< 散る散る桜 >

朝からいろいろな報告を聞いて頭を抱えたが、

今日のこの日を生かしたい!と思い、重い気持ちを脇に置いて、

お山にのんびりコーナー(ブルーシート)を作って見た。

明日は雨というし、桜も今日で見納めなので、子どもたちに風に舞い散る桜の花びらを、寝転んで眺めて欲しかった。

ついでにお山の約束や黒塊のオタマジャクシ、

満開のタチツボスミレ、咲きだしたタンポポにムスカリの花。

花の色の違いや形の違いにも気付かせたい。

何より柔らかい朝の日差しの中で吹く風を感じ、鳴く鳥を見つけ、野草の生息に心を和めて欲しかった。

ハクモクレンの薄茶けた花弁から甘い香りがする事に気付いた子がいて、「どれどれ・・・・」とみんなで嗅いでみた。

ホントだ!かすかにバニラエッセンスを溶かしたような柔らかい匂いがする。

とたんにまだきれいな花弁を拾い出した。

うんうん、いいぞ。五感で感じて自分で気づく。

これが野外で活動する最大かつ重要なポイント。

誘導や声掛け、シートの設置や導線の看板など急なお願いにも張り切ってくれた先生方、ありがとう!

子どもたちと共に、春の自然を感じ、気づいてくれたかな?

お山は先生方も心を解きほぐす癒しの場所です。

来週も年中さんにお山の話をして、5月は全学年でフィールドゲームだ!

池は花びらでいっぱい!これをカルガモが食べにくる事もあります。

発見、ミミズ。

何でもOKのSさん。いいね!

番外編。砂場側のクラス前にあるハナモモ。こちらが満開になります。

桜に負けずにきれいです。花弁が八重だからなお素敵。

今日はここまで。

では良い週末を。

 

< おめでとう >

昨日と本日で無事に入園・進級式を終える事が出来ました。

ご協力をいただきありがとうございました。

毎年毎年入園に係わる式を行うのは大変です。

こちらも大変、保護者の皆様もご足労です。

それぞれの学年への成長を祝い、1年間の新たなスタートとしても行っていますので、何卒その主旨をご理解の上ご参加いただきたいと思っています。

しかし社会情勢の変化や人の考え方も変わる中、少し式のあり方も変えて見ようかと思う事例もありました。

また来年、検討しましょう。

さてさて明日は初めての登園日なのですが、雨予報。

困ったな・・・・・・・。

本当にこの4月の初登園の雨は、全職員が凹みます。

でも「怖い顔をしている!」とまたお叱りを受けないように、笑顔で頑張りましょう。

どうぞ気を付けて登園して下さい。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:56

< 花冷え >

また寒いですね。

お山の桜がきれいになって来ましたが、

吹く風が冷たく、花冷えです。

夜桜を見に行く方は、風邪を引かないように気を付けて下さい。

隅田川とか、上野公園とか、名所ににも行ってみたい所ですが、

恩田川も素晴らしいですよ。

今日は小学生も一緒にお顔を見せてくれた子がいました。

小学校はまだ2日目ですが、元気に行っているようです。

ランドセルが背中で輝いていましたね。

幼稚園のお友達も新しいクラスへ、緊張した面持ちでやって来ました。

いつもと違うドキドキ感。担任の先生とはきちんとご挨拶できたでしょうか。

うれしかったり、驚いたり(お母さんが!)したと思いますが、

どうぞ1年間、よろしくお願いします。

みんなに「大好き!」と言ってもらえるように、先生方も気持ちを一新してまた張り切っています。

では週末はゆっくりと心を落ち着けて、入園式・進級式を迎えましょう。

 

 

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 17:51

< 準備はいいですか! >

さてさて、明日は多くの公立小学校が入学式を迎えます。

新1年生はドキドキかな!

