< 虫メガネはいかが! >

月に1回行っている生きもの観察会。

ながつた幼稚園の教育理念の一つに「環境の心」という項目があります。

【私たちは、何でもいきいき興味を持ち、地域でのコミュニケーションの場として素晴らしい環境つくりを行います。】

というものが理念です。

まさにその通りの活動を行っている分けです。

地域の自然に親しみ、先生方と会話を持つことで信頼関係を深め、共に認め合う、成長し合う場です。

明日はオトシブミの繭の観察、フキの摘み取りと調理方法なんてやってみようかな・・・・?

フキの摘み取りも環境保全の一つ。保護者の方も一緒に小さな自然環境の保全に手を貸していただけると有難いのです。

スギナの抜き取りもお願いしようかな・・・・。

望遠鏡を用意しています。カラスの子育ても見ましょうか!

観察グッズも販売します。限定9個「まる見えW観察器」少し大きめの虫メガネです。(¥950)

電子マネーのみでの販売です。虫好きのお子さんにひとついかがでしょうか?

これを使って小さなものを見た時の衝撃で新しい何かを発見し、将来は偉大な研究者になるかもしれません^^;

どうぞお越しください。

これが実際の虫メガネ。こと時入っているのはダイミュウセセリ(セセリチョウ科)

遠くに見えているのが全体像(高さ15㎝程)

 

< 虫かごに虫あみ >

「虫取り網を携えて」という女性昆虫学者の本をご存知でしょうか?

ドイツ人と結婚した後ドイツで研究を重ねた日本人女性ですが、

いつも虫網を持って山野を歩き回り研究を続けた人です。

現代において虫取り網を持ち、山野を歩き回る子がどのくらいいるでしょうか?

今日は子どもたちに虫網と虫取り篭の使い方をお話しし、これを持ってお出かけするのは楽しいよ!と伝えました。

花壇には虫ボックスというスペースがあり、見つけた虫や生きものはこの中に入れることになっています。

誰でもが見られるように、また生きものの過ごしやすい場所で見ることがこの虫ボックスの役割です。

それぞれの生きる場所も一緒に知ってもらわなければいけません。

「生息環境」というと難しいですぅが、どんな生きものも快適に過ごせる場所があります。

棲み分けながら同じ自然環境を利用していることを感じてもらいたいです。

さあ、保護者の皆様はどれくらい虫取りを楽しめますか!!!

ドキドキワクワクを大人に成っても持ち続けることは、子どもたちには新鮮な印象に映り、憧れの的になります。

感じて楽しむことが子どもたちに多くを伝えるポテンシャルになるのです。

明日から私も虫を見つけに歩きましょうか。

まずはエゴツルクビオトシブミを見つけたいです^^;

このゆりかごを作る小さな昆虫です。

< こんなことがありました >

史上初?の10連休を終え、本日子どもたちは比較的淡々と登園しました。

心配していた大泣きする子も見受けられず、「大丈夫、いいですよ」と声を掛けると自分で幼稚園スイッチを入れてくれました。

そんな中、幼稚園では桐の花が満開で、花柄も多数落ちていて、いい香りを漂わせています。

そして玄関のツバメは7つの卵を産みました。

現在抱卵中!全部が孵って、立派に巣立つことを見守りましょう。

そしてお池ではクロスジギンヤンマ(トンボ)が今年も7頭羽化しました。

運よく朝飛び立つ前の姿を撮れました。

早朝6時30分頃です。この後すぐに飛び立ちました。

 

まだこれから出てくると思いますが、なんせ朝早いので確認するのは大変です。

最後に、巣箱に入るアオダイショウの幼蛇です。

あーーーーー、やられた・・・・・・!と思ったら、子の巣箱にはヒナはおりませんでした。

野鳥からホットする声、蛇からは残念、無念の悲しい声が聞こえるようです。

まだ幼い蛇ですが自分で食べ物を探さないと生きていけません。

野鳥のヒナは蛇に巣箱を見つかったらヒナはまず全滅です。

これも生態系の一部。自然界では大事な営みですが、人々はこんな「食べる・食べられる」世界を意識することが大切です。

人も本来この自然界の一部であることを忘れないように、子どもたちには伝えたいです。

そこでこの蛇を捕獲しまして、現在幼稚園で飼育観察中!小さなフンをしましたが、中には小鳥の羽が一杯入っていました。

この巣箱に来る前に、どこかのヒナをきっと食べたのでしょう。

ということで、連休中はプールに塩素を入れながらあちこちの生きものを観察していました。

これからまた忙しくなります。みんな五月病なんてすっ飛ばして、頑張りましょう!!!

