもテキストに掲載された童謡です。

このお花、さざんか はこんな花。

幼稚園のお池の横にひっそりと(ちょっとボーボーと・・・・^^;)咲いています。

薄ピンクの花弁がきれいですね。

このお花の咲く頃は気候が急変する頃だそうで、

確かに11月には入って寒くなりましたし、各地で木枯らし1号が吹きました。

中国の万里の長城では気候の急変で命を落とす人が出てしまった程です。

皆様の周りではお変わりありませんか?

体調管理にも気をつけなければいけません。

幼稚園では感染症のお友達は出ていません。

少し風邪気味の子がいるようです。

これから日に日に日差しが短くなり、秋の深まりを感じます。

どうぞご家族の健康管理には気を付けてください。

私たちは差し入れのおやつ! で、放課後も元気いっぱいです。

有り難い事です。先生方が元気で明るい職場は、何よりも子どもたちにとってすばらしい環境でしょう。

作品展の作品作りも佳境に入り、子どもたちの独創的な作品が次々と出来上がっています。

こん会はテーマが「ながつた幼稚園」ですので子どもたち目線のすごさが現れています。

「えーーー、何これ???

どこにこんなのあるの???」

と、先生が知らない幼稚園内のいろいろ!

子どもたちは毎日しっかり見ているのです。

あんな物も、こんな物も!

そう言えば、髪型が変わっても、服装のイメージが変わっても、子どもたちはすぐ気がついて言ってきます。

そんな子どもたちの感性が爆発している作品展を見て、いえ感じて下さい。

私のコーナーにもちょっと寄って下さいね。

面白い展示を考えています。

おしまい!

 

 

 

< 問題山積みです。 >

ところで私は先日茨城県の奥久慈という場所へ出かけました。

私の所属する会(日本野鳥の会)の関東グロック協議会が茨城県で開かれたのです。

様々な問題を共有し、これからの人と鳥の共存を考えます。

またそれぞれの都道府県の会の運営が上手くなされているかを検証し、お互いがいい所を学びます。

そこで今回はこんな問題が提議されました。

この会に入っている私だけでは無く、皆様にも是非知っていただきたい事がいくつもありました。

一つは、東京都が立候補している2020年の夏季オリンピックですが、

私のこのページにもリンクを張っている葛西臨海公園、ご存知でしょうか?

横浜からも首都高速湾岸線を使って1時間ほどで行かれる、東京湾に面したとても開放的な、そして整備された公園です。

水族館もありますし、大観覧車が目立ちます。

また90%が埋め立てられた東京湾の、わずかに残る海岸線が3キロも残されている貴重な場所ですが、ここへカヌー競技の会場を設置する事が盛り込まれています。

開けた芝生の憩いの場所がカヌースラロームの為の渓流を作るのに何百トンもの水を貯めるプールで埋まります。

海を背にして高さ15メートルもの観覧席も作られると、開けた海原を見渡すことも出来なくなります。!

そんなことになっています。

オリンピックには賛成しますが、20数年かけて作って来た都会のオアシスを壊していいのでしょうか!

この公園には鳥類園もあり、渡り鳥の多くが中継する貴重な場所になっています。

現在野鳥の会東京支部では代替案を招致委員会へ提出しています。

東京が進める現在の案の不備を、直接IOC(国際オリンピック委員会)へ提訴する用意もあるそうです。

私はこの公園が好きなので、年に何回か出かけていますから、他人事ではありません。

次に、栃木県から出された問題です。

コウノトリをご存知ですか?

日本産のコウノトリは絶滅し、兵庫県のコウノトリの里公園で野生繁殖を試みていて、野生復帰した鳥が、遠く関東地方にも飛来しています。

そこで栃木県はこのコウノトリを歓迎しようと誘致に手を挙げたのですが、生息する場所が無い!

つまり鳥が来ても生きて行ける環境が整備されていないのです。

野生動物は生息出来る場所に生息します。

当たり前の事ですが、単純に鳥だけを持って来ても、環境が整わないと生きられない事を県に伝える事になりました。

まずは農家の協力の元、冬も水を張ったり、農薬を使わず農地の生き物を増やす工夫が必要です。自然環境を整備する予算等を組み、栃木の人々に周知することが優先されます。

野生動物の自然界復帰はそれはそれは時間がかかり、大変なのです。

最後は茨城県の大きな問題。

皆さんはレンコン、お好きですか?