卒園した年長さんの顔が思い浮かびますが、みんなどんな気持ちかな・・・・。

そして新年少さんや年中さんはもうすぐ幼稚園!って分かっているかな・・・・・。

保護者の方々はもう一度手紙類を良く確認して、

忘れ物がないようにお願いします。

昨日は、「遊びスモックって何ですか?」

なーーーーんて、「えっ!今頃ですか!」

というお電話がありました。

進級説明会で一生懸命説明しているんですが、

聞いて下さってない!・・・・・・・ですか。

石鹸は固形石鹸を寄付して下さい。

雑巾も幼稚園全体でお掃除に使わせていただくので、名前は必要ありません。

名前を全部の教材に付けて、コップや体操着の入れ物も揃いましたか。

6日は先生方が張り切って、そしてとびきりの笑顔で待っています。

もう一度よくお手紙を見て下さいね。

まだ1日ありますから、どうぞよろしくお願いします。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:33

< 終了式 >

平成23年度の教育日数が終了しました。

年少さんでは3名、年中さんでは1名の皆勤者の表彰も終え、学年を締めくくりました。

お陰さまで無事に教育日数を終える事が出来ました。

数々のご協力、数々の温かいお気持ちに感謝したいと思います。

またご指摘をいただいた事もあり、大変勉強に成りました。刺激にもなりました。

教職員にも話していますが、ただ「すみません」では終えないように、

何が足りなかったのか、どこを優先した方が良かったのか、どんな配慮が必要だったのか良く考えて、次に生かしたいと思います。

子どもたちの更なる成長を祈って、今年度も終えましょう。

多くの事に感謝して次年度を迎えたいと思います。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:22

< 卒園 おめでとう >

先週の17日は小学校の卒業式で6年生の立派になった卒園児たちを見送りました。

そして本日年長さんが、実に晴れやかなお顔をして、これまた立派に卒園式を挙げる事が出来ました。

人生の一区切りを付けたわけです。

大変うれしそうな子どもたちの顔を見て、改めて幼稚園での教育の日々はこの子たちの礎になってくれると感じました。

今年は例年になくお父様方の参列も多く、共に子どもたちの門出を見送っていただき感謝と共に、お礼申し上げます。

どうかこれからの教育課程を大切に、伸びやかに、導いてあげて下さい。

数々のご協力とご理解に感謝しつつ、役員の皆様の温かい心遣いに励まされ、今年度も無事に卒園児を送りだすことが出来ました。

お別れ会では号泣していた子どもたちも、今日はしっかりと前を見て壇上で証書をもらうことが出来、お別れの歌も元気に歌えました。

みんなとはオタマジャクシを見に来てね!と約束しているので、

きっと1年生になったちょっと生意気な顔で、また遊びに来てくれることでしょう。

おめでとう、年長さん。

退職した元T先生からも祝電をもらいました。

ありがとうございました。

今年度もあと2日。

気を抜かず、しっかりと23年度を締めくくりましょう。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 16:21