< アオサギさん、こんにちは >

アオサギさん、お池のオタマジャクシ、食べないでね!

こんな大きな鳥もやって来るお山の池には、オタマジャクシを狙う生きものも出没します。

自然界の「食べる・食べられる」法則は厳しいねーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時は土手におりて辺りを伺い飛び立ちましたが、また飛来することでしょう。

そのオタマジャクシですが、生きもの観察会で皆様に数えていただいた結果は、

ヒキガエルの一つの卵から約2000匹のカエルが孵ることが分かりました。

すごいねーーー!でもその9割が大人に成る5、6年の間に命を落とす現実が待っています。

でも楽しかったね。カエルの事が少し分かりました。

この日は樹液を舐めてもらったり、

タケノコを掘ってもらったり、お山で味わえる体験を積んでもらいました。

来月またお待ちしております。

 

 

 

 

明日から1日保育です。

お弁当が始まります。楽しみですが、大変です。

疲れも出てきます。午後はお昼寝しましょうか!

生活リズムを整えて、よく睡眠を取り、幼稚園活動に体を順応させましょう。

美味しいお弁当、お願いします。

< 桐の花が咲き出しました >

新しい名前となりましたきり組。

毎年4月終わりから5月初めにかけて花を咲かせる桐ですが、多くの方がこの木の花を知りません。

是非見てみたいと何人かの保護者の方に言われましたが、今年も咲き出しました。

淡い紫色の筒状の花で、ほのかな甘い香りを発します。

毎年丁度5月の連休時が満開です。今年は長いお休みですので、せっかく咲いても子どもたち、特に桐組のお友達が咲いている姿を見られないかもしれません。

しかし花柄が地面にたくさん落ちるのでそれを拾ってもらいましょう。

明日は生きもの観察会です。私が望遠鏡を用意しますので、枝の先で咲く桐の花を見にいらしてください。

午前8時30分から11時30分まで。10時半ごろからは「オタマジャクシカウント大作戦!」も行います。

今話題の万葉集にも出てくる、日本の山に古くから自生する桐。原産国は中国ですが、落葉高木の花を眺めてみるのも乙なものです。

 

< 愛するツバメがやって来た >

三寒四温とはよく言ったもので、昨日の寒さから少し暖かくなって、明日はもっと温かいのかな???

着るものも困っちゃうほどの毎日です。

入園式の、とてもいいお天気になった日、ツバメが帰ってきました。

今年もまた幼稚園の園舎で子育てをしてくれるでしょうか!!!

グラウンドに立ち一人彼らに手を振っていたのを誰かに見られていないでしょうか???

地球色(瑠璃色)の着物で入園式はお迎えしましたが、澄んだ青空に向かってチュルチュル鳴きながら滑らかに飛ぶ彼らに「お帰り」と小さな声で叫んでいたのです。

小さなものに心を寄せて、毎年君たちを待っている人がいることをツバメは気付いてくれているだろうか。

今年も子どもたちに愛らしい姿を見せて欲しいと思います。

< 春が行く >

春休みも忙しいですが、ふとお山に足を踏み入れればそこは春の芽吹きまっしぐら!

振り向いてくれる人も少ないですが、目に鼻に、春の息吹を届けています。

順番に、

①ヒトリシズカ

②ゼンマイ

③つくし

④タチツボスミレ=先月の9日に生きもの観察会で、「タチツボスミレを増やそう」という活動に参加してくださった皆様。

可憐な白や薄紫のお花が咲きだしました。落ち葉を払ってくださったので、お花が良く目につきます。

ありがとうございました。

⑤同じく。タチツボスミレ

⑥柿の葉の芽吹き

⑦ウグイスカグラの花

⑧アオキの芽吹き

⑨キランソウ

⑩ヒサカキ

の花(今あちこちの垣根になっているヒサカキが満開です。独特なにおいを放ち、存在をアピールしています。ヒヨドリやメジロはこの花の蜜を良く吸います。)


< お騒がせ >

今幼稚園近隣をお騒がせしている、ワカケホンセイインコ(外来種)!