これから旬を迎えるレンコンは、おせち料理にも欠かせない食材ですが、この産地が集中するのが茨城県。

ハス田には鳥たちの飛来を防止する、防鳥ネットが張られています。

この事自体は農家の人が生産物を守る行為ですから措置するわけには行きませんが、収穫が終わった今の時期になってもまだそのネットを外さない事が大きな問題なのです。

帰りの電車からも目にしてしまった光景。

この防鳥ネットに冬を日本で過ごすために飛来したカモたちが引っ掛かり、死んで行くのです。

なんと残酷で、心が痛む光景でしょうか。

近隣の子どもたちは毎年この光景を日常の一端として目にする事になります。

生き物が死んでいるのを何も思わず行き来する毎日。

情操教育上もいいとはいえません。

美味しいレンコンは鳥たちにとっても大好物。

収穫後のハス田には残った小さなレンコン(売り物にならない物)がたくさん浮いているのです。

飛来したカモたちに、「ここへお出で!」と言っているようなハス田へ来ると、

そこにはネットが・・・・・・・。

一度掛かると死を待つしかないのです。

茨城支部はこのネットを収穫後には外してもらうようにお願いしていますが、

広い農地のネットを外すには、人手やお金がかかる分けです。

この工面が農家の生計を圧迫するのです。

ではどうするか?

人と野生動物の共存問題は、人々が口にする身近な食材の産地でも、待ったなしに毎年起こっています。

鳥の命は食材収穫の為にはどうでもいいのか!

しかし食物を収穫する農家の人々の生活は守られなくてはなりません。

きれいな久慈川に鮭の遡上を初めて目にし、袋田の滝を堪能しても、

帰りの電車での悲しい光景に、憂鬱な気分で帰って参りました。

袋田の滝

久慈川を上るサケ。

(中央部分に背びれが映っているのですが・・・・、見えませんね!^^;)

映像ではよく目にする鮭の遡上。

実際を初めて目にし、感動しました。

体はボロボロになりながら、懸命に川を遡る。

運命(さだめ)とはいえ、命を繋ぐ神秘に触れました。

< 秋の色どり >

しとしとと雨が降る肌寒い1日となりました。

今日は秋の色や風景を拾ってみました。

ちょっと変な物も?

イヌタデ(タデ科)

田舎の方では「アカマンマ」なんて呼ばれている野草です。決して雑草ではありません。

この小さな赤紫色の花から種が落ち、冬鳥の大切な食料になります。

ガマズミ(スイカズラ科)

この実も鳥たちの貴重な食べ物。

きっと赤い実は美味しいのでしょう。今度食べてみよう!

こちらは黒い実。これも食べ物。

ヤブミョウガ(ツユクサ科)

根元には食材のミョウガ(花)を付けます。

黒真珠見たいに光沢があります。

そして今朝のススキ。秋でね~~~~~。

茎に着いた雨粒。自然の作りだす造形美 ですかね。

いろいろな植物があるから動物は生きられる。動物を支えているのは植物!という事になります。

そして、動物が残しただろう痕跡か????

これは・・・・、ヒル?いえ、フン!

まっ黒け! 棒で触ると・・・・・、

チョコレート色?フンにしてはきれい。

生き物ではない。結果、フン。鳥か・・・・・?

お山には不思議な物が出現します。

 