< そして おめでとう。 >

昨年は大震災の影響で出来なかったお別れ会。

やはりこの会は年度末の心のやり取りには欠かせない会と感じました。

前半は大いに笑って、みんなで大騒ぎ。

先生方の出し物にも熱が入ります。

いえ、入り過ぎます。

後半はしんみりと年長さんを送りだす会。

それぞれが向かいあってしっかりと顔を見て、年長さんへのお礼とペンダントを渡し、

年長さんは下の学年のお友達に歌を歌ってお返しします。

この時にもう涙する子が出てきますが、

最後は先生たちから心をこめて「そして おめでとう」を歌います。

この曲は幼稚園生活を歌った曲で、メロディーがまさに泣かせる曲なのです。

先生も、役員のお母さんも、そして年長の多くの女の子が涙してしまいます。

でもこの心の汗も大切な1ページ。

ひとつ大きくなる証です。

いよいよ来週は締めくくりの日々。

子どもたちの心に寄り添って送り出し、成長を讃えましょう。

そして おめでとう

作詞・作曲:瀬戸口 清文

♪ おめでとうのあさ おかあさんの

うしろにかくれて ないていた

あのこいまはつよいこ やさしいこ

こんなにおおきく なりました

おえかきおすなばおべんとう

たのしかったね わすれない

ちいさなけんかすぐ なかなおり

げんきゆうきえがお ありがとう

そして おめでとう

♪ いろんなことして あそんだね

おもいでいっぱい できたよね

かなしいときには おもいだしてね

みんなでうたった あのうたを

ブランコゆらゆら ひとりひとりの

やさしいこえが きこえるよ

みんなとであえて よかった

げんきゆうきえがおありがとう

そして おめでとう

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:11

< 春の宴 >

卒園茶会へようこそおいで下さいました。

まだまだ気温は低いですが、日差しが柔らかくなった春の日。

年長さんは自分で点てたお手前を、お家の方へ運びます。

こんな経験もなかなか出来ませんよ!

一期一会の出会いを大切に。これからもご両親に感謝して、素敵な小学生になって下さい。

お母様方の艶やかな和服姿も素敵でした。幼稚園の周辺がいっぺんに春の色どりになりました。

一輪ざしはお山で今年初めて花芽を付けた「わびすけ」。

ツバキ科の常緑樹です。お茶会にはもって来いです。

こんな鳥もそろそろ鳴きだしそうです。

本日のお菓子は「鶯」です。

小さな目がかわいいでしょう。

食べちゃうのがもったいないほどのかわいらしさ。

和菓子の醍醐味ですね。

ご指導下さった講師の先生方、1年間ありがとうございました。

放課後にうぐいすの上生菓子を私もいただきたいと思います。

抹茶も自分で点てましょう。

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 13:38

< 考える力 >

本日雨の中、年中組の皆様は進級説明会にお越しいただき

ありがとうございました。

無事に新年度のお話が出来、新クラスをお伝えしました。

いよいよ新学年の準備ですね。

さて今日は午後からなわとび発表会を行いました。

目標を決めて練習してきた活動に、一つの評価を示す時です。

評価、というよりみんなの頑張りにエールを送った日です。

ささやかながら鉛筆の賞品と賞状を渡しました。

今日もお母様方にお話ししましたが、

幼稚園では最高学年の年長さんの輝かしい姿を追って、

下の学年のお友達は憧れ、目標ともします。

また来年もなわとびに、そして体力作りに励んで欲しいという意味も持っています。

実はこんなエピソードがありました。

私たちも大変励まされ、導いた道は間違いではない事を教えてくれました。

幼児教育に対しての大きな指針となりました。

ある年長組の男の子。

なわとびに目覚め毎日練習に励みます。

ある時どうしてもクリアできない壁(跳び方)にぶつかりました。

さてどうしたら跳べるようになるか?

彼は毎日考えるうちに、自分でするべき事を紙に書き出したのです。つまり形にしたのです。

①ふざけな

②手をくっつける

③右と左をこうごに

④上にふりあげる

⑤からだをまるめる

この5つを目標に掲げ、張り出したそうです。

自己実現への目覚めです。

これを基に彼は黙々と練習を続けました。

ある朝、お布団から起き上がると彼はいきなり目標用紙に次の言葉を付け加えました。

⑥あきらめない

この2日後、彼は合格印をもらったのです。

このエピソードはお母様から連絡帳をいただき分かりました。

考える力。

幼児期の子どもにもしっかりと根付く事の証です。

自分は何がしたいのか。

どうすればそこへ到達できるのか。

その為に何が必要なのか、そしてあきらめない。

決定的な事に気が付きました。

幼児教育には多くの方法や考え方があります。

しかし大人になるための、人として社会で生きていくための最重要課題は

「考える」事です。

{人間は考える葦である}かのパスカルが表す通り、

人には素晴らしい知能が持たされました。

それを生かすも殺すも考える事です。

川面に生える葦のように大きな波には倒されてしまいますが、

波が去るとまた立ち上がり、その分に相応しくその場所で再生するのです。

人は考える事でこの葦(知能)が働き、よりより方向を目指そうとします。

その最初の段階が幼児期の4歳~6歳です。見事に輝いた瞬間でした。

なんと素晴らしい事でしょう。

全ての活動の基礎になる自分の判断、考えを、現わすことが出来ました。

これがながつた幼稚園が目指す教育目標であり幼児教育です。

日々多くの活動をこなし、つまずき、悩み、でも困難に向かって諦めず、頭を使って、達成する!