本来は飼い鳥ですが、かごを抜けてあっという間に自然界で繁殖しています。

緑区では四季の森公園で確認され、お隣の大和市では泉の森森林公園に多く見られます。

幼稚園はこの2か所を行き来する、途中立ちより処のようです。

大きな体に鋭いくちばし、おまけに鳴き声がけたたましく、籠の中で見る分にはきれいな鳥ですが、

日本の里山にはどうにも似つかない、厄介者です。

彼らも生きて行くには食べなければなりません。今はお山のエサ台にあるひまわりの種を狙っています。

世界中で問題になる外来種。既にどうにも対応できないケースも多く、その源は全て人の仕業。

悲しい限りです。

ハクモクレンが満開になり、明日は卒園式。

50年を迎えた幼稚園の区切りの式となります。

お別れ会も済んで、子どもたちの気持ちも幼稚園を終える区切りとなっていることでしょう・・・・?

昨日は涙する子もたくさんいましたが、うららかな春の穏やかな日に、人生の最初の節目を迎えてください。

このインコも本来の住処で生きて欲しいものです。

生きものはみんな棲み分けをしているのですから、それぞれの場所でまた輝きましょう。

< 震災の朝に虹を見る >

3月11日は私たち日本人には幾つもある、忘れてはならない日の一つですが、

今日その日は昨夜からの風雨が残り、「きつねの嫁いり」のような天候で開けました。

案の条、北の空にはうっすらと虹が出て、被災者の鎮魂を祈る空に、魂の叫びを、そして安らぎを感じるような朝となりました。

大震災の話は、先日の避難訓練の時に子どもたちにも話しましたが、

もうあの日から8年も経つのですね。

改めて思う自然災害の恐ろしさ。そして一瞬にして全ての財産や家族を亡くされた人々の悲しみや苦しみ。

決して忘れてはなりません。

今日は卒園式の最後の練習も行いました。

一人一人に賞状を渡していると、子どもたちの成長を痛いほど感じます。

生きている事の素晴らしさと、大きくなることの喜びをこの日は一層強く感じます。

毎日を大切にし、また訪れるであろう自然大災害に備え、多くの亡くなった命に心を寄せて、これからも復興を応援しましょう。

今日の新聞には神奈川県の獣医師会がペットとして家族と一緒に過ごしていたモノ言えぬ小さな命も同じ命であることを訴えていました。

動物は私たち人を癒す生きもので、彼らの安定した生息環境そのものが人にとっても最高の住処であることを忘れないようにと伝えています。

飼育動物も野生動物も人と同じ命であることを感じながら、皆であの災害を思い出し、今後の生活に、そしてこれからの生き方に生かしていきましょう。

合掌

< お陰様で卒園茶会 >

平成2年に現在の園舎が竣工して数年は、立派な茶室として存在していたお部屋が、

時代の変遷、保育活動の多様化によっていつの間にか多目的室に様変わり、今ではプロジェクト職員室と化している古の茶室を再現するべく、

創立50年に合わせて竣工した「生きもの抹茶館」

本日改めて茶室での卒園茶会を開くことが出来、なんとも感慨深い思いでした。

どのように流れを組もうか年長さんとお行儀担当の先生方が苦労してくれましたが、

本日は混乱もなく、皆様には喜んで参加していただき、本当に良かったです。

丁度池には2種類のカエルも産卵したところですので、お茶会の雰囲気を残しつつ、

そろそろと野外の春の息吹を体感しながら、卵を見て帰っていただきました。

明日はうめ組とばら組です。お天気が心配ですが、心安らかにいらしてください。

入園児に植えたどんぐりの苗木もお持ち帰りいただきます。

いいお茶会が出来ました。

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