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:19

< カマキリ カマキリ、と! > 

この時期はカマキリたちが地上近くへ降りてくる時期。

したがって目にする機会が急に増える分けです。

案の定幼稚園ではあちこちで、

「先生、カマキリカマキリーーーー!」

と叫びまわる子どもたち。

体も目いっぱい大きくなっていますから、子どもたちは彼らに怯んでいるようです。

それもそのはず、何のためにわざわざ地上へ降りて来たかというと、

卵を産みつける為です。

ですから目にする個体はみんなメス。

お腹がパンパンで大きくなっています。

今日は朝からあの子も、この子もカマキリがいる事を教えに来てくれます。

「わかった、わかった。カマキリね!」

男子も女子も覗きこむ。

「おい、ここだよ。触って見て!」

「ダメダメ!これから卵、産むんだから。そっとしておくんだよ。」

「あーあー、出ちゃうよ。」

「やめろ、押すな!」

「何がいるの?見せて・・・・・」

虫ランドは大騒ぎ。なんとこのエリアに4匹のカマキリが持ってこられました。

そもそもどうして子どもたちの目につく所にカマキリがいるかと言うと、

この時期に産卵をするカマキリたちは卵から孵ると少しずつ木の上を目指して移動します。

その間2~3回脱皮をし、相手を見つけて交尾をして、さて産卵ですが、

そのまま木の上に卵を産みつけると、鳥たちに食べられてしまうリスクが高くなるのでしょう。

殻をつついて鳥たちは、気用にカマキリの卵を食べます。

特にカラ類は大好物。食堂が木の上だと格好のダイニングテーブルになるのです。

よって地上近くへ降りて来て、木の幹や枝、草の茎に産みつけます。

子どもの目線に近くなるので、あちこちで見つかる訳です。

子どもに見つかる事も実は致命的。

そのまま見過ごすはずがありません。

昨年もこの虫ランドでオオカマキリの卵が孵りましたが、

来年も見られるように、捕まえるのは「卵を産んでから!」と、約束しました。

それがこのカマキリ談議になっているわけです。

そしてお楽しみはもう一つ。

このカマキリのお腹に潜む怪しいギョウチュウが、

「ハリガネムシ」

そりょあそりゃ、これまた大騒ぎの元で、尚且つ秋の名物でもあります。

産卵を終えると命を落とすカマキリに、いつまでも宿っているわけにいきません。

そこで彼らは産卵の前にカマキリのお尻から、もしくはお腹の一部を破って脱出を計ります。

くねくねと体をくねらせ、水辺を探します。

実は水中で繁殖するのです。

と言う訳で、昨日の静けさは夢だったかのような、カマキリ騒動でした。

 

 

 

< 挨拶 >

少々サボっておりました。

なかなかブロガーのようには行きません。

さて寒露も過ぎ、いよいよ秋本番。夜露が草木に付く頃です。

今日からまた幼稚園開始です。

欠席する子も少なく、みんな元気に登園して来ました。

今日の朝礼では「ご挨拶」についてと、「自分の事は自分でする。よく考える。」という2点について、お話しました。

保護者の皆様、挨拶していますか?

先日のパワフル運動会では、職員3人で目をまるくしてしまった出来事がありました。

本部後ろで開始の準備をしながら並んでいた所、在園児を園児席に連れて行くお父さんが私たちの前を歩いて行きました。

すぐ目の前を行く保護者の方に、私たちはもちろん「おはようございます。」と挨拶をしますが、

一人目かわされ、二人目もかわされ、結局並んで立っていた3人全員、無視されてしまいました。

子どもはにこにこと笑って、私たちの顔を見て行きました。

何か考え事をしていたのかもしれません。

もしかしたら、私たちの事が目に入らなかったのかもしれません!(まさか・・・・)

どちらにしても、人と人の係わりは、挨拶からです。

会釈でも、笑顔でも、返すことは必然でしょう。

就職先がなかなか決まらない学生さんも多い中、

企業が面接で重視する要素はまず、どの会社も、「挨拶が出来る事」だそうです。

人はコミュニケーションに言葉という道具を使う動物です。

出会った時にこの挨拶(スタート)がきちんと切れるかどうかで、印象は大きく変わるのです。

人と接する心構えも出来るはずです。

その挨拶が出来るように成って欲しい、と常日頃思っています。

「いつでも、どこでも、誰にでも!」

大人になればなるほど、親としては何としても、身をもって子どもたちに示したい礼節です。

どうぞ皆様、朝起きたら子どもたちに「おはよう!」と声を掛けて下さい。

お母さん同士あったら、きちんと「おはよう」「こんにちは」「さようなら」を子どもたちの前で言って下さい。

お父さんももちろんです。

自然と身につける慣例は一生その人の基盤となって、将来の身を助けます。

さあ、後期 開始。

皆様もこの年度の残り半分を挨拶と共に過ごしましょう。

私は連れ合い(旦那です^^;)の夏休みが取れたので、

この3連休を利用して初めて沖縄に行ってきました。

観光は二の次で、国の特別天然記念物2種(ヤンバルクイナ・ノグチゲラ)と、固有種1種(ホントウアカヒゲ)の鳥を見に行きました。

ガイドの方といろいろな話をし、またまたこれからの幼児・児童教育のあり方を考えました。

ここに生息する生き物たちの声に、姿に、自分が生かされている環境を知り、共に生きる方法を探りました。

そして沖縄県の置かれている状況をこの目で確認して来ました。

本当に街の真ん中に連なる米軍のフェンス。

普天間基地が移設される予定の穏やかな辺野古海岸。

でもその反面、周辺の街はうらびれて、主要な産業や人の営みは見受けられませんでした。

島国である日本の国境を接する県の、厳しさも感じて来ました。

この時のお話はまた今度にいたしましょう。

今日はおしまいです。