こんな気持ちをみんなが持って欲しいのです。

東関東大震災から1年。

多くのメディアがあの日を取り上げ、検証しています。

進まぬ復興、動かない自治体、分らない義援金、止まぬ余震。

まだ多くの困難が渦巻いていて、悲しみなんて癒えるはずがありませんが、

一人一人がしっかりと考えれば、きっといい方法が見つかり、

それを目指して動けるはずです。

最後は「あきらめない」。

長い戦い(復興も放射能も、そして人生も)になりますが諦めず、前に進み、そして合格印(安定した日常とささやかな幸せ)を自らの手で勝ち取りましょう。

 

 

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 15:49

< 大雪の閏日 >

♪ 春は名のみの風の寒さや・・・・・・、 ♪

を通り越して大雪となってしまいました。

4年に一度の閏日ですが、なんと雪。

今年は例年になく雪が多いですが、1日だけの積雪10㎝でも、もうダウンです。

豪雪地方の方々はどのように暮らしているのでしょうか?

さぞかし毎日ご苦労されているのでしょう。

本当に街に降る雪は厄介です。

夕方まで降雪の予報を受けて、急きょ一斉引き渡し降園と致しました。

車輛の運行が困難な事と、お迎えにいらっしゃるにも電車等の遅延も考えられ、

3時間の枠を設けました。

それでも皆さん早めにお迎えにいらしてくださり、助かりました。

ご協力に感謝いたします。

しかし本日この様な電話がありました。

「どうしてバス、走らせてくれないんですか。

チェーン付けてるんだから大丈夫でしょう。

バスがあるから、今日登園したんです。」

という内容でした。

ふと思い出しました。

東日本大震災のあの日、丘の上にあった石巻市の幼稚園のバスは、まさかあのような津波に呑まれるとは想像せず、

早く子どもたちを家に届けて安心させたくて、

海沿いにある園児の自宅まで送迎バスを走らせました。

しかし結果は、幼稚園に残っていた子は助かり、バスに乗っていた子は帰らぬ子、となってしまいました。

後に保護者の方々が「過失があった」として学校法人と園長を訴えました。

「津波を予測して、海沿いの民家へ子どもを戻すべきでは無かった」との見解は正しいでしょう。

大津波警報は出ていました。

現に高台に位置していた幼稚園に残っていた子は無事だったのです。

この裁判には賛否両論ありますが、とても他人事とは思えません。

今福島原発の事故調査結果が公表されつつあります。

そこでも当時の政府の(担当者たちの)対応の甘さ、危機管理の欠如さ、認識・知識の無さが評価されました。

子どもを預かり無事に家に帰すことがどのような事なのか、

ご自分のお子さんだけではなく、そこに携わる子又は人たち全員をです。

この保護者の方にはその辺の所を少し分かっていただきたいと思いました。

大震災からまもなく1年。

こんなに大きな災害がしょっちゅうあってはたまりませんが、

日常の危機管理、突発事象への臨機応変な対応と判断は常に頭に入れ、

動けるようにしておかなくてはなりません。

その為の準備と意識とシュミレーションは欠かせません。

お陰さまでながつた幼稚園の教職員はてきぱきと自分の部署をこなし、

私の判断にもすぐに対応してくれます。

いえいえ、私以上にあらゆる想定を予測してくれます。

頼もしいみんなです。

今日も無事に子どもたちを引き渡すことが出来ました。

ありがとうございました。

午後からは雪も小降りになったので良かったです。

明日は天気も回復し気温も上がるようですが、残った雪で滑らないようにしましょう。

 

Filed under: 幼稚園活動,未分類 — itsuko 16:29